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第5話 さっそくですが、お仕事です

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「おーい!楓ー」
階段下のカウンターから、エルアスさんが僕を呼んでいる

「なんですかー?」

「ちょっと、きてくれ」

「はーい」

俺は今やっていた、部屋の掃除を辞めて
下に降りた

「部屋の掃除中悪いな」

「いえいえ!」

「さっそくで、悪いんだがな…君に指名が入ってるんだよ。君が『シャルランタン』のお店どこですか?って聞いた人なんだけどね。その人はうちのお得意様でなあ…新人だから断ろうと思ったんだけど…」

あの、おネェかぁああ…

「や、やります…」

「ほんとか?!ありがとーー!そのお客さんが来るのは今日の夜だから覚悟しといてね」

「今日の夜ですか…わかりました」

俺はまだこの店にきて、まだ3日なんだよなぁ…
この3日間お店の掃除やら色々してた
見習いってもんだな
まぁあ、エリアスさんによくしてもらって、この『シャルランタン』の1角に泊まっている
『シャルランタン』二階建てで1階はカウンターとお酒とか一緒に飲むところで、2階は夜景でも観ながらご飯を食べれるとこと、宿泊するとこ…
2階は主にアフターでの仕事かな…
ここで働いてるのは、マスターのエリアスさんとベテランの5人、見習いの2人だ。
(見習いに俺を含む。)
同じ見習いの、ミラキャはドSキャラのイメージを想像させる顔をしている。
歳は多分、俺と同じくらい、無口だからあんまり話した事はない。近くに住んでるみたいだけど…
ベテランの5人は、なんというか…キラキラオーラが凄い人達。

俺はまた2階の掃除を再開した。
チャリンと扉に付けられていた鈴がなった。
この時間帯だとベテラン5人がやってきた時だろう

「楓よー!お前今日!あの狂人の相手するんだろ?!」

突然、ベテラン5人のうちの1人が話しかけてきた。
えっーと。この人の名前なんだっけ?
俺は人の顔とか名前を覚えるのがめちゃくちゃ悪い

「狂人なのか分かりませんが…誰かの相手はするらしいです」

「ああ、それが狂人だ。いいかよく聞けよ?!殺されそうになったら大声で叫べ!俺らホステスはあの狂人に殺され掛けてるから!わかったな?!」

「は…はい。忠告ありがとうございます」

殺されるって掘られるって意味なのか?
それがこの仕事何じゃないのか
つまり…じゃあ…今日が!!俺の初夜なのか?!
あの人、絶対おネェだし、男だよな

神様…俺は初めてを男に捧げなければ行けないのでしょうか?

「おめでとう俺、童〇卒業するよ」
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