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69.采配
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キリカを取り戻す、アイツの『下らない』が気になるところだが。
気を抜いていると、二本の剣が飛行して僕に襲い掛かる。
目視で回避するには十分な速度だ、落ち着いて回避、前に出る、順調に距離を詰める。
「ほぉ、さすがここまでやってきた人間だ。自己紹介がまだだったな、我が名をクリア・エスタロッドレシア。イデアルの王だ」
「物騒な挨拶だな、オトメ……大した記憶の無い道化です」
「どうやってここまで来た?貴様からはさほど魔力を感じないが、結界をどうやって?」
「こっちには未来有望な魔術師がいるもんでねぇ。クリア王、殺すべき人間を間違えたな」
「冒険者風情が……」
今度は四本、先より速い!
一本ずつ斬りかかってくる、ほぼ突進。二本までは回避できたが、三本目が僕の回避先を読んだ。僕はエフェクトシールドを両手で前に突き出して防ぐ。
「うっ……!」
重量を感じる攻撃、全身の骨に響く衝撃、脳が揺れた、あと一つ力を入れていなければ潰されていただろう。
幸い剣が頑丈で傷はない、さすが神格を守りし剣。
だが安心は早い、もう一本がやってくる。
前方は白い剣が邪魔でほとんど見えない。
「来るなら……来い!」
白い剣の圧力は止まらない、僕は剣の角度を変えて威力を外側に逃がした。
勢いの止まらない白い剣は、地面に激突し、白い絨毯を引き裂いた。
すると動かなくなった。
「もう一方の……?」
あれ、目の前に白い剣が無い……どこに消えた?
「フッ……」
クリアの微笑が見える、策のある顔だ。
こういう時は考える。
白い剣は視界に無い、クリアは僕の盲点から刺しにくる。
多分。
「……後ろだ!」
僕は一撃にかけることにした。
相手が片腕の剣士なら、その右腕の扱いは劣化もの、近距離戦闘はヘタクソだろう。
音を聞く、ああ、後ろにいらっしゃるね、こちらに接近している。
視認せずにスキル『兜割り・天』を発動した。
高く、高く跳躍し、最高点到達時に、剣をイノセントに持ち替えて、目にクリアを捉える。
下の方では絨毯に白い剣が刺さっていた。
「完璧だな、もらっ……」
「!」
玉座に一直線に駆けるイノセントと僕、狙うはクリアの左腕、狙いがずれたら壁に激突か体を切り裂いてしまうだろう。
速い、クリアに体が引っ張られるように接近、空気を感じて浮遊感なんてない。
剣を振り下ろす。
「……スイカ割り!」
剣閃の後、僕は手ごたえを確認した。
相変わらず右腕が消えていた。
記憶を確認する。
「その必要はない」
「へ?」
僕は激痛を耐えて振り向き、状況を見る。
そこには白い剣が三本束になってクリアを守っていた。
僕が貫いたのは一本のみ、そこにイノセントと僕の腕が垂れていた。
「そう、その頭は必ず……」
「クッソ……!」
「粉々にする!」
距離を取ろうにも、バランスが悪い、ストレージから鎮痛薬を使ったが全て使い切る前に白い剣が突進してくる。
左手にエフェクトシールドを構えて防ぐが、力足らずその一撃を受ける。
「ゴッ……ふふふー、あっしぬ」
「頭にヒットだ!」
宙を舞って、色々考えた。
あのスキル、マジで使えねーなー。
揺れゆく視界の中で、やっと地面を感じたら、白い絨毯は赤くシミを作っていた。
まぁきっと僕の血だろうな。
「……あ、バカだな」
「理解が早くて結構、所詮は雑魚ピエロだったか」
「……訊いても……も、も、も、いいか?どうしてキリカを連れていったんだ?その理由すら僕らは知らない」
「?分かり切ったことを。貴様らはあのキリカを騙してここまで連れてきたのだろ?人間はいつもそうだ。差別、何かに付けて差別をしたがる。髪、種族、亜人、昔は肌でも……聞いたことがあるが」
「僕らは……そんなことは……してない!」
「嘘を……」
残りの力を振り絞って、ようやく両足で立って飛んで行ったエフェクトシールドの代わりにハンドガンを構えた。
「何にも知らねぇ野郎がよぉ!ゴタゴタと!何の王か知らねぇが!僕はここでは引かない!キリカはどんな理由があったとしても連れて帰る!僕らの……大切な仲間だ、だから……ここでお前の脳みそを晒してやる!」
「もはやここまでと考えるが、愚かな人間だ。そこまで戯言を並べるなら、四肢を切断した後に気持ちよくあの世に送ってやる」
「お願いしようか……言葉ばっかり!」
マガジンの中身は7発、薬室に一発予め入っているので8発。
外すな、外すな……当てろ。
「!」
「そんな玩具で」
白い剣が弾丸を防ぐ、発砲音をいくら鳴らしても彼女の白い身体に届かない。
硬すぎでは?
