Junk;hero〜勇者パーティーから見捨てられたので、淫魔に転職して人類ぶち犯します♡〜

嶋紀之/サークル「黒薔薇。」

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番外編

堕ちた神官〜ジルダの物語〜

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 勇者一行の一員である神官、ジルダ・バルテスは、多くの国民から尊敬される男だった。
 背丈は見上げるほど大きく、体つきも逞しく、傷跡の残る顔は一見すると恐ろしくもあるのだが、本人の優しい人柄や人懐っこい笑顔のおかげで、老若男女から慕われていた。
 若かりし頃は聖騎士団の一員として剣を握っていたのだが、怪我をして前線に立てなくなり、以降は後衛――回復魔法の使い手である神官に転向した。癒やし手として人々の心身に寄り添うだけでなく、時には、身体を張ってでも人々を魔物から守り、剣を握れずとも魔法と拳だけで戦った。
 そんな彼に命を救われた国民は多く、恩義を感じている者は数知れない。

 しかし、どれだけの感謝や尊敬を向けられても、ジルダは決して驕ることはなかった。

「俺ぁ、ただ信心深いだけの田舎モンでさあ。全ては神のお導きのままに……運命に従い生きるだけ、ですぜ」

 そんなことを当たり前のように言ってのける彼は、誰より気高く、そして誰よりも信心深い神官だった。
 だからこそ、彼が聖剣に選ばれし勇者の仲間となり、封印から解き放たれた魔王を倒すべく旅立ったと聞いて、他の神官たちはこぞって納得し褒め称えたのだ。ジルダ様ほどの神官ならば魔獣や魔物の類にも負けないだろう、と。

 なにせ、戒律が形骸化しつつある地域もある今の時代に、神の教えをきっちりと守って独り身を貫いていたほどの男である。
 神が与えし聖なる加護――神官の扱う癒やしの術は、信仰心が深ければ深いほど力を増す。だからこそ、ジルダは偉大な神官だった。

 ――それなのに。


 勇者ロランの一行が、魔物に敗北し人質となったというニュースは、またたく間に国内全土に伝わった。しかも下手人は勇者の実弟であり、勇者一行の剣士でもあった男――フランク。洗脳され、魔物へと変貌した彼は、かつての仲間たちや聖騎士団を毒牙にかけていったのだという。

 魔物たちは一気に人間の国へと攻め入り、支配下に置こうと動いていた。そんな現状に耐えきれず、魔王城に捕らわれた勇者一行を救い出そうと無謀にも魔王軍へ挑む人間も現れていた。
 しかし、聖剣に選ばれた勇者でさえ敵わなかった魔物たちに、ただの民兵が勝てるはずもなく。大半は魔物に拘束され、新たな人質として魔王城へと連れ去られていったのだった。

「……でも、まだ諦めるときじゃあない。捕らわれたのならば、ジルダ様もお近くにいらっしゃるかもしれない……。私の身を犠牲にしてでも、あの方を逃がすことさえできれば、きっとジルダ様や勇者様たちが魔王を倒してくださるはずだ……!」

 冷たい牢獄の中で自身を鼓舞しているのは、まだ年若い神官の青年。かつて、魔物に襲われかけたところをジルダに救われ、それをきっかけに神官を志した男だった。

「私だって、新米とはいえ神官のはしくれなんだ。魔物なんかに怯えてはいられない……!」
 そう呟いた瞬間、何者かが、魔法で牢の内部に侵入してくるのがわかった。

 現れたのは、筋肉で覆われた屈強な肉体と、穏やかで優しげな眼差しをした、髭面の大男。青年が助けようと思っていた、ジルダ・バルテスその人であった。

「っ!? あなたは……っ、ジルダ様……!? どうしてこんなところに!?」
「……へえ、あんたが、新しく来たっつー人ですかい?」

 魔物たちによほど酷い目にあわせられているのか、ジルダは、粗末な布切れでできた腰蓑一枚きりの姿であった。きっと、敵の目をかいくぐって魔法で逃げてきたのだろうと、青年はすっかり信じ込んでいる。

「ああ……ジルダ様っ、よくぞご無事でいてくださいました……!!」
「ん? 俺のこと、知ってるんですかい?」
「は、はいっ! 私は、極北の村の教会で神官をしております……レイコムと申します。子供の頃、ジルダ様に救われて神官を目指して……見習いの頃、一度だけご指導をいただきました」
 深々と頭を下げる青年を、ジルダは興味深そうに見つめている。その頬が妙に紅潮していることに気付かず、青年は続ける。

「今は……ジルダ様を、魔物の手からお救いするため、仲間と共に攻め入ったのですが。逆に捕らえられてしまいました。……で、でも、ご安心ください! 私が囮になってでも、必ずやジルダ様をここから逃してみせますから……!」
「ああ……なるほど。気持ちは嬉しいんですが、その必要はありませんぜ、お兄さん?」
「……え?」

 そこでようやく、青年はジルダに違和感を覚えた。
 どうして、ジルダが自分を――『牢獄に新入りがきたこと』を知っていたのか。そもそも、なぜ、ジルダは拘束もなしに動いているのか。魔物が監視するこの牢獄に、どうして、ジルダはたった一人で現れることができたのか。

 それを問いかけるよりも早く、ジルダの顔が、好色で醜悪な笑顔に歪んでいく。
 ――まさか。

「俺ぁ、今の暮らしに満足してるんでさぁ。魔物に逆らうなんざとんでもねえ♡ あんたもじきにわかるようになりますぜ、きっと……♡」
「っ……、うそ、嘘だ……!! ジルダ様が洗脳されるわけ、魔物なんかに負けるわけ……!!」
「おおっと、逃げちゃあいけませんぜ!」
 ――既に、ここにいるジルダは魔物の手先なのだと。理解した青年が逃げ出そうとした瞬間、彼は、その大きな掌で彼の腕を掴むと床に強引に押し倒す。

 筋肉に包まれた巨体が、青年にずっしりとのしかかる。身動きの取れなくなった彼に、ジルダは、ずりっ、ずりっ……♡ と勃起したチンポを押し当てて床オナしていた。
 発情のために頬を赤く染め、ニヤニヤと下品な笑いを浮かべるさまは、まるで強姦魔の有様である。

「ハァッ♡ ハァッ♡ ハァッ……♡ あんまり逃げねえでくだせえ、こっちも我慢の限界なんで……」
「い……嫌だっ!! 離せ!! 貴様などジルダ様ではないっ、ジルダ様はそんな野蛮な顔はしない……!! 返してくれっ、元の優しいジルダ様を返せ……!!」
「ひでぇなあ♡ 俺ぁ、俺のまんまですぜ? たしかに魔物様に改造してもらって、眷属にしてもらいやしたが♡ なんも変わらねえ……ただ、気持ちいいコトを知っちまっただけなのに……♡」
「やめろ……!! 思い出してください、ジルダ様!! 貴方は誰より優しく気高い神官でした、皆の憧れの……清らで、潔白な……」
「ああ、もう、うるせえオナホだなぁ♡」
「っ……!?」

 面倒そうに呟いたジルダは、青年の服を引っ掴むと、ビリビリと引き裂いてしまう。
 ゆったりとした神官服に隠されていた肉体は、ほどよく鍛えられたガチムチボディだ。ジルダの喉がごくりと鳴った。

「いいですかい♡ あんたはこれから、魔物様のための孕み袋になるんだ♡ 雄でもガキ孕める体に改造されて、その胎にモンスターの種仕込まれて、バケモン生んだあとは、魔物様の性処理に使っていただく奴隷になるんだ♡♡ おとなしくしてりゃあ、命までは奪いやせんぜ♡」
「い、や……っ、いやだ、やめてくれ……!」
「いひひっ……♡ 俺の身体、魔物様方に改造されちまいましてね。チンポコと金玉ブッ壊されて――自分の子種の代わりに、モンスターの種を生み出す体にされちまったんでさあ♡ ほれ、見えるでしょう♡♡ この化け物チンポ♡♡」

 ジルダは腰布を取っ払い、全裸になると、腰をクイッと突き出して勃起したチンポを見せつける。
 50センチを越える、異様なサイズのデカマラと、それにふさわしい巨大サイズになった玉袋。そのどちらにも禍々しい紫色に光る淫紋が光り輝いており、彼の言うとおりの『化け物チンポ』であることが察せられる。

