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遊学篇
エドガーとレドナー
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王城に到着すると王妃付の従者が出迎えた、王妃宮へ案内すると言われ着いて行く。
セイン王子はアイリスをエスコートしてご満悦だ、思えば初めてかもしれないとアイリスは気が付いた。
王妃宮のワインレッドで統一された豪奢なサロンへ通され挨拶をする。
「まぁまぁアイリス嬢!きょうも可憐だわね!ところで何故セインミュルド殿下がここへ?」
王妃は扇の奥で不快感を隠すが目が敵意に満ちていた。
「申し訳ありません、王妃様私が護衛とエスコートを頼みましたの。一人で参加とは記入がなかったので、不味いのでしたらお暇しますわ」
暗に「とっとと帰りたい」と訴えた、王妃は顔を若干引きつらせたがそうは許さない。
「いーのよぉ!知らぬ仲ではないわ、さぁ座って頂戴。殿下もどうぞ」
「ところで我が大祖父から手紙が届いたはずですが?」
「……えぇ、先日読ませていただいたわ!ホホホホホ」
「うふふふふふふふ」
だったらなんで茶会を無理矢理に開いたのかしら?と小首を傾げて疑問をぶつけるアイリス。
見ないふりを決め込む王妃。
『とんだ狸ババァだ』とセイン王子は腹の内で暴言を吐く。しかし表情は優雅な笑みを浮かべていた。
喉を潤して頂戴と例のブレンド茶が振る舞われた、ほんのり柑橘の香が漂う。
「セイロンにオレンジピールとライムを絞ったものよ、爽やかでしょう?」
「はい、先日の花の香も美味しかったですが、これも美味しいです」
しずしずと茶を楽しんでいるとノックとともに二人の青年が入室してきた。
「エドガー!レドナー!こちらへ」
アイリスは慌てて席を立ち礼をとった、セイン王子は座ったまま軽く会釈する。格上だという態度を示した。
二人は瓜二つの顔を綻ばせアイリスの対面に座った。
ドッペルゲンガーのような二人は、オレンジがかった金髪と若葉色の瞳をしていた。
相貌は中性的で可愛らしい、スーツよりドレスが似合いそうだとアイリスは思う。
「アイリス嬢、こちらは私の自慢の息子で双子のエドガーとレドナーよ」
アイリスは曖昧な笑みを零しただけだった、こちらに好意はないと見せたのだ。
茶会と詐称した強引な見合いに対して抗議しているのだが、果たして通じるか疑問である。
「「初めまして、アイリス様!噂通りとても可憐ですね!」」
ぴったり声を合わせて挨拶する双子にアイリスとセイン王子は瞠目する。
「……息ぴったりですね、さすが双子ですわ、ハハハ……コワ」
ひとつ年上のはずだがアイリスより幼く見えた。
アイリスはとてもじゃないが異性として魅力を感じないし、伴侶としても将来が見えないと思った。
「どうアイリス嬢、可愛い双子でしょ?」
「はぁ……可愛い弟のようですわ」
遠回しに「好みじゃない」と言ったが王妃はぜんぜん意を読もうとはせず、双子の自慢話に花を咲かす。
ウンザリした彼女はただただ遠い目をして聞き流していた。
「それでエドガーとレドナーどちらが気が合いそうかしら、遠慮なく言って頂戴」
「はぁ?」
どちらがと言われても、彼女には難解な間違い探しにしか見えないと苦い顔をする。左右を比べても差がまったくわからない。
「どうと言われても……ねぇ?殿下」
グイグイくる王妃に辟易して、助けを請うアイリスの哀願の目を見てセイン王子は優しく微笑み口を開く。
「ああ、隣国の茶飲み友達として良いんじゃないかな?年齢も近しいのだから、可愛い弟分が出来て良かったね」
童顔は一昨日来いとばかりに嫌味を捩じ込むセイン王子だ。
