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34.蒼い青いアイツのカタワレ
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『青の宝剣』
やや細めの刀身、海と同色の片手剣。
あんな色の剣は、武器は、見たことがない。人の手によって作られたとは考えられない神秘の装飾。
美しさは、僕を切り刻むためのものだ。見惚れてる場合じゃない。
「死んでもらおう、オトメキョウスケ!」
後ろから走る少女、剣先は僕を見る。
PEを所有している。
どういうわけか、回避補正が発動しない。
「敵か……PEって、レアなんじゃあ?」
「ライヴの駒です、PEの行動は予測できません」
「じゃあ……腕一本で」
僕も白い大刃、イノセントを装備、深層心理では同族のPE戦を楽しもうとしている。
踏み出す、鉄くずとコンクリートなのか、もう分からない屑の上。
訓練の成果、タイマンで発揮してやる!
お互いの剣が空気を斬る。
その波か、刃音が鼓膜で揺れた。
攻撃予測位置が現れないことに微塵も恐怖は無かった。
「てめぇもPEかぁああ!!」
「ッ!」
触れる。息が聞こえる。
まるで回避なんて知らない初心者のように、互いの剣を重ねる。
一面に金属音に似た重い音を響きわたらせる。
僕の剣は青の宝剣に2ミリくい込んでいた。
「パワーの差かぁ?」
「倫理のクズに成り下がったか……D9なんて!」
彼女、ヒエンは、体を捻り、僕の前から消える。
そんな動き見たこと無い!
回転混じりでどこかに行った。それくらいしかわからない。
「キョウスケ!」
「予測出来ません」
でも大体わかる。
目の前にいないのなら、後ろだ。
振り向きの間に、剣を振り払う。
「そういう所が、PE臭いんだよ」
僕の剣の位置にヒエンはいない。
水中に物体を入れて、水がそれを避けるように、ヒエンは剣を綺麗に避ける。
位置は僕の上、既に剣は僕の胴体を二回、切り裂いていた。
「……あ、グッ!みすミスった!」
HP-13 CP-9
横目で見た青の宝剣には傷が無かった。
戦闘制服は縦に二つの傷跡が出来る。
持ち前の丈夫さが、ダメージを緩和した。
やはり腕利き、切り裂きに慣れを感じる。一応防刃加工しているはず。
血は出るが、大したケガじゃない。
「斬りにくい……」
ヒエンは僕から距離を取る。
やっぱり刀身の傷は無い。
「キョウスケ、あの剣は───」
「刀身が再生する剣です。折れても治りますし、半分生き物です。まず、回復して下さい」
僕は次の攻撃に移るヒエンに剣先を向けて考える。
「ツルギさんより強いなんて考えられない……ならいける!」
痛みなんて感じなかった。
僕はハンドガンを左手で構えてヒエンに発砲。
「子供騙しか?」
散々に弾かれる。
でも、まだまだ撃つ。
七発を撃ち尽くしても、マガジンをリリース、ストレージから新しいマガジンを出して装填。
ただひたすらに発砲、音は大きい。
きっと他の委員やライヴの兵士に気づかれている。
でも止めない。
ヒエンは徐々に近づいてくる。
僕がちょうど3発目を撃った時、ヒエンはまた斬撃モーションに移る。
「今度は間違えない……!」
次に4発目と同時にエリアル・マジックを発動する。
僕の剣がヒエンの剣に直撃した。
「……速い」
上へのかちあげにより防御を上へ外した。体勢を整えられる前に斬れば僕の勝ちだ。
「まだだ」
スキル効果で任意の位置に動く、続けて三回攻撃を放った。
流石はPE使い、攻撃は全て防ぐ。
しかし、一撃が重いはずだから、CPの消耗は激しいはずだ。
そうして、僕は攻撃終了時にループアウトを発動。
「……!」
ヒエンは恐怖しただろう。
最終斬撃のフォロースルーをループアウトによってキャンセルしたのだから。
「(それは、人の動きか!)」
ループアウトからほぼ同時に更にエリアル・マジックを発動。
「耐えろよ、青の宝剣!」
接近しつつ見えた剣はボロボロだった。僕のも。
一撃目、ヒットした感覚が違う。
すんなりと前に刃が通る。
「折れました」
青の宝剣は切断した。
後は。
「切り刻むんだ!!!」
最大値の五回連続斬撃だった。
ヒエンの目に映る僕の瞳孔の色は赤だった。
残虐性という別人格に体を委ねた感覚。
それは気持ちが良いものだ。
肉から骨も一緒に切り裂く感覚が手を伝って……そのまま喜びに変わる。
空中に打ち上げられたヒエンは青色の面積が少なくなって降下した。
「グッ……アッハハ……強い、な」
「エリアル・マジックの威力は凄まじいな。もしかして、あの動き様じゃああんたにも予測位置が見えてないんじゃないか?」
「そう……だな……やはりお前もか……」
「死にそうだな」
「オトメキョウスケの殺害……失敗か……PE持ちとして不甲斐ない」
意思と関係なしに笑ったのち、僕の手が震えた。
それは薬の効果が切れた人と一緒。
目の前の血だらけの人間が、ルーイの記憶を呼び起こす。
「こ、殺しちゃ……ダメだ!」
「──────そーだよなぁ!殺しちゃ!」
後ろから声がする。
振り向く。
金の装備を身につける身長が190はある男。
剣、槍も持っていない。武器はおそらく、あの拳。
両腕に装着された黄金の篭手から、赤黄色の炎に似たオーラが揺らめく。
「つーわけで、勝手に死ね」
男は片頬を歪めて跳躍、高速落下、その拳を地面に突き刺す。
振動が伝わり、足で感じ取れる。
そして、それは次第に大きくなっていく。
「地面が……揺れてる?」
「アホか」
黄金の男は振り返り、歩き出した。
「そこ、地面じゃねぇよ」
地面じゃなかった。
右足からバランスを崩したと思ったら景色は足場の屑でいっぱいだった。
僕とヒエンの戦っていた場所は、鉄くずの盛りだった。
下に空洞があったのだろう、それをあの黄金の男が壊したのだった。
僕とヒエンは落下していく。
いざ落ちてみると、下は暗闇で先も暗闇、きっと深い。
一緒に落ちているのは鉄骨や、黒い塊がほとんどだった。
「罠の可能性……マップ……検索出来ません」
ひたすらに暗い迷路に落ちる中で、自分勝手な行動で皆に迷惑を掛けている。
そんな気持ちになるのだった。
でも、僕は自分の正義に従ってここまで来た。
いや、これは僕じゃない。
頭の中と行動のギャプに心が割れそうだったり、そうでなかったり。
ーーーーーー
少し前、ツルギ隊。
「これで全員だ。尋問は終了、以外と早かったな」
「情報だと……管理者達は会議を開く場所はわかりませんね、兵士はただここに配備されただけみたい……どう思いますか、ツルギ隊長?」
「おそらく、管理者達はいない。俺はそう考える」
「え?でも、ヒトツメ隊の……」
「今ここで会議があると思っているのは、俺らと下っ端のライヴ兵士だけだ。きっと狙いは他にある……と思う」
「まさか……」
アリエと話していたツルギはキリカの方向を向く。
「キリカ、お前は今から小隊を臨時で作れ。色を白、メンバーはお前、サイケン、ガラス、カワセミだ。いいな?」
4人は驚きの表情でツルギを見る。
今にも「突然!」と言い出しそうだった。
「ツルギさん、私に?どうしてです?」
「そうですよツルギさん」
サイケンも言うが、ツルギはそのまま落ち着いて言った。
「オトメがターゲットの可能性を考えた。管理者達が俺らの奇襲が想定内として、今ヤツらにとって一番膨れ上がる脅威はオトメだ。アイツは東に向かった。オトメを確保して、俺らと合流しろ、急げ!」
その後、ミセットが叫ぶ。
「ツルギ隊長!巨大ジャミングが来ます!」
キリカは上で何が破裂するのを見た。
「上から……降ってくる?……え!?」
キリカの視界のSEによるUIは文字化けをはじめて、次第に何も見えなくなった。
あるのはいつも見る視界の風景と粒子塗れの空。
「この街はジャミングされた。一気に俺らの通信網を絶ってきたな。キリカ、早急にオトメの所へ向かえ」
「はい!ツルギ隊長!」
キリカは黒打から手を離さなかった。
何時でもオトメの目の前に居る脅威を取り除くために。
やや細めの刀身、海と同色の片手剣。
あんな色の剣は、武器は、見たことがない。人の手によって作られたとは考えられない神秘の装飾。
美しさは、僕を切り刻むためのものだ。見惚れてる場合じゃない。
「死んでもらおう、オトメキョウスケ!」
後ろから走る少女、剣先は僕を見る。
PEを所有している。
どういうわけか、回避補正が発動しない。
「敵か……PEって、レアなんじゃあ?」
「ライヴの駒です、PEの行動は予測できません」
「じゃあ……腕一本で」
僕も白い大刃、イノセントを装備、深層心理では同族のPE戦を楽しもうとしている。
踏み出す、鉄くずとコンクリートなのか、もう分からない屑の上。
訓練の成果、タイマンで発揮してやる!
お互いの剣が空気を斬る。
その波か、刃音が鼓膜で揺れた。
攻撃予測位置が現れないことに微塵も恐怖は無かった。
「てめぇもPEかぁああ!!」
「ッ!」
触れる。息が聞こえる。
まるで回避なんて知らない初心者のように、互いの剣を重ねる。
一面に金属音に似た重い音を響きわたらせる。
僕の剣は青の宝剣に2ミリくい込んでいた。
「パワーの差かぁ?」
「倫理のクズに成り下がったか……D9なんて!」
彼女、ヒエンは、体を捻り、僕の前から消える。
そんな動き見たこと無い!
回転混じりでどこかに行った。それくらいしかわからない。
「キョウスケ!」
「予測出来ません」
でも大体わかる。
目の前にいないのなら、後ろだ。
振り向きの間に、剣を振り払う。
「そういう所が、PE臭いんだよ」
僕の剣の位置にヒエンはいない。
水中に物体を入れて、水がそれを避けるように、ヒエンは剣を綺麗に避ける。
位置は僕の上、既に剣は僕の胴体を二回、切り裂いていた。
「……あ、グッ!みすミスった!」
HP-13 CP-9
横目で見た青の宝剣には傷が無かった。
戦闘制服は縦に二つの傷跡が出来る。
持ち前の丈夫さが、ダメージを緩和した。
やはり腕利き、切り裂きに慣れを感じる。一応防刃加工しているはず。
血は出るが、大したケガじゃない。
「斬りにくい……」
ヒエンは僕から距離を取る。
やっぱり刀身の傷は無い。
「キョウスケ、あの剣は───」
「刀身が再生する剣です。折れても治りますし、半分生き物です。まず、回復して下さい」
僕は次の攻撃に移るヒエンに剣先を向けて考える。
「ツルギさんより強いなんて考えられない……ならいける!」
痛みなんて感じなかった。
僕はハンドガンを左手で構えてヒエンに発砲。
「子供騙しか?」
散々に弾かれる。
でも、まだまだ撃つ。
七発を撃ち尽くしても、マガジンをリリース、ストレージから新しいマガジンを出して装填。
ただひたすらに発砲、音は大きい。
きっと他の委員やライヴの兵士に気づかれている。
でも止めない。
ヒエンは徐々に近づいてくる。
僕がちょうど3発目を撃った時、ヒエンはまた斬撃モーションに移る。
「今度は間違えない……!」
次に4発目と同時にエリアル・マジックを発動する。
僕の剣がヒエンの剣に直撃した。
「……速い」
上へのかちあげにより防御を上へ外した。体勢を整えられる前に斬れば僕の勝ちだ。
「まだだ」
スキル効果で任意の位置に動く、続けて三回攻撃を放った。
流石はPE使い、攻撃は全て防ぐ。
しかし、一撃が重いはずだから、CPの消耗は激しいはずだ。
そうして、僕は攻撃終了時にループアウトを発動。
「……!」
ヒエンは恐怖しただろう。
最終斬撃のフォロースルーをループアウトによってキャンセルしたのだから。
「(それは、人の動きか!)」
ループアウトからほぼ同時に更にエリアル・マジックを発動。
「耐えろよ、青の宝剣!」
接近しつつ見えた剣はボロボロだった。僕のも。
一撃目、ヒットした感覚が違う。
すんなりと前に刃が通る。
「折れました」
青の宝剣は切断した。
後は。
「切り刻むんだ!!!」
最大値の五回連続斬撃だった。
ヒエンの目に映る僕の瞳孔の色は赤だった。
残虐性という別人格に体を委ねた感覚。
それは気持ちが良いものだ。
肉から骨も一緒に切り裂く感覚が手を伝って……そのまま喜びに変わる。
空中に打ち上げられたヒエンは青色の面積が少なくなって降下した。
「グッ……アッハハ……強い、な」
「エリアル・マジックの威力は凄まじいな。もしかして、あの動き様じゃああんたにも予測位置が見えてないんじゃないか?」
「そう……だな……やはりお前もか……」
「死にそうだな」
「オトメキョウスケの殺害……失敗か……PE持ちとして不甲斐ない」
意思と関係なしに笑ったのち、僕の手が震えた。
それは薬の効果が切れた人と一緒。
目の前の血だらけの人間が、ルーイの記憶を呼び起こす。
「こ、殺しちゃ……ダメだ!」
「──────そーだよなぁ!殺しちゃ!」
後ろから声がする。
振り向く。
金の装備を身につける身長が190はある男。
剣、槍も持っていない。武器はおそらく、あの拳。
両腕に装着された黄金の篭手から、赤黄色の炎に似たオーラが揺らめく。
「つーわけで、勝手に死ね」
男は片頬を歪めて跳躍、高速落下、その拳を地面に突き刺す。
振動が伝わり、足で感じ取れる。
そして、それは次第に大きくなっていく。
「地面が……揺れてる?」
「アホか」
黄金の男は振り返り、歩き出した。
「そこ、地面じゃねぇよ」
地面じゃなかった。
右足からバランスを崩したと思ったら景色は足場の屑でいっぱいだった。
僕とヒエンの戦っていた場所は、鉄くずの盛りだった。
下に空洞があったのだろう、それをあの黄金の男が壊したのだった。
僕とヒエンは落下していく。
いざ落ちてみると、下は暗闇で先も暗闇、きっと深い。
一緒に落ちているのは鉄骨や、黒い塊がほとんどだった。
「罠の可能性……マップ……検索出来ません」
ひたすらに暗い迷路に落ちる中で、自分勝手な行動で皆に迷惑を掛けている。
そんな気持ちになるのだった。
でも、僕は自分の正義に従ってここまで来た。
いや、これは僕じゃない。
頭の中と行動のギャプに心が割れそうだったり、そうでなかったり。
ーーーーーー
少し前、ツルギ隊。
「これで全員だ。尋問は終了、以外と早かったな」
「情報だと……管理者達は会議を開く場所はわかりませんね、兵士はただここに配備されただけみたい……どう思いますか、ツルギ隊長?」
「おそらく、管理者達はいない。俺はそう考える」
「え?でも、ヒトツメ隊の……」
「今ここで会議があると思っているのは、俺らと下っ端のライヴ兵士だけだ。きっと狙いは他にある……と思う」
「まさか……」
アリエと話していたツルギはキリカの方向を向く。
「キリカ、お前は今から小隊を臨時で作れ。色を白、メンバーはお前、サイケン、ガラス、カワセミだ。いいな?」
4人は驚きの表情でツルギを見る。
今にも「突然!」と言い出しそうだった。
「ツルギさん、私に?どうしてです?」
「そうですよツルギさん」
サイケンも言うが、ツルギはそのまま落ち着いて言った。
「オトメがターゲットの可能性を考えた。管理者達が俺らの奇襲が想定内として、今ヤツらにとって一番膨れ上がる脅威はオトメだ。アイツは東に向かった。オトメを確保して、俺らと合流しろ、急げ!」
その後、ミセットが叫ぶ。
「ツルギ隊長!巨大ジャミングが来ます!」
キリカは上で何が破裂するのを見た。
「上から……降ってくる?……え!?」
キリカの視界のSEによるUIは文字化けをはじめて、次第に何も見えなくなった。
あるのはいつも見る視界の風景と粒子塗れの空。
「この街はジャミングされた。一気に俺らの通信網を絶ってきたな。キリカ、早急にオトメの所へ向かえ」
「はい!ツルギ隊長!」
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