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第二章 アーレントと友三爺さん
第25話 じぃーじ!大丈夫なの?
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扉の前で険しい表情を浮かべるダイスさん。身長は俺より少し高く見える。180cmはあるだろう。しかし、その体つきは枝木のようにひょろひょろで、まだ自力では立っていられず、両脇から使用人たちに支えられて何とかこの場にいられる様だ。
この世界には車いすが無いんだな。便利なのに。養老町には世界的な車いすメーカーが存在する。ティルト&リクライニング機能付きの車椅子なんて、本当に便利なんだけどな。
「父上!大丈夫なのですか!!」
俺がダイスさんの状態を見ながら、現状の身体に合う車椅子を推測していると、サイモンさんが慌てた表情でダイスさんの元に駆け寄った。
サイモンさんも突然の父親の登場に驚いた様子だ。いや、食堂にいるカーシャやジュージュン、”飲みつぶ”のメンバー達も慌ててダイスの元に駆け寄る。
皆んなが大慌て。だが...。死期が迫っていると思われたダイスが、支えられてではあるが歩ける状態にまで回復したことに、会場にいる者全員の表情には驚きと共に安堵が浮かぶ。
そんな思いを言葉にしてしまう、いや、素直に言葉にできるのが子供の特権だ。
「じぃーじ!大丈夫なの?もうえらくないの⁉︎」と心配そうに、孫のマーシュンが見上げながら聞く。
やせ細り、辛そうな表情で一生懸命に笑みを作り「ああ、大丈夫だよ、マーシュン。これも全部、太郎様のおかげだ」と言ってマーシュンに微笑んだ。微笑んでいるよね...。目に生気が戻り、無理やりの笑顔。ちょっと、いや、大分怖い。マーシュンが怯えているように見えるが...。
やっぱり怖かったようで、マーシュンはジュージュンのふくらはぎの後ろに、隠れるように身を縮こませた。ちょっと刺激的だったよね。
そんなマーシュンの動きが場の緊張をほぐしてくれたようで、「早く栄養を取って太らないと、マーシュン様に嫌われてしまいますぞ!」とバロンがウインクしながらダイスに告げた。
食堂内に笑いが起こり、皆んなの緊張が少し解れたようだ。
バロンの息子ジャバンが、「そうですよダイス様、また親父の酒飲み相手になって下さい!私じゃダイス様の足元にも及びませんから」と言って会場の笑いを誘った。
そんなに和やかな雰囲気の中、ダイスが皆んなに対して、「大丈夫だ。まだ体が思う様に動かないが、頭ははっきりとし、気力が満ち溢れている。体がついてこないだけだ」と言い切った。
しかし...本当は辛いのだろう。自力ではまだ立っていることがままならず、使用人たちに支えられて肩で息をしている。
そんなダイスさんは「何よりもまず、私を救って下さった太郎様に挨拶をしに来た」と言った。
ダイスさんはまだ大きな声を出せない様だが、非常に力強さを感じさせる口調だった。
「こんなことなら、私の方から寝室の方に行きましたのに」
俺はなんだか申し訳なくなった。
そんな俺の発言に対し、ダイスさんは静かに首を振ってこう続けた。
「本当にありがとうございました。このご恩をどうお返ししたらいいのかは分かりません。太郎様を導いてくれた友三様には心から感謝いたします。私にできることがあれば、ぜひご指導下さい。大変申し訳ありませんが、今日はこれで失礼します」
そう言い残し、ダイスさんは使用人たちに支えられ寝室に戻っていった。
アーレント家の関係者は義理と人情に厚い。
こっちの世界で、このような人達と出会えて本当によかった。俺の方こそ、友三爺さんとアーレントさんに、この出会いを導いてもらったのだろう。
今回の戦闘でも誰も死ななかったし、ダイスさんも救えて良かった。
さあ、宴の続きだ。ダイスさんは寝室に戻ったが、その復活した姿を見た皆んなは、使用人や家族、”飲みつぶ”など関係なく、夜が更けるまで大いに盛り上がった。
そして結局、その夜はアーレント家に泊まらせてもらうことになった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
すごい、30畳ぐらいある大きな部屋...。ソファーにテーブル、絵画や彫刻などが整然とさりげなく飾られている。高いんだろうな~。
後でカーシャに聞いたら、アーレント家のVIPルームらしい。本当に限られた者にしか使うことを許されない部屋の様だ...。
いいの...?俺は精肉屋の三代目だよ⁉︎
ベッドもふかふかそうだし、何人用⁉︎5人は同時に寝れるでしょう⁉︎何でこんなに大きいの⁉︎
まあ、あまり深く考えずに寝よう...。
なんだか柔らかすぎて寝れない...。ソファーで寝ようかな...。源さんはおろおろしている俺をしり目に、ふかふかの絨毯の上でちょこんとお座りをして、俺がどこで寝るかを見守っている。
相当眠いのか、たまに首がカクンとして、バランスを崩しそうになる。それでも耐えてお座りをして俺をじっと待っている。早く俺が寝る場所を決めないと、お座り姿勢のまま寝落ちしてしまいそうだ。
ご、ごめんよ源さん。もうソファーで寝よう。ソファーでも十分広いから...。
俺がソファーで横になると、俺の足元で縮こまり、あっというまに深い寝息を立てた。よっぽど眠かったのね。ごめんよ源さん。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
翌日、俺が目を覚ますと、すぐにドアをノックする音がした。
「はい」と答えると、ドアの向こうから「もしよろしければ、ダイス様が昨日のことについてお話をされたいとのことです。準備が整い次第、食堂へお越し下さい」と使用人、多分あの声はロイヒだろう。ロイヒは伝え終わると、戻っていった。
どうして...俺が目覚めたのが分かっただろう?ちょっと怖いんだけど。
まぁ、あまり病み上がりの人を待たせてもいけないと思い、アイテムボックスにしまっておいた着替えを出し、着替えてから部屋を出た。
もちろん源さんも一緒に。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
食堂に着くと、ダイスさん、サイモンさん、ジュージュンさん、カーシャ、そして”飲みつぶ”のメンバーが座っていた。
ダイスさん、少しふっくらとした⁉︎でもまだ10時間ほどしか経っていないはずだけど...⁉︎そして俺の隣は、なぜかカーシャが当たり前のように座っている...。
俺が席に座ると、ダイスさんはテーブルの端に掴まり、一人でゆっくりと足に力が入るか確かめる様にしながら立ち上がった。
その時、ダイスさんの椅子を知らないうちに少し後ろにずらす使用人のロイヒ...。ロイヒ、いつの間にダイスさんの近くに...⁉︎
まあ、ロイヒの事はおいといて、ダイスさんはゆっくりと立ちあがった後、俺を真直ぐに見つめた。その瞳で何かを語っているかのように...。
そして...。
「今回の件、本当にありがとうございました。私のみならず、息子サイモン、”飲みつぶ”のメンバーであるサイアス、ムーブ、ジン、ベレッタ、バロン、エメリアの命と怪我を治して頂き、本当にありがとうございます。皆を代表して、お礼を申し上げます」
ダイスさんは俺の目を見て、ゆっくりと頭を下げた。
ちょっとダイスさん、無理しちゃだめじゃない。昨日の今日じゃない...⁉︎
「分かりました。お気持ちをしっかりと頂きました。どうぞ、お座り下さい」とお願いをした。
ダイスさんが椅子に座った後、”とりあえずご飯を頂きましょうよ”という事となった。隣を見ると、バロンが朝から葡萄酒をぐびぐびと飲んでいる。おいおい、エメリアが睨んでいるぞ。大丈夫かいな...。
そんなバロンを見つめながら、ダイスさんが「少しでも太郎様に元気になった姿を見せようと、美味しくもないポーションをがぶがぶと飲んでいるのに、わしの前で美味そうにワインを飲みおって」と冗談のような、半分本気のような表情でバロンを見つめ、苦笑いをした。
あ~、だから少しふっくらとしたのね。でもこっちのポーションって激マズなんだよね。頑張ったなダイスさん。
あと、少しは遠慮をしろよバロン...。
そして俺が、「ダイスさんもですが、サイモンさんを含め皆んなが元気でよかった」...と言いかけたところ、慌てた様な表情でサイモンさんが俺に向かって首を左右に振った。若干、顔も青白い様な...⁉︎
なにがあったのサイモンさん...⁉︎
この世界には車いすが無いんだな。便利なのに。養老町には世界的な車いすメーカーが存在する。ティルト&リクライニング機能付きの車椅子なんて、本当に便利なんだけどな。
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俺がダイスさんの状態を見ながら、現状の身体に合う車椅子を推測していると、サイモンさんが慌てた表情でダイスさんの元に駆け寄った。
サイモンさんも突然の父親の登場に驚いた様子だ。いや、食堂にいるカーシャやジュージュン、”飲みつぶ”のメンバー達も慌ててダイスの元に駆け寄る。
皆んなが大慌て。だが...。死期が迫っていると思われたダイスが、支えられてではあるが歩ける状態にまで回復したことに、会場にいる者全員の表情には驚きと共に安堵が浮かぶ。
そんな思いを言葉にしてしまう、いや、素直に言葉にできるのが子供の特権だ。
「じぃーじ!大丈夫なの?もうえらくないの⁉︎」と心配そうに、孫のマーシュンが見上げながら聞く。
やせ細り、辛そうな表情で一生懸命に笑みを作り「ああ、大丈夫だよ、マーシュン。これも全部、太郎様のおかげだ」と言ってマーシュンに微笑んだ。微笑んでいるよね...。目に生気が戻り、無理やりの笑顔。ちょっと、いや、大分怖い。マーシュンが怯えているように見えるが...。
やっぱり怖かったようで、マーシュンはジュージュンのふくらはぎの後ろに、隠れるように身を縮こませた。ちょっと刺激的だったよね。
そんなマーシュンの動きが場の緊張をほぐしてくれたようで、「早く栄養を取って太らないと、マーシュン様に嫌われてしまいますぞ!」とバロンがウインクしながらダイスに告げた。
食堂内に笑いが起こり、皆んなの緊張が少し解れたようだ。
バロンの息子ジャバンが、「そうですよダイス様、また親父の酒飲み相手になって下さい!私じゃダイス様の足元にも及びませんから」と言って会場の笑いを誘った。
そんなに和やかな雰囲気の中、ダイスが皆んなに対して、「大丈夫だ。まだ体が思う様に動かないが、頭ははっきりとし、気力が満ち溢れている。体がついてこないだけだ」と言い切った。
しかし...本当は辛いのだろう。自力ではまだ立っていることがままならず、使用人たちに支えられて肩で息をしている。
そんなダイスさんは「何よりもまず、私を救って下さった太郎様に挨拶をしに来た」と言った。
ダイスさんはまだ大きな声を出せない様だが、非常に力強さを感じさせる口調だった。
「こんなことなら、私の方から寝室の方に行きましたのに」
俺はなんだか申し訳なくなった。
そんな俺の発言に対し、ダイスさんは静かに首を振ってこう続けた。
「本当にありがとうございました。このご恩をどうお返ししたらいいのかは分かりません。太郎様を導いてくれた友三様には心から感謝いたします。私にできることがあれば、ぜひご指導下さい。大変申し訳ありませんが、今日はこれで失礼します」
そう言い残し、ダイスさんは使用人たちに支えられ寝室に戻っていった。
アーレント家の関係者は義理と人情に厚い。
こっちの世界で、このような人達と出会えて本当によかった。俺の方こそ、友三爺さんとアーレントさんに、この出会いを導いてもらったのだろう。
今回の戦闘でも誰も死ななかったし、ダイスさんも救えて良かった。
さあ、宴の続きだ。ダイスさんは寝室に戻ったが、その復活した姿を見た皆んなは、使用人や家族、”飲みつぶ”など関係なく、夜が更けるまで大いに盛り上がった。
そして結局、その夜はアーレント家に泊まらせてもらうことになった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
すごい、30畳ぐらいある大きな部屋...。ソファーにテーブル、絵画や彫刻などが整然とさりげなく飾られている。高いんだろうな~。
後でカーシャに聞いたら、アーレント家のVIPルームらしい。本当に限られた者にしか使うことを許されない部屋の様だ...。
いいの...?俺は精肉屋の三代目だよ⁉︎
ベッドもふかふかそうだし、何人用⁉︎5人は同時に寝れるでしょう⁉︎何でこんなに大きいの⁉︎
まあ、あまり深く考えずに寝よう...。
なんだか柔らかすぎて寝れない...。ソファーで寝ようかな...。源さんはおろおろしている俺をしり目に、ふかふかの絨毯の上でちょこんとお座りをして、俺がどこで寝るかを見守っている。
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ご、ごめんよ源さん。もうソファーで寝よう。ソファーでも十分広いから...。
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◇◇◇◇◇◇◇◇◇
翌日、俺が目を覚ますと、すぐにドアをノックする音がした。
「はい」と答えると、ドアの向こうから「もしよろしければ、ダイス様が昨日のことについてお話をされたいとのことです。準備が整い次第、食堂へお越し下さい」と使用人、多分あの声はロイヒだろう。ロイヒは伝え終わると、戻っていった。
どうして...俺が目覚めたのが分かっただろう?ちょっと怖いんだけど。
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もちろん源さんも一緒に。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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ダイスさん、少しふっくらとした⁉︎でもまだ10時間ほどしか経っていないはずだけど...⁉︎そして俺の隣は、なぜかカーシャが当たり前のように座っている...。
俺が席に座ると、ダイスさんはテーブルの端に掴まり、一人でゆっくりと足に力が入るか確かめる様にしながら立ち上がった。
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まあ、ロイヒの事はおいといて、ダイスさんはゆっくりと立ちあがった後、俺を真直ぐに見つめた。その瞳で何かを語っているかのように...。
そして...。
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ダイスさんは俺の目を見て、ゆっくりと頭を下げた。
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ダイスさんが椅子に座った後、”とりあえずご飯を頂きましょうよ”という事となった。隣を見ると、バロンが朝から葡萄酒をぐびぐびと飲んでいる。おいおい、エメリアが睨んでいるぞ。大丈夫かいな...。
そんなバロンを見つめながら、ダイスさんが「少しでも太郎様に元気になった姿を見せようと、美味しくもないポーションをがぶがぶと飲んでいるのに、わしの前で美味そうにワインを飲みおって」と冗談のような、半分本気のような表情でバロンを見つめ、苦笑いをした。
あ~、だから少しふっくらとしたのね。でもこっちのポーションって激マズなんだよね。頑張ったなダイスさん。
あと、少しは遠慮をしろよバロン...。
そして俺が、「ダイスさんもですが、サイモンさんを含め皆んなが元気でよかった」...と言いかけたところ、慌てた様な表情でサイモンさんが俺に向かって首を左右に振った。若干、顔も青白い様な...⁉︎
なにがあったのサイモンさん...⁉︎
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