21 / 36
種明かしと本題
しおりを挟む
「このお茶には何も入っていないから安心して飲んでいい」
オーガストはそう言って自分のカップからお茶を飲んだが、ハリソンは動かなかった。
「そう言われて飲む馬鹿などいない」
「それもそうか。上手いんだがな」
「そんなことより、オスカーはいつ別荘を出た?今朝か?」
「どうしようか。私だと脱線してばかりだし、オスカーが説明する?それともギルバード?」
呼ばれたギルバードも物置から出て、オスカーに並んだ。
「は?ギルバード?」
「そう。オスカーを運んだ御者はギルバードだったんだ。知らなかった?」
「知るか!なんてことだ…じゃあ最初から…」
「お前は分かりやすいんだよ。次はオスカーだろうと思って張ってたら来るし。オスカーがお前に呼び出された時点でもう動き出していたんだ。ちなみに呼び出さずに拉致していても結果は同じだったから悔しがらなくてもいい」
ここでギルバードが手を上げた。
「ここからは自分が。宰相閣下が自分と兄を別荘に置いて出ていかれた後で、留守番の従者の方が休みたいと言って眠ってしまったので、その間に兄は、兄と背格好の似た“裏”の者と代わりました。その際、従者の方に『お前は上の担当』と言われたので、じゃあ下があるのかと思って地下に行き、父も助け出しました。その後で父に似た“裏”の者にも来てもらいました。それから自分も交代して王都に戻りました」
「私からもいいですか?」
オスカーも手を上げた。
オーガストが頷くのを見て、オスカーは話し始めた。
「宰相閣下が各所で捏造を指示された証拠はもう全て撤廃されていますので、いくら査察が入っても何も出ません。今回の捏造で、それを行った宰相閣下の私設の組織の全貌も明らかになりますが、査察先を増やしておきましたのでそれ以外も釣れると思われます」
「それ以外…だと?」
オスカーの言葉にハリソンは戸惑いを隠せなかった。
オーガストは、ハリソンの目をまっすぐに見て、言った。
「お前の“辺境伯の子供たち”への復讐心は利用されている。お前たちは私腹を肥やしたか?証拠の捏造の裏で横領をしたか?」
「そんなことはしていない!私は“辺境伯の子供たち”など無用の長物だと思っている!撲滅することは正義だ!」
「ならば何故、税政の収支が合う?横領が為されていないなら、為されたと見なした分の金は何処に消えた?」
「は…?」
「お前の影で甘い汁を吸ってるやつがいるってことだ。それだけじゃない。お前は“辺境伯の子供たち”を潰してどうしたかったんだ?詰めの甘いお前のことだからただ潰したかったんだろうが、それでどうなる?誰が喜ぶ?国王陛下の力が弱まり王太子殿下への評価も高くない中で手足をもがれることになる国家を、手中に収めようとしている者がいる。そいつは18年前に第2王子を暗殺し、王妃オランディーヌを殺害した者だ」
「なんだと?!殺害?!王妃は、オランディーヌは病気で亡くなったはずだ!」
「18年前ではお前にはまだ足場も組織も無かったから疑ってはいないが、連綿と国家を操ろうと画策し続けているやつをあぶり出すためにお前を疑っている体で動いていた。
“辺境伯の子供たち”に恨みを持ってそれを潰そうとしている者が、その粛清の発端となった王家をも狙い王妃と第2王子を暗殺したと思っていると」
「そいつは誰だ?!」
「前回の粛清を免れた者だ。人の影に隠れて上手く立ち回り、長く潜むことにも好機を逃がさないことにも長けた者。当たりは付いているが証拠が無い。だから国王陛下を弱らせて第1王子を操らせて、お前に好きなようにさせた。今そいつは、“辺境伯の子供たち”が潰されたと思っている。潰したお前を断罪することで一気に表に出てくるところを捕まえたい」
「囮になれっていうのか?断る!私が何をした?証拠など無いだろう」
「何の罪も犯していないと?」
「そうだ!」
「20数年前、隣国との諍いが激化した時に武功を上げたんだったな」
「…そうだ。何が言いたい?」
「その最中に女性を襲っているな?今面通しをしてもらったがお前だと言っている」
「なん…だと…?そんなのはその女の戯れ言だ!証拠は…!!」
東屋の物置から女性が2人出てきた。
ハリソンはその2人を見て、固まってしまった。
セドリックはその2人を見て、駈け寄った。
年配の方の女性が低い声で言った。