マガジンの弾丸がゼロになったところで、マガジンチェンジ、落としたマガジンはストレージへ、換えの新鮮なマガジンを呼び出して、太ももと銃身を叩きつけて装填、スライドを歯で動かしてロックを解除。
「届くまで、もしくは弾丸尽きるまで」
「はぁ……」
あと数秒で鎮痛効果が切れる、時間が無い。
白い剣が彼女を守っているうちは視界に僕は映らない、今なら接近できる。
前にでる同時に発砲。
ゴメン、外した。
後二十歩。
「ん?」
「あと少し!」
弾が切れた、僕は銃を上に放り投げてルーンナイフを装備して白い剣を蹴りつけた。
「なに!」
「ちゃんと前見ろ!」
敵は既に目の前一メートルだ。
心がもう少しだと、気を抜くな、しっかり殺れと言う。
奥の彼女の顔を見たい、さぁてどんな絶望を見せてくれるのだろう?
その時の僕の顔は笑っていただろう?
「捉えた!」
ようやく白い剣をよじ登って、確認、思いのほか動揺していた。
そこから飛びつき、ナイフを突きつける。
後30センチ。
「待って!」
聞き覚えのある声が後ろから聞こえる。
身体がナイフを止めた。
首はもしかしたらという気持ちで振り返る。
「キリカ……?」
白い貴族のような服を着て、息を切らして、ドアの前でこちらを不安そうな表情で見つめていたのは間違いなくキリカだった。
良かった、何もされてなさそうだ。
刀は無く、裸足だった。急いでいたのだろう。
「良かった、帰ろ……うっ!あ……」
「敵を間の前にして」
身体を貫いていく何か。
「背を向けるどころか」
より遠くへ行こうとするそれは、何となく白い剣。
「視線を逸らすとは」
次、左足に何かが過ぎった後、感覚が消えた。
「……ああああ!なぁ!」
「愚行……極……まったな!目前の敵に対する侮辱だな」
視界の端からやってくるアレ、ああそうか、剣か。
思考の最中に僕の右膝から先に無くなった。
バランスを崩した体は顔から地面に挨拶に向かう、時がスローに見える。
走馬灯ってこの後見れるの?
既に意識は失われたのか、痛覚が役にたたなくなった。
もう鎮痛効果は切れているだろうに。
着地完了。
白い絨毯、赤い僕が汚してしまった。
怒られるぞ。誰に?
いや、それどころではない、負けたのだ、僕は。
敗因は?
スキルのせいか?きっとそう。
落ち着いてアサルトライフルを発砲して愁と絶叫を使えばどうにか……できただろうか?
そういえばカエデはどうなった?
まさか彼女まで負けるなんて……ありえないよ。
死にたくない、死にたくない。
ここで死んだらキリカはどうなる?
僕はここまでの記憶が無くなるんだろ?
ふざけるな僕!
選択を間違えるなよ!
でもまぁやっちまったからなぁ。
すまん眠い。
ーーーーーー
プツンと音がした。誰かがそれを巻き戻そうとしている。
「諦めるなオトメ!それでも我々の最後の希望か!」
空耳も聞こえてきた、聞いたことない声だ。
無意識に反応して左手を天に上げていた。
目の前が爆発音と閃光、目を開けられなかったが左手に何かある。
その中身が僕に当たる。
ただダラダラと、身体に染み込むような愛を感じる。自然と生きる気持ちが湧いてくる。
「この感覚はそうか……前にも……」
そうして、全ては整った。
昔こうして包帯に手を掛けて取り外した記憶があるようなないような。
両足でしっかり立ち、右手で右目を隠す包帯に指をかけ、それを勢いのまま放り投げる。
「お久しぶりです、オトメ」
両目を力強く開く!
「あぁ、久しぶり」
「UIの復元完了、全ての能力を取り戻しました」
「反撃開始だ!」
オトメの目は赤色に輝いていた。
気を抜いていると、二本の剣が飛行して僕に襲い掛かる。
目視で回避するには十分な速度だ、落ち着いて回避、前に出る、順調に距離を詰める。
「ほぉ、さすがここまでやってきた人間だ。自己紹介がまだだったな、我が名をクリア・エスタロッドレシア。イデアルの王だ」
「物騒な挨拶だな、オトメ……大した記憶の無い道化です」
「どうやってここまで来た?貴様からはさほど魔力を感じないが、結界をどうやって?」
「こっちには未来有望な魔術師がいるもんでねぇ。クリア王、殺すべき人間を間違えたな」
「冒険者風情が……」
今度は四本、先より速い!
一本ずつ斬りかかってくる、ほぼ突進。二本までは回避できたが、三本目が僕の回避先を読んだ。僕はエフェクトシールドを両手で前に突き出して防ぐ。
「うっ……!」
重量を感じる攻撃、全身の骨に響く衝撃、脳が揺れた、あと一つ力を入れていなければ潰されていただろう。
幸い剣が頑丈で傷はない、さすが神格を守りし剣。
だが安心は早い、もう一本がやってくる。
前方は白い剣が邪魔でほとんど見えない。
「来るなら……来い!」
白い剣の圧力は止まらない、僕は剣の角度を変えて威力を外側に逃がした。
勢いの止まらない白い剣は、地面に激突し、白い絨毯を引き裂いた。
すると動かなくなった。
「もう一方の……?」
あれ、目の前に白い剣が無い……どこに消えた?
「フッ……」
クリアの微笑が見える、策のある顔だ。
こういう時は考える。
白い剣は視界に無い、クリアは僕の盲点から刺しにくる。
多分。
「……後ろだ!」
僕は一撃にかけることにした。
相手が片腕の剣士なら、その右腕の扱いは劣化もの、近距離戦闘はヘタクソだろう。
音を聞く、ああ、後ろにいらっしゃるね、こちらに接近している。
視認せずにスキル『兜割り・天』を発動した。
高く、高く跳躍し、最高点到達時に、剣をイノセントに持ち替えて、目にクリアを捉える。
下の方では絨毯に白い剣が刺さっていた。
「完璧だな、もらっ……」
「!」
玉座に一直線に駆けるイノセントと僕、狙うはクリアの左腕、狙いがずれたら壁に激突か体を切り裂いてしまうだろう。
速い、クリアに体が引っ張られるように接近、空気を感じて浮遊感なんてない。
剣を振り下ろす。
「……スイカ割り!」
剣閃の後、僕は手ごたえを確認した。
相変わらず右腕が消えていた。
記憶を確認する。
「その必要はない」
「へ?」
僕は激痛を耐えて振り向き、状況を見る。
そこには白い剣が三本束になってクリアを守っていた。
僕が貫いたのは一本のみ、そこにイノセントと僕の腕が垂れていた。
「そう、その頭は必ず……」
「クッソ……!」
「粉々にする!」
距離を取ろうにも、バランスが悪い、ストレージから鎮痛薬を使ったが全て使い切る前に白い剣が突進してくる。
左手にエフェクトシールドを構えて防ぐが、力足らずその一撃を受ける。
「ゴッ……ふふふー、あっしぬ」
「頭にヒットだ!」
宙を舞って、色々考えた。
あのスキル、マジで使えねーなー。
揺れゆく視界の中で、やっと地面を感じたら、白い絨毯は赤くシミを作っていた。
まぁきっと僕の血だろうな。
「……あ、バカだな」
「理解が早くて結構、所詮は雑魚ピエロだったか」
「……訊いても……も、も、も、いいか?どうしてキリカを連れていったんだ?その理由すら僕らは知らない」
「?分かり切ったことを。貴様らはあのキリカを騙してここまで連れてきたのだろ?人間はいつもそうだ。差別、何かに付けて差別をしたがる。髪、種族、亜人、昔は肌でも……聞いたことがあるが」
「僕らは……そんなことは……してない!」
「嘘を……」
残りの力を振り絞って、ようやく両足で立って飛んで行ったエフェクトシールドの代わりにハンドガンを構えた。
「何にも知らねぇ野郎がよぉ!ゴタゴタと!何の王か知らねぇが!僕はここでは引かない!キリカはどんな理由があったとしても連れて帰る!僕らの……大切な仲間だ、だから……ここでお前の脳みそを晒してやる!」
「もはやここまでと考えるが、愚かな人間だ。そこまで戯言を並べるなら、四肢を切断した後に気持ちよくあの世に送ってやる」
「お願いしようか……言葉ばっかり!」
マガジンの中身は7発、薬室に一発予め入っているので8発。
外すな、外すな……当てろ。
「!」
「そんな玩具で」
白い剣が弾丸を防ぐ、発砲音をいくら鳴らしても彼女の白い身体に届かない。
硬すぎでは?
