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27 星を詠む
しおりを挟む王が隠し扉の向こうに消えると同時に、ミヤツキはよいしょっと本棚をずらして、元通りのただの本棚にした。まるで最初からここには国王などおらず、ミヤツキと二人だったかのようだ。
「おーい、いつまで固まってんの?」
呆然としているヤマトに対して、軽い調子でミヤツキが顔の前で手を振るので急激に怒りが湧いてきた。
名目だけとはいえカイユーの父親である国王にカイユーの命が軽く扱われている。国王と血の繋がりがないとはいえ、カイユーは王子としての役目を求められる以上にしっかり果たしているのに。それにそもそも、国王は自分からカイユーを自分の子供として育てると側妃に提案した癖にあんな態度をしているのが許せない。
「あんなこと……。納得、できません……!」
「えーー、その反応、当てが外れたなぁ」
「当て?」
「まあ、いいや」
怒るヤマトに対して、ヤマトの顔色などどうでも良いとばかりにミヤツキは自分のペースを全く崩さない。
「納得できないんだっけ?今から言う話を聞いても納得できないかなぁ」
立ち上がっていたヤマトをミヤツキは肩を押してもう一度座らせて、マグカップを渡してきた。流石にカップを投げ捨てるわけにもいかず、なんとか感情を落ち着かせるヤマトを前にミヤツキが話だした。
「気になってたみたいだから、まずこの国の成り立ちと夜狩りの関係についてについて教えようか」
そんな言葉から、ミヤツキは歴史の講義をする教師のように語り出した。
天壌国ができる前、名前の忘れられたある国で泥沼の内紛が起きた。その中で兵器として作られたのが、現在では宵闇瘴気といわれているものだ。宵闇瘴気は元々、人間や動物の理性を奪い凶暴化させて同士討ちを狙う薬物兵器だった。
未完成の兵器は、なんらかの事故でこの国に全体に充満してしまった。そして作成した陣営も敵対陣営ももろとも飲み込み、名を忘れられたその国は滅びた。
人々は薄暗い空気を吸いながら、いつ自分や家族が夜喰魔化するのか怯えながら、夜喰魔の襲撃に耐えていた。この国が闇に包まれて人々が絶望のまま暮らし何年も経った。
そんな時に夜喰魔に抵抗力がある一族が影術を発明した。それが夜狩りだ。実は宵闇瘴気を作った研究者たちは、自分たちの血筋で宵闇瘴気に一定の抵抗力を持つよう抗体を実験していた。その研究が時間をかけてに実を結んだのが、夜狩りであり影術だ。
「……つまり、薬物兵器を作った人たちの末裔が夜狩りってことですか?」
「ま、そういうこと。当時の人々からすれば救世主みたいに見えただろうけど、マッチポンプだよねぇ」
ミヤツキは笑い話のように言うが、ヤマトは一つも面白くない。
「まあ、そんな状況に罪悪感を感じた心優しい夜狩りたちもいた。そのうちの一人が、イナゲナだ」
「え!?イナゲナって夜狩りなんですか」
夜狩りが影術で夜喰魔を倒しても、それは根本的な解決にはならない。そもそもの原因である宵闇瘴気を無くすため、イナゲナは自身を封印の礎として宵闇瘴気を異空間に閉じ込めることを提案した。
「封印の礎の命が続く限り、宵闇瘴気は漏れ出さない。偉いよね。当時のイナゲナは君や殿下くらいの年齢だったみたいだよ」
ミヤツキの話から、ゲームでの暴虐を行うイナゲナとは異なるに高潔さや慈愛を感じた。そして、ヤマトの中でより一層イナゲナの姿が今のカイユーに重なっていく。ヤマトは頭を振ってそんな思考を散らした。
「霜月地方の夜狩りに会ったんだったっけ?彼らの言う恨みなんて、逆恨みだよ。宵闇瘴気や夜喰魔を産んだ一族の末裔のくせして、イナゲナだけを犠牲にして一番安全圏に逃げてたんだ。イナゲナを礎にした封印は、彼の寿命とリンクしているからね。封印は持って数十年だと思われていたんだ」
ミヤツキはよほど腹立たしいのか、忌々しげに話を続ける。
「必死に戦ったのに蔑ろにされたなんて言ってただろ?被害妄想も甚だしい話さ。自分たちは一般市民より宵闇瘴気に抵抗力もある上に、彼らしか夜喰魔は倒せない。それなのに、山奥に逃げて。たまに戦ったと思えば金を巻き上げてたんだ。夜狩りの恨みは、逆恨みだよ」
ヤマトは寂れた里に埋めた老人のことを思い出す。彼は逆恨みに人生を賭けた、ということなのだろうか。いや、ここまでの話は伝わっていなかったのかもしれない。彼らの先祖も自分に都合の悪い話は伝えないだろう。