「証人は私で、証拠は娘だわ。たとえ立証出来なくても、あなたの築き上げた家庭は壊れるわね。腹立たしくて堪らないけど、この子は貴方に生き写しだもの」
「お前は…誰だ?お前など知らない!」
「それは無理があるだろう。なあ?セドリック」
オーガストは駈け寄ったセドリックを拘束して言った。
「ジャクリーン!そ、その娘はメイベルか?」
セドリックの言葉に女性2人は戸惑ったが、ハリソンは目を見開いて叫んだ。
「セドリックだ!その女を襲ったのは!食事処でもいつもその女を見ていた!」
「知らない女じゃなかったのか?それとセドリックはこの娘の父親ではありえない。そうだろう?」
オーガストの言葉に、セドリックは力無く答えた。
「…はい。私は子種が無いんです。そう診断されたのでずっと独り身でいます。……私も証人になります。ずっと、ずっと後悔していた。何が起きているのか分からなかったとはいえ、犯罪の片棒を担がされていたことを…。
ハリソン・ダール宰相閣下は戦時下の混乱の中で、許されない罪を犯しました」
自分の失言と、部下の裏切りとで崩れ落ちるハリソンに、オーガストは言った。
「お前が囮を引き受けないというのなら、この2人のことを奥方に知らせる。婿入り先と自分の身が大事ならおとなしく囮になっておけ」
「は…?自分の身?保障してくれるというのか?!」
「お前は詰めが甘いのが欠点だが、そのせいで最後まで成し遂げられない。マイラー・ネルソンにもノーマンにも冤罪を掛けられない内に取り逃がすし、今の捏造も事前に抹消されてるし。
這い上がってきたお前の努力は認めるし、宰相としての力量もある。ちゃんと彼女たちに償いをして、罪の意識を持ち続けて真っ当に生きていくなら保障する」
「……お前も…大概甘いな…」
「“辺境伯の子供たち”は秘密警察じゃない。冤罪を許さないだけだ。断罪するための組織じゃないんだ。しかも今、冤罪を掛けられようとしているのは忌々しいことにお前だ。全く割に合わない。だが、お前を助けることでレモネルとオランディーヌの悲願が叶う」
「悲願?」
「王子たちの未来だ」
「王子たち?」
「そうだ。第2王子は生きている」
オーガストはそう言って自分のカップからお茶を飲んだが、ハリソンは動かなかった。
「そう言われて飲む馬鹿などいない」
「それもそうか。上手いんだがな」
「そんなことより、オスカーはいつ別荘を出た?今朝か?」
「どうしようか。私だと脱線してばかりだし、オスカーが説明する?それともギルバード?」
呼ばれたギルバードも物置から出て、オスカーに並んだ。
「は?ギルバード?」
「そう。オスカーを運んだ御者はギルバードだったんだ。知らなかった?」
「知るか!なんてことだ…じゃあ最初から…」
「お前は分かりやすいんだよ。次はオスカーだろうと思って張ってたら来るし。オスカーがお前に呼び出された時点でもう動き出していたんだ。ちなみに呼び出さずに拉致していても結果は同じだったから悔しがらなくてもいい」
ここでギルバードが手を上げた。
「ここからは自分が。宰相閣下が自分と兄を別荘に置いて出ていかれた後で、留守番の従者の方が休みたいと言って眠ってしまったので、その間に兄は、兄と背格好の似た“裏”の者と代わりました。その際、従者の方に『お前は上の担当』と言われたので、じゃあ下があるのかと思って地下に行き、父も助け出しました。その後で父に似た“裏”の者にも来てもらいました。それから自分も交代して王都に戻りました」
「私からもいいですか?」
オスカーも手を上げた。
オーガストが頷くのを見て、オスカーは話し始めた。
「宰相閣下が各所で捏造を指示された証拠はもう全て撤廃されていますので、いくら査察が入っても何も出ません。今回の捏造で、それを行った宰相閣下の私設の組織の全貌も明らかになりますが、査察先を増やしておきましたのでそれ以外も釣れると思われます」
「それ以外…だと?」
オスカーの言葉にハリソンは戸惑いを隠せなかった。
オーガストは、ハリソンの目をまっすぐに見て、言った。
「お前の“辺境伯の子供たち”への復讐心は利用されている。お前たちは私腹を肥やしたか?証拠の捏造の裏で横領をしたか?」
「そんなことはしていない!私は“辺境伯の子供たち”など無用の長物だと思っている!撲滅することは正義だ!」
「ならば何故、税政の収支が合う?横領が為されていないなら、為されたと見なした分の金は何処に消えた?」
