18 / 102
第17話 ボクはフォルトナ! ~アグリサイド~
しおりを挟む
相変わらずゾルダの破壊力は凄まじい。
ヒュドラ相手でもあっという間だった。
こういうのをチートって言うのだろう。
アニメやマンガの世界なら、俺がこういう能力を持っているはずなのだが……
「ほれ、おぬし。
ボーっとしておらずに、とどめを刺すんじゃ」
「相変わらず規格外の力だな」
「おいしいところだけ残しておいてやったのじゃからありがたく思え」
確かにおいしいし、ありがたいけど……
これって俺いるか?って感じにもなる。
氷漬けになったヒュドラに一閃すると、ガタガタと音をたてて崩れ落ちる。
まぁ、これで一緒に戦ったことになって、俺の経験にもなる訳だが……
異世界転移して俺TUEEEってなってないな。
でも、何の因果かわからない。
だけど、チートなゾルダが封印されている剣をもらえたのはラッキーだったかも。
「さぁ、これでここは終わりじゃな。
さっさと帰るとするかのぅ」
ゾルダは仕事は終わったとばかりに帰ろうとする。
「いやいや。
まだ社を確認出来てないって」
大事な仕事が残っているのだが、どうにもゾルダはそんなことはどうでもいいようだ。
「確かにそのような話を小娘がしとったなぁ」
「小娘ってアウラさんのこと?」
「そうじゃ、ワシからしたら小娘じゃ。
では……あとはおぬしに任せた」
「おい、ゾルダ!」
ゾルダは戦いが終わるとさっさと剣へと帰ってしまう。
まだ目的の1つしか終わってないんだけどな。
祠を探すために歩き始めた。
しかし、ゴツゴツした岩が視界をさえぎり思うように探せない。
この前の森では大きな木の中に祠があった。
ここもそういう類だろうか。
少し上りやすそうな岩を見つけて上って辺りを見回してみる。
「どの辺りかな」
とにかくこの辺りで一番大きな岩を探してそこに行ってみよう。
「あっ、あそこが一番大きそうだ」
岩が多い丘の中でもかなり目立った大きさの岩を見つけることが出来た。
さっと飛び降り、急いで大きい岩へと向かう。
ところどころにまだサーペントが残っているが、一撃で倒せるのでそれほど苦にならない。
大きい岩の近くに着くと丹念に周りを確認した。
すると人が一人入れるくらいの穴を発見した。
「よっしゃ、ビンゴ」
予想が当たって嬉しい。
すると、ゾルダが話しかけてくる。
「何を小躍りしておるのじゃ」
「いや、祠の入口らしきものを見つけたから、つい嬉しくなって」
「そんなのはじめからココってわかっておったぞ。
魔力の跡もあるしのぅ」
わかっていたんかい。
「えーーーっ。
なんで早く教えてくれないのー」
「おぬしが聞かんからじゃ」
聞く前にわかっていたら教えてほしい。
「確かに聞かなかったけど、ゾルダが『あとは任せた』って言うから……」
「……そっ、それはそうじゃな。
いっ……移動は任せたと言う意味じゃ。
聞いてくれればすぐ教えたぞ」
ゾルダはなんか慌てたような声をしている。
「ホントにかー……」
なんかゾルダの話し方は怪しい。
教える気も調べる気もなかっただろうに……
まぁ、いいや。
祠らしき穴を見つけたので、まずは入っていこう。
狭く薄暗い穴を奥へと進んでいく。
見た感じも人の手が入っていそうな壁だし、ここに間違いないだろう。
しばらく歩いていくと、空間が広がってきた。
その空間の中心に、社が建っているのも見えてきた。
見えてきたが……
誰か……いる?
慌てて走って近寄ると、そこには女性が倒れていた。
「大丈夫ですか?」
倒れている女性の肩をたたき声をかける。
「んっ……」
どこかケガをしていないか確認してみる。
すると足に咬まれたような跡が残っていた。
その周りは青紫色に変色をしている。
「これって……もしかして……
サーペントの毒か?」
「……うっ……」
女性の意識ははっきりしないようだ。
「どうしような……
解毒薬とか持ってないし……」
慌てているとゾルダがひょいっと顔を出してきた。
「なんじゃ、この小娘は。
どこから湧いてきた」
「湧いてきたんじゃなくて、ここに倒れていたの」
「そうか。
ん?
