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第三章
この世界の真実
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「すごいことになってたよ! ミューの予想どおり、未来視能力が増強されてた。それも、思ってた以上に! 数年先の未来まで見通せそうな感じだったよ!」
「おおー! やっぱりそうなのか! ミューはすごいなあ……! よし、じゃあ今度は私がやってみるよ!」
手を重ね合わせたまま、優莉が時間を止めた。
「すごい! ほんとに時間が止まってる……」
初めて見る時間の停止した世界に、玲子さんはとても驚いていた。
「これはすごい! とんでもない力だよ優莉ちゃん! 一体どういう仕組みなんだ? おおおお!」
そういえば、ミューも初めてだったか。彼女も相当驚いているようで、カバンからカメラを取り出し、時間の停止した世界の写真を撮っていた。
時間の停止した世界を写真に撮っても、普通の写真と何も変わらないんじゃないかという疑問を抱いたが、ミューが目をキラキラさせてとても楽しそうにしていたので、何も言わないことにした。
「すごい! 全然疲れない。いつもは時間を止めるとそれなりに体力を使うのに。5人分の力だと全然。これならだいぶ長い間、時間を止めていられる。すごい! ほんとにすごい! こんなことができるなんて、全然知らなかったよ!」
やはり優莉も、能力の大きな変化を感じ取ったようだ。
「ミューがやるとどうなるんだろう?」
優莉がわくわくしながらミューの番を待っていた。
「よし、じゃあやってみるね! まずはこのテーブルを浮かべてみようかな!」
しかし、特に何の変化もない。
「あれ、おかしいね。ミューの能力は系統が違うのかなあ?」
「んー、物体浮遊能力は、時間停止能力や 未来視能力とは元々別の力だったのかもしれない。すべての力がひとつだったというわけじゃないのかな?」
「いや、違う! みんな外を見て!」俺はある異変に気がついた。
窓の外を見た4人も、その異変にすぐに気づいたようだった。
「えっ……、うそ……」ミューが愕然《がくぜん》としていた。
「やばいやばい。戻さなきゃ。ミュー、一旦元に戻して!」
ミューは力を解いた。
「誰かに気づかれてないかな? あの人たちとか……あれ? あの人たち、この前のちょんまげの人たちじゃない? 今日はちょんまげじゃないし服も違うけど。目立つからやめたのかな?」
「本当だ。あの時の人たちだ。前に優莉と新宿駅で能力者探しをしていた時に、あの人たちを見たんだ。その時はちょんまげで和服ですごく目立ってて……」
「そうそう。やっぱりコスプレだったのかな……って今はそんなことどうでもいいか。とりあえず騒ぎにはなっていないみたいだ。よかった」
なんとミューは、喫茶店を丸ごと空中に浮かべていたのである。
「まさか、テーブルを持ち上げる程度の力でこんなに大きな建物を持ち上げられるなんて……」
ミューも自分の能力のあまりの変化にとても驚いているようだった。
「レーコさんもやってみなよ!」
「うん。じゃあとりあえず、あらゆる方向へ向けてテレパシーを送ってみるね『――午後3時45分――』」
「お? なんで現在時刻を?」
「多分、これならいきなり聞こえてもそんなにびっくりしないんじゃないかなと思って」
「おお、なるほど」
「けど、何も変わらないかも。より多くの人にテレパシーが届いてたりするのかなあ……。え? なんか、返事が来た。僕もテレパシーを使えますって」
「えーすごい。仲間が見つかったのか! 交信を続けてみてよ!」
「うん。――あなたは今、どこにいますか?――。……岩手だって」
「岩手……、まさか例の”滝寒くないじいさん”じゃないだろうな?」
「年齢は30歳だそうです。名前は、山形さん」
「え……? まさか……」ミューが言葉を失っている。
「レーコさん、その人にミューの記者ですかって聞いてみて!」
「うん。わかった。――あなたは、ミューの記者ですか?――。……『そうです。超能力担当の山形です』って返ってきた」
「うわあ、ミューの同僚の山形さんじゃん! 岩手にいるけど山形さん! すごい偶然だね!」
「やまがっちゃん……、テレパシーなんて使えたのか……。同じ会社で働いてるのに全然知らなかった……」