「は…?」
「お前の影で甘い汁を吸ってるやつがいるってことだ。それだけじゃない。お前は“辺境伯の子供たち”を潰してどうしたかったんだ?詰めの甘いお前のことだからただ潰したかったんだろうが、それでどうなる?誰が喜ぶ?国王陛下の力が弱まり王太子殿下への評価も高くない中で手足をもがれることになる国家を、手中に収めようとしている者がいる。そいつは18年前に第2王子を暗殺し、王妃オランディーヌを殺害した者だ」
「なんだと?!殺害?!王妃は、オランディーヌは病気で亡くなったはずだ!」
「18年前ではお前にはまだ足場も組織も無かったから疑ってはいないが、連綿と国家を操ろうと画策し続けているやつをあぶり出すためにお前を疑っている体で動いていた。
“辺境伯の子供たち”に恨みを持ってそれを潰そうとしている者が、その粛清の発端となった王家をも狙い王妃と第2王子を暗殺したと思っていると」
「そいつは誰だ?!」
「前回の粛清を免れた者だ。人の影に隠れて上手く立ち回り、長く潜むことにも好機を逃がさないことにも長けた者。当たりは付いているが証拠が無い。だから国王陛下を弱らせて第1王子を操らせて、お前に好きなようにさせた。今そいつは、“辺境伯の子供たち”が潰されたと思っている。潰したお前を断罪することで一気に表に出てくるところを捕まえたい」
「囮になれっていうのか?断る!私が何をした?証拠など無いだろう」
「何の罪も犯していないと?」
「そうだ!」
「20数年前、隣国との諍いが激化した時に武功を上げたんだったな」
「…そうだ。何が言いたい?」
「その最中に女性を襲っているな?今面通しをしてもらったがお前だと言っている」
「なん…だと…?そんなのはその女の戯れ言だ!証拠は…!!」
東屋の物置から女性が2人出てきた。
ハリソンはその2人を見て、固まってしまった。
セドリックはその2人を見て、駈け寄った。
年配の方の女性が低い声で言った。
「証人は私で、証拠は娘だわ。たとえ立証出来なくても、あなたの築き上げた家庭は壊れるわね。腹立たしくて堪らないけど、この子は貴方に生き写しだもの」
「お前は…誰だ?お前など知らない!」
「それは無理があるだろう。なあ?セドリック」
オーガストは駈け寄ったセドリックを拘束して言った。
「ジャクリーン!そ、その娘はメイベルか?」
セドリックの言葉に女性2人は戸惑ったが、ハリソンは目を見開いて叫んだ。
「セドリックだ!その女を襲ったのは!食事処でもいつもその女を見ていた!」
「知らない女じゃなかったのか?それとセドリックはこの娘の父親ではありえない。そうだろう?」
オーガストの言葉に、セドリックは力無く答えた。
「…はい。私は子種が無いんです。そう診断されたのでずっと独り身でいます。……私も証人になります。ずっと、ずっと後悔していた。何が起きているのか分からなかったとはいえ、犯罪の片棒を担がされていたことを…。
ハリソン・ダール宰相閣下は戦時下の混乱の中で、許されない罪を犯しました」
自分の失言と、部下の裏切りとで崩れ落ちるハリソンに、オーガストは言った。
「お前が囮を引き受けないというのなら、この2人のことを奥方に知らせる。婿入り先と自分の身が大事ならおとなしく囮になっておけ」
「は…?自分の身?保障してくれるというのか?!」
「お前は詰めが甘いのが欠点だが、そのせいで最後まで成し遂げられない。マイラー・ネルソンにもノーマンにも冤罪を掛けられない内に取り逃がすし、今の捏造も事前に抹消されてるし。
這い上がってきたお前の努力は認めるし、宰相としての力量もある。ちゃんと彼女たちに償いをして、罪の意識を持ち続けて真っ当に生きていくなら保障する」
「……お前も…大概甘いな…」
「“辺境伯の子供たち”は秘密警察じゃない。冤罪を許さないだけだ。断罪するための組織じゃないんだ。しかも今、冤罪を掛けられようとしているのは忌々しいことにお前だ。全く割に合わない。だが、お前を助けることでレモネルとオランディーヌの悲願が叶う」
「悲願?」
「王子たちの未来だ」
「王子たち?」
「そうだ。第2王子は生きている」
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。

【完結】黒隼の騎士のお荷物〜実は息ぴったりのバディ……んなわけあるか!
平田加津実
恋愛
王国随一の貿易商に仕えるレナエルとジネットは双子の姉妹。二人は遠く離れて暮らしていても、頭の中で会話できる能力を持っていた。ある夜、姉の悲鳴で目を覚ました妹のレナエルは、自身も何者かに連れ去られそうになる。危ないところを助けてくれたのは、王太子の筆頭騎士ジュールだった。しかし、姉のジネットは攫われてしまったらしい。
女ながら巨大馬を駆り剣を振り回すじゃじゃ馬なレナエルと、女は男に守られてろ!という考え方のジュールは何かにつけて衝突。そんな二人を面白がる王太子や、ジネットの婚約者を自称する第二王子の筆頭騎士ギュスターヴらもそれぞれの思惑で加わって、ジネット救出劇が始まる。

【完結】無能烙印の赤毛令嬢は、変わり者男爵に溺愛される☆
白雨 音
恋愛
伯爵令嬢ルビーは、見事な赤髪を持って生まれた。
「赤毛の子は一族の救世主」との伝承から、ルビーは大切に育てられるが、
至って平凡な娘と分かり、《期待外れ》の烙印を押されてしまう。
十九歳になったルビーは、伯爵の跡取り子息エドウィンと婚約したが、結婚式の二週間前、突如、破談になった。
婚約破棄を言い渡したエドウィンの隣には、美しい姉ベリンダの姿があった。
二人は自分たちの保身の為に、ルビーを他の男と結婚させようと画策する。
目をつけた相手は、《変人》と名高い、ラッド・ウェイン男爵。
ルビーは乗り気では無かったが、思いの外、男爵に気に入られてしまい…??
異世界:恋愛 (全27話)
《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、ありがとうございます☆
とまどいの花嫁は、夫から逃げられない
椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ
初夜、夫は愛人の家へと行った。
戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。
「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」
と言い置いて。
やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に
彼女は強い違和感を感じる。
夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り
突然彼女を溺愛し始めたからだ
______________________
✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定)
✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです
✴︎なろうさんにも投稿しています
私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ

【完結済】平凡令嬢はぼんやり令息の世話をしたくない
天知 カナイ
恋愛
【完結済 全24話】ヘイデン侯爵の嫡男ロレアントは容姿端麗、頭脳明晰、魔法力に満ちた超優良物件だ。周りの貴族子女はこぞって彼に近づきたがる。だが、ロレアントの傍でいつも世話を焼いているのは、見た目も地味でとりたてて特長もないリオ―チェだ。ロレアントは全てにおいて秀でているが、少し生活能力が薄く、いつもぼんやりとしている。国都にあるタウンハウスが隣だった縁で幼馴染として育ったのだが、ロレアントの母が亡くなる時「ロレンはぼんやりしているから、リオが面倒見てあげてね」と頼んだので、律義にリオ―チェはそれを守り何くれとなくロレアントの世話をしていた。
だが、それが気にくわない人々はたくさんいて様々にリオ―チェに対し嫌がらせをしてくる。だんだんそれに疲れてきたリオーチェは‥。
婚約破棄された竜好き令嬢は黒竜様に溺愛される。残念ですが、守護竜を捨てたこの国は滅亡するようですよ
水無瀬
ファンタジー
竜が好きで、三度のご飯より竜研究に没頭していた侯爵令嬢の私は、婚約者の王太子から婚約破棄を突きつけられる。
それだけでなく、この国をずっと守護してきた黒竜様を捨てると言うの。
黒竜様のことをずっと研究してきた私も、見せしめとして処刑されてしまうらしいです。
叶うなら、死ぬ前に一度でいいから黒竜様に会ってみたかったな。
ですが、私は知らなかった。
黒竜様はずっと私のそばで、私を見守ってくれていたのだ。
残念ですが、守護竜を捨てたこの国は滅亡するようですよ?
僕は君を思うと吐き気がする
月山 歩
恋愛
貧乏侯爵家だった私は、お金持ちの夫が亡くなると、次はその弟をあてがわれた。私は、母の生活の支援もしてもらいたいから、拒否できない。今度こそ、新しい夫に愛されてみたいけど、彼は、私を思うと吐き気がするそうです。再び白い結婚が始まった。
命を狙われたお飾り妃の最後の願い
幌あきら
恋愛
【異世界恋愛・ざまぁ系・ハピエン】
重要な式典の真っ最中、いきなりシャンデリアが落ちた――。狙われたのは王妃イベリナ。
イベリナ妃の命を狙ったのは、国王の愛人ジャスミンだった。
短め連載・完結まで予約済みです。設定ゆるいです。
『ベビ待ち』の女性の心情がでてきます。『逆マタハラ』などの表現もあります。苦手な方はお控えください、すみません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる