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悪役令嬢は悪徳商人に拐われる
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夫人が自ら赴いてきたためヴィンセントは用向きがなくなり、その後はコテージで過ごすことができた。
「あの、ヴィンス……」
「どうした?」
メイヴィスはそわそわと落ち着きなくヴィンセントを見上げる。
「少し、離れてもらえると…」
「だめだな」
コテージの小さなリビングでヴィンセントとマヤと三人でいると、なんだか懐かしい心地がした。
「ヴィンスのお屋敷にいたときみたいね」と笑顔を向けたら、すぐさま長い腕が腰に回って離れなくなってしまったのだ。
今はソファーに座るヴィンセントの胸板に背中をくっつけて、重たい腕が二本、どしりとお腹を押さえつけている。動けない。
「あらあらまあまあ」
マヤが声を上げた。
「仲良しですね。でもあまり奥様をいじめちゃいけませんよ、旦那様」
「わかっている」
いつかのようにヴィンセントが頷く。けれどいまは鷹揚に。
「なあ、メル?」
薄い耳朶の近くで舐めるように囁かれて、びびっと背筋を快感が走った。腰の弱いところでぶるりと震えてしまう。メイヴィスは目の端を赤く染めて小さく睨んだ。
「…ヴィンスは、いじわるだわ」
ヴィンセントの体温に慣れきっていたはずのメイヴィスは、旅の間のすれ違いのせいか、ちょっとした接触にも過剰に反応してしまうようになった。
ヴィンセントもヴィンセントで不意に艶かしく触れてくる。その度にメイヴィスは腰が抜けそうな刺激をどうにか堪えて、なのに後はそしらぬ顔だ。
わかっていて煽られている。メイヴィスはここ数日でようやく気づいた。
だったら、今度こそ――。
***
メイヴィスは一度失敗している。
ヴィンセントが手を伸ばして当然と思って、うまくいかなかった。でも今夜は違うはず。
その情熱を受け止めるのだ。
コテージのシャワーを使ったメイヴィスは髪を香油で整えてもらって、二階に上がった。
二つあるベッドルームの大きい方が夫婦の寝室だった。「おやすみなさいませ」とマヤが下がる。
メイヴィスは赤くなる頬を押さえて気を引き締めた。
「ヴィンス」
寝室のドアを開けると、ヴィンセントはすでにベッドに寝そべり寝酒を嗜んでいた。夜着の裾から続く男性の裸足にどきりとする。
そろそろと近づくとぐいっと腕を引かれた。
「んん……っ!」
下から塞がれるようにして唇を重ねられ、メイヴィスはぎゅっと強く目を瞑った。差し込まれる熱い舌に懸命に吸いつく。…じくりと腹の奥が疼いた。
「メル」
呼び掛けられて、濡れた視線を上げる。
「寝ようか」
くあ、と大きなあくびをされて驚く。
「まだだめ…!!」
「え、なぜ?」
「だって……」
メイヴィスは白い肌を桃色に染めて目を逸らした。
「ヴ、ヴィンス、あのね…」
「うん」
「あの、わたくしね…」
ヴィンセントの顔近くに手をつくと、白金色の髪がさらさらと落ちた。滑らかなそれに指を絡めて「ん?」と問われる。
「あの……」
顔がどんどん熱くなる。目を潤ませてヴィンセントを見下ろした。長い指が優しく髪を耳にかけて整えてくれる。
何度か髪を梳かれて、ついでに耳の後ろをくすぐられて。
「ん…ッ!」
びくんと腰が跳ねる。
ヴィンセントは楽しそうに目を細めていた。
「もう、ヴィンセントは、いじわるだわ…」
「そうかもね」
涙目のメイヴィスはにじにじと身を寄せて、逞しい胸に頬をつける。目を合わせてなんていられない。
「あのね、わたくし……ヴィンスと抱き合いたいの」
ついに言ってしまった、と思った。恥ずかしい。
「そうか。じゃあ、はい」
言うやヴィンセントの腕が背中に回り、むぎゅっと抱き締められる。一瞬息を止めたメイヴィスは「ちが…っ!」と声を上げて。
「かわいいなあ、メルは」
そして見たのは、獰猛に微笑む野性的な男だった。
「かわいい、かわいいなあ」
「……っ、あ!」
寝転がったまま、背に回した両手がするりと脇腹に下りる。ぞくんと背筋が震えた。
腰から尻、太ももを辿るように撫でられて、ヴィンセントの胴を跨ぐ形でひょいと簡単にベッドに引き上げられる。
「んっ」
大きな手で左右からお尻を撫でられて、つい腰を揺らしてしまう。身体の芯でずっと炙り続けられていたものがかあっと熱量を上げた。
