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第57話 悪魔の商人 ~ソフィアサイド~
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「おやおや、これはまた懐かしい顔ぶれで……」
このワシに後ろから不意打ちをしおった奴か。
なにやら、ワシたちを知っておるようじゃが……
「あなたは確か……
アビスモ!」
マリーが何か思い出したように、コイツの名前を叫びおった。
「アビスモとな……」
うーん。
聞いたことがあるような無いような感じじゃのう。
「マリー様におかれましては、いつも麗しいお姿でいらっしゃいますな。
そして、ソフィア様も、前にも増してお美しくなられたようで」
あいつ、ワシの気にしている名前で呼びおったな。
「おい、お前!
その名前で呼ぶな!
ワシはゾルダじゃ」
アイツに向かってワシは怒鳴り散らした。
「ソフィア……!?」
あやつが不思議そうにワシの嫌う名前を言っておる。
ここは思いっきりなかったことにしておかないといかん。
「そんなことは気にするな。
まずはコイツ……アスビモ? アモビス……」
「ねえさま、『アビスモ』です」
上手く思い出せんワシにマリーが小声でフォローをしてくれたのじゃ。
さすがじゃのぅ。
「そうそう、アビスモとやらの話じゃ。
なんかワシらを知っておるようじゃが……」
どこで会ったのかサッパリわからんのじゃがのぅ。
アイツの口ぶりだと、だいぶ前に会っているようじゃのぅ。
「失礼しました。ゾルダ様
私、マリー様が覚えていらっしゃった通り、アビスモと申します。
以前、ゼド様に大変お世話になりました」
アビスモとやらはどうやら、ゼドの奴の近くにおったようじゃのぅ。
「そうそう、ゼドっちのところに出入りしていた商人ですわ!」
マリーが思い出したように、アビスモとやらの話をし始めた。
「たしか、『悪魔の商人』と呼ばれていて、どこにも属していない一匹狼と聞いていますわ。
自分の利益になることであれば、どんなことでもすると……」
ほぅ、その心意気は悪くはないのだがのぅ。
「くくくくっ……
私の事をそんな言い方しなくてもいいではないですか。
私は最大の利益が出るために動いているだけですよ。
商人の鏡ぐらいに言ってほしいところです」
どうやらアビスモとやらは『悪魔の商人』と呼ばれるのは嫌なようじゃな。
「そこが問題なのでしょう!
利益が出るなら、どんな手段にも出るという話ですわ。
敵であろうとなんであろうとコロコロ変わる風見鶏ってところですわね」
マリーはアビスモとやらとなんかあったのじゃろうか。
随分な言い方をしておるのぅ。
「で、その商人が何をしゃしゃり出てきておるのじゃ。
お前がこのデブをそそのかしたとかかのぅ?」
アビスモとやらにデブとの関係を問いただす。
「そそのかしたとはまた酷い言い方ですね。
ランボ様のご要望に対して忠実にご提案させていただいただけで……」
神妙な面持ちで話すアビスモとやら。
「ふん、それでいくらぶんどったのじゃ。
金の亡者が」
確率の低い方法を提案して何を企んでおるのじゃ。
「いやいや、今回はサービスですよ。
今まで随分と良い取引をさせていただいていますからね」
ニヤリとした表情でアビスモとやらは首を横に振っておる。
今までどんな取引をしてきおったのじゃ。
「どうせ、こいつを魔族にしてひと儲けしようという算段じゃろ」
「まぁ、そこは否定しませんが……
機密情報ですからね。
教えられないのが残念です」
アビスモとやらはさらにニヤニヤした顔になりおった。
「さぁ、ランボ。
この方たちは置いて、取引を進めますよ」
ランボという奴にアビスモとやらが近づいて、別のところへ行こうとしおった。
「ちょっと待つんじゃ。
ワシは相手せんというのかのぅ」
アビスモとやらにそう問いかける。
「はい。今回のことはゾルダ様には関係がないことですので……
これ以上あなた方とやりあうのは不利益なことしかないのです。
損失は避けたいところですので、ご容赦いただけないでしょうか」
ワシたちとはことを構えんということかのぅ。
「そいつはワシの獲物じゃ。
ワシが目をつけたのじゃから、ワシのものじゃ」
ランボという奴には先ほどの攻撃された分を返さないといかんのじゃ。
「さて、困りましたね……
私はだいぶ前からこの計画を入念にランボ様と立ててきております。
あとから出てきて『ワシのものじゃ』と言われましても……
以前ゼド様が嘆いていらっしゃったのもうなづけます」
ん?
