ワーウルフさんの異世界借金返済記

★白狐☆

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借金七万ウロド。ってそれどころじゃねぇ!

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「あの、何故私は捕まっているのでしょう」


 ジルは森の中、人間に捕縛され正座させられていた。事の経緯としては人助けをしたつもりであったが、何故か自分が捕まる形となっていた。って納得出来ねぇ!


「そりゃ、女の子襲ったからだろう?お盛んなこって」


「いや、違うし。全然襲う気なんてないから、濡れ衣だから女の子に聞いてくれよ」


「いや、こんなに泣いてんだから。それに此処にはアンタしか居ないんだし」


 女の子が賊らしき男達に襲われていた時、偶然にしてジルが通りかかると、向こうは野生のワーウルフと勘違いし逃げて行った。


 通常のワーウルフは凶暴化バーサーカー状態であり、見境のない攻撃で暴れ回る為、外で見れば逃げの一手しかない。


 勿論、女の子もそれを知っていた為、ジルが来た時点で発狂していた。そこに何処かの冒険者が通りかかったのが運の尽きだった。


「いや、自分こう見えてもロリコンじゃないですし。何よりこうして話してるから野生じゃ無い事ぐらい分かるでしょう」


「いや、何が魔が差したのかなって」


 ワーウルフでもそれは失礼だろうが!と思ったが、何か喋れば揚げ足を取られる可能性もある為、ジルばむっと我慢した。


 色々と聞かれたが、女の子がようやく落ちつきジルの事を庇ってくれた為ようやく解放される事となった。


「ありがとう。助かったよ、これ以上なんか追及されたら全力で逃げようかと思ってたから」


「逃げたら即捕縛な。じゃ、俺はストターの町に帰るから」


「この女の子置いて行くんですか?って何で俺に隠れるんだ」


「だって、なんか懐いてるから。俺はラビトムってんだ。まぁ寄るなら話くらいは聞いてやるよ。じゃあな」


 冒険者ラビトムはさっさと村の方に消えて行った。残ったのはワーウルフのジルと村人らしき民族衣装を着込んだ女の子だけだった。


 汚れた衣服を気にする素振りも見せぬ女の子は、ジルが思っていた以上に厄介な娘である事を知ることになる。


「どうすんだ?これから、ってか名前は?」


「むー」


 何故か何を聞いてもジルに対してはこうであった。ジルの尻尾に抱きつき動こうとしなかった。よほど気に入ったのか、顔を埋めながらいつの間にか寝てしまっていた。


 村に連れて行くのは簡単だが、ワーウルフであるジルが村に入るのは時間が掛かる。だからこそラビトムに連れて行って貰いたかったが、後悔先に立たずである。


「仕方ない。とりあえず村に行ってみるか。まぁ行く当てもねぇし」


 ジルは女の子を尻尾に巻きつけて、頭をかきながらダラダラとラビトムの進んだ後を追う様に歩き出した。人助けをする前に自分の借金の事で頭がいっぱいであった。


 暫く歩くと開けた場所が広がる。ストターの村と呼ばれた集落は木の囲いで囲まれていた。入り口である場所には、門番らしき人間が二人並んで立っていた。


「おい!ワーウルフが来たぞ!迎え撃て」


「俺達に倒せるか、仲間呼んでくる」


「いや、野生じゃないワーウルフですから」


 ジルは自分からそう言ってはみたものの、何故か凄く複雑な心境に陥ったのだった。これから何十回と、このやりとりをしなければならないかと思うと憂鬱である。


 思った通り時間が掛かりそうであったが、門番の一人が女の子を見つけると、どうやら知っていたらしく中には何とか入ることが出来た。


「揉め事は起こすなよ。俺の仕事が増えるうえに村に入れなくなるからな。それと、、、、、、、、まぁいい」


 釘を刺されつつ、ジルは獣人らしからぬ表情で憂鬱そうに頭を抱えたまま〝はい〝とだけ答え中に入った。


 村人はまばらだった。ワーウルフの里の家ほどでは無かったが、建築物と呼べる様な建物は無く簡素な木を集めただけの家が立ち並んでいた。


「なんか、あんまり裕福では無さそうだな」


 そう言いながら何と無く女の子の方を見る。愛らしい顔立ちであったが、身なりはやはり綺麗と言えるものでは無く、この子が特別なのでは無いのが分かった。


 貧しい村なのが辺りを見回せばすぐに分かった。ただ、家の数は沢山有り過疎地というわけでは無い様に思えた。


「おや、獣人さん。こんな村まで何か御用で」


「初めまして、ジルと申します」


 近づいてきたのは腰の曲がった老人であった。ジルは出来るだけ丁寧を心がけて挨拶したのが功を奏したのか老人は、ちょっとだけ安堵した表情に変わった。


「実はこの子を森で保護したので、親を探してまして」


 女の子を見るなり老人はどうしたものかと考えあぐねている時、唐突にジルの背中から声をかけられた。


「よう。さっきのワーウルフじゃねえか、さっきの詫びに向こうの冒険者の宿で酒でも奢るよ」


 ラビトムが後ろに立っており、酒場兼宿屋らしき建物を指差していた。ジルは老人にまた後で話を聞くと言い残し、ラビトムに引っ張られるようにしてその場を離れた。


「話は向こうでしよう。言いたい事は分かっている」


 小声でそう言うラビトムは、あえて話の中に割って入った様であった。この辺りで一番大きな建物の中に入って行く。


 中に入ると、カウンターから右手側が宿屋になっており、その逆が酒場となっていた。空いたテーブル席に座った三人は、とりあえず飲み物を頼み話し始める。


「で、どういう事だ?あのじいさん何者なんだ」


「そう急くな。じいさんはただのじいさんだが、この村自体がヤバい事になっている」


 ラビトムはジルになんとか聞きとれるくらいの小声でそう話した。しかし話が見えない為、飲み物がやって来てから話の続きをする事にした。


「アンタはいつもの冒険者セット。此方がボルケーノバードステーキとやまびこサラダ。此方がムッチムチビートルのパンケーキ」


 馴染みらしき店員がさらに飲み物を運ぶと立ち去る。ラビトムの向かいにジルと女の子が座っていた。ラビトムだけ扱いが雑なのは馴染みの店だからという事にしておきたい。


「って、飲み物来ると同時に食事も来た!?」


「冒険者は時間が勝負になる場合もあるからだそうだ」


 食事が来た為、結局は先に食事を済ませた。飲み物を飲んでいる頃には隣にいた女の子は満腹も相まって寝てしまっていた。


「で、何がヤバいんだ?と言うか此処は大丈夫なのか?」


「此処はギルドも兼ねている。つまり外部からやってきた支社の様なものだからな」


「それなら安心して話せるな。まぁ声は小さくなるけど」


「まぁな。此処自体は安全でも出入りしている奴らは信用がないからな。冒険者が誰につくかは自由だし」


「便利なのか不便なのか分からんな」


「まぁそこはいい。ようはこの村で簡単に言うと口減しという名目で奴隷商が出入りしているらしい」


 ジルの顔が引き攣る。奴隷商人といえばワーウルフの子どもも何度も攫われた経緯があり、自身も危険な目にあった経験もあった。


「この子もそうだって言うのか?」


「それは分からん。だが、森の中にいたのに親が探しにも来てない所を見るなり訳ありなのは間違いないだろう」


「それもそうだな。しかし、この子自身が家を覚えてるなら話は早いんだが」


 隣に寝ている女の子を見ながらジルがそう言う、おかしな事は他にもあった。村に着いたにも関わらず、女の子は自分から家に戻ろうとしない。


 初めはこの村の子どもじゃないのかと思ったが、老人が知っている素振りを見せた為、この村の子どもには違いはなさそうである。


「なら、やっぱり行くしかないかな。この子を連れて行っていいものか分からんが」


 預ける場所も分からない為、連れて行く他は無かったがジルにとってはそれが一番気がかりな事でもあった。


 村で女の子の知り合いが居れば、また話もややこしくなる為、隠れられそうな場所をラビトムに聞いてみると、この宿に冒険者が出入りしている為、隠れるにはもってこいだと教えられた。


「とりあえず、この子だけ置いて村を散策するしか無さそうだな」


「それがいいだろう。まぁ、何かあったらまた俺も知恵くらいはかすぞ」


「助かった。ありがとう」


 感謝をのべるとラビトムと別れ、ジル達は席を立つ。まだ眠足りない様子の女の子を連れてカウンターに向かった。


 宿を取り部屋に女の子を寝かしつけるとジルは宿を出て探索を始めた。と言ってもさほど広く無い事と、獣人が怖がられ珍しがられる為、目立って仕方なかった。


 目線が痛い。好奇も畏怖も入り混じってはいるが、どちらにせよ悪目立ちにすぎない為、これ以上は耐えられる自信も無かった。


「とりあえず。羽織物でも買うか」


 身を隠す術がないので、隠れるようにして村の唯一の露天作りの商店で、目立ったまま羽織を被ると目立ちはしなかったが、怪しさが増していた。


 先程の老人を見かけた為、隠れるようにしてつけて行った。村の少し外れにあった他よりも古めかしい家に入って行ったのを見送ると、ジルは辺りを見回した。


「近場であれば分かりやすいが、少し覗くか」


 老人の家に聞き耳を立てながら会話していないか調べる。運良く家が薄い事もあり、会話は何とか聞き取る事ができた。



 なかで老人は老婆らしき人と話しているのが聞こえていた。内容は今日ジルに出会った話であった。小さな村では冒険者が来るだけで日常の変化になる為、当然だったのかもしれない。


「そうそう、カラットが村に戻ってたな」


「まぁどのみち、アンソンの家には戻れないだろうがね」


 カラットはおそらく女の子で、アンソンは親だろうか?もっと情報が欲しかったが、それ以上何も聞こえない。きっと話したくない事なのだと暫く沈黙の間があった。


 これ以上は何も話しそうも無かった為、ジルはその場を離れるとアンソンという人物のいる家を今度は探し始めた。


 何人かの村人を怯えさせながらも、何とかアンソンと言う人物のいる家に辿り着いた。途中、何人かアンソンという名に顔を引き攣らせた村人がいた事が気になっていた。


「デカい。しかし」


 古めかしい木造の学校を思わせる建物は、辺りの家からすればかなり立派な物にも見えた。辺りを見回したジルは〝アンソン孤児院〝と書かれた看板を見つけ、反射的に殴って壊した。


「まぁ、アンソンきっと修理とか好きな奴だろうから」


 会った事もなかったが、そう言う事にしておき中に忍び込んだ。中は空気が澱み、一般的とは言い難いほどにゴミが散乱していた。


 目立たないように忍いではいたが、どうにも様子がおかしかった。此処は孤児院であった筈だが、子どもどころか人が居た形跡すら此処には無かった。


「おかしい。っ誰だ!?」


 後ろに気配を感じ思わず振り返ると、そこには女の子が立っていた。どうやら後をつけて来ていたらしいく、足が汚れているのが窺えた。


「お前は、、、、、、、、カラットなのか?」


 女の子は小さく頷く。何故ついて来たのか分からなかったが、どうやら彼女の後ろにいた、一人の痩せ細り不気味な面持ちの男がアンソンなのだろうと直感的に理解した。


「で、アンタがアンソンか」


「、、、、、、そうだ。何かようか」


「その子、カラットの事を聞きたい。森で保護した」


「それは、、、、そうか、ならまたしないと」


 カラットの肩に手をかけようとしたその手を、ジルが一瞬にして間を詰めて来たかと思うと、素早く強い力で払いのけられた。


だと?この子は物じゃない」


 やはりコイツは奴隷商人と繋がっている。そう確信し、カラットを抱き抱え後ろに飛ぶと、カラットを逃しアンソンに向かって問う。


「アンタは奴隷商人と繋がっているだろ。他の子どもはどうした」


「さぁな。他所者が横やり入れてくんじゃねぇよ、何も知らんくせに」


「知りたくもないね。お前の事なんか」


 ギリギリと歯軋りをしながら敵意を向けてくるアンソンに身構えていた。ジルにとってどんな理由であっても許す事はできない。


 そう思っていたが、次の一瞬によって全ては終わる事となった。身構えていた筈であったが、突然頭部に鈍痛が走り倒れる。その刹那にジルが見たのは悲しそうなラビトムの顔だった。


