11 / 340
第一章
11.無関心
しおりを挟むしかし、相手は所詮ガキ。
悪態をつくなんてムカつくけど、ここは私がお姉様らしく堪えて金の為に一歩引かなければならない。
「やっ、やだな。なに言ってるんだ……か」
「興味ない」
「えっ……」
「俺、あんたみたいな平凡でツマンナイ女に興味ないから」
そう言われた瞬間、モテ女としてのプライドが木っ端微塵に。
拓真は言いたい事を言い終えるとスクッと立ち上がってその場から立ち去った。
取り残された和葉は、ツンデレという希を見る最大級の壁が目の前に立ちはだかる事に。
予定通りにいけば運命的な初対面だった。
『怪我をしてない?』とか。
『こんなに重たいものを女の子に持たせるなんて』とか。
『大事な書類だったんだろ?』とか。
きっと彼も他の男と同様、私を取り巻く男達のように優しく気遣うものだと思っていた。
でも、実際は違う。
完全に無関心だし、背中を向けてから一度たりとも振り返りはしない。
しかも、考えてみたらハートを射止めるどころか名前すら伝えていない。
昨日祐宇が言っていた『彼にはひと癖ある』という意味がようやくわかった気が。
悔しい……。
マトモな男なら、美人にもっと優しくするでしょ。
最低な意地悪を言わないでしょ。
拓真…。
予想以上に手強い相手。
ツンは今この瞬間に見れたけど、この先いつかはデレを引き出してやる。
私はLOVE HUNTER
容姿端麗で非の打ち所のない私は、恋愛において不可能の三文字は存在しなかった。
しかし、生意気なあいつは私の気持ちを逆撫でしてくる。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
【R18】もう一度セックスに溺れて
ちゅー
恋愛
--------------------------------------
「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」
過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。
--------------------------------------
結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる