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俺とアユメ
しおりを挟む※妄想の男女間描写があります。
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気がつくと股間がスースーする。
温かくてぬたっとした触感。それが敏感な場所をこちょこちょとはい回って、俺はくすぐったいような気持ちのいいような妙な気分になる。
やたら重い頭を上げて事件が起きている現場をのぞくと頭が俺の股間をはい回っている。俺の目線に気がついたのか、眼鏡の男が顔を上げた。隣の部屋に住むにょろ助さんだ。
「しちょり君、さっそく実践させてもらってる」
何のことだか分からない。制止の声を上げようとしたら、ちんこが生温かいものに触れた。
ひゃあっ。カリのくびれをちろちろと舐められてる。舌先が触れたところがやけに熱い気がする。
「ひぁっ」とか「…ん、っ」とか息だか声だか、認めたくないがあえぎ声っぽいものを上げていると、にょろ助さんは顔を上げてこちらを見つめてきた。
「意外と……嫌じゃない。触感が楽しいかも」
にょろ助さんはにっと笑みを浮かべ感想を言いのけると、俺のちんこに手を添えて本格的に咥えだした。エロ漫画みたいなじゅっじゅぼっという擬音が目の前で発生してる。感覚、視覚、聴覚、全てがピンク。これが漫画のシーンだったらハートが乱舞しているに違いない。
「あっ……あ……っ」
いきなり突き落とされた快楽の海のど真ん中、俺は溺れた。溺死と言ってもいい。
先端の粘膜を温かくてねっとりとした口腔の粘膜に絞られ包まれる。絶え間なく熱くぬめる舌の刺激に腰がわななく。俺の足は震え、メガトン級の快楽に制止もできなかった。
だって、だってこんなの初めてなんだよ。じゅるじゅると吸われるバキュームフェラというやつに、にゅるにゅると舌も使われて。んぁっ。相手が男だって分かっているのに腰から先が溶けちゃって無くなりそうなくらい気持ちがいい。
じゅぶじゅぶ、じゅる…ってエロい水音が部屋中に響いて俺の耳をくすぐってくる。その音は俺のちんこを咥えるにょろさんの、舐めたり吸ったりする行為から発生していた。はぁ……。何て、なんて……やらしいんだ。
くちゅくちゅする音に包まれ、玉を指で優しくもみしだかれ、裏筋を唇ではまれ、引っ張られ、ちちろちろと舌を這わされる。
口腔と舌によってもたらされるうっとりする快楽に身を委ねていると、覚えのある、きゅうんっと玉がせり上がるような急激な切迫感に覆われた。あぁ、これはっ。
「に、にょろ助さん、で、出る! 出るってば!!」
俺のモノで口いっぱい膨らんだにょろ助さんは、いたずらっ子のような目で俺をみて射精を促すかのように鈴口を舌先でつつき、じゅるって強く吸い上げた。更なる刺激に俺はもう限界だった。
「あっ、あっ、あっ―――――――!!」
急激に腰から駆け上がる衝動。もう俺には止められない。にょろ助さんの口の中で俺は大きく震え、この数日溜め込んでいたものをどくっと吐き出した。
にょろ助さんの口から外れ、びくびくと揺れながらどろりとした液体をぼたぼたと垂らす俺のちんこ。にょろ助さんの眼鏡は俺の出した精液で汚れ、口元も濡れて光っていた。
はぁはぁ……と俺の息つく音だけが部屋に響く。澱んだ空気が身体にまとわりつくようだ。
紙を踏んだのかにょろ助さんの身じろぎで我にかえった。
呆けていた俺は、慌てて近くのティッシュを引き抜いて渡した。
「す、すみません。これに吐き出してください」
精液で汚れたレンズの下はどのような表情をしているのか。俺にはわからない。にょろ助さんは何も言わずに、受け取ったティッシュを口元に当てている。
「苦くて……いがいがしてる。しちょり君は若いから、もっと甘いかと思った……」
にょろ助さんは怒ってはいないようで、淡々と俺が聞きたくもないコメントを言っている。
(恥ずかしくて死ぬ。それ以上言うな! )
「わー、ごめんなさい、ごめんなさい……」
「においも……」
(言うんじゃねー! )
「うぁぁぁ、許して、勘弁して……」
恥ずかしさで月まで駆けあがれそうだ。それか、断崖絶壁から荒海の向こうへ全身全霊でダイブ。
突然尊敬している人しかも同性に咥えられ、精液の味とか臭いとかティスティングをされたら、そりゃ誰だっていたたまれなくなるさ。
パンツを掴み部屋を飛び出そうとしたが、飛び出す前にぱしっと腕をつかまれた。俺は死にそうなくらい恥ずかしいのに…解放してくれない、いけずどころではないにょろ助さんを涙目で見下ろした。
