傾国のガチムチ

嶋紀之/サークル「黒薔薇。」

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「そーんじゃ……この俺を楽しませてくれよぉ、肉ディルドくん♡♡」

 クラッドの内心を見透かすように笑い――ずぷっ♡♡ と。騎乗位で、ケイクは目の前のチンポを飲み込んでいく。
 ……そして。

「ん゛ぁッッ♡ あ、ぁあああ~~~~ッッ♡♡」

 挿入とほぼ同時に、どぴゅるるる~~ッッ♡♡ と。クラッドは、精子を漏らしてしまったのである。

「おいおい……もう出しちまったのか? ヤリチンのくせに、とんだ雑魚チンポだなぁ?」
「い、言うなぁ……♡ そなたの中が、あまりにもヨすぎて……♡♡」
「へえ? ……なら一発で終いとは言わねえよなぁ♡ ほーら♡ さっさとチンポ復活させやがれ♡♡」
「ん゛ぉ゛お゛ッ♡♡ ま、まてっ♡ 余はまだっ、イッたばかり、なのにぃい~~ッッ♡♡」

 ビクビク震えてのたうち回るクラッドに構うことなく、ケイクは、腰を上下に打ち付ける。
 誰もが認める名器であるケツマンコは、クラッドのチンポにみっちり♡♡ と絡みついて離さない。

 イッたばかりの敏感チンポが再び勃起するのは、あっという間のことであった。

(ケイクのナカが……きゅんきゅんうねって♡ 余のチンポにしっかり絡みついてくる♡♡ こ、こんな名器は知らぬ♡ 今まで抱いたどんな女よりも具合が良い……ッ♡ これは、他の男どもが狂うのも仕方がない……♡♡)
「おっ♡ 早速復活してきたな? へへ……カリがイイトコに当たってンぜ♡♡ ……ん゛ぉ゛ッ♡♡ たまんねぇ……っ♡♡」
「あ♡♡ ケイク♡ ケイクぅ……っ♡」
「はははッ♡ 立派なチンポと違って、てめえ自身は弱っちくて情けねえなぁ♡♡ ガキみてえなツラしやがって♡」

 甘えた声であえぐクラッドを、ケイクは押しつぶすようにして抱きついた。むにっ♡♡ と、逞しい雄っぱいが押し付けられる。

「ほぉれ♡ ガキは雄っぱいでもしゃぶってような~♡ よちよち♡ おチンポ上手でちゅね~~♡♡」
「んぶっ♡♡ ば、馬鹿にしておるのか……!?」
「とか言って、チンポはギンギンだぜぇ? このマゾガキが♡ おとなしく俺のオモチャになりやがれ♡♡」

 一応、子供扱いに抗議はしたものの、クラッドはケイクの体に夢中だった。
 促されるままに雄っぱいを揉めば、むっちり♡ として柔らかい、女の胸よりも弾力のある手触りが返ってくる。

(うぅ……♡ ケイクの胸……、女のそれとは全然違う……♡ 逞しくて、雄臭くて、ムチムチで……♡♡ この胸に押しつぶされると、余がケイクに『ケツで抱かれて』いるのだと嫌でもわからされてしまうっ♡ 勝てない♡♡ 負ける♡ 負けてしまうっ♡♡ 余は、レサガロコの皇帝であったはずなのに……♡ ケイクの雄っぱいに負けてしまうぅ……っ♡♡)

 いつしか彼はへこへこ♡ と腰を揺らしながら、赤子のようにケイクの乳を吸い、胸を揉んでいたのであった。


「んちゅっ♡♡ ぢゅるっ♡♡ れろれろぉ~……っ♡♡ ……んはっ♡ ケイク♡ ケイクぅう♡♡♡」
「ハハッ♡ ベッドじゃ随分と素直で可愛いじゃねえの♡♡ ……んほっ♡♡ 雄っぱいうめえか? なぁ、変態♡♡♡」
「んぎッッ♡♡ イグッッ♡♡ イクイクイグぅううううッ♡♡♡」

 キュッ♡♡ とケイクがケツマンコを締め付ける。それだけで、クラッドは白目を剥いてイッてしまう。
 ヤリチン皇帝なだけあり絶倫であり、何度かイッた程度では萎えないことで、ケイクは彼をすっかり肉ディルドとして気に入ったらしい。

「お゛っ♡♡♡ やっべぇ♡ ブッ濃いザーメンたまんねえ♡♡ ……オラオラっ♡ もっと気合い入れてチンポ勃てろや♡♡ 俺ぁまだメスイキしてねえぞっ♡♡」

 どちゅどちゅどちゅッッ!! と、ケイクが勢いよくケツを揺らして、チンポにケツマンコを打ち付けまくる。
 逆レイプも同然の荒々しいセックスに、クラッドはメロメロになっていた。


「んひぃいいい~~ッッ♡♡ イグッ♡ また……イッグぅうう~~~~ッ♡♡♡」
「お゛っほ♡♡ やべっ、俺もぉおおっっ♡♡♡」
「ケイクっ、ケイクぅ♡♡ 好きだ……っ、あ、愛している……!!」

 どびゅるるる~~ッッ♡♡ と、女ならば妊娠確実の皇帝ザーメンを無駄打ちしながら、クラッドはケイクに抱きつき、愛を告げる。

 ……本当は。ずっと、ケイクを抱いてみたかった。いつしか誰よりも心を許す相手になっていたケイクが、他の男に誰彼構わず抱かれているのに、嫉妬と羨望を向けていた。
 彼の夫は、伴侶は自分のはずなのに、と。

 とうのケイクはゲラゲラと下品に笑い、クラッドの頭を軽く撫でるだけである。

「……ははッ♡♡ ったくカワイイねえ? 俺のモンになった途端、こうも素直になってくれるたぁ……♡ あー、帝国が滅ぶの待たねえで、皇帝だったうちに、逆レしちまえば良かったかな♡♡」
「っ、それは違うぞ、ケイク……。そなたが、余を、玉座から攫ってくれたから。だから体を許したのだ。あ、あそこにいる限り、余がそなたを抱くわけにはいかなかった……」
「だからだよぉ。無理矢理おまえさんのチンポ食って、俺の肉ディルドに調教してさぁ? 家臣の前で『皇帝やめてチンポ係になりま~す♡』って。宣言させんのも面白かったなァって」

 クラッドがしんみりしているときでさえ、ケイクの軽薄さと下品さは変わらない。
 あまりにもあんまりなその妄想に、クラッドは、顔を真っ赤に染めるほかにない。

「ッッ……♡♡ こ、このっ、変態!! 悪魔! 色情魔!!」
「あっはっは!! んな褒めんなよぉ、クラッド♡♡」
「褒めてないっ!!」

 ケイクの自宅、副戦士長にしてはこじんまりした邸宅に、クラッドのツッコミの声が響き渡る。



 ――ケイクたちコヴィッチ族には、様々な独特の文化があった。

 彼らは男しかおらず、また、男しか愛せない不思議な部族。村の外の男と番い、魔法によりその身を作り変えることで子を孕み、一族の血を紡いできた。
 彼らは結婚するまでは、村の仲間たちで乱交し、チンポとケツマンコを鍛え上げる。そして、いざ愛する伴侶が見つかれば、鍛え上げてきたテクニックをその人ただ一人に向けて使うようになるのだ。

 『傾国』であるケイクは、今まで、コヴィッチ族を害そうとする様々な国に潜入してはその国を内部崩壊させてきた。
 しかし、潜入のための嘘とはいえ、結婚をしたのはこれが初めてのことである。

 村の外の、帝国の法律とはいえ、クラッドはケイクの夫となった相手。そして体を繋げ、名実ともに伴侶となってしまったならば、一族の掟に従うならば……ケイクは彼を伴侶――『番』として、唯一として、生涯愛しぬかねばならないのだが。

(……一族の掟なんて、番なんて煩わしい。そう思ってたんだが、なぁ?? こんなにカワイイ小僧が手に入ったんだ。しばらくは、こいつのチンポ一本で我慢してやってもいいかもな♡♡ ……幸い、『傾国』としての仕事も、もうしばらくは起きねえだろうし……)

 なんやかんやでケイクもコヴィッチ族の男だ。切り捨ててもいい、予定では切り捨てるはずだった仮初の『夫』を、こうして故郷に連れ帰って本当の伴侶にしてしまうくらいには、クラッドという男を気に入っている。
 ただ、彼は素直ではないうえに相当イジワルな『傾国の男』であるので、クラッドにその思いを告げるのは、しばらく先のこととなるのであろう。



 なお――暴動が起きていた帝国は、皇帝という旗頭を失い、見事に内乱で衰退していった。最終的には国が滅び、革命軍のトップが新たな政府になったとかなんとか言う話だが、コヴィッチの村でぬくぬくと暮らすクラッドとケイクには、もはや関係のないことである。
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