ーーーーーー水滴の落ちる音で目が覚めた。


 目を開けると、使い古された地下牢に閉じ込められていた。頭痛を抑えながらジルは起き上がると隣にカラットがいた為、不思議と安堵する。


 今は昼なのか夜なのかも分からず、ただ正面の牢の向こう側の壁を見ていると、孤児院の中に間違いはない事に気づいた。


 木造建築の孤児院だったが、その下地は石が組まれていた。同じような作りの壁だった為、恐らくはそうなのだろうと推測した。


 もし、そうであったとしても孤児院の地下に地下牢がある事自体が、異常と言わざるを得ない状態でもある。


「おぃ!起きろ。此処を出るのに力を貸してくれ」


 カラットをジルは起こす。見た限りでは怪我はないが、どうやって此処に入れられたのかは分からない為、触らないように尻尾で撫でてみた。


 暫くすると力強く抱きついて来た為、ひとまず安心する。ただ、カラットを起こした訳ではなくジルが一人で何とかしようとした後を指差しお願いする。


「あそこを力一杯広げたが、これ以上は無理そうだから、カラットが向こう側から開けてくれないだろうか?」


 危ない橋になる。だからこそ子どもにやらせる事ではないと承知の上であった為に、無理強いせずお願いにとどまったのである。


 しかし、目覚めたばかりの眼でジルを見つめ直すと首を縦に何度も振り、すぐさま少しだけ開いた牢の隙間に向かう。


「何かあったらすぐに戻ってくるんだ」


 ジルは小声でそう伝えたが、聞いていたのかいないのか分からないまま、カラットはスルリと音が聞こえる様なほど、いとも簡単に牢を抜けると外を探索し始めた。


 様子から察するに此処に来たことがある様子で、十分もしないうちに鍵を掴んで戻って来た。


「急ぐぞ、なんか嫌な予感がする」


 事がすんなり運びすぎる為、ジルは悪い予感を感じ取った。そしてそれはすぐに当たったのだと理解する事になった。


 牢を出て地下を出るための階段を登っていたその時、頭上で何か崩れ落ちるような音が聞こえると、同時に起きな振動が起こった。


「何だ!ヤバいんじゃないのか」


 ジルは小走りで駆け上がり、それをカラットが追いかけて行く。階段の先の扉にたどり着くとすぐさま手をかけたが、押しても引いても動く気配が無かった。


「いつもこうなのか?錆びついてるのかもしれないが」


 しかし、カラットは横に首を振っていた為、普段はそんな事はないらしい。これ以上進めないので、どうやって地上に出るかを考えているとカラットが尾を引いて来た。


「分かっている。すぐに引き返そう」


 カラットにも分かる程の臭い。扉の隙間から焦げた様な臭いがした為、もしかすると孤児院に火をつけた可能性があり、もしそうなら扉の近くにいるのは危険と判断したのだった。


 階段を戻り牢のある地下通りをあるく、ジルが先に歩いていたが、カラットが小走りに前に出ると牢の隙間に人一人ようやく通れる溝があった。


 カラットに続きジルも狭い溝を進む。身震いしながら何とか溝を通ると、地下道が続いており導かれるままに進んだ。


 地下には水路が敷かれ、ゴブリンが巣食っていたがジルがそれらを追い払いながら進む。駆除する時間が惜しい為、渋々ジルの背中にカラットを乗せて走った。


 カラットは喜んでいたが、ジルは狭い地下水路をゴブリンを避けながら走る為、集中力が切れない様に慎重に走っていた。


「抜けた。だが何かいる」


 地上への梯子のかかった開けた場所が現れたが、どうにも様子がおかしかった。梯子は老朽化で朽ちて半分に折れていたが、どうにも鉤爪で切り裂いた様な跡が残っていた。


「、、、、なん、、、、、ぐべあ」


 横殴りにされ頭から吹き飛んだ。ジルとカラットは離れた場所の壁に叩きつけられると、その姿を現した。


〝グァ、、、ニン、、、、ニンゲン、、、、ノニオイ〝


 現れたのはゴブリンではなく、巨大な一つ目が特徴的な化け物イービルアイだった。巨大な目に加え触手のような足が無数に生えていた。


「なん、、、、でこんな上位の魔物、、、が」


 ジルは口から出た血を拭うと、唾を吐き捨て立ち上がる。カラットの方を確かめると、倒れてはいたが息はあったので目の前の敵に集中する。


 イービルアイに対しての親父から教わった知識は二つ。邪視に当てられない様に目を合わせない、そしてもう一つは。


「足は飾り。だったっけ?」


 うろ覚えな上に子どもの頃に聞いた話である。よもや親父の与太話がまさか実際の冒険譚だとはその頃のジルには想像もつかなかった。


 弱点の目である場所は邪視に守られている。やりにくい上に触手が、ジルに何度も襲い掛かり爪で切り裂いてはいたが、同じスピードで再生を繰り返していた。


 キリのない攻撃に、飛び道具くらい用意すれば良かったと後悔しながら触手をいなし続ける。切るだけ体力の無駄なだけである。


「何か無いのか。何か」


 地下水路には砂利もない。飛び道具になりそうな物を探していだがやはり見つからず、一瞬の隙を作るためだけにさらにジルは集中した。


「くそっがぁ!やぶれかぶれだぁぁぁああ!!」


 ジルは切り落としたイービルアイの触手を投げつける。ダメージはない、しかし触手の体液が眼球にへばり付くとその隙を見逃さなかった。


「落ちろよぉぉぉぉぉぉぉぉお!!」


 ジルは爪でイービルアイを十時に切り裂いた。一拍ののちに体液が吹き出しダメージを与えられたのだと安堵すると初めての単独の戦闘に腰を抜かし座り込んだ。


 ドロドロに溶けるイービルアイを確認して立ち上がった。すぐにジルはカラットの側まで移動する。生きていてもどんな状態かは分からなかったので、早く確認したかった。


「息はある。打撲、と出血は擦り傷だけ」


 ジルの大きな手は割れ物を扱うかのように、カラットの体に異変がないか調べると骨も折れていないことを確かめてから抱き抱えた。


「とにかく、外に出よう」


 ジルはカラットを抱き抱えたまま、地上に何とか戻ることができた。辺りはすっかり夜がふけ、戻った先は村から少し離れた場所でジルのいる場所から村の様子が伺えた。


「燃えてる。まずカラットを何処か安静にできる場所をまず探さないと」


 村の様子が気にはなったがそれどころではなく。村から離れるようにして小屋を探してみたが見つからないまま、カラットの体調を考えて次の町に行く事にした。
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