「ああかわいい。こんなにかわいくていやらしいのに、オレから離れるとか簡単に言うんだから。困るな、メルは」
苦笑したヴィンセントの言葉に、メイヴィスははっとした。
「あ…っ、ヴィンス……あなたもしかして、怒ってたの…?」
「当たり前だろ」
お尻から離れたヴィンセントの右手が細い喉を撫で上げた。つんと顎が上がり、四つん這いの体勢になってしまう。
「ん……っ」
「少し触れないだけでこんなにいやらしくなるくせに、簡単にバーネット侯爵の元に戻るだなんて言って、それでどうするつもりだった?」
ヴィンセントの強い視線に晒されてメイヴィスは気付いた。
このところのヴィンセントは、言葉やキス、ハグを惜しむことはなかったが、もう何週間も睦み合うことはなかった。
振り返れば、旅の間だけではなく、出発する前からそうだった。準備が忙しくて抑えているのだろうと思っていたが、違ったのか。
「オレ以外の男を求めるつもりだった?侯爵家に戻れば、すぐに新しい相手を見繕ってもらえるだろうな。けれど、メルに触れていいのはオレだけだ、そうだろう?」
ヴィンセントはメイヴィスの氷菓子の瞳が甘く蕩けているのを知っていた。
なんやかんやと理由をつけて、しばらく抱かなかっただけでこれだ。ヴィンセント以外に誰がメイヴィスを慰めるというのだ。
ぎらぎらと悋気に燃える瞳で射抜かれる。
「オレはメイヴェルもメイヴィスも愛している。だが、メイヴィスを独占できるのは、オレだけだ…!」
「ヴィンス……っ」
ぐっと腰を抱かれて、ヴィンセントの身体に押しつけられる。腹の下で張りつめた彼の雄が脈打っていた。この間の夜とはまったく違う。
「あ……あん……っ!」
ぐりぐりと擦りつけられて、思わす腰を浮かせて逃げてしまう。すると逆にメイヴィスの小さな胸がヴィンセントに押しつけられる形となって、つんと硬くしこった先端を伝えてしまう。
「起ってる」
「やあ、言わないで…っ!」
ヴィンセントは薄い夜着をずらしてメイヴィスの胸に吸いついた。
同時に悪戯な手が内腿の柔らかいところをするすると何度も往復する。メイヴィスは力の抜けそうになる腰をいやいやとくねらせた。
「ああ……っ!!」
「こんなに誘って、なんてかわいらしい…」
うっとりと熱い吐息混じりに囁かれて、じゅわりと甘露が溢れた。
「あの、ヴィンス……」
「どうした?」
メイヴィスはそわそわと落ち着きなくヴィンセントを見上げる。
「少し、離れてもらえると…」
「だめだな」
コテージの小さなリビングでヴィンセントとマヤと三人でいると、なんだか懐かしい心地がした。
「ヴィンスのお屋敷にいたときみたいね」と笑顔を向けたら、すぐさま長い腕が腰に回って離れなくなってしまったのだ。
今はソファーに座るヴィンセントの胸板に背中をくっつけて、重たい腕が二本、どしりとお腹を押さえつけている。動けない。
「あらあらまあまあ」
マヤが声を上げた。
「仲良しですね。でもあまり奥様をいじめちゃいけませんよ、旦那様」
「わかっている」
いつかのようにヴィンセントが頷く。けれどいまは鷹揚に。
「なあ、メル?」
薄い耳朶の近くで舐めるように囁かれて、びびっと背筋を快感が走った。腰の弱いところでぶるりと震えてしまう。メイヴィスは目の端を赤く染めて小さく睨んだ。
「…ヴィンスは、いじわるだわ」
ヴィンセントの体温に慣れきっていたはずのメイヴィスは、旅の間のすれ違いのせいか、ちょっとした接触にも過剰に反応してしまうようになった。
ヴィンセントもヴィンセントで不意に艶かしく触れてくる。その度にメイヴィスは腰が抜けそうな刺激をどうにか堪えて、なのに後はそしらぬ顔だ。
わかっていて煽られている。メイヴィスはここ数日でようやく気づいた。
だったら、今度こそ――。
***
メイヴィスは一度失敗している。
ヴィンセントが手を伸ばして当然と思って、うまくいかなかった。でも今夜は違うはず。
その情熱を受け止めるのだ。
コテージのシャワーを使ったメイヴィスは髪を香油で整えてもらって、二階に上がった。
二つあるベッドルームの大きい方が夫婦の寝室だった。「おやすみなさいませ」とマヤが下がる。
メイヴィスは赤くなる頬を押さえて気を引き締めた。
「ヴィンス」
寝室のドアを開けると、ヴィンセントはすでにベッドに寝そべり寝酒を嗜んでいた。夜着の裾から続く男性の裸足にどきりとする。
そろそろと近づくとぐいっと腕を引かれた。
「んん……っ!」
下から塞がれるようにして唇を重ねられ、メイヴィスはぎゅっと強く目を瞑った。差し込まれる熱い舌に懸命に吸いつく。…じくりと腹の奥が疼いた。
「メル」
呼び掛けられて、濡れた視線を上げる。
「寝ようか」
くあ、と大きなあくびをされて驚く。
「まだだめ…!!」
「え、なぜ?」
「だって……」
メイヴィスは白い肌を桃色に染めて目を逸らした。
「ヴ、ヴィンス、あのね…」
「うん」
「あの、わたくしね…」
ヴィンセントの顔近くに手をつくと、白金色の髪がさらさらと落ちた。滑らかなそれに指を絡めて「ん?」と問われる。
「あの……」
顔がどんどん熱くなる。目を潤ませてヴィンセントを見下ろした。長い指が優しく髪を耳にかけて整えてくれる。
何度か髪を梳かれて、ついでに耳の後ろをくすぐられて。
「ん…ッ!」
びくんと腰が跳ねる。
ヴィンセントは楽しそうに目を細めていた。
「もう、ヴィンセントは、いじわるだわ…」
「そうかもね」
涙目のメイヴィスはにじにじと身を寄せて、逞しい胸に頬をつける。目を合わせてなんていられない。
「あのね、わたくし……ヴィンスと抱き合いたいの」
ついに言ってしまった、と思った。恥ずかしい。
「そうか。じゃあ、はい」
言うやヴィンセントの腕が背中に回り、むぎゅっと抱き締められる。一瞬息を止めたメイヴィスは「ちが…っ!」と声を上げて。
「かわいいなあ、メルは」
そして見たのは、獰猛に微笑む野性的な男だった。
「かわいい、かわいいなあ」
「……っ、あ!」
寝転がったまま、背に回した両手がするりと脇腹に下りる。ぞくんと背筋が震えた。
腰から尻、太ももを辿るように撫でられて、ヴィンセントの胴を跨ぐ形でひょいと簡単にベッドに引き上げられる。
「んっ」
大きな手で左右からお尻を撫でられて、つい腰を揺らしてしまう。身体の芯でずっと炙り続けられていたものがかあっと熱量を上げた。
「ああかわいい。こんなにかわいくていやらしいのに、オレから離れるとか簡単に言うんだから。困るな、メルは」
苦笑したヴィンセントの言葉に、メイヴィスははっとした。
「あ…っ、ヴィンス……あなたもしかして、怒ってたの…?」
「当たり前だろ」
お尻から離れたヴィンセントの右手が細い喉を撫で上げた。つんと顎が上がり、四つん這いの体勢になってしまう。
「ん……っ」
「少し触れないだけでこんなにいやらしくなるくせに、簡単にバーネット侯爵の元に戻るだなんて言って、それでどうするつもりだった?」
ヴィンセントの強い視線に晒されてメイヴィスは気付いた。
このところのヴィンセントは、言葉やキス、ハグを惜しむことはなかったが、もう何週間も睦み合うことはなかった。
振り返れば、旅の間だけではなく、出発する前からそうだった。準備が忙しくて抑えているのだろうと思っていたが、違ったのか。
「オレ以外の男を求めるつもりだった?侯爵家に戻れば、すぐに新しい相手を見繕ってもらえるだろうな。けれど、メルに触れていいのはオレだけだ、そうだろう?」
ヴィンセントはメイヴィスの氷菓子の瞳が甘く蕩けているのを知っていた。
なんやかんやと理由をつけて、しばらく抱かなかっただけでこれだ。ヴィンセント以外に誰がメイヴィスを慰めるというのだ。
ぎらぎらと悋気に燃える瞳で射抜かれる。
「オレはメイヴェルもメイヴィスも愛している。だが、メイヴィスを独占できるのは、オレだけだ…!」
「ヴィンス……っ」
ぐっと腰を抱かれて、ヴィンセントの身体に押しつけられる。腹の下で張りつめた彼の雄が脈打っていた。この間の夜とはまったく違う。
「あ……あん……っ!」
ぐりぐりと擦りつけられて、思わす腰を浮かせて逃げてしまう。すると逆にメイヴィスの小さな胸がヴィンセントに押しつけられる形となって、つんと硬くしこった先端を伝えてしまう。
「起ってる」
「やあ、言わないで…っ!」
ヴィンセントは薄い夜着をずらしてメイヴィスの胸に吸いついた。
同時に悪戯な手が内腿の柔らかいところをするすると何度も往復する。メイヴィスは力の抜けそうになる腰をいやいやとくねらせた。
「ああ……っ!!」
「こんなに誘って、なんてかわいらしい…」
うっとりと熱い吐息混じりに囁かれて、じゅわりと甘露が溢れた。
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