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これから
来訪者
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今にも駆け出したくなりながら、虎丸は心の中で。
“あれ、絶対やべぇ~ぞ。これ以上関わっちゃダメだ。この事は忘れよう。”と強く誓った。
虎丸はさっきまであんなに悩んでいたのに、偶然出会った毛玉の恐怖で忘れてしまっていた。
それから考えようとすると、何故か毛玉の事が先に頭をよぎるので、虎丸は考えるのを辞めた。
たまに街の近くにある森とかに鍛錬に行く位で特に何もない数日を過ごしていると、リョーの元にある訪問者がやってきた。
予想よりは遅い訪問であったが、来るのは分かっていた。
訪ねてきたのはダート一人であった。
部屋に入るなり、ダートは深々く頭を下げた。
「今回の一件、本当にありがとう。」
ダートに頭を上げさせて、本題に入ろうとすると。
「その件なんだが、今回の事をきっかけに一度、解散しようと思ってるんだ。だが……。」
解散に反対する意見も多く、結論が出ないままらしい。
御礼もまだ言ってなかった事と待たせてる事もあり、ダートの独断で来たらしい。
「ついでに…もし、存続に協力してもらうとしたら、どういう条件か教えて貰えるか。」
ダートに先に詫びた。
「これからの条件はとんでもない条件だと思う。少なくとも世話になった恩とか義理とか人情がないのかと思われるかもしれないが……。」
そこでダートは手を前に出し、首を横に振った。
「恩や義理がもうあるとは思ってないよ。反乱軍の一味として、処刑されててもふしぎじゃない所を助けてもらったんだからさ。条件は?」
幾つかの条件を挙げると、ダートはそれを噛み締めながら。
「まぁ、それくらいの条件は出すよな。」
ダートが考え込んでると、扉が荒々しく開けられた。
「やっぱりここだったの。まだ話はまとまってないのよ。」
そう言って、入ってきたのはレーラと少し遅れてやってきたのはテッドであった。
ダートはレーラに弁解を始めたが、レーラはダートの言葉を聞こうとしない。
“あれ、絶対やべぇ~ぞ。これ以上関わっちゃダメだ。この事は忘れよう。”と強く誓った。
虎丸はさっきまであんなに悩んでいたのに、偶然出会った毛玉の恐怖で忘れてしまっていた。
それから考えようとすると、何故か毛玉の事が先に頭をよぎるので、虎丸は考えるのを辞めた。
たまに街の近くにある森とかに鍛錬に行く位で特に何もない数日を過ごしていると、リョーの元にある訪問者がやってきた。
予想よりは遅い訪問であったが、来るのは分かっていた。
訪ねてきたのはダート一人であった。
部屋に入るなり、ダートは深々く頭を下げた。
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ダートに頭を上げさせて、本題に入ろうとすると。
「その件なんだが、今回の事をきっかけに一度、解散しようと思ってるんだ。だが……。」
解散に反対する意見も多く、結論が出ないままらしい。
御礼もまだ言ってなかった事と待たせてる事もあり、ダートの独断で来たらしい。
「ついでに…もし、存続に協力してもらうとしたら、どういう条件か教えて貰えるか。」
ダートに先に詫びた。
「これからの条件はとんでもない条件だと思う。少なくとも世話になった恩とか義理とか人情がないのかと思われるかもしれないが……。」
そこでダートは手を前に出し、首を横に振った。
「恩や義理がもうあるとは思ってないよ。反乱軍の一味として、処刑されててもふしぎじゃない所を助けてもらったんだからさ。条件は?」
幾つかの条件を挙げると、ダートはそれを噛み締めながら。
「まぁ、それくらいの条件は出すよな。」
ダートが考え込んでると、扉が荒々しく開けられた。
「やっぱりここだったの。まだ話はまとまってないのよ。」
そう言って、入ってきたのはレーラと少し遅れてやってきたのはテッドであった。
ダートはレーラに弁解を始めたが、レーラはダートの言葉を聞こうとしない。
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