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最終話
しおりを挟むーーったく、わざわざ来なくたって良かったのに。こいつの魂を異界から呼ぶのに使ったから宵闇瘴気は、もうほとんどないんだけど
ーーこの子達、あと数年待てば何もしなくてもハッピーエンドだったのにな。生き急ぎすぎだぞー、って聞こえてないか
ーー封印を破られるのが癪で色々画策はしたけど、やっぱり思うようにいかないな
ーーまあでも、縁のまじないを持っていてくれて助かったよ
ーーお、そろそろ目覚めるか?
誰かの声が聞こえた気がして、自分が目を閉じてどこかに寝転がっていることをうっすらと認識した。声の内容は聞き取れず、その声が一人のものなのか複数人のものなのか、それも分からなかった。そして目を開くと同時に、その声のことは忘れてしまった。
「なんだここ」
周囲を見渡すと、あたり一面が真っ白な世界にいた。立ち上がるとシャラッと音がして足元を見ると、自分の足首にアンクレットが付いていた。
「これはなんだ?」と思った次の瞬間に、おそろいのプレゼントに喜ぶカイユーの顔がヤマトの脳裏に浮かんだ。
(そうだ。オレは殿下を助けるためにイナゲナの代わりに封印の礎になったんだった。ってことは、えーっと、ここはどこだ?)
ヤマトは特に何か考えがあったわけではないが自然と足が動き出した方向に向かう。
歩き出して何歩だったか何万歩だったか分からないが、進行方向から人影が現れて足を止める。
「あれ、カイユー……でんか?」
それは大人の姿をしたカイユーだった。彼はヤマトが恋したカイユーよりも、ゲームで見ていた時に近い硬質で冷たい雰囲気を纏っていた。
伝統服から除く足首にはヤマトがプレゼントしたアンクレットがついていて、和テイストの服との対比で妙に艶めいて見えてドキッとした。
(あ、これって夢か)
ヤマトの理想を混ぜ合わせたようなカイユーの姿に、ヤマトはここが自分の願望を写した夢だと思って何に憚ることもなく思ったままに行動する。
「わぁ!かっこいい!」
「っ!」
ヤマトが駆け寄ってぎゅっと手を握るとカイユーが痛そうな顔をした。ヤマトは無意識に影術で身体強化してしまったようだ。それにしても、夢の登場人物であるカイユーが痛がるなんて自分の夢にしても芸が細かい。
「あ!すみません。ゴリラ並みの力で握っちゃった」
ヤマトが謝ると、カイユーから先ほどまでの冷たい空気が掻き消えた。
「おはよう。ヤマト」
カイユーが笑いかけてくれる。その笑顔を見るだけで、ヤマトは心に火が灯るように体がほかほかした。
その途端、真っ白だった周囲の景色が公爵家の別荘の薪ストーブの前になった。ヤマトの中でよりいっそうここが夢だと確信ができた。
「おはよう!わぁ、オレの夢サイコーだなぁ。大好きなカイユー詰め合わせセットじゃん!」
目の前のカイユーは憧れの推しキャラのクールさ、恋した少年の暖かさを併せ持っている。しかも、見たかった伝統服姿に、ヤマトのプレゼントしたアンクレットをつけているのだ。『大好きなカイユー詰め合わせ』とは自分でもよく言った例えだと思う。
「ヤマトは、俺のどこが好きなの?」
ヤマトの言葉に目を見開いて驚いていたカイユーは、少し照れた様子でヤマトに問いかける。そんな表情も再現度が高くて、ヤマトはテンションが上がった。
「えっと、やっぱり一番はかっこいいところ!だけど、それだけじゃなくて優しくて。あ、でも可愛いところもあるじゃないですか!あ、今は敬語じゃなくていいのか。オレが一番最初に殿下にきゅんとしたのは……」
カイユー本人には言えない、思いの丈を全てぶつける勢いで喋った。一人称も敬語もタメ口もごちゃ混ぜで思ったままに話し続ける。
ヤマトはゴゴノの勢いに引いてはいたが、結局は同類なのだ。心の声をそのまま出したらとてつもない熱量になる。本人を目の前にして自制する気持ちがあるかないかの差だ。
目の前のカイユーはヤマトの作り出した幻想なのだから遠慮することはない。幻想の彼は本物と変わらぬ艶々した頬をほんのり赤らめながら、相槌を打ち聞いてくれた。
「そんなに好きなのに、なんで俺の気持ちを認めてくれなかったの?」
しばらくの間、ずっとヤマトからカイユーへの愛を黙って聞いてくれていた幻想の彼が問いかけてきた。
「それは……」
「ヤマトは何が怖いの?」
(これは……、オレって深層心理ではこのことを殿下に打ち明けたかったのかな)
「実は、オレ、一度死んでるんです」
ここがヤマトの願望を映し出す夢の世界なら、この質問はヤマトが幻想のカイユーに言わせている言葉のはずだ。そう思って前世の存在や、トラウマについて打ち明けた。
「そっか。ヤマトはたくさん苦しんできたんだね」
出会った当初はカイユーを利用して死のうとしていたことも告白した。それもカイユーは受け入れて、ヤマトの手のひらをギュッと握ってくれた。その暖かさを感じながらも、これが幻覚だというのがヤマトは急に寂しくなった。
あの別荘地とよく似た状況だが、ここはあくまで記憶を元にした夢の世界で、ヤマトは今ここに一人でいるのだ。
「ヤマトは友だちだから頼ってって言ってくれたよね。恋人としてじゃなくてもいいから、ヤマトに頼って欲しかった」
(これも、オレの願望か……)
ヤマトはどうやら、カイユーに頼りたかったらしい。
十分カイユーの存在に助けられた。二度目の人生に意味を見出せたのはカイユーのお陰だ。ヤマトはそう思っていたつもりだったのに……
「その……、ごめんなさい」
「うん。傷付いたからもっと謝って」
「へ?」
ヤマトはカイユーからの思っていたのと違う反応に驚いて顔を上げた。ヤマトの知っているカイユーは謝罪を受け入れないような人間じゃない。
夢は無意識の気持ちが出ているはずだが、意識していた解釈とあまりに違って驚く。
「ははは、そんなに驚かないで。本当に謝って欲しいわけじゃないんだ」
意表をつかれて戸惑うヤマトをカイユーは笑いながら宥める。その笑顔はヤマトのよく知るものだ。
「たださ、グレンが言ってたんだ。ヤマトが本音を言う準備ができる前に俺が謝ったり結論を出したりしてるから、何も言えなくなっていたんじゃないかって。確かにそうだなって、今改めて反省したんだ」
カイユーとグレンがそんな話ができるくらい関係が改善してくれることは確かに望んでいた。けれども、カイユーが話す内容は予想外なことばかりだ。
「ヤマトが何も言ってくれないって思ってしまっていた。だけど、肝心な時に俺がヤマトの言葉を奪っちゃってたんだね」
(……これも、俺が無意識に思っていたことなのか?)
これは夢なのだから、このカイユーの発言もまたヤマトが言わせているようなものだ。そう考えると、自分の浅ましさを感じる。
「オレ、最低だ。殿下のせいにしてたなんて」
「なにが?」
「自分が勇気が出ないのを、殿下が先に謝るからだって責めてたなんて、最低だ」
「何を言ってるの?」
自己嫌悪に陥るヤマトは、座り込んでで頭を抱えた。ヤマトに合わせるようにしゃがんだカイユーが首を傾げる。
「ここは夢だから、これはオレの無意識で殿下にこんなこと言わせてるんです」
「ここ、夢じゃないよ」
「え?」
「ごめん、騙したみたいで。ここは夢じゃないよ」
しゃがみ込んだままのヤマトに目を合わせて、カイユーは告げた。その言葉にヤマトは驚いて固まる。
夢じゃない、ということはこれは現実なのだろうか。その割に、ヤマトの感情に合わせて先ほどは風景が変わった。現実世界というには時間や空間が曖昧に思える。
「まさか……、殿下も封印の礎に!?」
ヤマトが何かを間違えて、そのせいでカイユーを助けることができなかったのだろうかと血の気が引いた。
「いや、そういうわけじゃないから安心して。ここに安全に来るのには、まあ、色々頑張ってね」
焦るヤマトにカイユーは穏やかに答えた。
「ヤマトはその感じだと実感がないみたいだけど、俺はヤマトに会うのは十年ぶりだよ」
「そんなに経ってたんですか?」
「結構大変だったんだ。このアンクレットがあったおかげで何とかなったな。ゴゴノが縁結びのおまじないをかけていたらしくてね」
ヤマトがゴゴノに発注する時には身を守るおまじないをかけてくれとお願いしていたのに、しれっと縁結びにしていたらしい。
ゴゴノの自由さは置いておくとして、ヤマトはそれよりも気にかかることがある。ゴゴノはヤマトが封印の礎になる前に協力を頼んだ相手の一人なのだ。
「ゴゴノとそんな話をしているってことは、もしかして」
「うん。ヤマトが画策した嘘は全部バレてるよ」
カイユーはヤマトの思惑には一切ハマってくれなかったらしい。それぞれの証言を精査して大体の事実関係を確認し、ゴゴノもミヤツキもカイユーが問い詰めればあっさり認めたそうだ。
「ヤマトは自分で思っているより脇が甘いよ。もっと上手く騙してくれないと」
ニコッと笑うカイユーには凄みすらある。よく考えたらカイユーに嘘を突き通すというのは、頭脳戦や人間関係で勝とうとしたようなものだ。ヤマトには土台無理だったのかもしれない。ヤマトは申し訳ないのか情けないのか分からない気持ちになった。
「でも、前世か。それは思い当たらなかったな。なるほど……ヤマトの外見が前と違う理由に納得できた」
「え!?」
カイユーがサラッと重要なことを言うので急いで前髪を引っ張るとそれは黒髪だった。言われるまで気づかなかっただけあって、この髪質と色には覚えがある。
「え、もしかして顔も」
「うん、俺の知っているヤマトに似てるけどちょっと違うかな」
「鏡とかあります?」
「鏡?ああ、あるよ」
カイユーが袴の腰あたりから鏡を取り出した。実用というより儀式ようのものだろう小さな鏡に、ヤマトの前世の顔が映っていた。瞳だけは前世と違い紫だが、これは宵闇瘴気の影響だろうか。
「……これでオレだって、よく分かりましたね」
顔立ちも違うし、瞳は紫だ。見知らぬ夜喰魔だと思われても仕方ない外見だ。
「ああ、ヤマトかどうかはちょっと喋れば分かるよ。ちなみに、ゴリラってどうやら力の強い生き物のことみたいだけど、この世界にはいないよ」
「え?」
「初めて聞いた時からなんだろうなとは思っていたんだけど、たぶん前世にいた動物でしょ?」
ヤマトの記憶では、契約恋愛を始めて一、二ヶ月頃の剣術の授業でゴリラという単語を使った気がする。他にも気づいていないだけでボロを出しているのだろう。カイユーの言う「上手く騙せ」とは、本当にその通りだ。
(なんかオレ、殿下と出会ってからずっと空回りしてたのかな)
しゃがみ込んだまま落ち込むヤマトに、カイユーは立ち上がって手を差し伸べる。
「じゃ、帰ろっか」
「え、帰れるんですか」
「帰る方法を用意せずに来たら、ヤマトは嫌がるでしょ」
ここがどこなのか正確には分からないが、カイユーが現実世界に戻れないのにここに来たと言うなら確かに嫌だ。けれど、カイユーと共にヤマトが帰るというのは、話が別だ。
(帰れる、のか)
ヤマトは座ったままカイユーを見上げて問う。
「……その、外見は戻りますか?」
「え、どうだろう。なんでそんなことを聞くの?」
カイユーは、本当にヤマトの質問の意味が分からないようだった。ヤマトは、自分がカイユーに愛されるに値するのはあの容姿ぐらいだと思っている。それくらい大事なことだ。
「だって、美人じゃなくなったし」
「バカだな。外見で好きになったわけじゃないよ。それに今の見た目も可愛いよ。あ、そうだ」
カイユーは話している途中で何かを思い出したように悪戯っぽく笑った。大人の姿だと、そんな様子に以前にも増して色気がある。
「君、美人だね。俺たち付き合わない?」
カイユーと初めて話した日の春風を思い出した。目の前にいるカイユーは、憧れの大人の姿で、けれどあの時の少年のように楽しそうに笑っている。
「……懐かしいですね」
あの時は凍りついたのと同じ台詞を聞いて、ヤマトは自分の体がぽかぽかしてきたのに気づいた。
「ああ、あの時のヤマトの生ゴミでも見るような顔は忘れられないよ」
「そんなにでした?」
二人で顔を見合わせてクスクスと笑う。
一頻り笑ったあと、いまだに座り込んでいたままのヤマトの手をカイユーが引き上げた。ヤマトはそれに合わせて足に力を入れて立ち上がった。
「俺たちはそれぞれ、本当の自分を出すのが怖くて遠回りし続けてたんだよね。だからストレートに伝えるよ。ヤマト、君が好きだ。ずっと一緒にいたい」
立ち上がって並ぶと少し高い位置にあるカイユーの瞳が、ヤマトのことを真っ直ぐに見ていた。
「……オレも、好きです」
『永遠に変わらないものなんてない』ヤマトもやっと、その事実を前向きに受け止められる気がした。
だって、以前がっかりしたのと全く同じ言葉で心があったかくなって一歩踏み出そうと思えるのだから。
恋人になることに不安はある。これはそう簡単に拭えない。だけれど、その不安もいつかは晴れる時が来るかもしれない。
「殿下、オレと本当の恋人としてお付き合いしてくれませんか」
「もちろん、喜んで」
眩しそうな顔をしたカイユーの瞳が潤んでいる気がしたけど、気のせいだったかもしれない。
ヤマトはカイユーに抱き寄せられて、胸に顔を埋めながら目を閉じた。
【身代わりになって推しの思い出の中で永遠になりたいんです!~完~】
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コメントありがとうございます!
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あまりに良すぎて一気読みした末感想失礼します。
こちらの作品は転生ものだけどわたしが従来の転生ものに違和感を持ってたところが綺麗に否定されていて、これ!!これです!!!って思いながら読み進めてました。
良すぎます…!
この作品を書き上げて公開してくださりありがとうございます!!
投票もしました!
ネット小説何年間もたくさん読んできましたが大好きな作品として忘れられないと思います!!
絶対非公開にしないでくださいね!!
できれば書籍として本棚に置いておきたいです!
感想って良かったところを書くものだとは思うんですが、なんか良すぎて詳細な記憶なくなってるので熱量だけでコメントしてしまいました…
もう一度読み直します…!
とても嬉しいコメントありがとうございます!
「書籍として本棚に置いておきたい」とは、小説を書いている身としてはこれ以上ないくらい嬉しい感想です。
投票もいただいたとのこと、感謝いたします。
しばらくはいただいたコメントを読み返してニヤニヤすることになりそうです。
お読みいただき、感想もくださりありがとうございました。