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第73話 自由貿易都市 ラヒド ~アグリサイド~
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ムルデから旅立って10日ほど経った。
山を越え、街道沿いをしばらく歩いたところで、ようやくラヒドに到着した。
道中、魔王軍と名乗る魔族や魔物の襲来が何度かあった。
それでも、ゾルダやマリー曰く
『ザコもザコ、末端の奴ら』
とのことで、ことごとく一蹴されていた。
一応、俺も戦っているけど、ほとんどゾルダやマリーが倒してしまっている。
「やっと着いたー!!
ここに着けば安心かな」
俺はちょっと寝不足気味だった。
何度か魔王軍の襲来があったのもあって、あまり休めなかった。
「そうですわね。
ここはどこも手出しは出来ない都市ですわ。
さすがにゼドっちも手は出してこないと思いすわ」
「さすが自由貿易都市ラヒドだ。
ここでなら安心して寝れる」
ホッとしていると、ゾルダはニヤリとしながら、俺の目の前に立った。
「おぬしも、タマが小さいのぅ。
あんなザコどもしか来ないのに、落ち着いて寝れんとは……」
いつもゾルダは俺をバカにして、そのことをつついてくる。
「だってさあ、
いつ強い奴が来るかわからないだろ?
ゆっくり休んだ気がしないよ」
「ゼドの奴が来る以外は、全員ザコじゃ。
それに……
あいつも直接くることはないじゃろ。
案外、ビビりじゃからのぅ」
「ねえさま、ゼドっちはビビりではなく慎重に慎重を重ねるタイプですわ。
それと自己評価は高い方ですから……
『真の大物は一番最後に』とか思っていそうですわ」
今の魔王は武闘派ではないのか。
そういう意味だと脳筋なゾルダとは違うな。
「あいつは、自分では何も出来ん奴じゃ。
だから目をかけておったのにのぅ」
「ねえさまのお近くにいることも多かったですからね。
ゼドっちは」
「そうなんだな……
でもなんでそんな奴がゾルダたちを裏切っているんだ?」
「魔族の世界はそんなもんじゃ。
強さが全てじゃから、野心の大きい奴らも多い。
ゼドはその辺りは並々ならないものを持っておったのかものぅ」
人の世界も変わらない気がする。
前の世界でも足の引っ張り合い、罵り合いは多かったしなぁ……
俺はそこまで出世意欲がなかったから、傍観者の立場だったけど、見苦しいものはあったし……
「そんなことはどうでもいいのじゃ。
アスビモの事を聞きにここに来たんじゃから、早く行くぞ。
なんだったかのぅ……
めくばせ一族」
名前が違うことに俺とマリーは食い込み気味に、ツッコミを入れた。
「メルナール一族だ」
「メルナール一族ですわ」
ゾルダは本当に名前覚えないな。
そもそも覚える必要がないと思っているのかもしれないけど。
「そうそう、メルナール一族じゃな。
で、マリー、そやつらはどこにおるんじゃ」
「マリーもしっかりと覚えている訳ではないですわ。
まずはここの人たちに商業ギルドをお聞きして、そこで確認する必要がありますわ」
「面倒くさいのぅ……
あとはおぬしに任せた!」
ゾルダはそう言うと、さっさと剣の中に入っていった。
「ゾルダ……
ったくもう……」
その行動の速さに呆れてしまう。
「ねえさまはマリーには任せていただけないのですね?」
半ば泣きそうな顔をしてマリーは俺が持つ剣に顔を向けた。
『マリーは最初から任せておるし、今もお願いするからよろしく頼む……と伝えてくれ』
俺の頭の中にゾルダの声が響き渡る。
自分で言えばいいのに……
「マリー、ゾルダは
『最初から任せておるし、今もお願いするからよろしく頼む』
だって」
その言葉を聞いてマリーは泣き止み、満面の笑顔になった。
「ねえさま、マリー、頑張りますわ」
そう言うと、意気揚々と街の中を歩き始めた。
自由貿易都市ラヒドーー
街は活気にあふれて、今までみた街に比べると華やかな印象を持った。
様々な種族が行き来し、あちこちから威勢のいい声も聞こえてくる。