「許してって、そんなに嫌だった?」
にょろ助さんは首をかしげていたけれど、部屋を見回したら何かが目に入ったみたいだ。
「そうだ、あれを着たらよく分からないけど許してあげる」
許されるも何もそんな義理は全くない筈なのに、動揺してついその流れに乗ってしまった。後で後悔するのは目にみえてるのに。俺の立場は常に不均衡だ。
にこにこするにょろ助さんの視線の先には、壁に吊されたコスプレ用のセーラー服があった。
*
俺は大学に行きながら同人をやっていた。大学は窮屈な田舎の家から抜け出すための口実で、東京にある大学で1人暮らしができる学校ならどこでもよかった。コミケとかイベントに行きやすい場所を考え居住地を決め、そこから通いやすい大学を選んだ。
クリエーターの卵が多そうな街は最初から選定の候補から外した。バンドや劇団などの明るい夢に向かっている奴らが多そうだし、そんな街はリア充だらけに違いない。きっと奴らは女の子と同棲なんつーハイカラな暮らしをして、そのうちアレが来ないのなんていうセリフを聞いて青ざめるに違いない。けけけ、ざまーみろ。
奴らは俺みたいな陰キャ、キモオタを見たら嘲笑してきたり絡んできそうじゃないか。そんな奴を見かけるだけでもムカつくから近づきたくない。俺はリア充が住みそうな街とは正反対の街を選んだ。
ターミナル駅の隣の各駅停車しか止まらない小さな駅。ビルの谷間に暗がりの中に設置されている地上出口。暗いのには相応の理由があった。引越してから知る事実。歩いていける範囲に組事務所が2箇所もあるなんて、そんなの聞いてなかった……。
*
付近で抗争が起きないよう祈りつつ、怯える生活をおくる俺は『アイドル3K物語~私たちを紅白に連れてって~』という貧乏アイドルをプロデュースするソシャゲにはまっていた。
メンバーは家庭に事情を有する訳ありの娘ばかり。アイドルになって幸せをつかむことを夢見ている純粋な娘ばかりなんだ。俺は微力ながら夢を叶えるお手伝いをしていた。
メンバーのアユメという女の子が俺の推し。彼女は7人兄弟の長女。赤子の世話をする母親に代わってギャアギャア暴れる幼い弟たちの面倒をみていた。アイドルになった今も、少ないギャラから家族に仕送りをしているらしい。
アユメはグループのボーイッシュ枠でリーダーポジション。自分には厳しく自ら皆を率先しようと頑張っている。時には意地を張って強がったりしているけど、プロデューサーである俺の前では、本来の弱い女の子に戻ってしまうんだ。
アユメが立ち位置の問題で人気ナンバー1のカナヤンに意見を言ったら、普段からアユメをよく思わないメンバーから叩かれた。アユメは親切を装ったメンバーからわざと悪口を聞かされ傷ついていた。
アユメは賢いからそのカラクリを全部分かっていて、本音を言える俺の胸で涙を流す。こんなことでは苦しくない、慣れてるって。
俺はアユメを優しくハグをして頭をポンポンと軽く撫でる。アユメはうるんだ瞳で俺を見上げてきた。アイドルのリーダーとは違うただの女の子のアユメ。イチゴ色に色づいたその唇に俺の唇でそっと触れる。アユメの戸惑いが消えるころにはもっと激しく。
アユメは俺の強引さに一瞬戸惑いながらも俺に身を預けてきた。俺はその可憐な口をむさぼりながらギュッとアユメを抱きしめた。背中に回した手が下へ下へと伸び、アユメの柔らかいヒップに布越しに手が触れる。
俺はアユメの尻を円を描くように撫でると、アユメは恥じらっているのか俺の胸に顔をうずめてきた。
抱き寄せたアユメからはシャンプーだろうか、コロンだろうか、甘酸っぱい匂いがたちのぼってくる。
スカート下のパニエの中に手を入れ、股から尻を指で辿りつづけていると、アユメの息が荒くなってきていた。
アユメの顔を上に向かせると、目は潤み頬はほんのり上気していた。うっすらと開いた、もの欲しそうな唇からは白い前歯が覗いている。舌を差しいれて歯列をなぶり口腔を貪ると、アユメも舌を絡め応じてきた。
アユメの服の上から柔らかな胸を優しくもみしだくと、アユメは興奮しているようで、吐息もだんだん熱くなってきているようだった。
上着をたくし上げ、白く可愛いレースの付いたブラジャーの下から手を差し込んだ。温かくてもっちりする感触。沈み込むようで底で弾かれるように弾力がある胸。指を広げて全体を軽くもみ上げ、胸の突起を指で優しくつまみ撫でさする。
「……んぅふ」
アユメから、快楽を押し殺したような息が漏れた。
俺は近場にあった机の上にアユメを載せ、上衣を脱がせると水蜜のような胸にむしゃぶりついた。
白くてむっちりとした胸。指と指の間からこぼれてしまいそうな豊満な肉。
アユメはボーイッシュさを売りにしていたから、胸を強調することは無かった。けれども彼女が豊満な肉体の持ち主であることはコアなファンたちは皆知っていた。
ピンク色の胸の突起を舌でちろちろと舐め回し、ちうっと吸い上げる。反対の手でも、くりくりと優しくつまみ、撫で続けた。
上気して目の周りがうっすらと赤らむアユメ。
絶えず、あぁっ……♡と甘い吐息を吐き続けている。俺はアユメの熱く蒸れている下着の中に手を入れた。
ザラつく陰毛をたどり、ワレメにたどり着く。ぷにっとする恥丘をかき分けて中に進むと、アユメの性器はくっちゃりと濡れていた。
ついっとひだの先端を指でなぞると
「ひ、あぁぁ……♡」
アユメの口から悲鳴のような可愛い声が漏れた。ぷっくりとしたひだから膣口にかけて、指を何回も往き来をさせると、あふれる愛液でぬめり、くちゃくちゃと湿った音を立てる。
「あっ♡、あぁっ……♡♡」
アユメは机の端をつかみ足を震わせ悶えていた。
俺はアユメが快楽で上気し、もっと激しく乱れる様が見たかった。俺の力でアユメを絶頂に導きたかった。
アユメ……俺がもっともっと、気持ち良くしてあげるよ。
俺はアユメの下着を取り去り、足を広げ顔を近づけた。
「はて……このひだの中味は、どうなってるんだっけ?」
俺はアユメが悶えている途中の作画を中断し、pineapplepencilを置いて、PCで海外の無修正動画サイトを開いた。
女性の陰部がきれいにパックリと開いている動画を見つけた。停止をして空白地帯になっていた箇所をタブレットに描き込む。陰毛の手入れが海外と違うなぁと思いながら。
動画では指で広げられたピンク色のパックリに筋肉モリモリ男のふっといブツがにゅるりと入る。俺はシーフードヌードルをすすりながら、ただぼんやりと画面を眺めていた。
揺さぶり突き上げられるゴージャスな女の乳は、乳暈もサイズもでかくてわさわさと揺れていた。声はけだもののように吠えていて、怖い。
洋物がいいのは、俺のツボにはまらずあんまり興奮しないで済むから。俺の興奮は、アユメだけに捧げているんだ。
晩メシを食べ終えた俺は、大好きな作家さんのお気に入り同人誌を広げた。そこにはいろんな男や仲間たちに攻められて快楽で悶えているアユメの姿があった。
「やっぱ、これ、これだよな♡」
可愛らしくて凛々しいアユメが恥辱で顔を火照らせている。指や舌で散々いじられたアユメのアソコはイヤらしいおつゆでぐちゃぐちゃに濡れて光っている。
全身網掛けのモブ男が、アユメのひだに舌を寄せベロベロと舐め上げていた。二本の指がぐちゃぐちゃとアユメの中に出入りしている。アユメは身体を仰け反らせ、乳を揺らしハート付きの嬌声を上げていた。
男に指で中をくぱぁと広げられ濡れて赤ピンク色に艶めくアユメの膣口。愛液がトロリと糸を引き、肉ひだはヒクヒクとヒクつきながら見るものを誘っていた。
この作家さんは、公式のようなとても可憐で品のあるきれいなアユメを描くのに、この本の性行為中のアユメは品を保ちつつ快楽に貪欲に溺れるクソビッチだった。
なんてイヤらしいんだ。すごいイヤらしい。俺は紙面の熱さにたまらなくなった。スウェットの中で形を変え先端が濡れているちんこを、モニターの横にあったローションを垂らして、しごき始めた。
紙面ではモブ男がアユメの濡れそぼったアソコに黒太ちんこを突き刺していた。
アユメのひだひだにちんこが包まれている。俺も今アユメの中にいてその温い突起がいっぱいのひだに包まれているような気がした。
男と一緒にアユメの揺れる乳を吸い、腰を動かしながら、アユメのクリトリスに指を添えた。
パンパンと玉のぶつかる音。グチュグチュとイヤらしい水音をたてて抜き差しするグラデーショントーン処理をされたカリ高の肉棒。成人向けの本らしく、ところどころ黒の修正線が入っている。
顔も火照り目も潤みとろとろに溶けたアユメは、とても気持ち良さそうに見えた。太いものを食らい込み、時折、足を突っ張らせている。その後、アクメに達したのか短い悲鳴を上げてびくびくと震え、俺たちを締めつけてきた。
俺はモブ男と一緒にスパークし、手にしたティッシュの中に熱い欲望を吐き出した。
顔を上気させたアユメは汗やら体液やらで全身がつややかに濡れていた。ぐったりとしつつも、満足そうな笑顔を見せているアユメはとても魅力的だった。
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