14 / 121
9.生きて、死ぬ順番じゃない
しおりを挟む
このままだとHPがゼロになって死んでしまう。
脳内でキョウスケが回復しろってうるさい。そんなことわかってる。
「こうなるなら……戦わなきゃよかったなぁ……」
後悔しても、自分のせいでこんなったんじゃないか。
激痛と「出血」による継続ダメージがあるため、死ぬのは時間の問題だ。
「なぁオトメといったか?とても姫に信頼されているのだな」
今にも掠れて消えそうな声が隣から聞こえる。
「どうなんでしょうね」
「生き……たいか?」
我に帰る一言だった。幻想を言うんじゃない。
「そ、そりゃまぁ生きたいかな」
すると、ルーイが小さなビンを取り出した。真赤な液体が入っている。
「回復ポーションLv.5だ」
「何、ポーション!」
ポーションはこの世界にある回復アイテムであり、傷を再生できる秘薬だ。
制作も困難で材料も高価、世界開拓、ダンジョン攻略最前線で使用される。
いくつかレベルがあり、現在は最高がレベル5。
初期のころは不死鳥のフェニックスの羽を使って研究していたとか。
名前の由来は不明。
「フッ……激レアアイテムを前に驚き過ぎだろ。さぁこれを使え」
ルーイは僕の横までビンを転がした。手のひらサイズの容器に薄緑で透明な液体が入っていた。
「僕に使えっていうのか?」
「そうだ……それ……以外にないだろう」
「何で?」
こんな激レアアイテム、この窮地から逃れられる唯一といっていい手段を、何故僕に?
「……お前が姫を守ってくれると判断したからだ」
「じ、じゃあ半分で……」
「だめだ、それだと効果が薄い、死にたいのか?」
「だってだって、そしたらお前……ルーイだって死んじゃうだろ?」
死の恐怖が涙を流した。ビンに触れる手が震える。
「俺は……いい」
「なんで!」
「お前は、生きたいって言っただろ!」
反論もできなかった。HPが5%を切った。
「ルーイは生きたくないの?」
「俺の一生は姫に捧げるためのものだ。そのためなら命は惜しくはない。それにもう……あの頃の姫はいない。だから興味がなくなった」
「ふざけんな!僕なんかにそんなものかけるなよ……お前も一緒に生きればいいだろ?」
涙が止まらなかった。
誰かを守りたいなんて尊い願いを興味ないで捨てたりすんなよ。
「時間が無い、はやくしろ……ポーションは分量が少ないからな、こぼすなよ」
キョウスケがさらに背中をおした。
「推奨行動、ポーションの使用」
少し、覚悟を決めた。こんなチャンス無駄にしちゃだめだ。
「後悔すんなよ、ルーイ」
「速くしろ、後悔するぞ」
フタを抜き、ゴクッと飲み干した。すると、体の傷が巻き戻しされているように消えていった。
「HP100%回復完了」
僕はルーイの元へ駆け寄った。
「ごめんなさいごめんなさい、ありがとうございます」
「くっそぉ……俺は、なんでこんなに弱いんだ!」
ルーイのHPは3%を切っていた。
僕からは何も言えなかった。
「少し聞いてくれ、昔の話だ。俺は小さいころはレン姫と友達でな、よく他のガキどもと遊んだものだ。そして、いつか約束した……」
ーーーーーー
「ルーイはさぁ、大きくなったら何になりたいの?」
どこかの庭で金髪で青い目をした少女が振り向いた。目線が低い、これは子供の頃のルーイだろうか。
「俺は、大人になったらレンちゃんの護衛隊隊長になって、一生守る!」
「本当ぉ!じゃあ約束ね、やぶったら女装メイドね」
「まじかよ……」
視界は転換し、すっかり大人になった姫様が前にいた。
「レン姫様、今日から護衛隊隊長になりましたルーイです、お久しぶりでございます」
「本当に約束守るなんてね、これからよろしくお願い致します」
彼の夢は叶った。護衛隊長という立場も自分を認めるのに十分なものだった。
ある日、レンが行方不明になるまで。
ーーーーーー
2%
僕が手に押し付けられた護衛の剣改に気づいた時、昔話が終わった。
簡単にそりゃもう簡単に。
風前の灯火は、美味しいところだけ話してくれた。
「……まぁ……今、約束が守れ無さそうなんだけどな」
「そんなことない!」
「姫は槍が得意でね、どうしてもアレを渡したかった」
「スキルカード?」
「そう、完全に自己満足ではあるが」
「そうだったのか」
「最後に……」
1%
「なんだ?」
「やっぱ、生きたかったなぁ……!!」
後悔しないって言ったじゃん、なんて言えなかった。
ルーイは引きつった笑顔を見せてくれた。
「オトメ……お前に託す……!」
より強く、僕の手に剣を押し付けていた。生きる目的の全てを姫様を守ることに使い、それを失った。
そうして、初めて人間のHPが0になる瞬間を見た。
「おまえが……うらy……しい」
「死亡確認」
僕は暫く天に向かって咆哮を上げていた。
ギルドへ帰ると、アカネちゃんが迎えてくれた。
「おかえりなさいオトメさん……って服血だらけ!カイナさんは?」
「……マスターは?」
「部屋にいますけど、まず何拭くもの持ってきますね」
「もう乾いてるよ」
僕はギルド長室へ向かい、全ての事情をタバリさんに話した。
「そうか、連れ去られたか」
マスターは黙って全てを聞いてくれた。
「僕は無力で……馬鹿で……アホでもぉぉ……最悪でした!」
「しょうがないさ、相手が悪い、なんせツルバだろ?」
「知っているんですか!?」
「イービルワンドを見たのならそうだろう。やつ程の魔力を持つ者はギルドにもそういないだろうしね」
「あの……僕、カイナを助けに行きたいです」
「そう言うと思ったよ。でも、ダメだ」
「どうして!」
見透かされていた。人の気持ちがあるのかと問うところだった。
「失いかけた命、今度こそ本当に失うかい?」
「うっ……それは……それは!」
「奴らもカイナを殺しはしないさ。それと君に話が……」
僕はマスターの話をかき消すように部屋を出ていった。
「クソッなんで行かせてくれないんだ……僕は死を目の前で見たんだぞ。助けたいに決まってるじゃないか。いや、何で皆で助けに行こうって言わないんだ!」
走った、もう嫌になった。そうしていると、人混みに出た。
涙目をこすって、遠目で見えた服装は、この世界の住人ではなかった。
「こんな時にも仕事か、でも記憶喪失者はほっとけないからな」
カイナの時のように近づくと、キョウスケがスキャンを開始する。
その瞬間、目を疑った。
『ルーイ・カルルイス』Green
・装備 コート
・革靴
・記憶障害
他スキャンを実行していません。
「ルーイ?(何だか体が少し小さい気が……)」
唖然として黙っていると、肩を叩かれた。
「オトメ君、これが死人の行き着く先だ」
マスターだった。
「どういうことです?」
「この世界にはね、君の知る常識だっだ死は存在しないんだ。こうやって記憶障害となり、この街にいつの間にか召喚される」
僕はあの時のメールを思い出した。
「死が無い?記憶を無くして?」
「そうだ。いつか君に話さないといけない日がくるとは思っていたんだけども、こんなにも早くなるとは……」
ルーイはこの原理を知っていたのか?