この傷は……サーペントに咬まれたのじゃろ」
女性の噛みつかれた傷を見てゾルダが断定する。
「やっぱり」
「早急に手当してやらんと、こやつは死ぬぞ」
咬まれてからどのくらいたったかもわからないし、毒の強さもわからない。
ただ一刻を争うようだ。
「えーーーっ
どうしよう、どうしよう」
ゾルダがいるからやられることはないだろうと思って薬らしい薬も持ってきていない。
いざという時のことも考えて持ってきておけばよかった。
「おぬし、慌てるでない」
ゾルダが落ち着いた口調で、あたふたしている俺に言ってきた。
「えっ、でも……」
一刻を争う状況で慌てるなと言われても……
「慌てるなと言っておろう。
おぬしのレベルがあがって、使える魔法も増えておろう。
たぶんじゃが、その中に解毒効果がある魔法があるはずじゃ」
ん?
確かにいろいろ覚えていたような気がするけど……
「そうなのか?
ちょっと確認してみる。
ステータス、オープン」
急いでステータスを開き確認する。
「えーっと、えーっと」
ステータスをスライドさせながらそれっぽいものがないか確認をする。
「あっ、これだ。
解毒(デトックス)」
「ほら、あるじゃろぅ」
ドヤ顔でこちらを見てくるゾルダ。
してやったりの顔だ。
「適当に言ってないだろうな、ゾルダ」
「そっ……そんなことはないぞ。
ワシはなんでも見えるからのぅ。
とにかくそんなことはいいから、早くその魔法を使ってやるのじゃ」
「わかった」
倒れている女性の患部に手を当て、呪文を唱える。
「解毒(デトックス)」
優しい光が傷口を覆う。
みるみるうちに、白い肌に戻っていく。
「よかったー。
効いたみたいだ」
女性の顔も幾分穏やかになってきた気がする。
もう大丈夫だろう。
まだ気を失っているようなので、横に寝かせておこう。
次は社の中を確認してみる。
やっぱり風の水晶は無くなっていた。
こうなると、意図的に取っていったというのがわかる。
何を目的にしていたかはわからないけど。
「ゾルダ、やっぱり風の水晶が無いね。
シルフィーネ村を襲うために、結界が邪魔だったのかな」
「まぁ、たぶんそうじゃろう。
強い魔物で襲えば結界なぞ関係ないのじゃがな。
ワシなら回りくどいことせずに、そうしておるがな」
ゾルダの言う通りだ。
なんでわざわざ結界を壊していく必要があるのか。
何か他にもあるんだろうか……
「ん……」
倒れていた女性の意識が戻りそうだ。
「大丈夫ですか?」
心配になり声をかける。
「……
はい……
……って、あなたは誰?」
女性は起き上がると、さっと俺から距離をとった。
しかし、足の傷が痛むのか、うずくまる。
「いっ……痛……」
「無理をしない方がいいよ。
私は国王の命令でここにきたアグリと言います」
俺の名前を告げる。
「アグリ?
……………………
あーっ!
村に勇者がくるって言っていたけど、お前かー」
この村の人たちはなにかと勇者、勇者って言うなー。
俺は勇者らしいことあまりしてないから、気恥ずかしい。
「はい、それが俺です……」
「そっか、そっかー!
ボクはフォルトナ!
よろしく!」
そこにいた女性の名はフォルトナと名乗った。
なんだが元気いっぱいな女の子……
女の子と言ったら失礼か。
元気な女性だ。
「それで、フォルトナは何をしにここ来ていたの?」
ここにいた理由を尋ねた。
「何しにって、祠の様子を見に決まっているじゃん!」
ん?
アウラさんはそんなこと言ってなかったよな。
「村からはそんな話聞いてないけど……」
「えーーーーっ!
そんなはずないけどなぁ。
……あっ、でもありえるな……
まぁ、帰ればわかるし、いったん村に帰ろうよ!」
何か思い当たる節があるようだ。
「帰るのはいいけど、その足で歩ける?」
「そこは、あんちゃんの肩を貸して!」
あっ、あんちゃん?
なんか、距離感の詰め方がえぐいな。
「いやさ、ボクがここに来たらサーペントがいっぱいでさー!
少しは倒したけど、最後は咬まれちゃってさー!
死ぬかと思ったよー!」
なんか死の淵に居た割にはあっけらかんとしているな。
事情もまだよくわからないけど、ケガ人もいるし、いったんシルフィーネ村に戻ろう。
もしかしたら、アウラがまた何か忘れているのかもしれない。
「しかし、もう今回はこれで終わりかのぅ。
今回はワシの出番が少ないぞ」
「祠見つけるまでは話していたじゃん」
「あの小娘、最後に全部持っていき過ぎじゃ。
話に入る間もなかったぞ」
「わかったって。
もう帰るだけだから、休んでくれ」
そんなメタい文句をゾルダが言ってきたけど、俺にあれこれ言われてもな……
ヒュドラ相手でもあっという間だった。
こういうのをチートって言うのだろう。
アニメやマンガの世界なら、俺がこういう能力を持っているはずなのだが……
「ほれ、おぬし。
ボーっとしておらずに、とどめを刺すんじゃ」
「相変わらず規格外の力だな」
「おいしいところだけ残しておいてやったのじゃからありがたく思え」
確かにおいしいし、ありがたいけど……
これって俺いるか?って感じにもなる。
氷漬けになったヒュドラに一閃すると、ガタガタと音をたてて崩れ落ちる。
まぁ、これで一緒に戦ったことになって、俺の経験にもなる訳だが……
異世界転移して俺TUEEEってなってないな。
でも、何の因果かわからない。
だけど、チートなゾルダが封印されている剣をもらえたのはラッキーだったかも。
「さぁ、これでここは終わりじゃな。
さっさと帰るとするかのぅ」
ゾルダは仕事は終わったとばかりに帰ろうとする。
「いやいや。
まだ社を確認出来てないって」
大事な仕事が残っているのだが、どうにもゾルダはそんなことはどうでもいいようだ。
「確かにそのような話を小娘がしとったなぁ」
「小娘ってアウラさんのこと?」
「そうじゃ、ワシからしたら小娘じゃ。
では……あとはおぬしに任せた」
「おい、ゾルダ!」
ゾルダは戦いが終わるとさっさと剣へと帰ってしまう。
まだ目的の1つしか終わってないんだけどな。
祠を探すために歩き始めた。
しかし、ゴツゴツした岩が視界をさえぎり思うように探せない。
この前の森では大きな木の中に祠があった。
ここもそういう類だろうか。
少し上りやすそうな岩を見つけて上って辺りを見回してみる。
「どの辺りかな」
とにかくこの辺りで一番大きな岩を探してそこに行ってみよう。
「あっ、あそこが一番大きそうだ」
岩が多い丘の中でもかなり目立った大きさの岩を見つけることが出来た。
さっと飛び降り、急いで大きい岩へと向かう。
ところどころにまだサーペントが残っているが、一撃で倒せるのでそれほど苦にならない。
大きい岩の近くに着くと丹念に周りを確認した。
すると人が一人入れるくらいの穴を発見した。
「よっしゃ、ビンゴ」
予想が当たって嬉しい。
すると、ゾルダが話しかけてくる。
「何を小躍りしておるのじゃ」
「いや、祠の入口らしきものを見つけたから、つい嬉しくなって」
「そんなのはじめからココってわかっておったぞ。
魔力の跡もあるしのぅ」
わかっていたんかい。
「えーーーっ。
なんで早く教えてくれないのー」
「おぬしが聞かんからじゃ」
聞く前にわかっていたら教えてほしい。
「確かに聞かなかったけど、ゾルダが『あとは任せた』って言うから……」
「……そっ、それはそうじゃな。
いっ……移動は任せたと言う意味じゃ。
聞いてくれればすぐ教えたぞ」
ゾルダはなんか慌てたような声をしている。
「ホントにかー……」
なんかゾルダの話し方は怪しい。
教える気も調べる気もなかっただろうに……
まぁ、いいや。
祠らしき穴を見つけたので、まずは入っていこう。
狭く薄暗い穴を奥へと進んでいく。
見た感じも人の手が入っていそうな壁だし、ここに間違いないだろう。
しばらく歩いていくと、空間が広がってきた。
その空間の中心に、社が建っているのも見えてきた。
見えてきたが……
誰か……いる?