魔王軍が各地で攻勢をかけているとは聞いたけど、ここはその影響もない。
みんなが普通にそんなことを心配せずに生活している感じがあった。
俺とマリーは街の人に商業ギルドの場所を聞いた。
街の中心部にある巨大な建物がそうだということだった。
ついでに、メルナール一族についても聞いてみた。
今でもメルナール一族は健在で、この街をここまで発展させたのも一族の力だということだった。
「メルナール一族は凄いな。
みんな心から感謝している感じだった」
「そうですわね。
一族のことだけでなく、支えるギルドや街全体の事を考えていると聞いたことがありました。
それがずっと根付いているということなのでしょう」
「味方になると心強いね」
「ねえさまが庇護してから急速に力をつけてきた一族ですから……
協力していただけると思いますわ」
ゾルダが可愛がっていたというのは数百年前の話だ。
代替わりはしているはずだから、その恩が受け継がれていれば助かるけど……
「とにかく、商業ギルドへ行こう」
足早に繁華街を抜け、街の中心部に向かった。
商業ギルドの前も人が大勢行き来している。
中に入っても、商人と思われる人たちが多くおり、手続きをしたり話をしたりしていた。
俺たちは受付が空くのを待った。
順番が来て、受付の子に
「ここのギルド長にお会いしたいのですが……」
と尋ねた。
「ギルド長ですか?
お約束はしておりますでしょうか?」
受付さんは怪訝そうな顔をしている。
そりゃ、そうだ。
急にギルド長に会いたいって奴が来たらそういう顔になる。
「いや、約束はしていないです」
「ギルド長との面会はお約束をしていただかないと困ります」
さらに不愉快な顔をする受付さん。
確かに俺たちが悪いけど、そこまで露骨にしなくても……
「わかりました。
今からだと、いつぐらいならお会いできますか?」
「少々待ちください。
確認して参ります」
そういうと、受付さんは奥へと消えていった。
しばらく待つと奥から出てきた。
相変わらず不機嫌そうな顔をしている。
「今からですと、7日後のお昼なら空いております」
ちょっときつめの口調でそう俺たちに伝えてきた。
7日後とは随分と先になるな……
よほど忙しい人なのだろう……
少し悩んだ末に、
「仕方ないですね……
では、その時間に……」
と言い始めたところで、ゾルダが脳内に声を響き渡らせる。
『おい、おぬし!
ワシは急いでおるのじゃ。
そこまでは待てぬのじゃ。
なんとかせい』
『と言ってもなぁ。
無理やり会うことも出来ないし……』
『この件は急ぎじゃ。
すぐに会わせるのじゃ。
絶対に絶対なのじゃ!』
『わがまま言うなって。
無理やり会ったって、機嫌損ねるだけだぞ』
俺が脳内でゾルダと会話をしていると、それを察したのかマリーが受付さんにこう一言伝えた。
「マリーたちは、ねえさ……じゃなくて、ゾルダ様の使いです。
ゾルダ様が会いたいとおっしゃっているとギルド長に伝えていただけませんか?」
それを聞いた受付さんはビクッとなり、
「……少々お待ちください。
すぐに確認してまいります」
と言い残し、慌てて奥へと走りこんでいった。
ゾルダの名前を出した途端に態度が変わった。
これならもしかして……
しばらくすると、受付さんが戻ってきた。
「ギルド長がお会いになるとのことです。
奥へどうぞ」
俺とマリーはお互いを見合ってガッツポーズをした。
マリーの機転ですぐに会うことが出来るようになった。
ゾルダも心成しか嬉しそうな雰囲気を剣の中で醸し出しているようだった。
奥の応接室に行き、しばらく待つと、扉がドンと大きな音を立てて開いた。
「あたいがこの街の、商業ギルドのギルド長、ジェナだ!」
そこに現れたのはピンとしたケモ耳に褐色の肌の女性だった。
山を越え、街道沿いをしばらく歩いたところで、ようやくラヒドに到着した。
道中、魔王軍と名乗る魔族や魔物の襲来が何度かあった。
それでも、ゾルダやマリー曰く
『ザコもザコ、末端の奴ら』
とのことで、ことごとく一蹴されていた。
一応、俺も戦っているけど、ほとんどゾルダやマリーが倒してしまっている。
「やっと着いたー!!