だとしたら言ってほしかった。
「僕よりメモリーで生きてきたんだろ?順番的にお前が優先だろぉ!」
「……うん、うん」
マスターは僕の肩に手を置いて寄り添ってくれた。
順番。記憶の価値はどう考えたって、万人に見せたってルーイの方が上なはずだ。僕が死んでルーイが生き残る。それでよかったじゃないか。
敵だったものの思考に理解が出来なかった。
この日、初めて眠れなかった。
もらった命の使い方は決まっている。
脳内でキョウスケが回復しろってうるさい。そんなことわかってる。
「こうなるなら……戦わなきゃよかったなぁ……」
後悔しても、自分のせいでこんなったんじゃないか。
激痛と「出血」による継続ダメージがあるため、死ぬのは時間の問題だ。
「なぁオトメといったか?とても姫に信頼されているのだな」
今にも掠れて消えそうな声が隣から聞こえる。
「どうなんでしょうね」
「生き……たいか?」
我に帰る一言だった。幻想を言うんじゃない。
「そ、そりゃまぁ生きたいかな」
すると、ルーイが小さなビンを取り出した。真赤な液体が入っている。
「回復ポーションLv.5だ」
「何、ポーション!」
ポーションはこの世界にある回復アイテムであり、傷を再生できる秘薬だ。
制作も困難で材料も高価、世界開拓、ダンジョン攻略最前線で使用される。
いくつかレベルがあり、現在は最高がレベル5。
初期のころは不死鳥のフェニックスの羽を使って研究していたとか。
名前の由来は不明。
「フッ……激レアアイテムを前に驚き過ぎだろ。さぁこれを使え」
ルーイは僕の横までビンを転がした。手のひらサイズの容器に薄緑で透明な液体が入っていた。
「僕に使えっていうのか?」
「そうだ……それ……以外にないだろう」
「何で?」
こんな激レアアイテム、この窮地から逃れられる唯一といっていい手段を、何故僕に?
「……お前が姫を守ってくれると判断したからだ」
「じ、じゃあ半分で……」
「だめだ、それだと効果が薄い、死にたいのか?」
「だってだって、そしたらお前……ルーイだって死んじゃうだろ?」
死の恐怖が涙を流した。ビンに触れる手が震える。
「俺は……いい」
「なんで!」
「お前は、生きたいって言っただろ!」
反論もできなかった。HPが5%を切った。
「ルーイは生きたくないの?」
「俺の一生は姫に捧げるためのものだ。そのためなら命は惜しくはない。それにもう……あの頃の姫はいない。だから興味がなくなった」
「ふざけんな!僕なんかにそんなものかけるなよ……お前も一緒に生きればいいだろ?」
涙が止まらなかった。
誰かを守りたいなんて尊い願いを興味ないで捨てたりすんなよ。
「時間が無い、はやくしろ……ポーションは分量が少ないからな、こぼすなよ」
キョウスケがさらに背中をおした。
「推奨行動、ポーションの使用」
少し、覚悟を決めた。こんなチャンス無駄にしちゃだめだ。
「後悔すんなよ、ルーイ」
「速くしろ、後悔するぞ」
フタを抜き、ゴクッと飲み干した。すると、体の傷が巻き戻しされているように消えていった。
「HP100%回復完了」
僕はルーイの元へ駆け寄った。
「ごめんなさいごめんなさい、ありがとうございます」
「くっそぉ……俺は、なんでこんなに弱いんだ!」
ルーイのHPは3%を切っていた。
僕からは何も言えなかった。
「少し聞いてくれ、昔の話だ。俺は小さいころはレン姫と友達でな、よく他のガキどもと遊んだものだ。そして、いつか約束した……」
ーーーーーー
「ルーイはさぁ、大きくなったら何になりたいの?」
どこかの庭で金髪で青い目をした少女が振り向いた。目線が低い、これは子供の頃のルーイだろうか。
「俺は、大人になったらレンちゃんの護衛隊隊長になって、一生守る!」
「本当ぉ!じゃあ約束ね、やぶったら女装メイドね」
「まじかよ……」
視界は転換し、すっかり大人になった姫様が前にいた。
「レン姫様、今日から護衛隊隊長になりましたルーイです、お久しぶりでございます」
「本当に約束守るなんてね、これからよろしくお願い致します」
彼の夢は叶った。護衛隊長という立場も自分を認めるのに十分なものだった。
ある日、レンが行方不明になるまで。
ーーーーーー
2%
僕が手に押し付けられた護衛の剣改に気づいた時、昔話が終わった。
簡単にそりゃもう簡単に。
風前の灯火は、美味しいところだけ話してくれた。
「……まぁ……今、約束が守れ無さそうなんだけどな」
「そんなことない!」
「姫は槍が得意でね、どうしてもアレを渡したかった」
「スキルカード?」
「そう、完全に自己満足ではあるが」
「そうだったのか」
「最後に……」
1%
「なんだ?」
「やっぱ、生きたかったなぁ……!!」
後悔しないって言ったじゃん、なんて言えなかった。
ルーイは引きつった笑顔を見せてくれた。
「オトメ……お前に託す……!」
より強く、僕の手に剣を押し付けていた。生きる目的の全てを姫様を守ることに使い、それを失った。
そうして、初めて人間のHPが0になる瞬間を見た。
「おまえが……うらy……しい」
「死亡確認」
僕は暫く天に向かって咆哮を上げていた。
ギルドへ帰ると、アカネちゃんが迎えてくれた。
「おかえりなさいオトメさん……って服血だらけ!カイナさんは?」
「……マスターは?」
「部屋にいますけど、まず何拭くもの持ってきますね」
「もう乾いてるよ」
僕はギルド長室へ向かい、全ての事情をタバリさんに話した。
「そうか、連れ去られたか」
マスターは黙って全てを聞いてくれた。
「僕は無力で……馬鹿で……アホでもぉぉ……最悪でした!」
「しょうがないさ、相手が悪い、なんせツルバだろ?」
「知っているんですか!?」
「イービルワンドを見たのならそうだろう。やつ程の魔力を持つ者はギルドにもそういないだろうしね」
「あの……僕、カイナを助けに行きたいです」
「そう言うと思ったよ。でも、ダメだ」
「どうして!」
見透かされていた。人の気持ちがあるのかと問うところだった。
「失いかけた命、今度こそ本当に失うかい?」
「うっ……それは……それは!」
「奴らもカイナを殺しはしないさ。それと君に話が……」
僕はマスターの話をかき消すように部屋を出ていった。
「クソッなんで行かせてくれないんだ……僕は死を目の前で見たんだぞ。助けたいに決まってるじゃないか。いや、何で皆で助けに行こうって言わないんだ!」
走った、もう嫌になった。そうしていると、人混みに出た。
涙目をこすって、遠目で見えた服装は、この世界の住人ではなかった。
「こんな時にも仕事か、でも記憶喪失者はほっとけないからな」
カイナの時のように近づくと、キョウスケがスキャンを開始する。
その瞬間、目を疑った。
『ルーイ・カルルイス』Green
・装備 コート
・革靴
・記憶障害
他スキャンを実行していません。
「ルーイ?(何だか体が少し小さい気が……)」
唖然として黙っていると、肩を叩かれた。
「オトメ君、これが死人の行き着く先だ」
マスターだった。
「どういうことです?」
「この世界にはね、君の知る常識だっだ死は存在しないんだ。こうやって記憶障害となり、この街にいつの間にか召喚される」
僕はあの時のメールを思い出した。
「死が無い?記憶を無くして?」
「そうだ。いつか君に話さないといけない日がくるとは思っていたんだけども、こんなにも早くなるとは……」
ルーイはこの原理を知っていたのか?
だとしたら言ってほしかった。
「僕よりメモリーで生きてきたんだろ?順番的にお前が優先だろぉ!」
「……うん、うん」
マスターは僕の肩に手を置いて寄り添ってくれた。
順番。記憶の価値はどう考えたって、万人に見せたってルーイの方が上なはずだ。僕が死んでルーイが生き残る。それでよかったじゃないか。
敵だったものの思考に理解が出来なかった。
この日、初めて眠れなかった。
もらった命の使い方は決まっている。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説

30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
魔境へ追放された公爵令息のチート領地開拓 〜動く屋敷でもふもふ達とスローライフ!〜
西園寺わかば🌱
ファンタジー
公爵家に生まれたエリクは転生者である。
4歳の頃、前世の記憶が戻って以降、知識無双していた彼は気づいたら不自由極まりない生活を送るようになっていた。
そんな彼はある日、追放される。
「よっし。やっと追放だ。」
自由を手に入れたぶっ飛んび少年エリクが、ドラゴンやフェンリルたちと気ままに旅先を決めるという物語。
- この話はフィクションです。
- カクヨム様でも連載しています。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる