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79.届け我が剣
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牢獄、プリズンでの一日はこうだ。
朝は6:00に看守に叩き起され、早速の労働。
この時だけ繋がった手錠が二つに分かれる。
地下で謎の採掘だ、これが昼飯まで行われ、大した腹の膨れない飯を食う。
また謎の採掘を夜中の10:00までやる。
キョウスケも僕の疲労であまり喋らなくなってきた。
その後、飯を食い、シャワーをサクッと浴びたら寝る。
「今日は紙とペンをもらった」
「ツルギさん寝ないんですか?もう皆さん寝てます」
「そうか、お前も疲れているだろうからな」
ツルギさんは軽く返事をした後、何かを紙に描き、僕の体のを蹴った後に目の前に突き出した。
「痛たた……ん?」
『腕輪の盗聴を警戒しろ、これからは筆談により作戦を立てる。監視カメラぁ?気にするな解像度がクソだ』
「へ、下手くそな絵ですね!」
「あぁ、お前もそう思うだろ?」
僕達はペンを交互に使い、会話をした。
「今日は巨大な鉱石を当てました。多分白魔石です」
『助けがくる?一体どうやって?誰が結界を越えられるんです?』
「そうか、お前もECFより単純労働が向いているかもな」
『それはアイツらに任せろ、俺らは時が来た時に主任であるヒノキを討つ、それが役割だ』
「ははは、酷い言われようですね」
『分かりました、体術もいいですが、奪われた武器も取り返しましょう』
「少々言いすぎたか」
『検討はついている、ヒノキのところだろう、アイツならそうする』
「そういえば最近お昼になるとお昼泥棒ってやつがでるらしく」
『ヒノキってもしかしてお知り合いですか?』
「最低だな」
『少しな』
「ですよね……なんか僕腹減ってきました」
『今日は寝ましょう』
「そうだな」
『そうだな』
会話の終了と共にツルギさんは紙を丁寧に折りたたみポケットに入れた。
囚人服も着慣れてきたし、ここでの生活にも慣れし、牢屋で恐怖もあまり感じなくなってきた。
ツルギさんが居なかったらこうはいかなかっただろう。
ピキッ……
?
布団を被ったとき、覚えのある感覚が体を通り抜けた。
誰かが一日中空を見ていた。
紫が青を待っている。
ーーーーーー
「キリカ到着しました!」
「来たね、30分……飛ばしたね」
アリエがキリカの到着を迎えた。
その周りにはいつもの仲間がいるが、一人だけは遠方でスナイパーライフルを構えていた。
「ミセット、キリカが到着した、話を聞かせてもらおうかしら」
アリエがミセットへSEで連絡をとった、するとミセットから直接キリカへ通信が接続された。
「聞こえる?」
「聞こえるよ」
「SEに境界線を可視化させた。ここから先は行かないで……まだ」
「まだ?」
「それはいい、君にやって欲しいことは二つだ。まず一つ……ここから君の剣閃で結界を壊して」
「……は?」
突飛押しもない話で声が出た。
青の剣閃の発動は簡単だが、境界線から向こう側に入らずにレンジを延ばして斬り込むのはスケールが大きすぎる。
「な、何言ってるの?頭おかしくなったのミセットちゃん」
「私は冷静だ、もう一日以上ここで見ているけど、襲撃は境界線を超えるまで考えなくていいと思う。だって……向こう、速すぎるんだもん」
「速い?」
「砂時計を確認した。君なら分かるはずだ」
キリカには思い当たることがあった。
イデアルにおいて、白の城の一番上の砂時計、自分はイデアル内で一週間を過ごしたが、オトメ達は一時間ほどだったこと。
多分、砂時計は結果内部と外との時間の流れを変える効果がある。
ならばキリカの剣閃は向こう側からゆっくり見えるはずだ、準備時間を与えてしまうのではないか?
「向こうが速いのはダメじゃない?」
「いいや、君の剣ならできる。あそこまで届くし、あれを破る威力も持ってる。ただ、形状は細く、そして最速の突きで頼む」
「本当に大丈夫なの?」
「向こうが気づけばコッチに来るでしょ?それはある意味チャンスなんだ、時間の流れが違うのはあの建物の周りだけだから、この距離もあるし、キリカはただ放つだけでいい」
「……それしかないのなら、任せて!」
通話の向こうでミセットが微笑んだ気がした。
最後の一言を聞いた。
「二つ目のお願い、壊したら、貴女はバイクで突っ切って」
「……もうなんでもいいわ」
キリカは刀を抜いて境界線ギリギリに立った。
カワセミはガラスの肩を持って後ろに下がらせた。
サイケンは落ち着いてその場に立ち尽くす。
アリエは少し不安そうに見つめる。
「大丈夫、キリカ?」
「全然大丈夫じゃないですがやるしかないので!カエデ、援護よろしく!」
「……ん?あぁ任せろ」
キリカは突きのモーションに入り、体の内側にある力を解放、自身の右腕へと流していく。
刀の青い光は次第に強くなっていく、カエデとの戦闘を思い出し、さらに放出率を高めていく、空間が歪む。
レンジを少し延ばし、エネルギーの塊の操作権を握る感覚を覚える。
今ならどこでも貫ける!