「んまぁ殿下!ふたりは年上でしてよ!ねぇアイリス嬢の意見を聞きたいわ」
圧が凄いとつい仰け反ってしまうアイリスは重い口をやむなく開いた。
「ふふ、そうですね。セイン殿下に同意ですわ。素敵な茶飲み友達として生涯お付き合いくださいませ」
大事なところを強調して返事を返すアイリスに親子はポカンとする。
良く言ったとセイン王子がアイリスの髪を一房掬って口づけを落とし愛でる。
「な、なにをなさってるの!見合いの席でなんてことを!」
「見合い?どういう事ですか王妃、ただの茶会だと招待していたはずでは?まさか我らを謀ったのですか?」
言質を取りギラリと目を光らせたセイン王子にたじろぐ狸達。
「い、いえそのような……ただ良縁を結ぶきっかけにと席を設けただけで」
「それを見合いというのですよ、我が国の大公より抗議があったはずです。それすら無視をして王子達と対面させた、いやはや狡猾な謀ですね」
揚げ足を取られた王妃はただ青くなって押し黙った。
格上の国を軽視した行為を大国デイビクトの王子に指摘され、漸く後悔したのだ。
「それから王妃の耳に入っているかと存じるが、とある平民親子に酷い侮辱を受けましてね。なにを勘違いしたのか平民娘が私と恋仲だと嘯き王族としての矜持と名誉を穢されました。しかもその娘は学園内でアイリス嬢にも危害を加えた、それについて国母の立場としてのお考えを拝聴したい」
国母の立場の意見と問われ、すっかり顔色を無くした王妃。着飾って華やかな夜会ばかり渡り歩いた王妃は気の利いた返答は無理だった。その態度は政治と外交に弱い無能王妃だと露見する。
大輪の薔薇のような人だったが一気に老け込んで萎れてしまった。
面倒な茶会をきりあげ帰路の馬車の中で愚痴るアイリス達。
「こちらが迷惑を被ったのに、加害者になった気分なのはどうしてかしら?」
「リィが気にすることじゃないさ、結局謝罪もせずに逃げた親子をどうしてくれようか……」
いつも穏やかなセイン王子が珍しく渋面になり苛立ちを隠そうとしなかった。
セイン王子はアイリスをエスコートしてご満悦だ、思えば初めてかもしれないとアイリスは気が付いた。
王妃宮のワインレッドで統一された豪奢なサロンへ通され挨拶をする。
「まぁまぁアイリス嬢!きょうも可憐だわね!ところで何故セインミュルド殿下がここへ?」
王妃は扇の奥で不快感を隠すが目が敵意に満ちていた。
「申し訳ありません、王妃様私が護衛とエスコートを頼みましたの。一人で参加とは記入がなかったので、不味いのでしたらお暇しますわ」
暗に「とっとと帰りたい」と訴えた、王妃は顔を若干引きつらせたがそうは許さない。
「いーのよぉ!知らぬ仲ではないわ、さぁ座って頂戴。殿下もどうぞ」
「ところで我が大祖父から手紙が届いたはずですが?」
「……えぇ、先日読ませていただいたわ!ホホホホホ」
「うふふふふふふふ」
だったらなんで茶会を無理矢理に開いたのかしら?と小首を傾げて疑問をぶつけるアイリス。
見ないふりを決め込む王妃。
『とんだ狸ババァだ』とセイン王子は腹の内で暴言を吐く。しかし表情は優雅な笑みを浮かべていた。
喉を潤して頂戴と例のブレンド茶が振る舞われた、ほんのり柑橘の香が漂う。
「セイロンにオレンジピールとライムを絞ったものよ、爽やかでしょう?」
「はい、先日の花の香も美味しかったですが、これも美味しいです」
しずしずと茶を楽しんでいるとノックとともに二人の青年が入室してきた。
「エドガー!レドナー!こちらへ」
アイリスは慌てて席を立ち礼をとった、セイン王子は座ったまま軽く会釈する。格上だという態度を示した。
二人は瓜二つの顔を綻ばせアイリスの対面に座った。
ドッペルゲンガーのような二人は、オレンジがかった金髪と若葉色の瞳をしていた。
相貌は中性的で可愛らしい、スーツよりドレスが似合いそうだとアイリスは思う。
「アイリス嬢、こちらは私の自慢の息子で双子のエドガーとレドナーよ」
アイリスは曖昧な笑みを零しただけだった、こちらに好意はないと見せたのだ。
茶会と詐称した強引な見合いに対して抗議しているのだが、果たして通じるか疑問である。
「「初めまして、アイリス様!噂通りとても可憐ですね!」」
ぴったり声を合わせて挨拶する双子にアイリスとセイン王子は瞠目する。
「……息ぴったりですね、さすが双子ですわ、ハハハ……コワ」
ひとつ年上のはずだがアイリスより幼く見えた。
アイリスはとてもじゃないが異性として魅力を感じないし、伴侶としても将来が見えないと思った。
「どうアイリス嬢、可愛い双子でしょ?」
「はぁ……可愛い弟のようですわ」
遠回しに「好みじゃない」と言ったが王妃はぜんぜん意を読もうとはせず、双子の自慢話に花を咲かす。
ウンザリした彼女はただただ遠い目をして聞き流していた。
「それでエドガーとレドナーどちらが気が合いそうかしら、遠慮なく言って頂戴」
「はぁ?」
どちらがと言われても、彼女には難解な間違い探しにしか見えないと苦い顔をする。左右を比べても差がまったくわからない。
「どうと言われても……ねぇ?殿下」
グイグイくる王妃に辟易して、助けを請うアイリスの哀願の目を見てセイン王子は優しく微笑み口を開く。
「ああ、隣国の茶飲み友達として良いんじゃないかな?年齢も近しいのだから、可愛い弟分が出来て良かったね」
童顔は一昨日来いとばかりに嫌味を捩じ込むセイン王子だ。
「んまぁ殿下!ふたりは年上でしてよ!ねぇアイリス嬢の意見を聞きたいわ」
圧が凄いとつい仰け反ってしまうアイリスは重い口をやむなく開いた。
「ふふ、そうですね。セイン殿下に同意ですわ。素敵な茶飲み友達として生涯お付き合いくださいませ」
大事なところを強調して返事を返すアイリスに親子はポカンとする。
良く言ったとセイン王子がアイリスの髪を一房掬って口づけを落とし愛でる。
「な、なにをなさってるの!見合いの席でなんてことを!」
「見合い?どういう事ですか王妃、ただの茶会だと招待していたはずでは?まさか我らを謀ったのですか?」
言質を取りギラリと目を光らせたセイン王子にたじろぐ狸達。
「い、いえそのような……ただ良縁を結ぶきっかけにと席を設けただけで」
「それを見合いというのですよ、我が国の大公より抗議があったはずです。それすら無視をして王子達と対面させた、いやはや狡猾な謀ですね」
揚げ足を取られた王妃はただ青くなって押し黙った。
格上の国を軽視した行為を大国デイビクトの王子に指摘され、漸く後悔したのだ。
「それから王妃の耳に入っているかと存じるが、とある平民親子に酷い侮辱を受けましてね。なにを勘違いしたのか平民娘が私と恋仲だと嘯き王族としての矜持と名誉を穢されました。しかもその娘は学園内でアイリス嬢にも危害を加えた、それについて国母の立場としてのお考えを拝聴したい」
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大輪の薔薇のような人だったが一気に老け込んで萎れてしまった。
面倒な茶会をきりあげ帰路の馬車の中で愚痴るアイリス達。
「こちらが迷惑を被ったのに、加害者になった気分なのはどうしてかしら?」
「リィが気にすることじゃないさ、結局謝罪もせずに逃げた親子をどうしてくれようか……」
いつも穏やかなセイン王子が珍しく渋面になり苛立ちを隠そうとしなかった。
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