ゼドが嘆いておったじゃと?
何にじゃ。
「おい、お前。
前にゼドと何をしたのじゃ」
ゼドのところに出入りしていたのじゃから、何か企んでおったには違いない。
「ゼド様とは取引をしたまでですよ。
あなた方を亡き者にしたいとおっしゃっておられたので、お知恵をお渡ししたまでです」
亡き者?
もしかして……
「この封印のことじゃな」
「はい。ご明察です。
ただご提案させていただいただけで、その後のことはあまりよく知りませんが……
あっ、そうそう、上手くいったとだけはご連絡いただいたと思います。
なので、お姿を見て、ちょっとだけビックリはしておりますがね」
アビスモとやらがこの封印に噛んでいたとはのぅ。
思わぬ収穫じゃ。
「そこまで言ったということは覚悟が出来ておるのじゃな」
封印をそそのかした奴であるなら、容赦はしないのじゃ。
「はて……なんの覚悟でしょうか……
私はゼド様にご提案させていただいただけで、やるやらないはゼド様次第。
直接手を下してはおりませんので、私に怒りをぶつけられても困りますね」
よくもそんなことを言えるのぅ。
お前が提案しなければ、封印をなんぞされなかったのに。
ランボという奴ともども蹴散らして、もっと知っていることを吐かせてやろうぞ。
「直接か直接じゃないかは関係ないのじゃ。
ワシが封印されたという事実があるだけじゃ。
その報いは受けてもらう。
それが嫌なら、知っていることを全部吐くのじゃ」
怒りが沸々と湧いてきておる。
今にも爆発しそうじゃ。
「ふぅ……
論理的に話していも話が通じないのは困りますね。
先ほどから言っている通り、私はあなたたちを相手にするつもりはないです。
いくらかはお支払いしても、十分元は取れますので、それで解決できないでしょうか」
このワシをお金でどうこうしようというのか。
「ワシはお金はいらんのぅ。
お前をボコボコにしないと気がすまんのじゃ。
おとなしくワシの相手をしろ」
怒りの矛先をアビスモとやらに向けたワシは、逃げられないように先回りをした。
さて、どのようにしてくれようかのぅ……
このワシに後ろから不意打ちをしおった奴か。
なにやら、ワシたちを知っておるようじゃが……
「あなたは確か……
アビスモ!」
マリーが何か思い出したように、コイツの名前を叫びおった。
「アビスモとな……」
うーん。
聞いたことがあるような無いような感じじゃのう。
「マリー様におかれましては、いつも麗しいお姿でいらっしゃいますな。
そして、ソフィア様も、前にも増してお美しくなられたようで」
あいつ、ワシの気にしている名前で呼びおったな。
「おい、お前!
その名前で呼ぶな!
ワシはゾルダじゃ」
アイツに向かってワシは怒鳴り散らした。
「ソフィア……!?」
あやつが不思議そうにワシの嫌う名前を言っておる。
ここは思いっきりなかったことにしておかないといかん。
「そんなことは気にするな。
まずはコイツ……アスビモ? アモビス……」
「ねえさま、『アビスモ』です」
上手く思い出せんワシにマリーが小声でフォローをしてくれたのじゃ。
さすがじゃのぅ。
「そうそう、アビスモとやらの話じゃ。
なんかワシらを知っておるようじゃが……」
どこで会ったのかサッパリわからんのじゃがのぅ。
アイツの口ぶりだと、だいぶ前に会っているようじゃのぅ。
「失礼しました。ゾルダ様
私、マリー様が覚えていらっしゃった通り、アビスモと申します。
以前、ゼド様に大変お世話になりました」
アビスモとやらはどうやら、ゼドの奴の近くにおったようじゃのぅ。
「そうそう、ゼドっちのところに出入りしていた商人ですわ!」
マリーが思い出したように、アビスモとやらの話をし始めた。
「たしか、『悪魔の商人』と呼ばれていて、どこにも属していない一匹狼と聞いていますわ。
自分の利益になることであれば、どんなことでもすると……」
ほぅ、その心意気は悪くはないのだがのぅ。
「くくくくっ……
私の事をそんな言い方しなくてもいいではないですか。
私は最大の利益が出るために動いているだけですよ。
商人の鏡ぐらいに言ってほしいところです」
どうやらアビスモとやらは『悪魔の商人』と呼ばれるのは嫌なようじゃな。
「そこが問題なのでしょう!
利益が出るなら、どんな手段にも出るという話ですわ。
敵であろうとなんであろうとコロコロ変わる風見鶏ってところですわね」
マリーはアビスモとやらとなんかあったのじゃろうか。
随分な言い方をしておるのぅ。
「で、その商人が何をしゃしゃり出てきておるのじゃ。
お前がこのデブをそそのかしたとかかのぅ?」
アビスモとやらにデブとの関係を問いただす。
「そそのかしたとはまた酷い言い方ですね。
ランボ様のご要望に対して忠実にご提案させていただいただけで……」
神妙な面持ちで話すアビスモとやら。
「ふん、それでいくらぶんどったのじゃ。
金の亡者が」
確率の低い方法を提案して何を企んでおるのじゃ。
「いやいや、今回はサービスですよ。
今まで随分と良い取引をさせていただいていますからね」
ニヤリとした表情でアビスモとやらは首を横に振っておる。
今までどんな取引をしてきおったのじゃ。
「どうせ、こいつを魔族にしてひと儲けしようという算段じゃろ」
「まぁ、そこは否定しませんが……
機密情報ですからね。
教えられないのが残念です」
アビスモとやらはさらにニヤニヤした顔になりおった。
「さぁ、ランボ。
この方たちは置いて、取引を進めますよ」
ランボという奴にアビスモとやらが近づいて、別のところへ行こうとしおった。
「ちょっと待つんじゃ。
ワシは相手せんというのかのぅ」
アビスモとやらにそう問いかける。
「はい。今回のことはゾルダ様には関係がないことですので……
これ以上あなた方とやりあうのは不利益なことしかないのです。
損失は避けたいところですので、ご容赦いただけないでしょうか」
ワシたちとはことを構えんということかのぅ。
「そいつはワシの獲物じゃ。
ワシが目をつけたのじゃから、ワシのものじゃ」
ランボという奴には先ほどの攻撃された分を返さないといかんのじゃ。
「さて、困りましたね……
私はだいぶ前からこの計画を入念にランボ様と立ててきております。
あとから出てきて『ワシのものじゃ』と言われましても……
以前ゼド様が嘆いていらっしゃったのもうなづけます」
ん?
ゼドが嘆いておったじゃと?
何にじゃ。
「おい、お前。
前にゼドと何をしたのじゃ」
ゼドのところに出入りしていたのじゃから、何か企んでおったには違いない。
「ゼド様とは取引をしたまでですよ。
あなた方を亡き者にしたいとおっしゃっておられたので、お知恵をお渡ししたまでです」
亡き者?
もしかして……
「この封印のことじゃな」
「はい。ご明察です。
ただご提案させていただいただけで、その後のことはあまりよく知りませんが……
あっ、そうそう、上手くいったとだけはご連絡いただいたと思います。
なので、お姿を見て、ちょっとだけビックリはしておりますがね」
アビスモとやらがこの封印に噛んでいたとはのぅ。
思わぬ収穫じゃ。
「そこまで言ったということは覚悟が出来ておるのじゃな」
封印をそそのかした奴であるなら、容赦はしないのじゃ。
「はて……なんの覚悟でしょうか……
私はゼド様にご提案させていただいただけで、やるやらないはゼド様次第。
直接手を下してはおりませんので、私に怒りをぶつけられても困りますね」
よくもそんなことを言えるのぅ。
お前が提案しなければ、封印をなんぞされなかったのに。
ランボという奴ともども蹴散らして、もっと知っていることを吐かせてやろうぞ。
「直接か直接じゃないかは関係ないのじゃ。
ワシが封印されたという事実があるだけじゃ。
その報いは受けてもらう。
それが嫌なら、知っていることを全部吐くのじゃ」
怒りが沸々と湧いてきておる。
今にも爆発しそうじゃ。
「ふぅ……
論理的に話していも話が通じないのは困りますね。
先ほどから言っている通り、私はあなたたちを相手にするつもりはないです。
いくらかはお支払いしても、十分元は取れますので、それで解決できないでしょうか」
このワシをお金でどうこうしようというのか。
「ワシはお金はいらんのぅ。
お前をボコボコにしないと気がすまんのじゃ。
おとなしくワシの相手をしろ」
怒りの矛先をアビスモとやらに向けたワシは、逃げられないように先回りをした。
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