「届け!超細い剣!」
一歩踏み出したと同時に突きを解放、閃光が雷のように辺りを包む。
拡張する刀身、それは高速でプリズンへ向かい、卵に針を入れるように綺麗に貫いた。
青い光が爆発した。
直撃後、結界が実体化し、崩れ去るのが確認できた。
「はぁ……はぁ」
魔力放出が大きすぎて自身のエーテル場が攪乱された。
暫くは動けない、そもそも人の所業ではない。
「動けない……いや……うご、ける!」
「キリカちゃん!」
驚愕していたツルギ隊で唯一カワセミが動いた。
「無理し過ぎじゃい、少し休んだ方が」
「駄目、すぐに来るから、今すぐ行かないと!」
キリカは駆け寄ってきたカワセミの腕を跳ね除け、バイクに乗った
「カエデ、援護……」
カエデは対物ライフルを装備した。
「わかったよわからず屋」
アリエとサイケンが割って入った。
「待て待て、境界線を超えればツルギさんやオトメみたいに体の自由が奪われる!」
「そうよ、まだ行かなくても!」
「アリエさん、ここには新手が来ると思います、その時に貴女がいないとダメです、私なら大丈夫です……多分」
キリカは話を半分無視し、境界線を超えた。
その時耳に様々な言葉が聞こえた。
「認証……にんしよー、にんしょー、ヒノキに酷似、しすてむ故障につき、酷似の故、立ち入りを許可、きょかー」
「……ヒノキ、噓でしょ……?なんで……なんでよ!」
キリカは懐かしくも嫌いな名前を頭に刻み込まれ、アクセルを踏み込んだ。
「……あのアリエさん、キリカ、すんなり行ってしまった……な?」
「信じられない、どうして?この距離からプリズンを攻撃してなお境界線をものともしない」
遠方でミセットはしてやったりとした顔でスコープを覗き込んだ。
同時にカエデも対物ライフルをバイポッドを展開し構えていた。
「さぁて本番はここからかな?」
朝は6:00に看守に叩き起され、早速の労働。
この時だけ繋がった手錠が二つに分かれる。
地下で謎の採掘だ、これが昼飯まで行われ、大した腹の膨れない飯を食う。
また謎の採掘を夜中の10:00までやる。
キョウスケも僕の疲労であまり喋らなくなってきた。
その後、飯を食い、シャワーをサクッと浴びたら寝る。
「今日は紙とペンをもらった」
「ツルギさん寝ないんですか?もう皆さん寝てます」
「そうか、お前も疲れているだろうからな」
ツルギさんは軽く返事をした後、何かを紙に描き、僕の体のを蹴った後に目の前に突き出した。
「痛たた……ん?」
『腕輪の盗聴を警戒しろ、これからは筆談により作戦を立てる。監視カメラぁ?気にするな解像度がクソだ』
「へ、下手くそな絵ですね!」
「あぁ、お前もそう思うだろ?」
僕達はペンを交互に使い、会話をした。
「今日は巨大な鉱石を当てました。多分白魔石です」
『助けがくる?一体どうやって?誰が結界を越えられるんです?』
「そうか、お前もECFより単純労働が向いているかもな」
『それはアイツらに任せろ、俺らは時が来た時に主任であるヒノキを討つ、それが役割だ』
「ははは、酷い言われようですね」
『分かりました、体術もいいですが、奪われた武器も取り返しましょう』
「少々言いすぎたか」
『検討はついている、ヒノキのところだろう、アイツならそうする』
「そういえば最近お昼になるとお昼泥棒ってやつがでるらしく」
『ヒノキってもしかしてお知り合いですか?』
「最低だな」
『少しな』
「ですよね……なんか僕腹減ってきました」
『今日は寝ましょう』
「そうだな」
『そうだな』
会話の終了と共にツルギさんは紙を丁寧に折りたたみポケットに入れた。
囚人服も着慣れてきたし、ここでの生活にも慣れし、牢屋で恐怖もあまり感じなくなってきた。
ツルギさんが居なかったらこうはいかなかっただろう。
ピキッ……
?
布団を被ったとき、覚えのある感覚が体を通り抜けた。
誰かが一日中空を見ていた。
紫が青を待っている。
ーーーーーー
「キリカ到着しました!」
「来たね、30分……飛ばしたね」
アリエがキリカの到着を迎えた。
その周りにはいつもの仲間がいるが、一人だけは遠方でスナイパーライフルを構えていた。
「ミセット、キリカが到着した、話を聞かせてもらおうかしら」
アリエがミセットへSEで連絡をとった、するとミセットから直接キリカへ通信が接続された。
「聞こえる?」
「聞こえるよ」
「SEに境界線を可視化させた。ここから先は行かないで……まだ」
「まだ?」
「それはいい、君にやって欲しいことは二つだ。まず一つ……ここから君の剣閃で結界を壊して」
「……は?」
突飛押しもない話で声が出た。
青の剣閃の発動は簡単だが、境界線から向こう側に入らずにレンジを延ばして斬り込むのはスケールが大きすぎる。
「な、何言ってるの?頭おかしくなったのミセットちゃん」
「私は冷静だ、もう一日以上ここで見ているけど、襲撃は境界線を超えるまで考えなくていいと思う。だって……向こう、速すぎるんだもん」
「速い?」
「砂時計を確認した。君なら分かるはずだ」
キリカには思い当たることがあった。
イデアルにおいて、白の城の一番上の砂時計、自分はイデアル内で一週間を過ごしたが、オトメ達は一時間ほどだったこと。
多分、砂時計は結果内部と外との時間の流れを変える効果がある。
ならばキリカの剣閃は向こう側からゆっくり見えるはずだ、準備時間を与えてしまうのではないか?
「向こうが速いのはダメじゃない?」
「いいや、君の剣ならできる。あそこまで届くし、あれを破る威力も持ってる。ただ、形状は細く、そして最速の突きで頼む」
「本当に大丈夫なの?」
「向こうが気づけばコッチに来るでしょ?それはある意味チャンスなんだ、時間の流れが違うのはあの建物の周りだけだから、この距離もあるし、キリカはただ放つだけでいい」
「……それしかないのなら、任せて!」
通話の向こうでミセットが微笑んだ気がした。
最後の一言を聞いた。
「二つ目のお願い、壊したら、貴女はバイクで突っ切って」
「……もうなんでもいいわ」
キリカは刀を抜いて境界線ギリギリに立った。
カワセミはガラスの肩を持って後ろに下がらせた。
サイケンは落ち着いてその場に立ち尽くす。
アリエは少し不安そうに見つめる。
「大丈夫、キリカ?」
「全然大丈夫じゃないですがやるしかないので!カエデ、援護よろしく!」
「……ん?あぁ任せろ」
キリカは突きのモーションに入り、体の内側にある力を解放、自身の右腕へと流していく。
刀の青い光は次第に強くなっていく、カエデとの戦闘を思い出し、さらに放出率を高めていく、空間が歪む。
レンジを少し延ばし、エネルギーの塊の操作権を握る感覚を覚える。
今ならどこでも貫ける!
「届け!超細い剣!」
一歩踏み出したと同時に突きを解放、閃光が雷のように辺りを包む。
拡張する刀身、それは高速でプリズンへ向かい、卵に針を入れるように綺麗に貫いた。
青い光が爆発した。
直撃後、結界が実体化し、崩れ去るのが確認できた。
「はぁ……はぁ」
魔力放出が大きすぎて自身のエーテル場が攪乱された。
暫くは動けない、そもそも人の所業ではない。
「動けない……いや……うご、ける!」
「キリカちゃん!」
驚愕していたツルギ隊で唯一カワセミが動いた。
「無理し過ぎじゃい、少し休んだ方が」
「駄目、すぐに来るから、今すぐ行かないと!」
キリカは駆け寄ってきたカワセミの腕を跳ね除け、バイクに乗った
「カエデ、援護……」
カエデは対物ライフルを装備した。
「わかったよわからず屋」
アリエとサイケンが割って入った。
「待て待て、境界線を超えればツルギさんやオトメみたいに体の自由が奪われる!」
「そうよ、まだ行かなくても!」
「アリエさん、ここには新手が来ると思います、その時に貴女がいないとダメです、私なら大丈夫です……多分」
キリカは話を半分無視し、境界線を超えた。
その時耳に様々な言葉が聞こえた。
「認証……にんしよー、にんしょー、ヒノキに酷似、しすてむ故障につき、酷似の故、立ち入りを許可、きょかー」
「……ヒノキ、噓でしょ……?なんで……なんでよ!」
キリカは懐かしくも嫌いな名前を頭に刻み込まれ、アクセルを踏み込んだ。
「……あのアリエさん、キリカ、すんなり行ってしまった……な?」
「信じられない、どうして?この距離からプリズンを攻撃してなお境界線をものともしない」
遠方でミセットはしてやったりとした顔でスコープを覗き込んだ。
同時にカエデも対物ライフルをバイポッドを展開し構えていた。
「さぁて本番はここからかな?」
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