慌てて走って近寄ると、そこには女性が倒れていた。
「大丈夫ですか?」
倒れている女性の肩をたたき声をかける。
「んっ……」
どこかケガをしていないか確認してみる。
すると足に咬まれたような跡が残っていた。
その周りは青紫色に変色をしている。
「これって……もしかして……
サーペントの毒か?」
「……うっ……」
女性の意識ははっきりしないようだ。
「どうしような……
解毒薬とか持ってないし……」
慌てているとゾルダがひょいっと顔を出してきた。
「なんじゃ、この小娘は。
どこから湧いてきた」
「湧いてきたんじゃなくて、ここに倒れていたの」
「そうか。
ん?
この傷は……サーペントに咬まれたのじゃろ」
女性の噛みつかれた傷を見てゾルダが断定する。
「やっぱり」
「早急に手当してやらんと、こやつは死ぬぞ」
咬まれてからどのくらいたったかもわからないし、毒の強さもわからない。
ただ一刻を争うようだ。
「えーーーっ
どうしよう、どうしよう」
ゾルダがいるからやられることはないだろうと思って薬らしい薬も持ってきていない。
いざという時のことも考えて持ってきておけばよかった。
「おぬし、慌てるでない」
ゾルダが落ち着いた口調で、あたふたしている俺に言ってきた。
「えっ、でも……」
一刻を争う状況で慌てるなと言われても……
「慌てるなと言っておろう。
おぬしのレベルがあがって、使える魔法も増えておろう。
たぶんじゃが、その中に解毒効果がある魔法があるはずじゃ」
ん?
確かにいろいろ覚えていたような気がするけど……
「そうなのか?
ちょっと確認してみる。
ステータス、オープン」
急いでステータスを開き確認する。
「えーっと、えーっと」
ステータスをスライドさせながらそれっぽいものがないか確認をする。
「あっ、これだ。
解毒(デトックス)」
「ほら、あるじゃろぅ」
ドヤ顔でこちらを見てくるゾルダ。
してやったりの顔だ。
「適当に言ってないだろうな、ゾルダ」
「そっ……そんなことはないぞ。
ワシはなんでも見えるからのぅ。
とにかくそんなことはいいから、早くその魔法を使ってやるのじゃ」
「わかった」
倒れている女性の患部に手を当て、呪文を唱える。
「解毒(デトックス)」
優しい光が傷口を覆う。
みるみるうちに、白い肌に戻っていく。
「よかったー。
効いたみたいだ」
女性の顔も幾分穏やかになってきた気がする。
もう大丈夫だろう。
まだ気を失っているようなので、横に寝かせておこう。
次は社の中を確認してみる。
やっぱり風の水晶は無くなっていた。
こうなると、意図的に取っていったというのがわかる。
何を目的にしていたかはわからないけど。
「ゾルダ、やっぱり風の水晶が無いね。
シルフィーネ村を襲うために、結界が邪魔だったのかな」
「まぁ、たぶんそうじゃろう。
強い魔物で襲えば結界なぞ関係ないのじゃがな。
ワシなら回りくどいことせずに、そうしておるがな」
ゾルダの言う通りだ。
なんでわざわざ結界を壊していく必要があるのか。
何か他にもあるんだろうか……
「ん……」
倒れていた女性の意識が戻りそうだ。
「大丈夫ですか?」
心配になり声をかける。
「……
はい……
……って、あなたは誰?」
女性は起き上がると、さっと俺から距離をとった。
しかし、足の傷が痛むのか、うずくまる。
「いっ……痛……」
「無理をしない方がいいよ。
私は国王の命令でここにきたアグリと言います」
俺の名前を告げる。
「アグリ?
……………………
あーっ!
村に勇者がくるって言っていたけど、お前かー」
この村の人たちはなにかと勇者、勇者って言うなー。
俺は勇者らしいことあまりしてないから、気恥ずかしい。
「はい、それが俺です……」
「そっか、そっかー!
ボクはフォルトナ!
よろしく!」
そこにいた女性の名はフォルトナと名乗った。
なんだが元気いっぱいな女の子……
女の子と言ったら失礼か。
元気な女性だ。
「それで、フォルトナは何をしにここ来ていたの?」
ここにいた理由を尋ねた。
「何しにって、祠の様子を見に決まっているじゃん!」
ん?
アウラさんはそんなこと言ってなかったよな。
「村からはそんな話聞いてないけど……」
「えーーーーっ!
そんなはずないけどなぁ。
……あっ、でもありえるな……
まぁ、帰ればわかるし、いったん村に帰ろうよ!」
何か思い当たる節があるようだ。
「帰るのはいいけど、その足で歩ける?」
「そこは、あんちゃんの肩を貸して!」
あっ、あんちゃん?
なんか、距離感の詰め方がえぐいな。
「いやさ、ボクがここに来たらサーペントがいっぱいでさー!
少しは倒したけど、最後は咬まれちゃってさー!
死ぬかと思ったよー!」
なんか死の淵に居た割にはあっけらかんとしているな。
事情もまだよくわからないけど、ケガ人もいるし、いったんシルフィーネ村に戻ろう。
もしかしたら、アウラがまた何か忘れているのかもしれない。
「しかし、もう今回はこれで終わりかのぅ。
今回はワシの出番が少ないぞ」
「祠見つけるまでは話していたじゃん」
「あの小娘、最後に全部持っていき過ぎじゃ。
話に入る間もなかったぞ」
「わかったって。
もう帰るだけだから、休んでくれ」
そんなメタい文句をゾルダが言ってきたけど、俺にあれこれ言われてもな……
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説

異世界に追放されました。二度目の人生は辺境貴族の長男です。
ファンタスティック小説家
ファンタジー
科学者・伊介天成(いかい てんせい)はある日、自分の勤める巨大企業『イセカイテック』が、転移装置開発プロジェクトの遅延を世間にたいして隠蔽していたことを知る。モルモットですら実験をしてないのに「有人転移成功!」とうそぶいていたのだ。急進的にすすむ異世界開発事業において、優位性を保つために、『イセカイテック』は計画を無理に進めようとしていた。たとえ、試験段階の転移装置にいきなり人間を乗せようとも──。
実験の無謀さを指摘した伊介天成は『イセカイテック』に邪魔者とみなされ、転移装置の実験という名目でこの世界から追放されてしまう。
無茶すぎる転移をさせられ死を覚悟する伊介天成。だが、次に目が覚めた時──彼は剣と魔法の異世界に転生していた。
辺境貴族アルドレア家の長男アーカムとして生まれかわった伊介天成は、異世界での二度目の人生をゼロからスタートさせる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
ガチャからは99.7%パンが出るけど、世界で一番の素質を持ってるので今日もがんばります
ベルピー
ファンタジー
幼い頃にラッキーは迷子になっている少女を助けた。助けた少女は神様だった。今まで誰にも恩恵を授けなかった少女はラッキーに自分の恩恵を授けるのだが。。。
今まで誰も発現したことの無い素質に、初めは周りから期待されるラッキーだったが、ラッキーの授かった素質は周りに理解される事はなかった。そして、ラッキーの事を受け入れる事ができず冷遇。親はそんなラッキーを追放してしまう。
追放されたラッキーはそんな世の中を見返す為に旅を続けるのだが。。。
ラッキーのざまぁ冒険譚と、それを見守る神様の笑いと苦悩の物語。
恩恵はガチャスキルだが99.7%はパンが出ます!
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる