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第二章 アーレントと友三爺さん
第23話 バロンとエメリア
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バチィィィンンン!
バロンは寂しげな表情で葡萄酒をラッパ飲みした。そんなバロンに対して、エメリアは居ても立っても居られない様子で、思いっきり背中を叩き、「一人で何をしんみりしているのよ!元気を出しなさい!あなたには私がいるでしょ!」と声をかけた。
バチィィィィィィィンンンンンンンン!
「私たち長命族は別れが多いのも事実。でもだからこそ友三様と出会えたし、友三様のお孫様である太郎様にもお会いできたのよ!長く生きられるからこそ、くよくよしている暇なんてないわ。ダイス様やサイモン様、そしてタロウを支えて、楽しい人生を歩まなきゃ!」
バロンに熱いまなざしを向けた後、エメリアはもう一度力強く彼の背中を叩いた。
おいおい、どれだけ力があるんだよ。
バロンの大きな背中に、ミドル世代なら”闘魂注入”や”もみじまんじゅう”を連想させるほどの勢いで”喝!”を入れたのだ。
「くっ!!あまりの背中の痛さに涙が出てしまったわい...。でも、その通りじゃな。お前さんにしてはいいことを言うではないか...」
そう言ってバロンは太い二の腕で涙を拭いた。酒は楽しさと寂しさを引き出すからな。どちらにしてもお酒はほどほどにね、バロン...。
「そ、それに...それに!私の旦那は、そんな弱気なことを言わない人でしょ!!あんたと結婚するって言ったら、友達や親戚がだいぶ減ったんだからね!!一生責任取るって言ったでしょう⁉︎」
そう言ってエメリアは、両手を顔の前でコネコネと指を動かしながら、バロンを見つめる。両頬もうっすらと、いやいや、だいぶ赤い。照れている。って、おいおい今...何といいました...?
私の”旦那”って聞こえましたけど...?
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
俺がエメリアとバロンを交互に見つめていると、カーシャが楽しそうに、「太郎様!驚きましたか?そうなんですよ、二人はご夫婦なんです!エルフとドワーフの夫婦って殆どいない珍しいカップルなんですよ!よっぽど愛し合っていないと結ばれない、すご~く貴重な、奇跡のお二人なんです!!」
カーシャは興奮しているのだろう。先程よりも明らかに大きな声で俺たちに話しかけて来る。おいおい、食堂にいる者たちが俺たちをチラチラと見ているぞ。いいんかい⁉︎
「ちょ、ちょっと、カーシャお嬢様!!こ、声が大きいです!!皆んな知っていることとはいえ、そんな大きな声でしゃべらなくても...。サイアスに聞かれたら、「ババア、また余計なことを太郎様にも喋ったのか?」と悪態をつかれます!」と、慌ててカーシャの口を抑えようとするエメリア。
そんなことはお構いなしに、カーシャはさらに笑顔で「二人の恋物語は壮大で、吟遊詩人の皆さんが189話まで唄にしております!!記念の200話まで待ち遠しくて、待ち遠しくて!!」と俺に伝えてきた。
”こっちに亀”かよ...。日本の某漫画クラスだな...。
「全く、カーシャお嬢はこの手の話になると手が付けられなくなるからのう...。変わっておらさらぬ...」と少し呆れたかのように呟き、再び葡萄酒を一気に喉に流し込んだ。
この手の話は女性なら大好物だろう。特にカーシャは恋愛に興味津々なお年頃だろうしな。
外見はクールビューティーでも、中身は14歳の素敵な恋愛を望む可愛い娘なんだな。こんな娯楽の無い世界、二人の話だけで大いに盛り上がりそうだ。外見も美女と野獣だからな、と俺が自分の世界に入り込んでいると...。
「お二人とも、護衛の役目をサボって何をしているのですか?全く、父上は何本葡萄酒を空けるのですか?いくらお祝いの席でも、父上と母上は助けられた側です。その恩義を込めて仕事に専一するべきではないですか?こっちは次から次へと料理を作って忙しいのに...」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
俺たちの前に、バロンよりも少し背の高いコック帽を被った男性が現れた。ドワーフかな?感じがバロンに似ている。
「すみません、太郎様。せっかくカーシャ様と二人きりで楽しんでいるところを、うちの両親が邪魔をしてしまって。向うに連れて行きますから」
だ、誰ですか⁉︎って薄々気づいていますけど...。それに今、”うちの両親”って言ったよね...。ま、まさか...?
俺がエメリアとバロン、そして目の前のコックコートを着たドワーフの男性を見つめていると、カーシャが楽しそうに言った。
「太郎様!驚きましたか?そうなんです!二人の息子さんなんです!ジャバンさんです!うちの厨房で働いてくれています!ジャバンさんが作る料理はすごく美味しいですよ!!」
カーシャは俺が驚く姿を見るのが楽しそうで、ニマニマした表情をしている、ただ、まだどこかそわそわと俺の方を見つめている。もしかしたら...まだ何か隠しているのか⁉︎
案外いたずらっ子なのかもしれないな...。でも、クールビューティーな姿よりも、俺が思う14歳らしくて、こちらの方がいいかもしれないな。
俺が14歳の頃なんて、誠也とナリヤン、なべさん、イブさんと徹夜でTVゲームSketchの”大乱闘クラッシュギャルズ”をやっていた。受験勉強もそっちのけで...。
おっと、また本題から外れてしまった。そんなどうでもいいことよりも、カーシャは何を隠しているんだ...⁉︎
まさか...”友三爺さん”がこの家の中で復活している?いや、親父の”正”が登場か⁉︎う~ん、分からない...。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
死んだはずの人間が生き返るとか、不謹慎かもしれないけど、地下室からサーマレントの世界に来た時に友三爺さんの声を聞いたからな...。友三爺さんがこの屋敷のどこぞにいてもおかしくないと思ってしまう。
俺がまたくだらない妄想にふけっていると、バロンとジャバンが揉めている。どうやらジャバンがバロンに「お酒ばかり飲んでいないで、護衛の任務に戻りなさい」と叱っているようだ。
だが、バロンとエメリアは...。
「ジャバン、これも大切な任務なんじゃ。の、のう、エメリア⁉︎」
「そ、そうよ、ジャバン!こういう仕事も大切なのよ!!太郎様、カーシャお嬢様の心の護衛、いえ、応援団なの!!」
二人は息子に痛いところを指摘されたのか、少したじろぎながらも...夫婦二人の愛で何とか持ちこたえたようだ。
この二人がいてくれて心強かった。俺とカーシャは同時に深くエメリアの言葉に頷いた。
「まあ、カーシャ様や太郎様がそうおっしゃるのなら、いいですが...。うちの両親が何かおかしな真似をしたら私に言って下さいね。姉たちも両親には手を焼いておりますんで...」と頭を下げて厨房の方へと戻って行った。
これか~!!カーシャの隠し玉は!ジャバンにお姉ちゃんがいるのね!そう思いカーシャの顔を見ると、「ふふっ♡」っと可愛らしいウインクを返してきた。
べっぴんさんは何をしても可愛いな...。ちょっと14歳の娘さんにメロメロになりそう。でも、日本の法律では間違いなくOUTだよな。
あと、ジャバンのお姉ちゃんてどっちに似ているだろう?バロンさん似なら、沢山お酒を飲むのだろうか⁉︎
ただ...。カーシャを含めてバロンとエメリアたちと随分打ち解けられた気がする。どんどん俺の周りに新しい仲間が増えていくな。もしかしたらこれも、友三さんが言っていた「向こうの地でお前が来ることを《待ちわびている者達》」なのかな...。
だったら、もっともっと多くの人たちと親交を深める必要があるのかもしれないな。積極的にサーマレントに来て、"柳ケ瀬風雅商店街"に必要な商品を探そう。そうすれば、俺が来ることを待ちわびている人たちと出会えるかも、いや、きっと出会える。
そうだろ、友三爺さん...。
俺はバロンやエメリア、それに俺の料理をかいがいしくお皿に取り分けてくれるカーシャたちとご飯を共にしながら、そう思ったのであった。
バロンは寂しげな表情で葡萄酒をラッパ飲みした。そんなバロンに対して、エメリアは居ても立っても居られない様子で、思いっきり背中を叩き、「一人で何をしんみりしているのよ!元気を出しなさい!あなたには私がいるでしょ!」と声をかけた。
バチィィィィィィィンンンンンンンン!
「私たち長命族は別れが多いのも事実。でもだからこそ友三様と出会えたし、友三様のお孫様である太郎様にもお会いできたのよ!長く生きられるからこそ、くよくよしている暇なんてないわ。ダイス様やサイモン様、そしてタロウを支えて、楽しい人生を歩まなきゃ!」
バロンに熱いまなざしを向けた後、エメリアはもう一度力強く彼の背中を叩いた。
おいおい、どれだけ力があるんだよ。
バロンの大きな背中に、ミドル世代なら”闘魂注入”や”もみじまんじゅう”を連想させるほどの勢いで”喝!”を入れたのだ。
「くっ!!あまりの背中の痛さに涙が出てしまったわい...。でも、その通りじゃな。お前さんにしてはいいことを言うではないか...」
そう言ってバロンは太い二の腕で涙を拭いた。酒は楽しさと寂しさを引き出すからな。どちらにしてもお酒はほどほどにね、バロン...。
「そ、それに...それに!私の旦那は、そんな弱気なことを言わない人でしょ!!あんたと結婚するって言ったら、友達や親戚がだいぶ減ったんだからね!!一生責任取るって言ったでしょう⁉︎」
そう言ってエメリアは、両手を顔の前でコネコネと指を動かしながら、バロンを見つめる。両頬もうっすらと、いやいや、だいぶ赤い。照れている。って、おいおい今...何といいました...?
私の”旦那”って聞こえましたけど...?
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
俺がエメリアとバロンを交互に見つめていると、カーシャが楽しそうに、「太郎様!驚きましたか?そうなんですよ、二人はご夫婦なんです!エルフとドワーフの夫婦って殆どいない珍しいカップルなんですよ!よっぽど愛し合っていないと結ばれない、すご~く貴重な、奇跡のお二人なんです!!」
カーシャは興奮しているのだろう。先程よりも明らかに大きな声で俺たちに話しかけて来る。おいおい、食堂にいる者たちが俺たちをチラチラと見ているぞ。いいんかい⁉︎
「ちょ、ちょっと、カーシャお嬢様!!こ、声が大きいです!!皆んな知っていることとはいえ、そんな大きな声でしゃべらなくても...。サイアスに聞かれたら、「ババア、また余計なことを太郎様にも喋ったのか?」と悪態をつかれます!」と、慌ててカーシャの口を抑えようとするエメリア。
そんなことはお構いなしに、カーシャはさらに笑顔で「二人の恋物語は壮大で、吟遊詩人の皆さんが189話まで唄にしております!!記念の200話まで待ち遠しくて、待ち遠しくて!!」と俺に伝えてきた。
”こっちに亀”かよ...。日本の某漫画クラスだな...。
「全く、カーシャお嬢はこの手の話になると手が付けられなくなるからのう...。変わっておらさらぬ...」と少し呆れたかのように呟き、再び葡萄酒を一気に喉に流し込んだ。
この手の話は女性なら大好物だろう。特にカーシャは恋愛に興味津々なお年頃だろうしな。
外見はクールビューティーでも、中身は14歳の素敵な恋愛を望む可愛い娘なんだな。こんな娯楽の無い世界、二人の話だけで大いに盛り上がりそうだ。外見も美女と野獣だからな、と俺が自分の世界に入り込んでいると...。
「お二人とも、護衛の役目をサボって何をしているのですか?全く、父上は何本葡萄酒を空けるのですか?いくらお祝いの席でも、父上と母上は助けられた側です。その恩義を込めて仕事に専一するべきではないですか?こっちは次から次へと料理を作って忙しいのに...」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
俺たちの前に、バロンよりも少し背の高いコック帽を被った男性が現れた。ドワーフかな?感じがバロンに似ている。
「すみません、太郎様。せっかくカーシャ様と二人きりで楽しんでいるところを、うちの両親が邪魔をしてしまって。向うに連れて行きますから」
だ、誰ですか⁉︎って薄々気づいていますけど...。それに今、”うちの両親”って言ったよね...。ま、まさか...?
俺がエメリアとバロン、そして目の前のコックコートを着たドワーフの男性を見つめていると、カーシャが楽しそうに言った。
「太郎様!驚きましたか?そうなんです!二人の息子さんなんです!ジャバンさんです!うちの厨房で働いてくれています!ジャバンさんが作る料理はすごく美味しいですよ!!」
カーシャは俺が驚く姿を見るのが楽しそうで、ニマニマした表情をしている、ただ、まだどこかそわそわと俺の方を見つめている。もしかしたら...まだ何か隠しているのか⁉︎
案外いたずらっ子なのかもしれないな...。でも、クールビューティーな姿よりも、俺が思う14歳らしくて、こちらの方がいいかもしれないな。
俺が14歳の頃なんて、誠也とナリヤン、なべさん、イブさんと徹夜でTVゲームSketchの”大乱闘クラッシュギャルズ”をやっていた。受験勉強もそっちのけで...。
おっと、また本題から外れてしまった。そんなどうでもいいことよりも、カーシャは何を隠しているんだ...⁉︎
まさか...”友三爺さん”がこの家の中で復活している?いや、親父の”正”が登場か⁉︎う~ん、分からない...。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
死んだはずの人間が生き返るとか、不謹慎かもしれないけど、地下室からサーマレントの世界に来た時に友三爺さんの声を聞いたからな...。友三爺さんがこの屋敷のどこぞにいてもおかしくないと思ってしまう。
俺がまたくだらない妄想にふけっていると、バロンとジャバンが揉めている。どうやらジャバンがバロンに「お酒ばかり飲んでいないで、護衛の任務に戻りなさい」と叱っているようだ。
だが、バロンとエメリアは...。
「ジャバン、これも大切な任務なんじゃ。の、のう、エメリア⁉︎」
「そ、そうよ、ジャバン!こういう仕事も大切なのよ!!太郎様、カーシャお嬢様の心の護衛、いえ、応援団なの!!」
二人は息子に痛いところを指摘されたのか、少したじろぎながらも...夫婦二人の愛で何とか持ちこたえたようだ。
この二人がいてくれて心強かった。俺とカーシャは同時に深くエメリアの言葉に頷いた。
「まあ、カーシャ様や太郎様がそうおっしゃるのなら、いいですが...。うちの両親が何かおかしな真似をしたら私に言って下さいね。姉たちも両親には手を焼いておりますんで...」と頭を下げて厨房の方へと戻って行った。
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あと、ジャバンのお姉ちゃんてどっちに似ているだろう?バロンさん似なら、沢山お酒を飲むのだろうか⁉︎
ただ...。カーシャを含めてバロンとエメリアたちと随分打ち解けられた気がする。どんどん俺の周りに新しい仲間が増えていくな。もしかしたらこれも、友三さんが言っていた「向こうの地でお前が来ることを《待ちわびている者達》」なのかな...。
だったら、もっともっと多くの人たちと親交を深める必要があるのかもしれないな。積極的にサーマレントに来て、"柳ケ瀬風雅商店街"に必要な商品を探そう。そうすれば、俺が来ることを待ちわびている人たちと出会えるかも、いや、きっと出会える。
そうだろ、友三爺さん...。
俺はバロンやエメリア、それに俺の料理をかいがいしくお皿に取り分けてくれるカーシャたちとご飯を共にしながら、そう思ったのであった。
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