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第71話 マリーの提案 ~アグリサイド~
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ゾルダとの口論の最中にマリーがいい考えがあると割り込んできた。
なんだか今回はゾルダと意見が合わずにいて、いろいろと言い合うことになってしまっている。
本心としては、折り合いをつけたいところもあったけど、引くに引けず……
そんなこともあって、マリーの提案は渡りに船だった。
「マリー、で、そのいい考えって何?
教えて」
ただやっぱり口論の最中である。
そんなことを思っていたことを知られたくなくて、そっけなく答えてしまった。
「マリーはいつもワシの事を考えてくれておるし、
アスビモとやらのことじゃろ?」
ゾルダもゾルダで我田引水、自分のことしか考えていない。
「マリーとしては、少し遠回りにはなりますが……
ここから東の港町ラヒドへ行ったらいいと思いますわ」
ラヒド?
魔王の拠点に向かう北ではなくて東?
そのラヒドに何があるのだろう……
「マリーはアスビモとやらの追跡は出来ておるのか?
ラヒドに行ったとかかのぅ……」
「ねえさま、マリーもアスビモの追跡は出来ておりません。
ただ闇雲の探すのではなく……
探すにしても少しでも事情がわかりそうな方へ会いに行きませんか?」
「ほほぅ。
そう言うやつがラヒドにおると?」
マリーの話からすると、ラヒドにアスビモを知っている人がいるらしい。
でも、今の旅の目的はあくまでも魔王ゼドの討伐だ。
アスビモだけにかまってはいられない。
「マリー、ラヒドにはアスビモとのつながりがありそうな人がいるんだろうけど、
魔王討伐の方はどうなるんだ?」
「そちらもあるのも分かっていますわ。
その方というかその一族は魔族ともいろいろと取引をしております。
だから、魔王軍に関する情報も持っていると思いますわ」
魔族とも取引をしている一族か……
確かに何も情報なく魔王の拠点を目指しても、失敗する可能性もある。
確度をあげるためにも、情報は必要かもしれない。
「じゃあ、マリーが言いたいのは、
ラヒドに行って、その一族に会って、魔王軍とアスビモの情報を得ようってことかな?」
「その通りですわ。
これであれば、ねえさまが仰っているアスビモのこと、
アグリが言っている魔王軍のことや闇雲に探さないこと、
両方の言い分がぶつからずにいきますわ」
確かにマリーの言うとおりである。
マリーの話を聞きつつ、徐々に落ち着きを取り戻してきた俺は、マリーの提案に乗ろうと思った。
「俺は、マリーの話でいいよ。
ゾルダはどうするんだ?」
「ねえさま、追跡が出来ていない相手を追うより、まずは情報を得ましょう。
そこから探しても遅くはないですわ」
「…………」
押し黙るゾルダ。
少し考え込んだ後に
「ふぅっ……
今回はマリーに任せるぞ。
闇雲に探すのは確かに疲れるしのぅ……」
ゾルダもさっきからは落ち着いてきた様子で、冷静に考えられるようになったのかもしれない。
ため息をついて、あまり納得をした顔には感じなかったが、マリーの話を受け入れたのだろう。
「ねえさま、ありがとうございます。
アグリも」
マリーは満面の笑みでお辞儀をした。
提案を始めたころは真剣な眼差しだったので、一転の笑顔である。
俺とゾルダが口論し始めたから、マリーにも気を遣わせてしまったのかもしれない。
ゾルダが剣から出てこれなくなった間があって、俺自身も気を張り詰めていたのかもしれない。
二度とゾルダがそんなことにならないようにとしか考えていなかった。
ただあいつは規格外、常識外れなんだから、俺の基準で比べたらいけないのだろう。
もう少しあいつのらしさを受け入れないといけないのかも。
「じゃあ、ラヒドに向けて出発だな」
宿に帰り荷物をまとめると、ラヒドがあるという東の方に歩を進めた。
今いるムルデは盆地のため、また山を越えないといけない。
ただ、目的地も決まっているので、比較的足取りは軽い。
なんとなくゾルダとのいがみ合いも落ち着いて、いつもの関係に戻ってきた。
「そう言えばマリー、そのラヒドにいる一族というのはどんな一族なんだ?」
「ワシも知らんぞ。
どんな奴らじゃ?」
あれ?
マリーだけが知っているのか?