「でも、イナゲナが封印の礎になって百数十年以上も経ってますよね」
王家や貴族が平地で暮らしていたことに夜狩りが不満を抱かなかったのは分かった。当時の夜狩りたちはそこから何十年かくらいは封印は自然と解けると思っていたのだろう。
今の状況は、ミヤツキのいう封印の礎の寿命が夜狩りたちの想定と違ったから起きたことなのだろうが、それは一体何故なのだろうか。
「そこが、夜狩りたちの読み違いだね。イナゲナがまだ封印されている理由は星読みにある。初代星読みが、『封印の礎の命』を半永久的に持続するシステムを考えたんだ。それが星読みという役職だよ」
「それって……」
イナゲナはすぐ亡くなるはずだったのか、代々の星読みに延命され続けてるということだ。それはもしかして、それは生贄とかそういう話なのだろうか。
目の前のこの人も現在進行形で酷い目にあっているだろうかと、ヤマトは心配になってミヤツキをみやる。
「ああ君、星読みを目指していたんだっけ?種無しになる他には健康に害はないよ。精子とか卵子とか使ってるだけだから」
ヤマトの目線をどう解釈したのか、ミヤツキはサラッと星読みの仕事内容について説明してくれた。最初に就任の儀式をした後は、子供を作れないことの他には肉体的に負荷はないらしい。
「最初は初代星読みは精子提供係って言っていたらしいけど、あんまりにもな名前だから周りが色々文字って星読みになったらしいよ」
それは星が音読みで星と読むとか、そういうことなのだろうか。それはともかく、聞く限り初代星読みはかなり優秀でかなりぶっ飛んだ人だったのだろう。
「なんかねー、初代星読みは初代王のことが好きだったみたいだよ」
「え、そうなんですか?」
初代星読みがどんな人だったのだろうと考えていたところだったので、追加情報にヤマトは驚いた。
「いや、それは僕の想像なんだけどね。でも、実はイナゲナが封印の礎になるのを失敗したり、早めに寿命が来たら次に命を使って封印の礎になるは初代王っていう手筈だったんだ。だから、初代星読みは、『星読みという彼が犠牲にならなくていいシステム』と、それに加えて『王家の守護』を残した」
「王家の守護……ですか?」
「そう、ここからが君の愛しの王子様に関わる話だよ」
初代星読みは王を守るために星読みという制度だけでなく、彼と彼の子孫を守る守護をかけた。それは、万が一にも『星読みというシステム』が機能しなくなった時に、王家を守るために宵闇瘴気への抗体を強めるものなのだそうだ。
「その、カイユー殿下は、王陛下の実子ではないですよね」
カイユーは血筋的には王家の人間ではない。ミヤツキは今までの流れからそれを知っているとは思うが、一応顔色を窺いながらヤマトはその事実を口にした。
「ああ、それね」
案の定ミヤツキの顔にはなんの動揺もないので、やはり知っていたのだろう。
「僕も今回の件まで知らなかったんだけど、王家の守護は血筋を問わず誕生の儀でかかるようだね」
星読みという制度が儀式で引き継がれるように、王家の守護も儀式によって継承されているようだ。確かに、『王家の守護』が血筋にかかっているのだとしたら上流貴族は皆薄っすら王家の血を引いている。ほとんどの貴族にかかる守護というのは人数が多すぎて維持が大変そうだ。そう考えれば国王の血筋かどうかは関係ないというのも納得だ。
「王家の守護は、王とその子供に付与される。けど、王の子の一人が立太子すると他の子はそこから外れてしまうみたいなんだ」
初代星読みの術として王家の守護自体は引き継がれているが、術の掛け方や詳しい内容は失伝してしまっていてミヤツキも詳しくは知らないそうだ。
「カイユーは、『王家の守護』でギリギリ持ち堪えている状態なんだ」
ミヤツキが深刻な顔をするので、ヤマトは唾を飲み込んだ。
「封印を簡単にイメージすると、宵闇瘴気を異空間に閉じ込めていて、封印の礎の存在が異空間と現実世界の隙間に栓をしていると思って欲しい」
ヤマトは、ひっくり返されているワインボトルをイメージした。ワインボトルが異空間、中のワインが宵闇瘴気で、コルクがイナゲナということだろうか。
「カイユーには、イナゲナを強烈に引き寄せる秘術がかかっている。カイユーには存在しているだけで、栓を無理やり引っこ抜いてしまう引力がある」
ヤマトの中でイナゲナの形をしたコルクが磁石製になった。カイユーは超強力磁石で、近くに存在しているだけで、磁石で出来たコルクを引き抜いてしまう。
「イナゲナは実体をなくして概念的な存在として封印の礎となっている。まあ、魂みたいなものだね。長い間その状態だから、本人に意識があるかどうかは分からないけど、確実に宵闇瘴気に染まっている。『王家の守護』は王族を宵闇瘴気から守るものだから、イナゲナとカイユーの間の秘術による引力を遮っている」
ヤマトはそれを聞いて、ワインボトルと強力磁石の間に、『王家の守護』と書かれている分厚い壁ができているイメージをした。
「『王家の守護』が消えるエーリク殿下の立太子の前には、カイユーには死んでもらうしかない」
「……でも、それなら、カイユー殿下が王位を継げば」
「君はさ、あれだけ一緒にいて、彼がその話に頷くと思うの?カイユーが王位を継いだところで、王家の守護がいつまでとイナゲナとの引力に勝り続けるという保証もないんだよ」
ミヤツキの言葉に何も言い返せず黙り込む。無理だろうとヤマトも思いつつも口に出さずにいられなかっただけなのだ。
「カイユーはさ、へーかに似てるって思わない?」
「へーか……?」
(国王陛下のこと?……似てる?)
「自分自身や愛する我が子を助けるために、国民を危険に晒すようなことをしないじゃん?」
ノブレス・オブリージュ、とかいう奴だろうか。カイユーは王家の血を引いていないのに、いやだからこそより一層、自分のことよりも国のためになるようにという意識が強い。
ヤマトは、世の中が大変なことになると分かっていてもカイユーが助かる道を選びたい。だが、カイユーは決してそんな選択をしないだろう。
「愛する我が子って……」
ヤマトは、ミヤツキの言葉で引っかかったところがあり口に出す。ここで言う"愛する我が子"とはカイユーのことだろうが、国王の先ほどの様子からはそんな風には全く見えなかった。
「血のつながりだけが家族の証じゃないデショ。僕から見て、へーかは二人の子供を分け隔てなく愛してると思うよ」
ミヤツキが言うことを、ヤマトは否定することはできない。ヤマトは国王とはほんの少ししか喋っていないのだから。
「……できるだけ、『その時』までの時間を伸ばそうとしてたんだよ」
黙ったままのヤマトを見てどう思ったのか、ミヤツキは軽くため息をついて話を続ける。
「僕たちも、できるだけエーリク殿下の立太子を遅れさせようとしていた。だけど、君が来てから僕たちの思惑をカイユー殿下がひょいひょいっと乗り越えちゃった」
「それは……」
ヤマトは自分の顔から血の気が引いたのが、自分でもわかった。ミヤツキの言っているのは、今現在エーリクが立太子しそうな雰囲気が既にできていることを指しているのだ。
「君が悪いわけじゃない。別に責めているわけでもない。ただ、これ以上余計なことをしてほしくないってことでへーかは君を呼び出したってわけ」
ミヤツキは優しくはないが励ますような言い方をしてくれた。だが、ヤマトの気持ちは逆に沈み込んだ。
カイユーが計画していた王位をエーリクに穏便に移すという策略は、ゲームでは後数年は成功しなかった。それが、今はすでにエーリク立太子への道がほとんど出来上がっている。それはヤマトというイレギュラーな存在がいるからだ。
(オレが悪い……オレがいなければ……)
後悔と自己嫌悪の海に沈み込むヤマトを、ミヤツキは黙って見ていた。瞳に宿る何かを確認するような真剣さは、数秒経ったらスッと消えた。
「本当に何も知らないパターンかぁ」
なにかを呟いた後に急にミヤツキが、パチンッと手を叩いた。
驚いたヤマトと目線があったのを確認してからミヤツキは口を開く。
「さて、ここからはナイショの話」
ミヤツキはヤマトと目を合わせてニコっと笑う。
カイユーの軟派な演技は軽薄な雰囲気だったが、似たような笑みを浮かべるこの人からは退廃的な危なさを感じた。
「君は自分の命とカイユーの命、どっちが大事?」
ミヤツキに問われて、ヤマトはゆっくり口を開いた。
その言葉を聞いて、笑みを深めたミヤツキの口元を見てヤマトは三日月みたいだなと思った。
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