上 下
52 / 59
第四章 "柳ケ瀬風雅商店街復活祭第一弾”

第52話 久々に聞く声

しおりを挟む
 「た...たろ、たろう...!!」

 「た、たろ、たろう...太郎!!聞こ...えるか...!」

 急に俺を呼ぶ声が聞こえた。友三爺さんに違いない。今は打ち上げの真っ最中で、俺は明日香にミキマルを紹介していたところだった。いつ以来だろう?ボルトとカンナを助けた時以来の、友三爺さんからの呼び出しだ。

 打ち上げの会場は賑やかで、笑い声や音楽が響いていた。明日香はミキマルに興味津々で、彼女の話に夢中になっていた。そんな中、友三爺さんの声が俺の脳内に飛び込んできた。

 「うん⁉なんだ...⁉」

 おっと、声に出してしまった。突然、頭の中から聞こえる俺を呼ぶ声。少しは慣れてはきたけど...友三爺さんだろ?爺さん、今は打ち上げの真っ最中だ。こんなに人がいる時に急に呼ばないでくれ。隣にいるミキマルや明日香が怪訝な顔で俺を見ている。

 「太郎、大丈夫?酔っぱらってるんじゃないの?急に意味不明なこと言って、キモいわ!これでも飲んで落ち着けっての!」と、そっけなくオレンジジュースを俺に手渡すミキマル。

 それに比べて、「大丈夫...太郎?ホテルの医務室に一緒について行こうか?」と優しく声をかけてくれる明日香。

 うーん、明日香は本当にいい子だな。明日香の優しさにはいつも救われる。今度、サーマレント産のサファイアでもあげようかな?ミキマルには鉄鉱石でも玄関の前に、どっさりと置いてやろうかな...。

 まあ、冗談はさておき、友三爺さんの声は緊張感を増している。一刻の猶予もなさそうだ。一体何が起こっているんだ?ただ、場所が悪い。俺は二人に「トイレに行ってくる」と言って、打ち上げ会場のホールから出てサロンに向かった。

 その様子を遠目で見ていたカーシャが、「太郎様、何かあったのですか?」と念話を送ってきた。同時に、俺の後を追ってきた。

 そんなカーシャに向かって、「ちょっと、急用ができたみたい。ここではちょっと...。だから場所を変えようと思ってね」と言いながら、人気のないホテルのサロンの隅のソファーに対面で座った。

 「爺さん、友三爺さん!急に呼び出してきて...何があったんだい⁉」と頭の中で語りかけた。さすがに人気のないホテルのサロンとはいえ、声に出すと怪しい者と間違えられるからな。

 友三爺さんの声が聞こえるのは久しぶりだ。何か大変なことが起こったに違いない。俺は緊張しながら、友三爺さんの返事を待った。

 すると、俺が予想もしていなかった声が聞こえた。そう、突然この世を去ったあの人が、友三爺さんの代わりに俺に語りかけてきた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 「た、太郎!急いで岐南方面に向かうんだ!リンカが今、21号沿いでトラックの事故に巻き込まれた、そう、俺と...同じようにな」

 友三爺さんじゃないのか⁉その声は、もしかして親父か⁉親父、どういうことなんだ?「親父、俺に話しかけることができるなら、辛い時に力になってくれればよかったのに...!」と、とっさに愚痴ってしまった。

 親父の声が聞こえるなんて、想像もしていなかった。緊張と混乱が入り混じる中、何とも言えない負の感情が俺の心を支配する。

 俺が愚痴をこぼすと、親父は少し申し訳なさそうな声で「色々すまなかったな、太郎。でも、お前は本当に頑張ってくれている。いや、想像以上によくやっているよ。実は、色々とがあってな...。こんな時じゃないとお前と話せないんだ。それに、俺は爺さんを通じてしかお前に話しかけられないんだよ...」と語った。

 親父の声は沈んでいて、俺の心に深く響いた。その言葉は、俺の苛立ちを和らげ、同時に寂しさを感じさせた。

 今はとにかく、急に連絡を取ってきた親父の話を聞かないと。「で、親父、何があったんだよ?」

 親父は深刻なトーンで「リンカが、トラックに巻き込まれる大事故に遭ったんだ。意識を失っていて、このままだとあと数十分で命を落とすかもしれない。かろうじて即死は免れたが、状況はかなり厳しい...」と俺に伝えてきた。

 親父の言葉は、まるで冷たい刃が心に突き刺さるようだった。

 ど、どういう事なんだ?リンカがそんな大変なことになっているなんて...信じられない。

 さっきまで一緒に笑い、楽しそうに打ち上げに参加していたリンカ。彼女の笑顔が、今も目に焼き付いている。公開ラジオ放送で来場者に手を振り、楽しませていたリンカ。その明るい声が、耳に残っている。マグロを頬張っていたリンカ。その無邪気な姿が、心に深く刻まれている。そんな彼女の姿が次々と脳裏に浮かび、胸が締め付けられるような思いだ。

 「どういうことなんだ?あんなにイベントで楽しそうにしていたリンカが、トラックに巻き込まれて死にそうだなんて。頭が追いつかない。」俺の声は震え、心臓が激しく鼓動する。目の前がぼやけ、現実感が薄れていく。

 動揺する俺をよそに、親父は話を続けた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 「リンカを助けてやってくれ。お前ならばリンカの元にすぐにたどり着けるんだろう⁉お前は俺と違って、爺さんと同じように異世界に行って力を手に入れたんだ!だったらリンカを...助けて...てくれ。彼女は俺の大切...ンタジー仲間だ。まだ...っちの世界に来てはい...い。出来る...ら、爺さんやお前と一緒の...」

 親父は必死にそう懇願してきた。だが、声が途切れ途切れで聞き取りにくい。何だ?最後は何と言ったんだ⁉ 俺の心臓は激しく鼓動し、親父の言葉の続きを求めていた。すると...。

 「時間が無...んだ!さすがに太郎...も、死んだ人間を生き返...せる保証はな...だろう!でも、生きてい...異世界人や太郎の周り...いる動物たちのよ...に救うことは...きるはず...リンカの命がつながっている...ちに助け出してくれ!そして、リンカを...いせ...つれて...くれ...」

 "いせ..."って何だ⁉とりあえずリンカを助けに行けばいいんだな?そういうことだよな、親父?

 「おい、親父、親父!!」

 「たろう、たろ...。時間の様じゃ...もう通信が途切...る...早く岐南方面にむ...か...え」

 最後に友三爺さんの声が聞こえたと思うと、二人の声が途絶えた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 

 頭の中がぐちゃぐちゃだ。リンカが事故に遭った⁉あと数十分で死にそう⁉親父が最後に何が言いたかったんだ⁉親父の言うって何のことだ⁉誰に、どんな制限をかけれているんだ?

 まばらなホテルのサロンの中で、心の中の混乱と焦燥を必死に抑える。

 聞きたいことは山ほどあったが、それ以降は二人との通信が途絶えた。行くべきかどうか迷っている暇などなく、早くリンカを救出しに行けと言わんばかりに、二度とつながらなかった。

 そんな動揺を隠し切れない俺の傍に、何も言わずにずっといてくれたカーシャ。ホテルのサロンの柔らかな照明の中、彼女の存在が唯一の支えだった。俺と親父や友三爺さんとの連絡が途絶えた瞬間をどう察したのか分からないが、その時を見計らって、俺に話しかけてきた。

 「太郎様、何かあったんでしょうか⁉」と俺を落ち着かせるかのように静かにはっきりとした口調で語りかけてきた。

 カーシャの買ってきてくれた紅茶に一口口を付けた後、彼女を見つめて今、俺の頭の中で起こったことを伝えた。

 「信じられないかもしれないが、亡くなった友三爺さんや親父から、リンカが大事故に遭ったから救ってやれと声が聞こえたん...」

 夜のホテルのサロンは静かで、周りには数人の客がいるだけ。ほとんどの者が自分の世界に浸っているようだった。カーシャは緊張感を帯びた表情で、話の途中で言葉を投げかけてきた。

 「早く行ってあげて下さい、リンカさんの元へ!」

 彼女の声には切迫感があり、まだ話がすべて終わっていないのに、その場の空気が一瞬にして張り詰めた。

 「貴方の言葉を信じます!ですから、早くリンカさんを救いに行って!一刻を争う状況なんですよね?こちらのことは私が何とかしますから!さあ、早く!」

 カーシャは俺の話を一切疑わず、早くリンカを救いに行けと急かした。普通なら、頭の中で声が聞こえたと言えば怪しまれるだろう。ミキマルなら病院に措置入院させられかねない。だが、カーシャは違った...。

 俺を全面的に信頼してくれている...。

 さらにカーシャは、もう一度俺に向かって「太郎様、早くリンカさんの元へ。私の大切な友人であるリンカさんを救って下さい...!」と、静かに、しかし力強く訴えた。

 その言葉に後押しされるかのように、俺は「じゃあ、行ってくるよ、カーシャ。後は頼んだよ!」と告げた。カーシャは真剣な眼差しで見つめ返しながら、静かに俺を見送った。俺は一刻も早く岐南方面へ向かうべく、足早に駆け出した。

