6 / 25
お嬢様、モテ期です!~再び殿下が絡んできました~
しおりを挟む
引き留めようとしてきた第一王子殿下を冷めた目で睨んだれいちゃんは、呆れと諦めが混ざった声で答えました。
「お断りします。殿下には婚約者様がいらっしやると、先ほどお伺い致しました。そんな不誠実な方は嫌です」
「不誠実も何も、好きで婚約しているんじゃない。父と公爵が勝手に決めたんだ」
「そういうお立場でしょう。それなのにそんなことを言うなんてお戯れが過ぎます」
「戯れなんかじゃない。本当に君が気に入ったんだ。君も僕を見てくれないか?」
「わたくしは誰ともお付き合いする気はございませんし、殿下が見るべきお相手は婚約者様です」
「しかし、あれはいつも済ました顔をしてつまらないことしか言わないから面白くないのだ」
「面白さで王妃が務まる訳が無いではありませんか!きっとずっと受けていらっしゃってきた王妃教育で疲れ果てていらっしゃるのではないですか?それなのに殿下がそれを分かってくださっていないとしたら悲しくもなります。殿下は婚約者様を労われたことはございますか?」
「そ、それは無い…が、あれは優秀だから王妃教育なぞ余裕であろう」
「そんな訳無いでしょ!あら、口調が…もういいわ。公爵家に嫁ぐだけでも礼儀作法だの領地経営だのでとっても面ど…辛かったのよ。殿下だって王になるために…ん?第一王子…でいらっしゃるのよね?」
「そうだ」
「ご兄弟はいらっしゃいますか?」
「いない」
「…国王陛下にご兄弟は?」
「いない」
「……ならばなぜ、もういい年齢なのに殿下は立太子されていらっしゃらないのですか?」
「え…?」
「認められていないということかしら?王妃教育のこともよくご存知ないようだし、帝王教育を疎かにされている?だから婚約者様は助けになろうと頑張っていて余裕を無くしている?殿下のことが心配で堪らないから笑えなくなってしまったのでは?!殿下!お心当たりはございますか?!」
「うっ!あ…いや…だが、その、難しくて…」
「逃げてんじゃないでございます!だから王太子になれないでいるんでしょう?!こんなところでフラフラとナンパしてんじゃないでございます!このままだと降格されてどこぞの公爵令息に立太子されてしまいますわよ!」
「そんなバカな?!」
「バカな話ではありません!そのための、血脈を絶やさないための公爵家なのですから。まさかその教育もされていないのですか?ガタガタ震えている暇があったらさっさと王宮に戻って、婚約者様と一緒に頑張りなさいですわ!」
「い、今からで…間に合うだろうか…」
「間に合わせるために!婚約者様はずっと、ずっと、今も!頑張っているのではないですか?婚約者様を笑顔に出来るのは殿下だけなのですよ?」
「笑顔…そういえば昔はよく笑っていた…可愛くて…だけどだんだん笑わなくなって、彼女の暗い顔を見るのが辛くて…私は…私は本当に間に合うだろうか?」
「それを尋ねるべきお相手は、殿下を信じて待っている婚約者様ですわ」
「そうか…そうだな。ありがとう。目が覚めたよ。彼女の笑顔を取り戻すために私は頑張る!では、私は王宮に戻る!」
「そこは国民のために頑張るべきなんだろうけど、ま、初手はあんなもんでしょうね」
「れいちゃんさん、カッコ良かった~。殿下って、人柄は悪くないんだけど頼りなかったのよね。これでしっかりしてくれるといいけど」
「そうね。じゃ、ラウラ、今度こそ本当に帰るわね」
「レイチャン嬢、お送り致します」
「あら、ダニエル様、送っていただかなくても大丈夫ですわ。ご心配ありがとうございます。では、ごきげんよう」
「ご無理…なされないでください…!」
「は?」
「心の離れた方との暮らしになど戻ることはありません!勇者様は別の方を追いかけているのでしょう?私ならばそんなことはしません!レイチャン嬢!私と一緒になってください!」
「なになに?怖いんだけど…何がどうなってそうなったの?(それに、レイチャン嬢って間抜けだから切実にやめてほしい~)」
「勇者様に放っておかれて、顔色を伺うような日々を過ごされているあなたをお救いしたいのです!私ならばあなたを幸せにして差し上げます!どうか、私の手を取ってください!」
「だからどうしてそうなるの…?はっ!訳が分からな過ぎて意識が飛びそうだったわ。何をどう勘違いしているのか知らないけど、あ、わたくしとゆうちゃんが恋人だと思ってるんだったわね。それは誤解ですわ。ゆうちゃんとは良いお友達で、同居しているだけなのです。ダニエル様が思っているようなことは何もありませんから」
「それは…!そうだったのですか…。ならば改めて求愛させてください!私は一目会ったあの日からあなたのことをお慕いしているのです!」
「先ほども申しましたが、わたくしは誰ともお付き合いする気は無いのです。申し訳ございませんが、諦めてくださいませ」
「なぜそんな悲しいことを仰るのですか?私と共に生きていただければ必ず幸せにすると誓います!ですから、どうか…」
「お断りします。お話を遮ってしまいましたが、これ以上聞いていられませんでしたので。何が悲しいのですか?なぜあなたと共に生きることがわたくしの幸せなのですか?冗談じゃないわ!わたくしは今、すごく自由で、とても楽しくて、この上なく幸せだわ!勘違いを押し付けて決め付けるのはやめてくださる?」
「レ、レイチャ…」
「それもやめて!愛称だと申したでしょう?その名でヘンな風に呼ばないで!」
「それでは、何とお呼びすれば?」
「れ…れい…嬢?」
「レイ嬢ですか?愛称よりも尚短い呼び名で呼ぶことを許されるとは…有り難き幸せにございます!レイ嬢、是非ともこの手を取ってください。決められた方がいらっしゃらないのなら、もう遠慮はしません!共に更なる幸せを築いていきましょう!」
「違う!そうじゃなくて!ああ!もう!どうして分かってくれないの?!わたくしは1人が好きなのよ!自由が欲しいの!」
「れいちゃんさん…ダニエルにちゃんと伝わる日が来るといいね」
「ラウラ?諦めないで助けて?今更モテ期なんていらないのよ。悠々自適にのびのび暮らしたいのよ~!」
モテ期が来るのならばそれは前世が良かったと呟きながら、れいちゃんは諦めてくれなかったダニエルに送られて森まで帰ったのでした。
「お断りします。殿下には婚約者様がいらっしやると、先ほどお伺い致しました。そんな不誠実な方は嫌です」
「不誠実も何も、好きで婚約しているんじゃない。父と公爵が勝手に決めたんだ」
「そういうお立場でしょう。それなのにそんなことを言うなんてお戯れが過ぎます」
「戯れなんかじゃない。本当に君が気に入ったんだ。君も僕を見てくれないか?」
「わたくしは誰ともお付き合いする気はございませんし、殿下が見るべきお相手は婚約者様です」
「しかし、あれはいつも済ました顔をしてつまらないことしか言わないから面白くないのだ」
「面白さで王妃が務まる訳が無いではありませんか!きっとずっと受けていらっしゃってきた王妃教育で疲れ果てていらっしゃるのではないですか?それなのに殿下がそれを分かってくださっていないとしたら悲しくもなります。殿下は婚約者様を労われたことはございますか?」
「そ、それは無い…が、あれは優秀だから王妃教育なぞ余裕であろう」
「そんな訳無いでしょ!あら、口調が…もういいわ。公爵家に嫁ぐだけでも礼儀作法だの領地経営だのでとっても面ど…辛かったのよ。殿下だって王になるために…ん?第一王子…でいらっしゃるのよね?」
「そうだ」
「ご兄弟はいらっしゃいますか?」
「いない」
「…国王陛下にご兄弟は?」
「いない」
「……ならばなぜ、もういい年齢なのに殿下は立太子されていらっしゃらないのですか?」
「え…?」
「認められていないということかしら?王妃教育のこともよくご存知ないようだし、帝王教育を疎かにされている?だから婚約者様は助けになろうと頑張っていて余裕を無くしている?殿下のことが心配で堪らないから笑えなくなってしまったのでは?!殿下!お心当たりはございますか?!」
「うっ!あ…いや…だが、その、難しくて…」
「逃げてんじゃないでございます!だから王太子になれないでいるんでしょう?!こんなところでフラフラとナンパしてんじゃないでございます!このままだと降格されてどこぞの公爵令息に立太子されてしまいますわよ!」
「そんなバカな?!」
「バカな話ではありません!そのための、血脈を絶やさないための公爵家なのですから。まさかその教育もされていないのですか?ガタガタ震えている暇があったらさっさと王宮に戻って、婚約者様と一緒に頑張りなさいですわ!」
「い、今からで…間に合うだろうか…」
「間に合わせるために!婚約者様はずっと、ずっと、今も!頑張っているのではないですか?婚約者様を笑顔に出来るのは殿下だけなのですよ?」
「笑顔…そういえば昔はよく笑っていた…可愛くて…だけどだんだん笑わなくなって、彼女の暗い顔を見るのが辛くて…私は…私は本当に間に合うだろうか?」
「それを尋ねるべきお相手は、殿下を信じて待っている婚約者様ですわ」
「そうか…そうだな。ありがとう。目が覚めたよ。彼女の笑顔を取り戻すために私は頑張る!では、私は王宮に戻る!」
「そこは国民のために頑張るべきなんだろうけど、ま、初手はあんなもんでしょうね」
「れいちゃんさん、カッコ良かった~。殿下って、人柄は悪くないんだけど頼りなかったのよね。これでしっかりしてくれるといいけど」
「そうね。じゃ、ラウラ、今度こそ本当に帰るわね」
「レイチャン嬢、お送り致します」
「あら、ダニエル様、送っていただかなくても大丈夫ですわ。ご心配ありがとうございます。では、ごきげんよう」
「ご無理…なされないでください…!」
「は?」
「心の離れた方との暮らしになど戻ることはありません!勇者様は別の方を追いかけているのでしょう?私ならばそんなことはしません!レイチャン嬢!私と一緒になってください!」
「なになに?怖いんだけど…何がどうなってそうなったの?(それに、レイチャン嬢って間抜けだから切実にやめてほしい~)」
「勇者様に放っておかれて、顔色を伺うような日々を過ごされているあなたをお救いしたいのです!私ならばあなたを幸せにして差し上げます!どうか、私の手を取ってください!」
「だからどうしてそうなるの…?はっ!訳が分からな過ぎて意識が飛びそうだったわ。何をどう勘違いしているのか知らないけど、あ、わたくしとゆうちゃんが恋人だと思ってるんだったわね。それは誤解ですわ。ゆうちゃんとは良いお友達で、同居しているだけなのです。ダニエル様が思っているようなことは何もありませんから」
「それは…!そうだったのですか…。ならば改めて求愛させてください!私は一目会ったあの日からあなたのことをお慕いしているのです!」
「先ほども申しましたが、わたくしは誰ともお付き合いする気は無いのです。申し訳ございませんが、諦めてくださいませ」
「なぜそんな悲しいことを仰るのですか?私と共に生きていただければ必ず幸せにすると誓います!ですから、どうか…」
「お断りします。お話を遮ってしまいましたが、これ以上聞いていられませんでしたので。何が悲しいのですか?なぜあなたと共に生きることがわたくしの幸せなのですか?冗談じゃないわ!わたくしは今、すごく自由で、とても楽しくて、この上なく幸せだわ!勘違いを押し付けて決め付けるのはやめてくださる?」
「レ、レイチャ…」
「それもやめて!愛称だと申したでしょう?その名でヘンな風に呼ばないで!」
「それでは、何とお呼びすれば?」
「れ…れい…嬢?」
「レイ嬢ですか?愛称よりも尚短い呼び名で呼ぶことを許されるとは…有り難き幸せにございます!レイ嬢、是非ともこの手を取ってください。決められた方がいらっしゃらないのなら、もう遠慮はしません!共に更なる幸せを築いていきましょう!」
「違う!そうじゃなくて!ああ!もう!どうして分かってくれないの?!わたくしは1人が好きなのよ!自由が欲しいの!」
「れいちゃんさん…ダニエルにちゃんと伝わる日が来るといいね」
「ラウラ?諦めないで助けて?今更モテ期なんていらないのよ。悠々自適にのびのび暮らしたいのよ~!」
モテ期が来るのならばそれは前世が良かったと呟きながら、れいちゃんは諦めてくれなかったダニエルに送られて森まで帰ったのでした。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
呪う一族の娘は呪われ壊れた家の元住人と共に
焼魚圭
ファンタジー
唐津 那雪、高校生、恋愛経験は特に無し。
メガネをかけたいかにもな非モテ少女。
そんな彼女はあるところで壊れた家を見つけ、魔力を感じた事で危機を感じて急いで家に帰って行った。
家に閉じこもるもそんな那雪を襲撃する人物、そしてその男を倒しに来た男、前原 一真と共に始める戦いの日々が幕を開ける!
※本作品はノベルアップ+にて掲載している紅魚 圭の作品の中の「魔導」のタグの付いた作品の設定や人物の名前などをある程度共有していますが、作品群としては全くの別物であります。
天地伝(てんちでん)
当麻あい
ファンタジー
「なあ、お前には人の心ってなにかわかるか?」
天狗のタイマが、鬼の八枯れ(やつがれ)と共に、現代の明治大正時代へ転生し、生き抜いてゆく、一つの妖怪伝記物語。
前作、『逢魔伝』シリーズものですが、独立した作品として、お楽しみいただけます。
あの世から、明治大正時代へ転生します。完結。
異世界ニートを生贄に。
ハマハマ
ファンタジー
『勇者ファネルの寿命がそろそろやばい。あいつだけ人族だから当たり前だったんだが』
五英雄の一人、人族の勇者ファネルの寿命は尽きかけていた。
その代わりとして、地球という名の異世界から新たな『生贄』に選ばれた日本出身ニートの京野太郎。
その世界は七十年前、世界の希望・五英雄と、昏き世界から来た神との戦いの際、辛くも昏き世界から来た神を倒したが、世界の核を破壊され、1/4を残して崩壊。
残された1/4の世界を守るため、五英雄は結界を張り、結界を維持する為にそれぞれが結界の礎となった。
そして七十年後の今。
結界の新たな礎とされるべく連れて来られた日本のニート京野太郎。
そんな太郎のニート生活はどうなってしまう? というお話なんですが、主人公は五英雄の一人、真祖の吸血鬼ブラムの子だったりします。
勇者の血を継ぐ者
エコマスク
ファンタジー
リリア本人曰く
「え? えぇ、確かに私は勇者の血を継ぐ家系よ。だけど、本家でもないし、特別な能力も無いし、あんまり自覚もないし、だいたい勇者って結構子孫を残しているんだから全部が全部能力者なんてありえないでしょ?今では酒場では勇者を名乗る人同士が殴り合いしてるって始末じゃない、私にとっては大した意味の無い事かなぁ」
伝説の勇者が魔王を倒したとされる年から百年経ち、大陸の片隅では
勇者の子孫として生まれただけで勇者らしい能力を全く引き継がなかった娘が、
王国から適当に国認定勇者に指定され、
これから勇者っぽい事を始めようとしていた…
邪神討伐後、異世界から追放された勇者は地球でスローライフを謳歌する ~邪神が復活したから戻って来いと言われても、今さらもう遅い~
八又ナガト
ファンタジー
「邪神を討伐した今、邪神をも超える勇者という存在は、民にとって新たなる恐怖を生み出すだけ。よって勇者アルスをこの世界から追放する!」
邪神討伐後、王都に帰還したアルスに待ち受けていたのは、アルスを異世界に追放するというふざけた宣告だった。
邪神を倒した勇者が、国王以上の権力と名声を持つことを嫌悪したからだ。
「確かに邪神は倒しましたが、あれは時間を経て復活する存在です。私を追放すれば、その時に対処できる人間がいなくなりますよ」
「ぬかせ! 邪神の討伐から復活までは、最低でも200年以上かかるという記録が残っている! 無駄な足掻きは止めろ!」
アルスの訴えもむなしく、王国に伝わる世界間転移魔法によって、アルスは異世界に追放されてしまうことになる。
だが、それでアルスが絶望することはなかった。
「これまではずっと勇者として戦い続けてきた。これからはこの世界で、ゆったりと余生を過ごすことにしよう!」
スローライフを満喫することにしたアルス。
その後、アルスは地球と呼ばれるその世界に住む少女とともに、何一つとして不自由のない幸せな日々を送ることになった。
一方、王国では未曽有の事態が発生していた。
神聖力と呼ばれる、邪悪な存在を消滅させる力を有している勇者がいなくなったことにより、世界のバランスは乱れ、一か月も経たないうちに新たな邪神が生まれようとしていた。
世界は滅亡への道を歩み始めるのだった。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
異世界風聞録
焼魚圭
ファンタジー
目の前に広がる見覚えのない景色は見たこともない村。
幹人(みきひと)は村に住む男に見つかってしまいいきなり襲いかかられる。
逃げた先に立っていた魔女のリリに助けを求めることでどうにか助かったものの、そこは森の中に近所の街は寂れた場所で――
これから幕を開けるは街に蔓延る噂話や幹人とリリの恋愛と冒険にて綴られし物語!
※本作品は「ノベルアップ+」「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる