新春あけオメコ特番!!ガチムチ俳優の催眠洗脳♡姫はじめ生中継♡

嶋紀之/サークル「黒薔薇。」

文字の大きさ
上 下
1 / 1

本編

しおりを挟む
 高橋マサトは、筋肉自慢のアクション俳優である。とある有名少年漫画の実写映画化で主演を務めたのをきっかけに一躍時の人となり、近頃は、ドラマや映画のみならず、バラエティ番組などに出演することも増えていた。
 年齢は30歳、バキバキに鍛えられたガチムチボディの爽やかなイケメンで、彼をきっかけに筋肉萌えに目覚める若い女性も多いとの噂だ。

 そんな彼は今――とある新春特番のため、生放送ロケにやってきていた。
 内容は、ある小さな町でやっている、正月を祝うイベントを紹介する、というものだ。その町が彼の主演映画のロケ地だったこともあり、コラボで町おこしということになったらしい。
 よくある子供向けの正月イベントといった雰囲気で、『書き初め体験』やら『正月遊び体験』が主なのだが、参加すると映画のコラボステッカーがもらえるそうだ。

(今日の生放送……緊張するなあ。俺のファンの人たちだけじゃなくて、映画原作のファンの子供たちだって見てるだろうし! イベントの良さが伝えられるよう、頑張らないと……!)
 あと少しで生放送本番。マサトは台本の最終チェックをしつつ、準備をしていたのだが、そこに一人の男性スタッフが話しかけてきた。
「すんませーん、マサトさん! 直前でちょっと変更があって……衣装と、あとメインで取材する場所が変わるそうなんスけど」
「えっ!? こんなギリギリに……ですか?」
「まあ、基本は変わんねーっスから……。あ、これ、新しい台本と衣装ッス」
 話しかけてきたスタッフに見覚えがないことを不思議に思いつつ、彼は、差し出された台本と衣装を受け取る。一瞬、男の瞳が怪しく光った気がしたが――それよりも差し出された衣装が気になってしまい、違和感はすぐになくなってしまった。
「えっ、ちょっと待ってくださいよ!? この衣装、ウサ耳カチューシャって……冗談ですよね!?」
「……やー、ほら、今年はウサギ年なんで! バラエティならよくあることッスよ!!」
「そう……なん、ですか? でも、変じゃありません? 俺みたいないかつい男が、ウサ耳なんて……」
「大丈夫大丈夫、マサトさんみたいなイケメンマッチョなら、この衣装も素敵に着こなせますって~」
 ウサ耳をつけるのを恥ずかしがっているマサトだったが、もちろん、プロである以上は求められた仕事をこなすだけだ。男性スタッフからの絶対似合う、というお墨付きも受けて、マサトは、別室に移動し衣装に着替え始めた。
(仕事だし仕方ない! けど……ちょっと照れくさいなぁ。こんな可愛いフワフワのウサ耳と尻尾なんて、俺には似合わないって……! 耳と尻尾さえなければ、普通の衣装なのになぁ……)
 あくまでウサギ装備のみに恥じらう様子に、彼に話しかけた男性スタッフはニヤニヤとした笑みを浮かべていたのだが、マサトがそれを知ることはなかった。





 正月生放送が始まった。スタジオではメインの司会進行役が、番組内容を面白おかしく進めていく。
 やがて、スタジオからロケ地への前フリがあり、カメラはマサトのいる町へと切り替わる。正月らしいBGMがかかる中、カメラの中央に映されたのは――頭にウサ耳カチューシャ、そして、いわゆる逆バニーと呼ばれるような、手足以外の裸体をほとんどさらけ出すような姿をして、ガニ股で両手を頭の上で組む無様ポーズをとった、高橋マサトの姿であった。
 逞しい腕と丸太のような脚はピッチリとしたラバータイツで強調され、ムチムチの大胸筋やバッキバキに割れた腹筋、そして、ぶらぶらと揺れるふてぶてしいデカマラと金玉が、一糸まとわぬ状態でさらけ出されている。生放送のためモザイク処理なども当然されておらず、無修正チンポが地上波で放送されてしまっていた。
 撮影のために体毛を処理していたマサトだったが、手を入れていたのは腕や脚、それに胸毛といった、服を着ていても見えるかもしれない部分のみなので、股間や脇毛はボーボーだった。ポーズのせいで脇毛が強調されてしまい、イケメン顔に不釣り合いな、雄臭く下品な印象を与えている。
 どう見てもおかしい、放送事故待ったなしの状況にも関わらず、撮影や放送を止めるものは誰一人としていない。高橋マサトの痴態が、全国に向けて生放送されていた。

「皆さん! 新年、アクメしておめでとうございマンコッッ♡♡ 今年もよろシコ♡ お願いしますっ♡♡」
 当のマサトは、それがいたって普通の状況であるかのように、爽やかな笑みを浮かべて生放送を進行する。変態そのものなセリフに恥じらうこともないのは、それが『普通の台本だ』としか認識できていないからだ。
「えー、本日は! こちらで行われる、お正月イベントの様子をご紹介……するはずだったんですが♡ たっ、たまたま通りがかった御主人様が♡ 俺と、番組やイベントのスタッフさんたちを洗脳して♡ 変態肉便器にしてくれたので♡♡ 予定を変更して、新年あけオメコ♡ 生放送を♡ お送りしたいと思います♡♡」
 御主人様、と呼ばれて前に出てきたのは、先程マサトに声をかけてきた男性スタッフだった。中肉中背、平凡といった雰囲気の男だが、その顔にはヘラヘラとした軽薄な笑みが浮かんでいる。
「ち、ちなみに♡ この放送を見ちゃった時点で、みーんな御主人様に洗脳されちゃうらしいです♡♡ なので皆さん安心して、常識改変されちゃいましょう♡」
 マサトの言葉通り――マサト自身をはじめ、この番組のスタッフも、取材先のイベントスタッフも、この怪しい男の力によって洗脳され、常識を書き換えられてしまっていた。男の指示に違和感を抱けず、それが『普通のことである』と受け入れてしまうような、そういう催眠術だ。
 男性はみな、常識改変により『御主人様』好みの変態肉便器に作り変えられ、女性はそれに違和感を抱けず興味も示さない。それが現在の状況だ。
 この男はいわゆる超能力者と呼ばれる存在なのだが、その力を個人的な性欲や支配欲を満たすためだけに使うクズだった。今回の犯行も思いつきであり、マサトたちが被害者になってしまったのは、不幸な偶然によるものだった。

 自分が洗脳されていると気づくことすらできないマサトは、にこやかに、男に向かい話しかける。
「えー、まずは、俺を洗脳してくださった御主人様に、インタビューを行いたいと思います! どうして、こんなことをしたんでしょうか?」
「まあ、暇つぶし……的な? 前からマサトさんのこといいなと思ってたんスよね~」
「そうだったんですか!? 嬉しいなあ。いつも応援ありがとうございます!」
 どこかチグハグな会話に、男は耐えきれず吹き出した。
「ふははっ! ……あー、いやいや、それにちょうどタイミングも良かったんで。正月生放送なら見てる人も多いっしょ? オレも、そろそろ奴隷増やしたかったんスよねえ」
「御主人様は、増やした奴隷をどうするんですか?」
「ん~、気に入ったのはしばらく自分で使うかなぁ、マサトさんとか♡ あとは、まぁオモチャにして観察して? わりとそのときによりけりッスね。飽きたらテキトーに破棄するのはどの奴隷でも同じっスけど」
「なるほど~! 参考になります!」
 モノのように扱われ、飽きたら捨てると宣言されたにも関わらず、マサトは笑みを浮かべたままだ。自分がこれからどのように扱われるのか、常識改変洗脳を受けた状態では、うまく認識できていないせいだろう。

 マサトも、スタッフも、視聴者もこの異常に気付かぬまま、表面上はなごやかにインタビューは続く。
「ところで御主人様は、イベントのスタッフさんたちも洗脳して、新たなイベントを立ち上げたんですよね? どんな内容なんですか?」
「アハッ、それ聞く? 聞いちゃう? ……いいっスよぉ、良かったらマサトさんも体験してってほしいっス♡」
 舌なめずりをして、醜悪な笑みを浮かべた『御主人様』は、上機嫌で質問に答えていく。
「とりあえず、今やらせてるのは大きく分けて2つっスかね~。書き初めコーナーではチンポ習字を♡ 正月遊びのコーナーでは、姫初めオナホ体験会をやらせてるっス♡」
「書き初めに正月遊びですか~! いいですねえ、いかにもお正月らしいイベントです! 詳しくお伺いしても?」
「あっはっは!! いいッスよぉ♡ てか、見たほうが早いかな? ほら、習字の連中はあっちにいるんスけどぉ……」
 そう言って男が指差した方面には、本来イベントスタッフを務めていた人々――それも、彼が厳選した、雄臭く屈強な容姿の男性ばかりが集まっている。
 カメラがズームしていくと、彼らが、下半身のみ裸になっているのが見えてきた。しかも、そこにいる全員がチンポを勃起させ、床に敷かれた巨大な和紙めがけて、へこへこ♡ と腰をふり床オナをしている様子である。
「見えるかなぁ? 連中のチンポとか床に、ドピンクのローションついてるの♡ あれ、オレが開発した超強力媚薬ローションで~、あれを墨汁に、チンポを筆に見立てて、チンポ使って書き初めさせてるんスよね♡ 即効タイプの媚薬なんで、元が早漏だと触っただけで射精しちまうヤツもいるんスよ♡」
 耳をすませれば、書き初めコーナーの男たちから野太い喘ぎ声が聞こえてくる。
「ん゛お゛ぉ゛おっ~~♡♡ か、書き初めっ♡ おチンポ習字♡ 終わらねぇ゛え゛っ♡♡ チンポ気持ちよくて♡ へこへこ床オナしちまうっ♡♡ 習字なのに♡ 書き初めなのに♡♡ こんなことしてる場合じゃねえのにぃっっ♡♡」
「お゛っほぉお~~ッ♡♡ チンポ♡ チンポきもちいいっ♡♡ 出る出るッ、ザーメン出るゥ♡♡ 書き初めの代わりに♡ 文字の代わりに♡♡ くっせえザーメン染み込んじまうよぉおっ♡♡」
「な、情けねえなァおめえら♡♡ 俺ぁ、か、書ききったぜぇえっ♡♡ 今年の抱負♡ もちろん『おチンポ』だぁあっっ♡♡ お゛ッ♡♡ 仕上げのザーメン出るぅ゛う゛……ッ!!」
 むくつけき男たちが集い、チンポをへこへこと床に押し付けながら書くのは、普通ならば放送コードに引っかかること間違い無しの淫語ばかりだ。ただし、ほとんどの男は途中で快楽に負けて床オナを始めてしまうし、そうでなくとも書ききった時点で射精してしまうので、ただでさえミミズがのたくったような文字はザーメンにより解読不能になっている。

 一連の様子を眺めるマサトは、なぜだか、体の奥が熱くなるのを感じていた。
「す、すごい迫力ですね……! スタッフさんたちの気迫が伝わってきます。こんな大きな紙で書き初め体験なんて、素敵な思い出になりそうですね!」
 おおむね、台本にあった流れどおりに書き初め体験への感想を口にするも、その体はそうという自覚すらなく発情していた。ウブなノンケであるはずの彼の心は、既に、催眠により無意識下で男に興奮するよう作り変えられているからだ。
(あ、あれ……? なんで俺、書き初めなんか見てムラムラしちゃってるんだ……? 『男の書き初めはチンポ習字が当たり前』なのに……なんでこんなに、変な気分になるんだろう……?)
 2つの常識改変のせいで生れたチグハグな状況に不思議そうな顔を隠しきれないマサトだったが、それすらも、彼を洗脳した男にとっては娯楽の一つだ。
「くくくっ……、マサトさんもやってみますか?」
「えっ!? あ、い、いや。俺は……」
「ま、中継の時間も限られてるッスからね~。先に正月遊びコーナーの紹介しちゃいましょ♡ マサトさんに体験してもらいたくて、オレも準備してたんスよぉ?」
「そっ……、それもそうですね! では早速……!」
 いやらしい顔でニヤニヤと笑う男に気づくことなく、マサトは、台本通りに番組を進行する。きりりとした顔でカメラに向き直るが、その服装はドスケベ逆バニーであり、与えられた台本も当然のように狂ったものだ。
「皆さん、正月遊びといえば……そう! 姫初めですよね! ここでは、変態肉便器に相応しい、正しい姫初めのやり方を体験できるんです♡ 御主人様のつよつよおチンポで♡ ケツマンコをオナホにしてもらっちゃいます♡♡ 俺も、実は未だにセックスをしたことがないので、こうして体験の機会をいただけて楽しみです!」
 爽やかな笑顔で童貞処女であることを告白した彼は、変態衣装を見せつけるように体をくねらせる。
「今回お借りしたこちらの衣装は、このオナホ体験姫初めイベント用のものだそうですよ♡ ドスケベ逆バニーで、御主人様のおチンポ様をイライラ♡ させて♡ 即ハメしてもらうための服だそうです!」
 明るく元気な声で行われるドスケベ衣装のレポートにあわせて、カメラがズームし、マサトのガチムチ筋肉ボディを舐めるように映していく。本人も満足そうに微笑んで、全身を余すところなく見てもらおうと背中を向いた。
 筋肉の上にほどよく脂肪のついた、むっちむちのデカケツには、取っ手部分がウサギのしっぽを模したようなディルドが突き刺さっている。
「ご覧のように、前面は雄っぱいも腹筋もチンポも丸見え♡ ですが……当然バックもモロ出しの、交尾専用衣装なんですよ♡♡ この、ふわふわで可愛いバニーの尻尾は、実はディルドと繋がっていて……んほぉおおっっ♡♡」
 ぐぽぉおっ♡♡ という音を立てて、マサトは、自らの手でディルドを一気に引き抜いた。真っ赤になったアナルからは、仕込んでいたらしいローションがダラダラ垂れ流されており、チンポを求めるようにヒクヒク♡ と情けなく蠢いている。
「こ……っ、このように♡ ディルドでオマンコほぐしておいて♡ 超強力媚薬ローション仕込んで♡♡ いつでもハメられるようにしておくのが、変態肉便器のお作法なんだそうです♡♡ ふ、ふわふわウサしっぽはちょっと恥ずかしいですけど♡ 淫乱マンコの準備のためなら、これも仕方ないですね……っ♡♡」
 彼が照れているのは、あくまでウサ耳と尻尾だけであり、破廉恥極まりない衣装でチンポやケツマンコを晒していることに関してはなにも感じていないらしい。そのチグハグさに、『御主人様』は満足そうに舌なめずりをしてみせた。

 なおも、マサトの変態レポートは続いていく。
「ほ、本当は、御主人様のチンポに口マンご奉仕したり♡ ドスケベチン媚びダンスで楽しませたり♡♡ ほかにもたくさん、性奴隷のお作法があるそうですが……俺は初心者なので、まずは生ハメ体験をさせていただきます♡♡ ……御主人様も大丈夫ですか?」
「くくっ……! もちろん、いつでも大丈夫っスよ♡」
「はいっ! そ、それでは早速ですが♡ ……御主人様♡ 淫乱バニー便器のマサトに、お情けチンポをお恵みくださいっ♡♡ 童貞ノンケの初物マンコ♡ オナホとして使い捨てて♡ あつあつザーメンコキ捨て……んほぉ゛お゛お゛っっ♡♡」
 そうして――マサトの口上を待たずして、男は、ズボンを下ろしたかと思えばチンポを挿入していた。
 男のチンポは、マサトのデカマラに勝るとも劣らない一物だった。太さも長さもかなりのもので、普通ならば、処女が受け入れることは難しいほどのサイズである。
 しかしマサトは、前戯もなしに突っ込まれた瞬間にアクメして、どぴゅっ♡♡ とザーメンを漏らしていた。
「お゛ッ♡ お゛ッ♡♡ お゛ぉ゛お゛っ♡♡ チンポ♡♡ チンポすごっ♡♡ 雑魚マン即イきしちゃう゛う゛ッッ♡♡ こ、こんなの、知らな……ッ♡♡」
 軽く突かれるたびに、マサトのチンポからはザーメンが弱々しく漏れている。雄らしさの欠片もない射精だった。
 立派なデカマラは体の前でブルンブルンっ♡♡ と情けなく揺れ、上澄みのような薄い精液が、ぴゅっ♡ ぴゅっ♡♡ と勢いもなく溢れている。なんとも無様な姿であった。
「アハハ、駄目じゃないっスか~♡♡ 肉便器は、チンポ入れてもらったらどうするんだっけ?」
「ッッ!! も、申し訳ありませんッ、御主人様♡♡ おチンポお恵みありがとうございますッ♡ 変態便器の俺にお仕事くださりありがとうございますッッ!! ……お゛ぉ゛う゛ッッ♡♡」
「あっはっは!! よくできました♡ 便器の自覚も出てきたみたいだし? ……本気でヤるから死ぬなっスよ~、マサトさん♡♡」
「はぇ……?」
 気の抜けた声を上げたマサトを嘲笑うと、男は、どすどすどすッッ♡♡♡ と情け容赦ないピストンをする。相手を性処理穴としか思っていない、一方的で身勝手な、ただザーメンをコキ捨てるためだけの動きだ。デカマラがずぽずぽぉッッ♡ とケツマンコを出入りして、ピカピカの新品だった処女穴を、彼専用のガバマンちんぽケースに仕立てていく。
「んごぉおおッッ♡♡ し、しぬっ♡ しんじゃうっ♡♡ お゛っほぉ゛お゛おっっ♡♡ チンポでマンコしぬぅううっっ♡♡♡」
「あ゛? 便器がわめいてんじゃねえッスよ、何されてもイキ散らかす変態がよぉッ♡」
「ひぎぃいっ♡♡ す、みませっ♡ おマンコご利用いただけて嬉しいですっ♡♡ お゛へっっ♡♡ おチンポ様で♡ 俺の雑魚マン殺してくださいぃっっ♡♡」
 催眠で感度バツグンのド淫乱に作り替えられてしまったマサトは、発狂しそうなほどの快楽の中、ひたすら男への感謝を抱いていた。
(ああっ♡ 嬉しい……気持ち良すぎるぅっ♡♡ 御主人様に犯していただけて♡ ケツマンコをコキ捨てオナホにしてもらえるなんてぇっ♡ こ、これ、仕事なのに♡ ちゃんと姫はじめ体験レポートしなきゃいけないのにぃっ♡♡ カメラの前でマジイキしそう……っ♡ 仕事なの忘れて♡ 御主人様に絶対服従ハメ乞いしちゃいそうだぁっ♡♡)
「おらおらァッ♡♡ ……ははっ♡ あのイケメン俳優の高橋マサトがこのザマとか♡ マジうける~っ♡♡」
 男の身勝手な言葉や、嬲るようなピストンすらも、マサトは『当然のこと』として受け入れていた。
 しかし――常識改変と淫乱化という2つの催眠の矛盾が、僅かな疑問を抱かせる。
(そ、そうだ、これは仕事♡ 仕事中にエロい気分になるとか絶対ダメだろ……って、あれ? 違う、俺は御主人様の奴隷だから……いつでも無様アクメするのが仕事で……そもそも、『人前で絶頂するのは奴隷として当たり前』で……? 当たり前? 当たり前ってなんだ? 俺の仕事は……奴隷じゃなくて……俳優、なのに……?)
「……ん? なーんか反応悪りぃっスねえ……催眠解けてきてんのかな」
(さい……みん? そうだ、俺、俺は……!)
「まー、それならそれでいっかあ♡ どうせ、体の自由は戻らねえし♡ くくっ……せっかくなんで、意識だけは戻してあげるッスよ♡♡」
 マサトの催眠が解けかかった事に気づいた男は、動じることなく、むしろ歪に口角を吊り上げると、パチリと指を鳴らした。

 瞬間、マサトの意識が正常に引き戻される。
「――ッ!? お、俺は何を……お゛っほぉ゛お゛お゛ッ!?」
「おはよーございまぁす、マサトさん♡ 気分はどうっスかあ?」
「な、ん……っ、なんで、は、え?? なんだよこの服……ッ、あんた誰っ、ひ、あ゛ぁ゛ぁ゛っ!?」
 何が起きているのかも理解できないマサトを、男は、ひたすらにオナホとして犯し続けている。
「い、やだっ、抜けぇ゛え゛ッ!! 俺から離れろっ!! ……ま、まさかカメラ回ってるのか!? やめろっ、誰かっ、止めてくれ!! こんなのおかしい! 狂って……んひぃ゛い゛い゛ッ♡♡♡」
 抵抗しようにも、体は未だに催眠の支配下にある。前立腺をどちゅどちゅっ♡♡ と突かれたマサトは、甘ったるい喘ぎ声を上げてしまった。
「ご明察っスよぉ、今、あんたの痴態が生放送で中継されてるってわけ♡ こーんな衣装着て、レイプされてんのにアクメしまくる変態だって、日本中に知れ渡っちまうっスね♡♡」
「やっ、やめろぉ゛ぉ゛ッ!! 俺は、へ、変態なんかじゃ――」
「はーい、ここで催眠強化♡」
「んぎぃぃッッ♡♡」
 男が再び指を鳴らすと――今度は、マサトの意識はそのままに、肉体の自由のみが奪われた。
「お、俺は……変態ですぅっ♡♡ ドスケベ衣装でチンポに媚びるしか能のないマゾ豚オナホ♡ 御主人様にレイプされて悦ぶ雑魚マン奴隷♡♡ だ、だから御主人様♡ 俺にザーメン恵んでください♡ 淫乱マンコに種付け射精して、チンコキ穴にマーキングしてくださぁいっっ♡♡」
(俺は何を言っているんだ!? こんなの俺の意思じゃないっ、嫌だ、みんな見ないでくれぇっ!!)
 マサトの意思とは無関係に、口が勝手に動き、体は男に媚びるようにケツを振り、性奴隷としての振る舞いをしてしまう。いくら心の中でやめてくれと願っても、体は言うことを聞いてくれなかった。
「見て♡ もっと見てぇっ♡♡ み、皆さんっ♡ これが正しい性奴隷の姿ですぅっ♡♡ お゛ぉうッ♡♡ チンポ最高っ♡ セックス最高ぉ~~っっ♡♡」
(嫌だぁッ♡♡ 嫌なのにっ、なんで、気持ちいいんだ!? お、男に無理矢理犯されて♡ こんな、気持ち悪いセリフを言わされてるのに、なんで……ッ♡♡)
「くくっ……♡ そんじゃ、今から種付けしてやるんで♡ ちゃ~んと、カメラの前で中出しアクメして♡ 無様なイき顔晒すんスよぉ~っ♡♡」
「は、はひ♡ 御主人様ぁあっ♡♡」
 男は、マサトを押さえつけるようにすると、射精に向かってスパートをかけていく。獣の交尾を思わせるような荒々しい動きに、マサトの体は甘イキしまくっていた。
「あー気持ちイイ……っ♡ 通りすがりのイケメン洗脳してオナホにすんのたまんねぇなぁ……♡♡ おらっ♡♡ ザーメン恵んでやるから感謝するっスよ~、マゾ便器野郎ッ♡♡」
「お゛ッ♡♡ がッ♡ あ゛へぇっ♡♡ チンポ♡ チンポチンポチンポぉお~~っっ♡♡」
「あーイクイク……♡ 出るッッ……!」
 ずちゅずちゅッッ♡♡ と激しく犯されまくり、マサトの意識もまた、強すぎる快楽に屈していた。心の中での抵抗さえ薄れていき、変態として改変された言動と、彼自身の精神とが、次第に一つになっていく。
(き、きもち、いいっ♡♡ チンポ♡ チンポで犯されるの気持ちいいッ♡♡ オナホにされるの気持ちいい……ッ♡♡ イく♡ イッちまう♡♡ 俺、変態になっちまうう……っ♡♡)
「オラァッッ♡♡ 射精すからしっかり受け止めろよッッ♡♡ ……ぐっ、イっくぅう~~ッッ♡♡」
 ――ぶぴゅるる~~~ッッ♡♡ と、男のチンポから精子が発射される。半固形の濃厚ドロドロ黄ばみザーメンが、ノンケだったはずのイケメンガチムチ俳優マンコを満たしていく。
「お゛ッほぉ゛お゛お゛~~~ッッ♡♡ イく♡ イきますッッ♡♡ 変態肉便器マサト、種付けされてアクメしますぅううッッ♡♡♡」
 中出しされた、と感じた瞬間、マサトは白目を剥いて絶叫し、一度も触れられていないチンポからは、勢い良くザーメンが噴き出していた。


 ――しばらくの間、マサトは快楽でガクガクと震えていた。『御主人様』はというと、出すものを出したら満足した様子で、乱暴にチンポを引き抜くと、マサトを放置してそのまま立ち去ってしまう。どうやら他のコーナーにいるスタッフたちを犯しに向かったようだ。

 なんとか立ち上がれるようになったマサトは、『御主人様』に相手もされない現状を気にすることなく、M字開脚の姿勢でダブルピースをしながらカメラに笑いかける。
「はぁ、はぁ、はぁ……っ♡ い、以上、姫はじめ体験レポートでした♡♡ 御主人様のつよつよおチンポ様♡ と、巧みな腰使いで、ついつい、我を忘れてアクメしてしまいました……♡」
 マサトのケツマンコからは、男が出した精子が垂れ、地面を白く汚している。それが至って普通のことであるかのように、明るい笑顔を浮かべて彼は続ける。
「こ、こちらのお正月イベントは、今月末まで開催中です♡ 姫はじめ体験のおチンポ様は、普段は、イベントのスタッフさんが担当してくださるんですが……運が良ければ御主人様に犯していただけるかもしれません♡」
 既に、マサトの正気は失われていた。彼は完全に男の催眠性奴隷となり、もう元に戻ることはないだろう。
「ま、また、コラボレーションイベントとして、しばらくのあいだ、俺もオナホとして設置されています♡ ぜひ遊びに来てくださいね~♡♡ ……それでは、スタジオにお戻しします♡ 以上、変態肉便器の高橋マサトがお送りいたしましたぁ♡♡」
 にっこりとしたマサトの笑顔で、生中継は終了した。
 マサトも、番組スタッフも、そしてこの生中継を見てしまったせいで洗脳された人々全てが、これからあの非道な『御主人様』の性奴隷として生きていくのだ。

 これからはじまる人権剥奪肉便器生活を思い、マサトは、ケツマンコをキュンキュン疼かせるのだった――。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

飼われる側って案外良いらしい。

なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。 なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。 「まあ何も変わらない、はず…」 ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。 ほんとに。ほんとうに。 紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22) ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。 変化を嫌い、現状維持を好む。 タルア=ミース(347) 職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。 最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!

灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。 何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。 仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。 思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。 みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。 ※完結しました!ありがとうございました!

お兄ちゃん大好きな弟の日常

ミクリ21
BL
僕の朝は早い。 お兄ちゃんを愛するために、早起きは絶対だ。 睡眠時間?ナニソレ美味しいの?

真・身体検査

RIKUTO
BL
とある男子高校生の身体検査。 特別に選出されたS君は保健室でどんな検査を受けるのだろうか?

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

処理中です...