 探知魔法の森本オレさんに事故現場の場所と状況を探ってもらうと、「リンカちゃんは瀕死の重体だ。太郎、急ぐんだよ。そして、この少女を一生懸命に助けようとしている???という人物がいるよ」と教えてくれた。

 ???...。聞いた事の無い名前だ...誰だ?そりゃ⁉


◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 そんな中、国道21号線、岐南付近の事故現場では、「リンカちゃん!リンカちゃん」と大声で泣き叫びながら、トラックに激突されたリンカの車に駆け寄る???の姿があった。

 「リンカ~!!いや~!目を覚まして!!」と、変形した車のドアを必死に叩きながら、頭から血を流しぐったりとしているリンカに向かって叫び続けていた。

 「私だったらよかったのに、私だったらよかったのに!何でリンカなの?可愛くて明るくて輝いているリンカがこんな目に遭うなんておかしいよ!私みたいにいじめられて輝きもない者が死んだほうが...」と、独り思いのたけを叫びながら、必死に変形したドアを開けようとする。

 状況は最悪だ。事故現場は凄惨を極めている。オイルや煙、血などの様々な匂いが立ち込める中、怪我人を助けようとする人々が走り回る。夜にもかかわらず、炎上した炎で辺りは明るく照らされる。その明かりを目指すかのように様々なサイレンの音が近づいてくるのが聞こえた。

 「早く来て、早く!誰でもいいから!リンカが死んじゃう!!私の希望が!私の憧れが!私の、私の...愛するべき人が...!」

 そんな、乱れた長い髪とずれた眼鏡をかけた???の元に、「どいて!その中の女性を助けるから!一刻の猶予も無い!さあ、どいてくれ!」と話かける者がいた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 恐る恐る???が振りかけると、そこにいたのはイベント会場で主催者の一人だと言っていた根津であった。リンカとラジオで共演していたから、名前も知っている。

 「あなたは...根津さんじゃないですか!どうしてここに...いや、今はそんなことどうでもいいんです。大変なんです!車の中にリンカが、リンカちゃんがいるんです!」と???は言いながら、乱れた長い髪を振り乱して俺にしがみついてきた。???の手は真っ赤にただれ、皮膚はボロボロだった。

 ???は必死にリンカを助け出そうとしていたのだろう。トラックに衝突された車内は大きく変形し、無残な状態を表わしている。中にいるリンカは???の必死の呼びかけにも反応しない...。

 そんな必死にリンカを助けようとしている???に対して俺は、「俺も全力でリンカを助ける。だから今から起こることを内緒にしてくれよ。山岩ヤマイワ優希ユウキさん」と告げた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。

猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。 そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。 あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは? そこで彼は思った――もっと欲しい! 欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。 神様とゲームをすることになった悠斗はその結果―― ※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。

ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~

三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】 人間を洗脳し、意のままに操るスキル。 非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。 「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」 禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。 商人を操って富を得たり、 領主を操って権力を手にしたり、 貴族の女を操って、次々子を産ませたり。 リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』 王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。 邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第三章フェレスト王国エルフ編

分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活

SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。 クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。 これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。

ごめんみんな先に異世界行ってるよ1年後また会おう

味噌汁食べれる
ファンタジー
主人公佐藤 翔太はクラスみんなより1年も早く異世界に、行ってしまう。みんなよりも1年早く異世界に行ってしまうそして転移場所は、世界樹で最強スキルを実でゲット?スキルを奪いながら最強へ、そして勇者召喚、それは、クラスのみんなだった。クラスのみんなが頑張っているときに、主人公は、自由気ままに生きていく

死んだら男女比1:99の異世界に来ていた。SSスキル持ちの僕を冒険者や王女、騎士が奪い合おうとして困っているんですけど!?

わんた
ファンタジー
DVの父から母を守って死ぬと、異世界の住民であるイオディプスの体に乗り移って目覚めた。 ここは、男女比率が1対99に偏っている世界だ。 しかもスキルという特殊能力も存在し、イオディプスは最高ランクSSのスキルブースターをもっている。 他人が持っているスキルの効果を上昇させる効果があり、ブースト対象との仲が良ければ上昇率は高まるうえに、スキルが別物に進化することもある。 本来であれば上位貴族の夫(種馬)として過ごせるほどの能力を持っているのだが、当の本人は自らの価値に気づいていない。 贅沢な暮らしなんてどうでもよく、近くにいる女性を幸せにしたいと願っているのだ。 そんな隙だらけの男を、知り合った女性は見逃さない。 家で監禁しようとする危険な女性や子作りにしか興味のない女性などと、表面上は穏やかな生活をしつつ、一緒に冒険者として活躍する日々が始まった。

処理中です...