四天王時代に知り合っていたのかな……
「ねえさま……
ねえさまもお会いになられている一族ですよ」
マリーは少し呆れたような顔をしていた。
「そうじゃったかのぅ……
それにしたって、当時の奴らは生きておらんじゃろう」
「確かにそうですが、代々商人の家系ですので、続いているのではないかと思いますわ」
「なんという一族じゃったかのぅ」
「メルナール一族ですわ
妖狐族の商人です。
思い出していただけましたか?」
「…………
あっ、あやつらか……」
ゾルダの目が泳いでいる。
あれはたぶん思い出してないな。
「メルナール一族ですが、マリーたちが封印される前にいろいろと取引をさせていただいていましたわ」
「魔族とも取引しているのか?
なんて奴らだ……」
「人族から見ればそうかもしれませんが……
メルナール一族は是々非々で動く商人で、納得すればどんな相手でも取引はしますわ。
当然、話に納得しなければ、取引はしません。
それで何回か取引が破談になったこともありましたわ」
どの勢力にも与しないというところか。
それだと狙われやすい気もする。
「是々非々ね……
どこにも靡かないってことだろうけど、強力な相手から良く思われないよね?
今でもその一族は続いているの?」
「たぶん続いていますわ。
会ってないので確証している訳ではないですが……
ただ、ラヒドがあるってことは一族が続いている証拠かと思いますわ」
「それはどういうこと?」
「ラヒド自体が、どの国家勢力にも属していない自由貿易都市なのです。
そこを牛耳っているのが、メルナール一族ですわ。
未だに残っていて発展しているということは、メルナール一族がいる証だと思いますわ」
メルナール一族か……
強力な勢力にすり寄っているわけじゃないのに凄いな。
芯があってブレずにやっているからこそなのかもしれない。
「ほほぅ。
そんな一族だったかのぅ……」
「ねえさま……
ねえさまが、庇護したことをお忘れですか?
当時何かというとメルナール一族に仕事を依頼していましたわ」
「…………
そ……そんなことも……あったのぅ
懐かしいのぅ……」
ゾルダのやつ、すっかり忘れていたな。
マリーも苦笑いしている。
「当時もいろいろと情報ももらったりもしていましたので、
代替わりはしているとは思いますが、今でも世界中の情報に精通していると思いますわ」
そうマリーは言うと、いつもならゾルダにベッタリしながら進む道中を、先頭を切って進んでいった。
まずはマリーの情報を頼りに、ラヒドへ行って、魔王軍やアスビモの情報を手に入れよう。
次の事はその後に考えよう。
なんだか今回はゾルダと意見が合わずにいて、いろいろと言い合うことになってしまっている。
本心としては、折り合いをつけたいところもあったけど、引くに引けず……
そんなこともあって、マリーの提案は渡りに船だった。
「マリー、で、そのいい考えって何?
教えて」
ただやっぱり口論の最中である。
そんなことを思っていたことを知られたくなくて、そっけなく答えてしまった。
「マリーはいつもワシの事を考えてくれておるし、
アスビモとやらのことじゃろ?」
ゾルダもゾルダで我田引水、自分のことしか考えていない。
「マリーとしては、少し遠回りにはなりますが……
ここから東の港町ラヒドへ行ったらいいと思いますわ」
ラヒド?
魔王の拠点に向かう北ではなくて東?
そのラヒドに何があるのだろう……
「マリーはアスビモとやらの追跡は出来ておるのか?