山形さんとの交信はほどほどにしておき、今度は誠志郎の能力を増強させてみることにした。
「実は、過去を見る能力というのは、元々かなり昔のことまで見えるんです。数百年、数千年ほどなら、1人でも見ることが可能です。皆さんの反応からして、信じられないほど力が増強しているようなので、皆さんの力が合わされば、数億年、あるいは数十億年前、地球誕生以前の宇宙の姿まで見えるようになるかもしれません。ただ、そのためには”数十億年分の記憶を持った何か”が必要になってくるのですが……」
「そうか。何か物が必要なのか。うーん……咲翔、何かいいアイデアない?」
「んー、化石……じゃ新しすぎるか。数十億年……そんなものないんじゃない?」
「太陽の光なんてどうかな?」ミューがまたもやひらめいてくれた。
「太陽の光、ですか?」
「うん。太陽光を通して過去を見れば、太陽に関する過去、あるいは太陽系の過去が見えるんじゃないかな?」
「太陽光を通して太陽の過去を見る……。そんなこと、考えたことすらありませんでした。けどそういえば、以前に部屋の蛍光灯をいつ替えたのかを調べるために、蛍光灯の光を通して蛍光灯の過去を見たことはあります。ですので、光を通して太陽の過去を見ることも可能かと思います」
ちょうど窓から太陽が差し込んでいる。5人は再び手を重ね合わせ、誠志郎が右手を太陽の方へ向けて目を閉じた。
おそらくさっきの話どおり、数億年、数十億年の時間をさかのぼり、遠い遠い過去の風景を見ているのだろう。
「一体誠志郎には何が見ているんだろう?」優莉が不思議そうな顔をしながら誠志郎の表情を覗き込んでいた。
すると突然、誠志郎の顔つきが明らかに変わった。何か、予想だにしていなかったものが見えてしまったのだろう。
しばらくして、誠志郎はようやく目を開けた。だが、ひどく疲れている様子だった。
「少し休ませてもらってもいいですか」
4人は、誠志郎が話し始めるのを静かに待っていた。彼には一体何が見えたのだろう。
「申し訳ありません。ちょっと体力を使い過ぎたみたいで。僕は今、太陽系の歴史を数十億年さかのぼり、地球誕生以前の世界を見ることに成功しました。僕が今見てきたことを、これからすべて話したいと思います。これは、この世界の歴史を根底からひっくり返す、とんでもない大発見です」
「おおー! やっぱりそうなのか! ミューはすごいなあ……! よし、じゃあ今度は私がやってみるよ!」
手を重ね合わせたまま、優莉が時間を止めた。
「すごい! ほんとに時間が止まってる……」
初めて見る時間の停止した世界に、玲子さんはとても驚いていた。
「これはすごい! とんでもない力だよ優莉ちゃん! 一体どういう仕組みなんだ? おおおお!」
そういえば、ミューも初めてだったか。彼女も相当驚いているようで、カバンからカメラを取り出し、時間の停止した世界の写真を撮っていた。
時間の停止した世界を写真に撮っても、普通の写真と何も変わらないんじゃないかという疑問を抱いたが、ミューが目をキラキラさせてとても楽しそうにしていたので、何も言わないことにした。
「すごい! 全然疲れない。いつもは時間を止めるとそれなりに体力を使うのに。5人分の力だと全然。これならだいぶ長い間、時間を止めていられる。すごい! ほんとにすごい! こんなことができるなんて、全然知らなかったよ!」
やはり優莉も、能力の大きな変化を感じ取ったようだ。
「ミューがやるとどうなるんだろう?」
優莉がわくわくしながらミューの番を待っていた。
「よし、じゃあやってみるね! まずはこのテーブルを浮かべてみようかな!」
しかし、特に何の変化もない。
「あれ、おかしいね。ミューの能力は系統が違うのかなあ?」
「んー、物体浮遊能力は、時間停止能力や 未来視能力とは元々別の力だったのかもしれない。すべての力がひとつだったというわけじゃないのかな?」
「いや、違う! みんな外を見て!」俺はある異変に気がついた。
窓の外を見た4人も、その異変にすぐに気づいたようだった。
「えっ……、うそ……」ミューが愕然《がくぜん》としていた。
「やばいやばい。戻さなきゃ。ミュー、一旦元に戻して!」
ミューは力を解いた。
「誰かに気づかれてないかな? あの人たちとか……あれ? あの人たち、この前のちょんまげの人たちじゃない? 今日はちょんまげじゃないし服も違うけど。目立つからやめたのかな?」
「本当だ。あの時の人たちだ。前に優莉と新宿駅で能力者探しをしていた時に、あの人たちを見たんだ。その時はちょんまげで和服ですごく目立ってて……」
「そうそう。やっぱりコスプレだったのかな……って今はそんなことどうでもいいか。とりあえず騒ぎにはなっていないみたいだ。よかった」
なんとミューは、喫茶店を丸ごと空中に浮かべていたのである。
「まさか、テーブルを持ち上げる程度の力でこんなに大きな建物を持ち上げられるなんて……」
ミューも自分の能力のあまりの変化にとても驚いているようだった。
「レーコさんもやってみなよ!」
「うん。じゃあとりあえず、あらゆる方向へ向けてテレパシーを送ってみるね『――午後3時45分――』」
「お? なんで現在時刻を?」
「多分、これならいきなり聞こえてもそんなにびっくりしないんじゃないかなと思って」
「おお、なるほど」
「けど、何も変わらないかも。より多くの人にテレパシーが届いてたりするのかなあ……。え? なんか、返事が来た。僕もテレパシーを使えますって」
「えーすごい。仲間が見つかったのか! 交信を続けてみてよ!」
「うん。――あなたは今、どこにいますか?――。……岩手だって」
「岩手……、まさか例の”滝寒くないじいさん”じゃないだろうな?」
「年齢は30歳だそうです。名前は、山形さん」
「え……? まさか……」ミューが言葉を失っている。
「レーコさん、その人にミューの記者ですかって聞いてみて!」
「うん。わかった。――あなたは、ミューの記者ですか?――。……『そうです。超能力担当の山形です』って返ってきた」
「うわあ、ミューの同僚の山形さんじゃん! 岩手にいるけど山形さん! すごい偶然だね!」
「やまがっちゃん……、テレパシーなんて使えたのか……。同じ会社で働いてるのに全然知らなかった……」
山形さんとの交信はほどほどにしておき、今度は誠志郎の能力を増強させてみることにした。
「実は、過去を見る能力というのは、元々かなり昔のことまで見えるんです。数百年、数千年ほどなら、1人でも見ることが可能です。皆さんの反応からして、信じられないほど力が増強しているようなので、皆さんの力が合わされば、数億年、あるいは数十億年前、地球誕生以前の宇宙の姿まで見えるようになるかもしれません。ただ、そのためには”数十億年分の記憶を持った何か”が必要になってくるのですが……」
「そうか。何か物が必要なのか。うーん……咲翔、何かいいアイデアない?」
「んー、化石……じゃ新しすぎるか。数十億年……そんなものないんじゃない?」
「太陽の光なんてどうかな?」ミューがまたもやひらめいてくれた。
「太陽の光、ですか?」
「うん。太陽光を通して過去を見れば、太陽に関する過去、あるいは太陽系の過去が見えるんじゃないかな?」
「太陽光を通して太陽の過去を見る……。そんなこと、考えたことすらありませんでした。けどそういえば、以前に部屋の蛍光灯をいつ替えたのかを調べるために、蛍光灯の光を通して蛍光灯の過去を見たことはあります。ですので、光を通して太陽の過去を見ることも可能かと思います」
ちょうど窓から太陽が差し込んでいる。5人は再び手を重ね合わせ、誠志郎が右手を太陽の方へ向けて目を閉じた。
おそらくさっきの話どおり、数億年、数十億年の時間をさかのぼり、遠い遠い過去の風景を見ているのだろう。
「一体誠志郎には何が見ているんだろう?」優莉が不思議そうな顔をしながら誠志郎の表情を覗き込んでいた。
すると突然、誠志郎の顔つきが明らかに変わった。何か、予想だにしていなかったものが見えてしまったのだろう。
しばらくして、誠志郎はようやく目を開けた。だが、ひどく疲れている様子だった。
「少し休ませてもらってもいいですか」
4人は、誠志郎が話し始めるのを静かに待っていた。彼には一体何が見えたのだろう。
「申し訳ありません。ちょっと体力を使い過ぎたみたいで。僕は今、太陽系の歴史を数十億年さかのぼり、地球誕生以前の世界を見ることに成功しました。僕が今見てきたことを、これからすべて話したいと思います。これは、この世界の歴史を根底からひっくり返す、とんでもない大発見です」
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