マガジンの弾丸がゼロになったところで、マガジンチェンジ、落としたマガジンはストレージへ、換えの新鮮なマガジンを呼び出して、太ももと銃身を叩きつけて装填、スライドを歯で動かしてロックを解除。
「届くまで、もしくは弾丸尽きるまで」
「はぁ……」
あと数秒で鎮痛効果が切れる、時間が無い。
白い剣が彼女を守っているうちは視界に僕は映らない、今なら接近できる。
前にでる同時に発砲。
ゴメン、外した。
後二十歩。
「ん?」
「あと少し!」
弾が切れた、僕は銃を上に放り投げてルーンナイフを装備して白い剣を蹴りつけた。
「なに!」
「ちゃんと前見ろ!」
敵は既に目の前一メートルだ。
心がもう少しだと、気を抜くな、しっかり殺れと言う。
奥の彼女の顔を見たい、さぁてどんな絶望を見せてくれるのだろう?
その時の僕の顔は笑っていただろう?
「捉えた!」
ようやく白い剣をよじ登って、確認、思いのほか動揺していた。
そこから飛びつき、ナイフを突きつける。
後30センチ。
「待って!」
聞き覚えのある声が後ろから聞こえる。
身体がナイフを止めた。
首はもしかしたらという気持ちで振り返る。
「キリカ……?」
白い貴族のような服を着て、息を切らして、ドアの前でこちらを不安そうな表情で見つめていたのは間違いなくキリカだった。
良かった、何もされてなさそうだ。
刀は無く、裸足だった。急いでいたのだろう。
「良かった、帰ろ……うっ!あ……」
「敵を間の前にして」
身体を貫いていく何か。
「背を向けるどころか」
より遠くへ行こうとするそれは、何となく白い剣。
「視線を逸らすとは」
次、左足に何かが過ぎった後、感覚が消えた。
「……ああああ!なぁ!」
「愚行……極……まったな!目前の敵に対する侮辱だな」
視界の端からやってくるアレ、ああそうか、剣か。
思考の最中に僕の右膝から先に無くなった。
バランスを崩した体は顔から地面に挨拶に向かう、時がスローに見える。
走馬灯ってこの後見れるの?
既に意識は失われたのか、痛覚が役にたたなくなった。
もう鎮痛効果は切れているだろうに。
着地完了。
白い絨毯、赤い僕が汚してしまった。
怒られるぞ。誰に?
いや、それどころではない、負けたのだ、僕は。
敗因は?
スキルのせいか?きっとそう。
落ち着いてアサルトライフルを発砲して愁と絶叫を使えばどうにか……できただろうか?
そういえばカエデはどうなった?
まさか彼女まで負けるなんて……ありえないよ。
死にたくない、死にたくない。
ここで死んだらキリカはどうなる?
僕はここまでの記憶が無くなるんだろ?
ふざけるな僕!
選択を間違えるなよ!
でもまぁやっちまったからなぁ。
すまん眠い。
ーーーーーー
プツンと音がした。誰かがそれを巻き戻そうとしている。
「諦めるなオトメ!それでも我々の最後の希望か!」
空耳も聞こえてきた、聞いたことない声だ。
無意識に反応して左手を天に上げていた。
目の前が爆発音と閃光、目を開けられなかったが左手に何かある。
その中身が僕に当たる。
ただダラダラと、身体に染み込むような愛を感じる。自然と生きる気持ちが湧いてくる。
「この感覚はそうか……前にも……」
そうして、全ては整った。
昔こうして包帯に手を掛けて取り外した記憶があるようなないような。
両足でしっかり立ち、右手で右目を隠す包帯に指をかけ、それを勢いのまま放り投げる。
「お久しぶりです、オトメ」
両目を力強く開く!
「あぁ、久しぶり」
「UIの復元完了、全ての能力を取り戻しました」
「反撃開始だ!」
オトメの目は赤色に輝いていた。
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