「ひぃっ……!? ぁ、あ、あぁ……」
「普段は勝手に射精できねえようにってんで、魔法でチンポ管理されちまってるんですがね? ひひっ……、侵入者相手に種付けするのは好きにしていいって決まってるんでさぁ♡♡ 助かりましたぜ……、あんたのおかげで、ようやく気持ちイイ射精ができるんだからッ♡♡」

 そう言うと、ジルダは青年の足を掴んで持ち上げて――仰向けのまま尻だけを高く掲げた、いわゆる
チンぐり返しのポーズで固定させる。
 そうして、彼の尻の谷間に化け物チンポを挟み込むと、マーキングでもするようにズリッ♡ ズリッ……♡♡ とゆっくり動かし始めた。

「フーッ♡ フゥウーッ♡♡ マンコ♡ マンコだ♡♡ やぁっとマンコでチンポコ扱ける……ッ♡♡ うへへっ、暴れねぇでくださいよぉ? 今から俺のチンポねじ込んで♡ あんたの体♡ 魔物様のための苗床に改造するんですから♡♡」
「や……っ、い、いやだ……!! やめて、やめてくださいっ、正気に戻ってください、ジルダ様……!!」
「へへへ……ごちゃごちゃうるせえ、なぁッ!!」
「ッ~~!?」

 ――どちゅっ♡♡ と。化け物サイズのデカマラが、青年の処女ケツマンコに無理矢理ねじこまれる。
 本来ならば入るはずもないのだが、ジルダのチンポは魔物の手によりレイプ仕様に改造されている。先走り汁には麻酔薬のような効果があり、触れただけで、相手の体から抵抗する力を失わせてしまうのだ。

「お゛っほぉおお~~♡♡ コレだよッ、これこれぇ♡♡ マンコ♡ マンコでチンポしこしこぉおおッッ♡♡」
「あ゛っ! がぁっ!? ぐぁあああッッ……!!」
「お゛~ッ♡♡ マンコ♡ マンコマンコマンコっ♡ おマンコぉお~~ッッ♡♡」

 乱暴にチンポを押し込んだジルダは、そのまま、欲望に任せて腰を振りまくる。
 青年の腹はチンポの形にボコボコと膨れ上がり、苦悶の声が漏れ出していたが――そんなことはジルダの知ったことではない。
 ジルダにとって、青年はのこのこ現れてくれたオナホでしかなく、いかにこのマンコで気持ちよく射精できるか、ということしか頭に無いのだ。

 そのまま射精に向けてスパートをかけるジルダだったが――はたと、自分に与えられた命令を思い出す。侵入者へのレイプと射精が許されているのは、彼らを孕み腹に改造してモンスターを産ませる、という目的があるためだ。
 それをきちんと守らないと、いつ、射精許可を奪われるかもわからない。
 魔物の奴隷に成り果てたジルダにとっては、射精することこそが生きる目的であり、最も重要なことである。そのため、射精する権利を得るためならば、どんな非道も喜んで行ってしまうのだ。

「……おっと、いけねえ♡ ちゃんと魔法使って、ガキ孕める体にしなきゃならねえんだった♡♡」
「ッ!? や、やめっ……、たす、け、て……」
「駄ぁ~目♡♡ あんたは俺のオナホで♡ モンスター孕み袋で♡ 魔物様の玩具になるんですから♡♡ 玩具にふさわしいカラダになっちまいやしょうね~♡♡」
「や、やめろ!! 私は、私、はぁ……!」
「ん゛ほ~~ッッ♡♡ 出るッ♡ 射精る射精るゥ゛ウ゛っ♡♡♡ ザーメン魔法っ、発動ですぜぇ~っ♡♡」

 どぷどぷっ♡♡ と注ぎ込まれていく濃厚ザーメン。同時に、青年の腹にはぼんやりと淫紋が――ジルダのチンポにあるのとはまた別のものが浮かび上がる。
 なまじ、神官であった青年は、己の体内に巡る魔力が淀み、魔物のそれに近いものへと変質していくのがわかってしまった。
 神へ祈りを捧げても、純潔を奪われ、穢されてしまった肉体では十分な奇跡は発動しない。
 とうとう己は神に見捨てられ、魔物の玩具に成り果てたのだ――と。深い絶望が、青年の心を支配する。

「ッ……!! ぁ、あぁあ……」
「まだまだぁッ♡♡ ほれっ♡ ほれほれぇ♡♡ 立派な孕み腹になれたんですから♡ 次は♡ 俺のザーメン受精して、モンスターぽこぽこ生みまくりやしょう♡♡ しーっかり孕ませてやりますぜぇっ♡♡」
「ぁあああああ……!! わ、わたしっ、私、は……! 神の信徒でありながら、こ、こんな、下劣な魔法に負けて……っ、神よ、お許しを……!」
「ん゛ほぉおおおッッ♡♡ イグッ♡ イッグぅうう~~っ♡♡」
「ひ、ぎぃい……っ!?」

 ジルダのピストンと射精は止まらない。おほおほ♡ と下品な喘ぎ声を上げながら、青年の体をオナホのように使って、ひたすらにチンポをしごきまくる。

 乱暴に使われる苦痛で悲鳴を上げながらも、青年は、神官らしさを失わない。
 ジルダを――かつて憧れた神官の変わり果てた姿を睨みつけ、語りかける。

「あ、あなたは……! 恥ずかしく、ない、のですか……っ!? 神に背き、こんな、外道に堕ちて……!」

 ――その言葉に、かつて信じていた『神』を引き合いに出した言葉に、はたとジルダの動きが止まる。
 性欲一色に染まっていた瞳に、ほんのわずかの躊躇いと後悔が――青年の知る、気高い神官だった頃の彼らしい、優しい色が戻ってくる。

「……あぁ……、今でもそりゃあ、後悔してますぜ? あんときうっかり、体を操られてオナニーなんぞをさせられちまったから。自分の意思でする射精を、チンポコしごく快楽を教えられちまったから……俺ぁ、神に仕える身でなくなっちまった……。わかってまさぁ。全ては俺の心が弱かったからだ、って……」
「! ジルダ……様……。正気に戻られたのですか!?」

 期待に青年の瞳が輝く。ジルダさえ正気に戻れば、彼さえ救いだすことができれば、人類を魔物の支配から開放できるのではないかと。
 ……しかし、現実はそう甘くない。

「……けどっ♡♡」

 至って正気の瞳のまま、後悔や苦しみの色を乗せたままに、ジルダは――にたりと、歪な笑みを浮かべて言った。

「やめられないんでさぁ♡ もう、俺の体を操る魔法はかかってねえのに♡♡ ただ射精封じの魔法かけられて、好きにイけなくなっちまっただけなのに♡♡ あんなに気持ちイイこと知っちまったら……もう、今更、禁欲生活なんて戻れるわけがねえんだ♡♡」
「ジ、ルダ……様……? っ、まさか貴方は……正気で、魔物の手先に堕ちたというのですか!? 洗脳の魔法などではなく……!?」
「あは……♡ 魔物様にお仕えして、魔王軍の癒やし手として働くたびに……、こうして孕ませ係の仕事をするたびに、胸が張り裂けるほど悲しくて悔しくてたまらねえっ!! 俺ぁ、皆を守るために神官になったのに!! ……けど、それでもっ♡♡ 射精♡ 射精してえんだ♡♡ 他の何を犠牲にしてでもっ、チンポコしごいてびゅるびゅるザーメンぶっ放してえんだよぉおおっっ♡♡♡」

 あまりにも身勝手な言葉を叫ぶと、ジルダは、再び青年に向かって腰を振り出した。
 どちゅっ♡ ごちゅっっ♡♡ と荒々しい音を立てながら、相手を押さえつけた――種付けプレスの姿勢で、ひたすらにチンポをしごきまくる。


「おほっ♡♡ 神よぉ♡ お許しをぉ♡♡ 貴方の敬虔なる下僕だった俺、ジルダ・バルテスは♡ 同門の神官を、弟弟子をレイプする♡ 下衆なチンポ野郎になっちまいやしたぁっ♡♡ ……オ゛ッ゛♡♡ 懺悔オナニー気持ちイイ♡♡ 人間マンコ、オナホにしてチンコキすんの、たまんねぇよぉおおおッッ♡♡」
「オ゛ッ゛!? ぁ゛、が、ぐぁあああ……ッ!」
「うへっ、うへへぇっ♡♡ マンコ♡ チンポ♡ マンコでチンポしこしこぉおっ♡♡ おマンコすんのたまんねぇえっ♡♡ チンポ最高っ♡ セックス最高ぉおおっ♡♡♡」