ここに着けば安心かな」
俺はちょっと寝不足気味だった。
何度か魔王軍の襲来があったのもあって、あまり休めなかった。
「そうですわね。
ここはどこも手出しは出来ない都市ですわ。
さすがにゼドっちも手は出してこないと思いすわ」
「さすが自由貿易都市ラヒドだ。
ここでなら安心して寝れる」
ホッとしていると、ゾルダはニヤリとしながら、俺の目の前に立った。
「おぬしも、タマが小さいのぅ。
あんなザコどもしか来ないのに、落ち着いて寝れんとは……」
いつもゾルダは俺をバカにして、そのことをつついてくる。
「だってさあ、
いつ強い奴が来るかわからないだろ?
ゆっくり休んだ気がしないよ」
「ゼドの奴が来る以外は、全員ザコじゃ。
それに……
あいつも直接くることはないじゃろ。
案外、ビビりじゃからのぅ」
「ねえさま、ゼドっちはビビりではなく慎重に慎重を重ねるタイプですわ。
それと自己評価は高い方ですから……
『真の大物は一番最後に』とか思っていそうですわ」
今の魔王は武闘派ではないのか。
そういう意味だと脳筋なゾルダとは違うな。
「あいつは、自分では何も出来ん奴じゃ。
だから目をかけておったのにのぅ」
「ねえさまのお近くにいることも多かったですからね。
ゼドっちは」
「そうなんだな……
でもなんでそんな奴がゾルダたちを裏切っているんだ?」
「魔族の世界はそんなもんじゃ。
強さが全てじゃから、野心の大きい奴らも多い。
ゼドはその辺りは並々ならないものを持っておったのかものぅ」
人の世界も変わらない気がする。
前の世界でも足の引っ張り合い、罵り合いは多かったしなぁ……
俺はそこまで出世意欲がなかったから、傍観者の立場だったけど、見苦しいものはあったし……
「そんなことはどうでもいいのじゃ。
アスビモの事を聞きにここに来たんじゃから、早く行くぞ。
なんだったかのぅ……
めくばせ一族」
名前が違うことに俺とマリーは食い込み気味に、ツッコミを入れた。
「メルナール一族だ」
「メルナール一族ですわ」
ゾルダは本当に名前覚えないな。
そもそも覚える必要がないと思っているのかもしれないけど。
「そうそう、メルナール一族じゃな。
で、マリー、そやつらはどこにおるんじゃ」
「マリーもしっかりと覚えている訳ではないですわ。
まずはここの人たちに商業ギルドをお聞きして、そこで確認する必要がありますわ」
「面倒くさいのぅ……
あとはおぬしに任せた!」
ゾルダはそう言うと、さっさと剣の中に入っていった。
「ゾルダ……
ったくもう……」
その行動の速さに呆れてしまう。
「ねえさまはマリーには任せていただけないのですね?」
半ば泣きそうな顔をしてマリーは俺が持つ剣に顔を向けた。
『マリーは最初から任せておるし、今もお願いするからよろしく頼む……と伝えてくれ』
俺の頭の中にゾルダの声が響き渡る。
自分で言えばいいのに……
「マリー、ゾルダは
『最初から任せておるし、今もお願いするからよろしく頼む』
だって」
その言葉を聞いてマリーは泣き止み、満面の笑顔になった。
「ねえさま、マリー、頑張りますわ」
そう言うと、意気揚々と街の中を歩き始めた。
自由貿易都市ラヒドーー
街は活気にあふれて、今までみた街に比べると華やかな印象を持った。
様々な種族が行き来し、あちこちから威勢のいい声も聞こえてくる。
魔王軍が各地で攻勢をかけているとは聞いたけど、ここはその影響もない。
みんなが普通にそんなことを心配せずに生活している感じがあった。
俺とマリーは街の人に商業ギルドの場所を聞いた。