ラヒドに行ったとかかのぅ……」
「ねえさま、マリーもアスビモの追跡は出来ておりません。
ただ闇雲の探すのではなく……
探すにしても少しでも事情がわかりそうな方へ会いに行きませんか?」
「ほほぅ。
そう言うやつがラヒドにおると?」
マリーの話からすると、ラヒドにアスビモを知っている人がいるらしい。
でも、今の旅の目的はあくまでも魔王ゼドの討伐だ。
アスビモだけにかまってはいられない。
「マリー、ラヒドにはアスビモとのつながりがありそうな人がいるんだろうけど、
魔王討伐の方はどうなるんだ?」
「そちらもあるのも分かっていますわ。
その方というかその一族は魔族ともいろいろと取引をしております。
だから、魔王軍に関する情報も持っていると思いますわ」
魔族とも取引をしている一族か……
確かに何も情報なく魔王の拠点を目指しても、失敗する可能性もある。
確度をあげるためにも、情報は必要かもしれない。
「じゃあ、マリーが言いたいのは、
ラヒドに行って、その一族に会って、魔王軍とアスビモの情報を得ようってことかな?」
「その通りですわ。
これであれば、ねえさまが仰っているアスビモのこと、
アグリが言っている魔王軍のことや闇雲に探さないこと、
両方の言い分がぶつからずにいきますわ」
確かにマリーの言うとおりである。
マリーの話を聞きつつ、徐々に落ち着きを取り戻してきた俺は、マリーの提案に乗ろうと思った。
「俺は、マリーの話でいいよ。
ゾルダはどうするんだ?」
「ねえさま、追跡が出来ていない相手を追うより、まずは情報を得ましょう。
そこから探しても遅くはないですわ」
「…………」
押し黙るゾルダ。
少し考え込んだ後に
「ふぅっ……
今回はマリーに任せるぞ。
闇雲に探すのは確かに疲れるしのぅ……」
ゾルダもさっきからは落ち着いてきた様子で、冷静に考えられるようになったのかもしれない。
ため息をついて、あまり納得をした顔には感じなかったが、マリーの話を受け入れたのだろう。
「ねえさま、ありがとうございます。
アグリも」
マリーは満面の笑みでお辞儀をした。
提案を始めたころは真剣な眼差しだったので、一転の笑顔である。
俺とゾルダが口論し始めたから、マリーにも気を遣わせてしまったのかもしれない。
ゾルダが剣から出てこれなくなった間があって、俺自身も気を張り詰めていたのかもしれない。
二度とゾルダがそんなことにならないようにとしか考えていなかった。
ただあいつは規格外、常識外れなんだから、俺の基準で比べたらいけないのだろう。
もう少しあいつのらしさを受け入れないといけないのかも。
「じゃあ、ラヒドに向けて出発だな」
宿に帰り荷物をまとめると、ラヒドがあるという東の方に歩を進めた。
今いるムルデは盆地のため、また山を越えないといけない。
ただ、目的地も決まっているので、比較的足取りは軽い。
なんとなくゾルダとのいがみ合いも落ち着いて、いつもの関係に戻ってきた。
「そう言えばマリー、そのラヒドにいる一族というのはどんな一族なんだ?」
「ワシも知らんぞ。
どんな奴らじゃ?」
あれ?
マリーだけが知っているのか?
四天王時代に知り合っていたのかな……
「ねえさま……
ねえさまもお会いになられている一族ですよ」
マリーは少し呆れたような顔をしていた。
「そうじゃったかのぅ……
それにしたって、当時の奴らは生きておらんじゃろう」
「確かにそうですが、代々商人の家系ですので、続いているのではないかと思いますわ」
「なんという一族じゃったかのぅ」
「メルナール一族ですわ
妖狐族の商人です。
思い出していただけましたか?」
「…………
あっ、あやつらか……」
ゾルダの目が泳いでいる。
あれはたぶん思い出してないな。
「メルナール一族ですが、マリーたちが封印される前にいろいろと取引をさせていただいていましたわ」
「魔族とも取引しているのか?
なんて奴らだ……」
「人族から見ればそうかもしれませんが……
メルナール一族は是々非々で動く商人で、納得すればどんな相手でも取引はしますわ。
当然、話に納得しなければ、取引はしません。
それで何回か取引が破談になったこともありましたわ」
どの勢力にも与しないというところか。
それだと狙われやすい気もする。
「是々非々ね……
どこにも靡かないってことだろうけど、強力な相手から良く思われないよね?
今でもその一族は続いているの?」
「たぶん続いていますわ。
会ってないので確証している訳ではないですが……
ただ、ラヒドがあるってことは一族が続いている証拠かと思いますわ」
「それはどういうこと?」
「ラヒド自体が、どの国家勢力にも属していない自由貿易都市なのです。
そこを牛耳っているのが、メルナール一族ですわ。
未だに残っていて発展しているということは、メルナール一族がいる証だと思いますわ」
メルナール一族か……
強力な勢力にすり寄っているわけじゃないのに凄いな。
芯があってブレずにやっているからこそなのかもしれない。
「ほほぅ。
そんな一族だったかのぅ……」
「ねえさま……
ねえさまが、庇護したことをお忘れですか?
当時何かというとメルナール一族に仕事を依頼していましたわ」
「…………
そ……そんなことも……あったのぅ
懐かしいのぅ……」
ゾルダのやつ、すっかり忘れていたな。
マリーも苦笑いしている。
「当時もいろいろと情報ももらったりもしていましたので、
代替わりはしているとは思いますが、今でも世界中の情報に精通していると思いますわ」
そうマリーは言うと、いつもならゾルダにベッタリしながら進む道中を、先頭を切って進んでいった。
まずはマリーの情報を頼りに、ラヒドへ行って、魔王軍やアスビモの情報を手に入れよう。
次の事はその後に考えよう。
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