 神への懺悔すら快楽のスパイスに変えて、ジルダは、アヘ顔で交尾の快楽に酔いしれる。

「オラッ♡ 孕め♡♡ 孕めッッ♡♡俺のザーメンで♡ モンスター孕んじまいやしょう♡♡♡ 魔物様のためにモンスター生んで♡ 人類侵略のお役に立ちやしょうっ♡♡」
「ひ……ッ、い、いや、だ……!! 孕みたくない、いやだ……、お、お許しを、ジルダ様……!!」
「オナホがワガママ言うんじゃねえよッッ♡♡ オラッ♡♡ マンコはマンコらしく、黙ってケツマンコ締めてチンポコに媚びてりゃいいんでさぁッッ♡♡♡」

 青年の抵抗など、ジルダの筋力の前には無意味だった。
 雄としての本能を、荒々しさを見せつけながら、ジルダは射精に向けてスパートをかける。

 ずっちゅ♡ ずっちゅ♡♡ という音が、パンパンと腰をぶつけるペースが、次第に早くなっていき――。

「オ゛~~ッッ♡♡ イグッ♡ 射精る射精るッッ♡♡ ザーメン射精るぅうううっ♡♡♡ チンポコ♡ チンポコしこしこ最高ぉおおおっっ♡♡ セックス最高ぉおっ♡ うへへっ、魔物様ばんざぁ~~いっっ♡♡♡」

 ――どびゅるるるる~~ッッ♡♡ と、ジルダの金玉に仕込まれたモンスターの子種が、化け物を孕ませるための濃厚ギトギト黄ばみザーメンが、青年のナカに注ぎ込まれていく。
 魔法により、男でありながら孕めるようになってしまったうえに、妊娠しやすくされているその体は、間違いなく受精していることだろう。

 レイプのショックと、孕ませられたという衝撃から――がくりと、青年は気絶してしまう。


「ふぅう……っ♡♡ ……ありゃ? もう気絶しちまったんですかい? ったく……使えねえオナホだなぁ。種付けは起きてるときにしろって魔物様たちから命令されちまってるからなぁ……」

 ゆっくりとチンポを引き抜き、射精の余韻に浸っていたジルダ。相手が気絶したことに気づくと、爽やかな笑顔を浮かべながら悪態をついた。
 今の彼にとっては、魔物に歯向かう人間はすべからくオナホでしかなかった。それが同門の弟弟子であろうとも、自分のチンポを気持ちよくできる相手か否か、ということにしか興味を抱けなくなってしまったのだ。

 ――そもそもジルダは、肉体こそ魔物の眷属として作り変えられてしまったものの、その精神にはほとんど手が加えられていない。
 ただ、淫魔の強力な催淫を受けた状態で、人生初のオナニーを教えられて、射精の喜びを覚えてしまっただけ。
 その状態でチンポを管理され、強制的にオナ禁させられていることで、射精のためならどんなことでも辞さないようなクズのチンポ脳ド変態男に成り果ててしまったのだ。

 射精を求めて、下衆な行為に加担するたびに、ジルダの心根は歪んでいく。もはや彼が、元の心優しく高潔な神官に戻ることは不可能だろう。

「仕方ねえ、他のオナホを探すとしやしょう! コイツの仲間がいるかもしれねえし……うひひひっ♡♡ はやく♡ はやく他のマンコ見つけて♡ もーっとチンポコしごきてえよぉ……♡♡」

 全裸で、ビンビンにチンポを勃起させながら、ジルダは侵入者を探し求めて牢を歩く。その姿はまるで発情したオークのようであり、どう見ても、野蛮な魔物そのものでしかなかったのだった……。
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みんなの感想(2件)

penpen
2024.04.20 penpen

久々の新話〜(≧▽≦)
憧れる人の変わり果てた姿・・・あるあるよね(੭ु//́Д/̀/)੭ु⁾⁾🌸✨

解除
るか
2023.01.12 るか

何がとは言わないですがすごい好きな話でした笑

2023.01.13 嶋紀之/サークル「黒薔薇。」

感想ありがとうございます!
好き放題書いた話なので、そう言っていただけると励みになります〜!

解除

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