街の中心部にある巨大な建物がそうだということだった。
ついでに、メルナール一族についても聞いてみた。
今でもメルナール一族は健在で、この街をここまで発展させたのも一族の力だということだった。
「メルナール一族は凄いな。
みんな心から感謝している感じだった」
「そうですわね。
一族のことだけでなく、支えるギルドや街全体の事を考えていると聞いたことがありました。
それがずっと根付いているということなのでしょう」
「味方になると心強いね」
「ねえさまが庇護してから急速に力をつけてきた一族ですから……
協力していただけると思いますわ」
ゾルダが可愛がっていたというのは数百年前の話だ。
代替わりはしているはずだから、その恩が受け継がれていれば助かるけど……
「とにかく、商業ギルドへ行こう」
足早に繁華街を抜け、街の中心部に向かった。
商業ギルドの前も人が大勢行き来している。
中に入っても、商人と思われる人たちが多くおり、手続きをしたり話をしたりしていた。
俺たちは受付が空くのを待った。
順番が来て、受付の子に
「ここのギルド長にお会いしたいのですが……」
と尋ねた。
「ギルド長ですか?
お約束はしておりますでしょうか?」
受付さんは怪訝そうな顔をしている。
そりゃ、そうだ。
急にギルド長に会いたいって奴が来たらそういう顔になる。
「いや、約束はしていないです」
「ギルド長との面会はお約束をしていただかないと困ります」
さらに不愉快な顔をする受付さん。
確かに俺たちが悪いけど、そこまで露骨にしなくても……
「わかりました。
今からだと、いつぐらいならお会いできますか?」
「少々待ちください。
確認して参ります」
そういうと、受付さんは奥へと消えていった。
しばらく待つと奥から出てきた。
相変わらず不機嫌そうな顔をしている。
「今からですと、7日後のお昼なら空いております」
ちょっときつめの口調でそう俺たちに伝えてきた。
7日後とは随分と先になるな……
よほど忙しい人なのだろう……
少し悩んだ末に、
「仕方ないですね……
では、その時間に……」
と言い始めたところで、ゾルダが脳内に声を響き渡らせる。
『おい、おぬし!
ワシは急いでおるのじゃ。
そこまでは待てぬのじゃ。
なんとかせい』
『と言ってもなぁ。
無理やり会うことも出来ないし……』
『この件は急ぎじゃ。
すぐに会わせるのじゃ。
絶対に絶対なのじゃ!』
『わがまま言うなって。
無理やり会ったって、機嫌損ねるだけだぞ』
俺が脳内でゾルダと会話をしていると、それを察したのかマリーが受付さんにこう一言伝えた。
「マリーたちは、ねえさ……じゃなくて、ゾルダ様の使いです。
ゾルダ様が会いたいとおっしゃっているとギルド長に伝えていただけませんか?」
それを聞いた受付さんはビクッとなり、
「……少々お待ちください。
すぐに確認してまいります」
と言い残し、慌てて奥へと走りこんでいった。
ゾルダの名前を出した途端に態度が変わった。
これならもしかして……
しばらくすると、受付さんが戻ってきた。
「ギルド長がお会いになるとのことです。
奥へどうぞ」
俺とマリーはお互いを見合ってガッツポーズをした。
マリーの機転ですぐに会うことが出来るようになった。
ゾルダも心成しか嬉しそうな雰囲気を剣の中で醸し出しているようだった。
奥の応接室に行き、しばらく待つと、扉がドンと大きな音を立てて開いた。
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