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53.誰のいたずら
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記憶、クニテツ、再生。
ーーークニテツの記憶Vo1ーーー
張り詰めた空気の中、幼い視点で部屋を見ている。
見覚えがある、ここはそう、カルマ家の大広間。
体の大きな赤髪の偉そうだが威厳のある男が奥に座っている。
「クニテツ、挨拶しなさい!」
「は、はい!クニテツといいますお頭」
「お頭じゃなくて頭首様でしょ!もうすいません頭首アマサキ様」
大男は口を開く、それは優しくも太く、体に響く声だった。
「いいんだ、まだ子供だろう?クニテツ、カルマの分家としてこれからも武芸に精進するように」
「は、はい!」
幼きクニテツは嬉しかった。怖い大人に期待されている。浅くてもそう聞こえた。
これからも得意のナイフの腕を磨こうと決めた。
クニテツは母と共にカルマ家を出て、自分たちの家に帰る。
「母さん、どうして街の皆の髪は黒いの?」
「それは前にも言っただろ?我らカルマの一族は業火の呪いがある、だから魔力に赤色があって……まぁ詳しくは大人になってからだね、呪いといっても悪いことはあまりないんだけどね。けどいいかい?みんないろんな髪をしていていいの、これを認めることはカルマの掟の一つでもあるのよ」
「忘れてたー、今度は忘れないよ母さん」
クニテツの母シヲハルは美しい髪であった。
本家顔負けの鮮やかな赤色は多くの男女問わず魅了した。
そのクニテツの父クニテルは南へ出かけると言い残し帰ってこなかった。
五日前の話である。
このころ僕たちはカルマの分家、カニバルと呼ばれていた。
名前には負け、人は食べたことはなかった。
由来は、昔は殺した人肉を皿に盛りつけたから……らしい。
くだらない、そう思った。
昔のことなんてどうでもいい。
「父さん、早く帰ってくるといいねクニテツ」
「うん、母さん。今度ナイフ術を見てもらうよ」
しかし、父が戻ることはなかった。
それから数か月が経過し、母のおなかは大きくなってきた。
そう、クニテツには妹が生まれるらしい。
少し歳の離れた妹だ。
ただクニテツには家族が増えることがうれしかった。
「母さん……?」
「クニテツ、入りなさい」
カルマでは本家で命は生む約束がある。
これは呪いによるらしいが、よくわからない。
「もう少しで会えるからね」
「名前、もう決めたんだっけ?ごめん覚えてないや」
「もうーいい?この子の名前は『フレッタ』少し名前の付け方を変えてみたのよ」
「なんか古臭いねー」
「クニテツほどじゃないわね」
「そう?」
数か月後、フレッタが生まれた。
クニテツはフレッタを抱かせてもらい、左腕に頭を乗せ、命の重みを感じていた。
「思い」
「重いの間違いでしょ」
文字の間違いを指摘された。母は頭を覗くことができるのかもしれない。
「え、どうしてわかったの?」
それから9年、クニテツは着々と戦闘力を磨き、立派な青年となった。
フレッタは生まれた時から、母から受けた魔力もあって、美しい赤色の髪の少女として成長した。
仲の悪い兄弟ではなかったと思う。
どちらかというと、一方的にクニテツの方がフレッタを好きだったかもしれない。
歳が離れすぎていたせいか、ケンカは戦闘訓練以外はなかった。
そんな生活の中、悲劇っぽいものが起きた。
忘れもしない、あの忌々しき魔女。
「こんにちわ」
「こんにちわー」
カニバル家の家の前に現れたつばの大きなとんがり帽子の女性。
怪しい魔力を感知し、少しクニテツは警戒した。
「ようやくたどり着いたよカニバル族、名前通りの力が欲しくないかい?」
「あ?だれだあんだ」
「人を食らう……人を超えた能力が欲しくないか?君になら扱えるだろう」
女は右の指をパチンと鳴らすと、足元が光りだした。
不規則な模様はどうしてか円形を創造させる。
クニテツが外に出てみると理解できた。
「この家に、魔法陣を張ったな?」
「御名答」
「何が目的だ!」
クニテツは携行ナイフを装備し、女の喉元を狙う。
しかし、女はそれを空気のように避けて、クニテツの背中を掴み、壁に叩きつけた。
「うっ……」
「君らは才能がある。そろそろ気が付くべきだ」
「何言って……」
「君に力をやろう……いや、君らに力をやろう、人食いと業火を超えた力、それは呪いか……」
右手を光で包んだ女性はクニテツの左胸に手を触れた。
同時に魔法陣が活性化、危険を察知して駆けつけた母とフレッタも魔法陣の影響を受けてしまった。
気が遠くなってくる、視界が狭まる。
「我がn……ライラ……」
「らいら?」
その後の記憶は粗い。
ひたすらに家々を燃やし続け、人を食らい、魔力の高い人間が美味しいと分かった。
自分が超越者にでもなった気分だった。
気が付いた頃には溢れ出る魔力でエイルとやらの力を奪っていた。
何で性別まで奪ったかは知らん。
しかし、クニテツ自身、体の魔力は自分が死ねば全て解放されると、どこか確信があった。
事後、正気を取り戻したクニテツは塔の上で火血の海のザンゲノヤマを見ていた。
誰がやったかはすぐわかった、燃える自分の腕と、血だらけの体、無い痛みと快楽だ。
クニテツはすぐに地下に向かい、身を潜めていた。
数日後、事件の犯人を処刑すると噂が流れ、マントを身に着け地上に出る、すると、サモンウィリット家の墓標の隣に処刑台が形成され、見覚えのある二人が手錠で拘束されていた。
「母さん、フレッタ……?」
髪の色が以前に増して赤黒くなっていた。
どうして?という思考が大きくなった。
自分だけが罪人ではないのか?
「いやだ!お母さん、死にたくない!」
「フレッタ!大丈夫お母さんいるよ」
おい、自分、なに突っ立てるんだ?
「えっ」
母さんと目が合った。
その時の母さんの表情は安堵だった。何故助けないのか、と責める表情は少しもない。
その時、魔女ライラへの恨みと、関係ない自分たちを巻き込んだライラへの復讐心がわいた。
クニテツの助けることのできる人間は一人……そう、一人なら担いで地下へ一旦退避してガードを撒ける。
そう悩んでいると、母さんの隣のガードが「時間だ殺人鬼め」と言って何の躊躇のなしに剣を振り上げた。
民衆は沸く、殺せと。
目の合った母は口だけを動かして「やめなさい」と言った、逝った。
右足の出ていた自分に気が付いていたのだろう、そう、フレッタを救えと言いたかったのだろう。
母さんの首が、鮮血が民衆に披露される中、泣きわめくフレッタに向かう二本の剣。
「救う!」
腰から引き抜いた『愁と絶叫』でフレッタの手錠を断ち切り、ガードの二人の首元に短剣を投擲で突き刺し、引き抜き絶命。
「行くぞ、目を閉じてろ」
そうしてクニテツはフレッタと共にほとぼりが冷めるまで地下で暮らすことにした。
何時からだろう、カニバ族と呼ばれるようになった。
噂ではカルマ家側からカニバルを除名したかったからだそう。かなりダサい。
カルマからは見放され、家族はフレッタ一人だけとなった。
すでにカルマの分家としての誇りは無く、全てに憎悪を抱いていた。
ーーーーーー
再生終了。
断片的に手に入れたクニテツの記憶を見たオトメはただ泣いていた。
どうして記憶を見ることができたのか、そんな疑問は一切わかなかった。
肺に空気が入ってくる。
ーーークニテツの記憶Vo1ーーー
張り詰めた空気の中、幼い視点で部屋を見ている。
見覚えがある、ここはそう、カルマ家の大広間。
体の大きな赤髪の偉そうだが威厳のある男が奥に座っている。
「クニテツ、挨拶しなさい!」
「は、はい!クニテツといいますお頭」
「お頭じゃなくて頭首様でしょ!もうすいません頭首アマサキ様」
大男は口を開く、それは優しくも太く、体に響く声だった。
「いいんだ、まだ子供だろう?クニテツ、カルマの分家としてこれからも武芸に精進するように」
「は、はい!」
幼きクニテツは嬉しかった。怖い大人に期待されている。浅くてもそう聞こえた。
これからも得意のナイフの腕を磨こうと決めた。
クニテツは母と共にカルマ家を出て、自分たちの家に帰る。
「母さん、どうして街の皆の髪は黒いの?」
「それは前にも言っただろ?我らカルマの一族は業火の呪いがある、だから魔力に赤色があって……まぁ詳しくは大人になってからだね、呪いといっても悪いことはあまりないんだけどね。けどいいかい?みんないろんな髪をしていていいの、これを認めることはカルマの掟の一つでもあるのよ」
「忘れてたー、今度は忘れないよ母さん」
クニテツの母シヲハルは美しい髪であった。
本家顔負けの鮮やかな赤色は多くの男女問わず魅了した。
そのクニテツの父クニテルは南へ出かけると言い残し帰ってこなかった。
五日前の話である。
このころ僕たちはカルマの分家、カニバルと呼ばれていた。
名前には負け、人は食べたことはなかった。
由来は、昔は殺した人肉を皿に盛りつけたから……らしい。
くだらない、そう思った。
昔のことなんてどうでもいい。
「父さん、早く帰ってくるといいねクニテツ」
「うん、母さん。今度ナイフ術を見てもらうよ」
しかし、父が戻ることはなかった。
それから数か月が経過し、母のおなかは大きくなってきた。
そう、クニテツには妹が生まれるらしい。
少し歳の離れた妹だ。
ただクニテツには家族が増えることがうれしかった。
「母さん……?」
「クニテツ、入りなさい」
カルマでは本家で命は生む約束がある。
これは呪いによるらしいが、よくわからない。
「もう少しで会えるからね」
「名前、もう決めたんだっけ?ごめん覚えてないや」
「もうーいい?この子の名前は『フレッタ』少し名前の付け方を変えてみたのよ」
「なんか古臭いねー」
「クニテツほどじゃないわね」
「そう?」
数か月後、フレッタが生まれた。
クニテツはフレッタを抱かせてもらい、左腕に頭を乗せ、命の重みを感じていた。
「思い」
「重いの間違いでしょ」
文字の間違いを指摘された。母は頭を覗くことができるのかもしれない。
「え、どうしてわかったの?」
それから9年、クニテツは着々と戦闘力を磨き、立派な青年となった。
フレッタは生まれた時から、母から受けた魔力もあって、美しい赤色の髪の少女として成長した。
仲の悪い兄弟ではなかったと思う。
どちらかというと、一方的にクニテツの方がフレッタを好きだったかもしれない。
歳が離れすぎていたせいか、ケンカは戦闘訓練以外はなかった。
そんな生活の中、悲劇っぽいものが起きた。
忘れもしない、あの忌々しき魔女。
「こんにちわ」
「こんにちわー」
カニバル家の家の前に現れたつばの大きなとんがり帽子の女性。
怪しい魔力を感知し、少しクニテツは警戒した。
「ようやくたどり着いたよカニバル族、名前通りの力が欲しくないかい?」
「あ?だれだあんだ」
「人を食らう……人を超えた能力が欲しくないか?君になら扱えるだろう」
女は右の指をパチンと鳴らすと、足元が光りだした。
不規則な模様はどうしてか円形を創造させる。
クニテツが外に出てみると理解できた。
「この家に、魔法陣を張ったな?」
「御名答」
「何が目的だ!」
クニテツは携行ナイフを装備し、女の喉元を狙う。
しかし、女はそれを空気のように避けて、クニテツの背中を掴み、壁に叩きつけた。
「うっ……」
「君らは才能がある。そろそろ気が付くべきだ」
「何言って……」
「君に力をやろう……いや、君らに力をやろう、人食いと業火を超えた力、それは呪いか……」
右手を光で包んだ女性はクニテツの左胸に手を触れた。
同時に魔法陣が活性化、危険を察知して駆けつけた母とフレッタも魔法陣の影響を受けてしまった。
気が遠くなってくる、視界が狭まる。
「我がn……ライラ……」
「らいら?」
その後の記憶は粗い。
ひたすらに家々を燃やし続け、人を食らい、魔力の高い人間が美味しいと分かった。
自分が超越者にでもなった気分だった。
気が付いた頃には溢れ出る魔力でエイルとやらの力を奪っていた。
何で性別まで奪ったかは知らん。
しかし、クニテツ自身、体の魔力は自分が死ねば全て解放されると、どこか確信があった。
事後、正気を取り戻したクニテツは塔の上で火血の海のザンゲノヤマを見ていた。
誰がやったかはすぐわかった、燃える自分の腕と、血だらけの体、無い痛みと快楽だ。
クニテツはすぐに地下に向かい、身を潜めていた。
数日後、事件の犯人を処刑すると噂が流れ、マントを身に着け地上に出る、すると、サモンウィリット家の墓標の隣に処刑台が形成され、見覚えのある二人が手錠で拘束されていた。
「母さん、フレッタ……?」
髪の色が以前に増して赤黒くなっていた。
どうして?という思考が大きくなった。
自分だけが罪人ではないのか?
「いやだ!お母さん、死にたくない!」
「フレッタ!大丈夫お母さんいるよ」
おい、自分、なに突っ立てるんだ?
「えっ」
母さんと目が合った。
その時の母さんの表情は安堵だった。何故助けないのか、と責める表情は少しもない。
その時、魔女ライラへの恨みと、関係ない自分たちを巻き込んだライラへの復讐心がわいた。
クニテツの助けることのできる人間は一人……そう、一人なら担いで地下へ一旦退避してガードを撒ける。
そう悩んでいると、母さんの隣のガードが「時間だ殺人鬼め」と言って何の躊躇のなしに剣を振り上げた。
民衆は沸く、殺せと。
目の合った母は口だけを動かして「やめなさい」と言った、逝った。
右足の出ていた自分に気が付いていたのだろう、そう、フレッタを救えと言いたかったのだろう。
母さんの首が、鮮血が民衆に披露される中、泣きわめくフレッタに向かう二本の剣。
「救う!」
腰から引き抜いた『愁と絶叫』でフレッタの手錠を断ち切り、ガードの二人の首元に短剣を投擲で突き刺し、引き抜き絶命。
「行くぞ、目を閉じてろ」
そうしてクニテツはフレッタと共にほとぼりが冷めるまで地下で暮らすことにした。
何時からだろう、カニバ族と呼ばれるようになった。
噂ではカルマ家側からカニバルを除名したかったからだそう。かなりダサい。
カルマからは見放され、家族はフレッタ一人だけとなった。
すでにカルマの分家としての誇りは無く、全てに憎悪を抱いていた。
ーーーーーー
再生終了。
断片的に手に入れたクニテツの記憶を見たオトメはただ泣いていた。
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