11 / 12
レースの詳細
しおりを挟む
(そういえば俺、レースの事何も分からないんだった)
俺も若い頃、車を手に入れてから走り屋として峠を攻めるたり、最近は休日にサーキットに行ってドリフト走行をしたり、ずっとただ走る事だけをしてきた。当然レースの知識なんて全く無い
(誰かに聞いておいた方がいいな)
俺は、とりあえず丁度近くにいた与瀬に聞くことにした。
「すまん、ちょっといいか?」
「はい?どうしたんスか?」
「実はレースの事を全く知らなくてな、詳しい説明を聞きたいんだ」
「えぇ!?古島さんレースの事何知らないんスか!?」
与瀬は信じられない物を見たかのようなくらい大袈裟に驚いていた。
「信じられないッス・・・、レースは今大人気の競技なんスよ、車の免許を持ってない中学生とかにも凄い人気があるのに知らないなんて」
と言われてしまった。
「仕方ないッスね~、ウチが丁寧に教えてさしあげるッス!」
その後、気合の入った与瀬から色々教えてもらった。
与瀬から聞いた事をまとめると
・チームレースと個人レースがある事
・ チームレースは最低4人必要な事
・自分たちはチームレースに出る事
・全員ですコースを1週する事
・何処でメンバーを交代させるかはチームの戦略次第な事
・スタートからゴールまでのタイムで順位が決定する事
元の世界のレースとは恐らく全く異なるルールだとは思うが排気量の制限等は無いらしい
「排気量の制限とかはないのか?」
俺が聞くと与瀬は苛々した様に
「ないッス、だから技術も持たない、金持ちの娘たちがスーパーカーに乗って、無双してるのが現状ッス、一般人はまずあんな車手に入らないッス」
話を詳しく聞いていくと、金持ちの娘たちがチームを組んでフェラーリやランボルギーニ等のスーパーカーで暴れまわっており、一般の参加者の車ではどうしても勝て無いと言う、運営も金持ちの参加をどうにかする気は無く、新しいルールの追加等も今のところ無いらしい。
「でも今回は負けないッス、根拠もあるッス」
俺はその「根拠」を聞いてみた。
「あいつらは基本的には遅いんスよ、車のおかげで勝ててるだけで、ウチ等のチームの方が絶対に技術は上ッスそれに、車だって今まで乗ってた車よりずっと速いッス」
という事らしいが
(正直ギリギリだろうな)
俺は、そう思わずにはいられなかった。
何故ならフェラーリ等はどんなに軽く見積もっても600psは超えて来ると考えられるからだ。
(運転者の実力がどんなものかによるが、厳しい戦いになりそうだ)
俺は、1ヶ月後のレースに向けやる気を漲らせていた。
俺も若い頃、車を手に入れてから走り屋として峠を攻めるたり、最近は休日にサーキットに行ってドリフト走行をしたり、ずっとただ走る事だけをしてきた。当然レースの知識なんて全く無い
(誰かに聞いておいた方がいいな)
俺は、とりあえず丁度近くにいた与瀬に聞くことにした。
「すまん、ちょっといいか?」
「はい?どうしたんスか?」
「実はレースの事を全く知らなくてな、詳しい説明を聞きたいんだ」
「えぇ!?古島さんレースの事何知らないんスか!?」
与瀬は信じられない物を見たかのようなくらい大袈裟に驚いていた。
「信じられないッス・・・、レースは今大人気の競技なんスよ、車の免許を持ってない中学生とかにも凄い人気があるのに知らないなんて」
と言われてしまった。
「仕方ないッスね~、ウチが丁寧に教えてさしあげるッス!」
その後、気合の入った与瀬から色々教えてもらった。
与瀬から聞いた事をまとめると
・チームレースと個人レースがある事
・ チームレースは最低4人必要な事
・自分たちはチームレースに出る事
・全員ですコースを1週する事
・何処でメンバーを交代させるかはチームの戦略次第な事
・スタートからゴールまでのタイムで順位が決定する事
元の世界のレースとは恐らく全く異なるルールだとは思うが排気量の制限等は無いらしい
「排気量の制限とかはないのか?」
俺が聞くと与瀬は苛々した様に
「ないッス、だから技術も持たない、金持ちの娘たちがスーパーカーに乗って、無双してるのが現状ッス、一般人はまずあんな車手に入らないッス」
話を詳しく聞いていくと、金持ちの娘たちがチームを組んでフェラーリやランボルギーニ等のスーパーカーで暴れまわっており、一般の参加者の車ではどうしても勝て無いと言う、運営も金持ちの参加をどうにかする気は無く、新しいルールの追加等も今のところ無いらしい。
「でも今回は負けないッス、根拠もあるッス」
俺はその「根拠」を聞いてみた。
「あいつらは基本的には遅いんスよ、車のおかげで勝ててるだけで、ウチ等のチームの方が絶対に技術は上ッスそれに、車だって今まで乗ってた車よりずっと速いッス」
という事らしいが
(正直ギリギリだろうな)
俺は、そう思わずにはいられなかった。
何故ならフェラーリ等はどんなに軽く見積もっても600psは超えて来ると考えられるからだ。
(運転者の実力がどんなものかによるが、厳しい戦いになりそうだ)
俺は、1ヶ月後のレースに向けやる気を漲らせていた。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
殿下から婚約破棄されたけど痛くも痒くもなかった令嬢の話
ルジェ*
ファンタジー
婚約者である第二王子レオナルドの卒業記念パーティーで突然婚約破棄を突きつけられたレティシア・デ・シルエラ。同様に婚約破棄を告げられるレオナルドの側近達の婚約者達。皆唖然とする中、レオナルドは彼の隣に立つ平民ながらも稀有な魔法属性を持つセシリア・ビオレータにその場でプロポーズしてしまうが───
「は?ふざけんなよ。」
これは不運な彼女達が、レオナルド達に逆転勝利するお話。
********
「冒険がしたいので殿下とは結婚しません!」の元になった物です。メモの中で眠っていたのを見つけたのでこれも投稿します。R15は保険です。プロトタイプなので深掘りとか全くなくゆるゆる設定で雑に進んで行きます。ほぼ書きたいところだけ書いたような状態です。細かいことは気にしない方は宜しければ覗いてみてやってください!
*2023/11/22 ファンタジー1位…⁉︎皆様ありがとうございます!!
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
process(0)
おくむらなをし
青春
下村ミイナは、高校1年生。
進路希望調査票を紙飛行機にして飛ばしたら、担任の高島先生の後頭部に刺さった。
生徒指導室でお叱りを受け、帰ろうとして開けるドアを間違えたことで、
彼女の人生は大きく捻じ曲がるのであった。
◇この物語はフィクションです。全30話、完結済み。
◇この小説はNOVELDAYSにも掲載しています。
アルファポリスでホクホク計画~実録・投稿インセンティブで稼ぐ☆ 初書籍発売中 ☆第16回恋愛小説大賞奨励賞受賞(22年12月16205)
天田れおぽん
エッセイ・ノンフィクション
~ これは、投稿インセンティブを稼ぎながら10万文字かける人を目指す戦いの記録である ~
アルファポリスでお小遣いを稼ぐと決めた私がやったこと、感じたことを綴ったエッセイ
文章を書いているんだから、自分の文章で稼いだお金で本が買いたい。
投稿インセンティブを稼ぎたい。
ついでに長編書ける人になりたい。
10万文字が目安なのは分かるけど、なかなか10万文字が書けない。
そんな私がアルファポリスでやったこと、感じたことを綴ったエッセイです。
。o○。o○゚・*:.。. .。.:*・゜○o。○o。゚・*:.。. .。.:*・゜。o○。o○゚・*:.。.
初書籍「婚約破棄された不遇令嬢ですが、イケオジ辺境伯と幸せになります!」が、レジーナブックスさまより発売中です。
月戸先生による可愛く美しいイラストと共にお楽しみいただけます。
清楚系イケオジ辺境伯アレクサンドロ(笑)と、頑張り屋さんの悪役令嬢(?)クラウディアの物語。
よろしくお願いいたします。m(_ _)m
。o○。o○゚・*:.。. .。.:*・゜○o。○o。゚・*:.。. .。.:*・゜。o○。o○゚・*:.。.
ハルシャギク 禁じられた遊び
あおみなみ
恋愛
1970年代半ば、F県片山市。
少し遠くの街からやってきた6歳の千尋は、
タイミングが悪く家の近所の幼稚園に入れなかったこともあり、
うまく友達ができなかった。
いつものようにひとりで砂場で遊んでいると、
2歳年上の「ユウ」と名乗る、みすぼらしい男の子に声をかけられる。
ユウは5歳年上の兄と父親の3人で暮らしていたが、
兄は手癖が悪く、父親は暴力団員ではないかといううわさがあり、
ユウ自身もあまり評判のいい子供ではなかった。
ユウは千尋のことを「チビ」と呼び、妹のようにかわいがっていたが、
2人のとある「遊び」が千尋の家族に知られ…。
Owl's Anima
おくむらなをし
SF
◇戦闘シーン等に残酷な描写が含まれます。閲覧にはご注意ください。
高校生の沙織は、4月の始業式の日に、謎の機体の墜落に遭遇する。
そして、すべての大切な人を失う。
沙織は、地球の存亡をかけた戦いに巻き込まれていく。
◇この物語はフィクションです。全29話、完結済み。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる