125 / 172
フェインゼロス帝国篇
閑話 兄の手紙とお菓子
しおりを挟む 大穴が空いてしまった家から、悠然と歩み寄ってくるアマミヤさん。
「なかなかやるわね。流石に無双していた人達でも、この国で二番目の実力を持つ私とならば、そう簡単には倒せないようね」
「本当だよ――。ったく。俺の仕事を増やすんじゃない」
この声――。聞き覚えがある。
声がする後ろを振り返ると、そこには黒髪をオールバックにした黒いスーツの男がいた。以前会った時と同じく葉巻を吸っている。
「お姉様――。流石にこれはマズいのでは?」
「だね――。大物が出てきたわ」
「ミク・アサギだな? 少し顔つきが大人っぽくなった。そしてもう一人は誰だ? あの時いなかった奴だな」
「まさか――。また対面するとはね」
「仕事だからな。だから残念ながら捕らえさせてもらうぞ。アードルハイム皇帝の命令だ」
「私としてはあまり戦いたくないんだけどね」
「それは無理な話だ」
「ですよね~。アリスちゃん、アマミヤさんの相手をお願い」
「かしこまりましたお姉様」
私はアリスちゃんと背中合わせになって、認識した敵と睨みあった。
「俺には少々分が悪いな。しかし関係の無い事だ。遠慮なくいかせてもらう!」
マカロフ卿はそう言ってピストルを放ってきた。
同じ名前だからって別に銃までマカロフ使ってこなくてもいいじゃん!
放たれた弾丸は3発。刀で横薙ぎを入れて全ての弾を斬り落とした。
「なっ――」
「遅いぜミク・アサギ」
マカロフ卿は既に私の懐に入っていた。左手にはスペツナズナイフを持っている。私は身体向上と防御力アップの強化をかけた。
何が起きたか分からなかった。強烈な一撃が腹部に入り、視界がぐるぐると回って仰向けで倒れた。
強化をかけていたお陰で痛みは全然無いけど――。
ふと、マカロフ卿の方を見ると、葉巻を吸いなが右足が中段の位置にあった。
そうか――。私がマカロフ卿の手に意識している間、お腹に蹴りを入れられていたんだ。
「ったくやりづいな。全然手応えがねえ」
「それお互い様じゃない?」
「それもそうだ」
マカロフ卿はそう言ってニッと笑みを浮かべた。そして吸っていた葉巻を地面に落とし、靴の裏で火を消していた。ベルゾーグさんにやっていたような舐めプはもうしないらしい。
「でもこうすると貴方には勝ち目が無いんじゃないかしら?」
私がそう言うとマカロフ卿は怪訝な表情を浮かべていた。その刹那、私は背中から天使の翼が展開した。
「まさか!」
「そのまさかよ」
私はそう言い放って空を飛び、マカロフ卿を見下ろしていた。
「成程な。確かにそれなら俺は苦戦するな」
マカロフ卿はそう言って苦笑いを浮かべていた。鋼の体を持っている人は、何故か近距離に特化している人が多い。銃も私にはまず当たらないし、あとは上から攻撃を与え続けるのみ。鋼の体と言えど、ナリユキさんみたいに、バラバラにしても再生するわけでもないし、体力が回復するわけでもない。勝機はある。
「仕方ない」
すると、マカロフ卿は突如5人の分身体を出した。あれは悪魔の分身だ。ロシア人なのに忍者みたいな事しないでよ。
それにしても分身をして一体何をする気だろう。
じっくりと見ていると、5人のマカロフ卿が、オリジナルのマカロフ卿を持ち上げた。その後、オリジナルのマカロフ卿が5人のマカロフ卿にタッチ。
「一体何をする気?」
「見てのお楽しみだ」
マカロフ卿がニヤリと笑みを浮かべると、5人の分身体のマカロフ卿が、オリジナルのマカロフ卿を砲弾のように撃ちだした。
そして、撃ち出したと同時に、分身体が一気に小規模の爆発を起こして、爆風でさらに加速した。あの爆発は恐らく復讐の時限爆弾だ。小規模の爆発とは言え、民間人なら一撃で死ぬような爆発だった。ということは自分に恨みがあるってことよね? 何気に闇が深いんだけど。
当然のように、分身体達も身体向上を使っていたのだろう。
私と同じ高度になるまでほんの数秒でやってくる。私は急いで高度を上げた。流石に真上に行けばそのまま別の方向へ行くだろう。
そう思って真上に飛んで高度を上げた。
「よしこれで――。っ――!」
呆気を取られるとはこの事だろうか。何とマカロフ卿は方向転換をしていた。
「一体どうやって――」
そう思った矢先、マカロフ卿の両手から、巨大で邪悪なエネルギー光が噴出されていた。
「まさか悪の破壊光で!?」
「ご名答!」
私はバリアーを展開しようとしたが――。
「遅い!」
気付けば片足を掴まれていた。
「ほうら」
私の目に映る世界はグルグルと回っていた。数十秒間、落下しながら回された後、そのまま放り投げられた。あっという間に地面だ。これはマズい!
直後、頭に強い衝撃を受けた。そのときの衝撃は凄いもので、まるで地震が起きたかのような大きな揺れも同時に感じた。
頭が痛い――。それに額がジンジンする。
手で触れて見ると頭から血が出ていた。
「血を流したなんて久しぶりだな」
そう思いながら、回復《ヒール》を行った。これで体力も全回復で血も出ていない。
それにしても――。
辺りは砂煙を巻き上げて視界は悪かった。今のままでは自分が一体どうなっているのか全く分からない。
しばらく待っていると煙はだんだんと晴れてきた。
上を見上げると、お日様の光がこの私がいる場所を照らしていた。片目を閉じざるを得ない程眩しい。
そしてどうやら、さっきの一撃で軽いクレーターができたようだ。辺りは急な斜面が円形に広がっているから一目で分かった。
地上までの高さは7m程かな? 意外と深いね。
「何だ? お嬢様ったらピンピンしているじゃないか」
マカロフ卿はそう言って驚いているのが半分と、もう半分は、まあその程度じゃ大ダメージ入らないわな。と――。いうような表情だ。
「これでも額から血が出たんだから、ピンピンって程じゃないけど。お蔭様で、中盤辺りのカルベリアツリーを思い出した」
「血? そんなもん出ていないじゃないか」
「回復《ヒール》したのよ」
「骨が折れるなそれは」
マカロフ卿はそう言って苦笑いを浮かべていた。
「第2ラウンド開始ね」
「長期戦になりそうだからあまり気が進まないが仕方あるまい」
「なかなかやるわね。流石に無双していた人達でも、この国で二番目の実力を持つ私とならば、そう簡単には倒せないようね」
「本当だよ――。ったく。俺の仕事を増やすんじゃない」
この声――。聞き覚えがある。
声がする後ろを振り返ると、そこには黒髪をオールバックにした黒いスーツの男がいた。以前会った時と同じく葉巻を吸っている。
「お姉様――。流石にこれはマズいのでは?」
「だね――。大物が出てきたわ」
「ミク・アサギだな? 少し顔つきが大人っぽくなった。そしてもう一人は誰だ? あの時いなかった奴だな」
「まさか――。また対面するとはね」
「仕事だからな。だから残念ながら捕らえさせてもらうぞ。アードルハイム皇帝の命令だ」
「私としてはあまり戦いたくないんだけどね」
「それは無理な話だ」
「ですよね~。アリスちゃん、アマミヤさんの相手をお願い」
「かしこまりましたお姉様」
私はアリスちゃんと背中合わせになって、認識した敵と睨みあった。
「俺には少々分が悪いな。しかし関係の無い事だ。遠慮なくいかせてもらう!」
マカロフ卿はそう言ってピストルを放ってきた。
同じ名前だからって別に銃までマカロフ使ってこなくてもいいじゃん!
放たれた弾丸は3発。刀で横薙ぎを入れて全ての弾を斬り落とした。
「なっ――」
「遅いぜミク・アサギ」
マカロフ卿は既に私の懐に入っていた。左手にはスペツナズナイフを持っている。私は身体向上と防御力アップの強化をかけた。
何が起きたか分からなかった。強烈な一撃が腹部に入り、視界がぐるぐると回って仰向けで倒れた。
強化をかけていたお陰で痛みは全然無いけど――。
ふと、マカロフ卿の方を見ると、葉巻を吸いなが右足が中段の位置にあった。
そうか――。私がマカロフ卿の手に意識している間、お腹に蹴りを入れられていたんだ。
「ったくやりづいな。全然手応えがねえ」
「それお互い様じゃない?」
「それもそうだ」
マカロフ卿はそう言ってニッと笑みを浮かべた。そして吸っていた葉巻を地面に落とし、靴の裏で火を消していた。ベルゾーグさんにやっていたような舐めプはもうしないらしい。
「でもこうすると貴方には勝ち目が無いんじゃないかしら?」
私がそう言うとマカロフ卿は怪訝な表情を浮かべていた。その刹那、私は背中から天使の翼が展開した。
「まさか!」
「そのまさかよ」
私はそう言い放って空を飛び、マカロフ卿を見下ろしていた。
「成程な。確かにそれなら俺は苦戦するな」
マカロフ卿はそう言って苦笑いを浮かべていた。鋼の体を持っている人は、何故か近距離に特化している人が多い。銃も私にはまず当たらないし、あとは上から攻撃を与え続けるのみ。鋼の体と言えど、ナリユキさんみたいに、バラバラにしても再生するわけでもないし、体力が回復するわけでもない。勝機はある。
「仕方ない」
すると、マカロフ卿は突如5人の分身体を出した。あれは悪魔の分身だ。ロシア人なのに忍者みたいな事しないでよ。
それにしても分身をして一体何をする気だろう。
じっくりと見ていると、5人のマカロフ卿が、オリジナルのマカロフ卿を持ち上げた。その後、オリジナルのマカロフ卿が5人のマカロフ卿にタッチ。
「一体何をする気?」
「見てのお楽しみだ」
マカロフ卿がニヤリと笑みを浮かべると、5人の分身体のマカロフ卿が、オリジナルのマカロフ卿を砲弾のように撃ちだした。
そして、撃ち出したと同時に、分身体が一気に小規模の爆発を起こして、爆風でさらに加速した。あの爆発は恐らく復讐の時限爆弾だ。小規模の爆発とは言え、民間人なら一撃で死ぬような爆発だった。ということは自分に恨みがあるってことよね? 何気に闇が深いんだけど。
当然のように、分身体達も身体向上を使っていたのだろう。
私と同じ高度になるまでほんの数秒でやってくる。私は急いで高度を上げた。流石に真上に行けばそのまま別の方向へ行くだろう。
そう思って真上に飛んで高度を上げた。
「よしこれで――。っ――!」
呆気を取られるとはこの事だろうか。何とマカロフ卿は方向転換をしていた。
「一体どうやって――」
そう思った矢先、マカロフ卿の両手から、巨大で邪悪なエネルギー光が噴出されていた。
「まさか悪の破壊光で!?」
「ご名答!」
私はバリアーを展開しようとしたが――。
「遅い!」
気付けば片足を掴まれていた。
「ほうら」
私の目に映る世界はグルグルと回っていた。数十秒間、落下しながら回された後、そのまま放り投げられた。あっという間に地面だ。これはマズい!
直後、頭に強い衝撃を受けた。そのときの衝撃は凄いもので、まるで地震が起きたかのような大きな揺れも同時に感じた。
頭が痛い――。それに額がジンジンする。
手で触れて見ると頭から血が出ていた。
「血を流したなんて久しぶりだな」
そう思いながら、回復《ヒール》を行った。これで体力も全回復で血も出ていない。
それにしても――。
辺りは砂煙を巻き上げて視界は悪かった。今のままでは自分が一体どうなっているのか全く分からない。
しばらく待っていると煙はだんだんと晴れてきた。
上を見上げると、お日様の光がこの私がいる場所を照らしていた。片目を閉じざるを得ない程眩しい。
そしてどうやら、さっきの一撃で軽いクレーターができたようだ。辺りは急な斜面が円形に広がっているから一目で分かった。
地上までの高さは7m程かな? 意外と深いね。
「何だ? お嬢様ったらピンピンしているじゃないか」
マカロフ卿はそう言って驚いているのが半分と、もう半分は、まあその程度じゃ大ダメージ入らないわな。と――。いうような表情だ。
「これでも額から血が出たんだから、ピンピンって程じゃないけど。お蔭様で、中盤辺りのカルベリアツリーを思い出した」
「血? そんなもん出ていないじゃないか」
「回復《ヒール》したのよ」
「骨が折れるなそれは」
マカロフ卿はそう言って苦笑いを浮かべていた。
「第2ラウンド開始ね」
「長期戦になりそうだからあまり気が進まないが仕方あるまい」
0
お気に入りに追加
1,473
あなたにおすすめの小説
異世界でひっそりと暮らしたいのに次々と巻き込まれるのですが?
WING/空埼 裕@書籍発売中
ファンタジー
旧名「異世界でひっそりと暮らしたいのですが」
俺──柊 秋人は交通事故で死んでしまった。
気付き目を開けると、目の前には自称女神様を名乗る神様がいた。そんな女神様は俺を転生させてくれた。
俺の転生する世界、そこは剣と魔法が飛び交うファンタジー世界!
その転生先はなんと、色鮮やかな花々が咲き乱れる楽園──ではなかった。
神に見放され、英雄や勇者すら帰ることはないとされる土地、その名は世界最凶最難関ダンジョン『死を呼ぶ終焉の森』。
転生から1年経った俺は、その森の暮らしに適応していた。
そして、転生してから世界を観てないので、森を出た俺は家を建ててひっそりと暮らすも次々と巻き込まれることに──……!?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生したのだけれど。〜チート隠して、目指せ! のんびり冒険者 (仮)
ひなた
ファンタジー
…どうやら私、神様のミスで死んだようです。
流行りの異世界転生?と内心(神様にモロバレしてたけど)わくわくしてたら案の定!
剣と魔法のファンタジー世界に転生することに。
せっかくだからと魔力多めにもらったら、多すぎた!?
オマケに最後の最後にまたもや神様がミス!
世界で自分しかいない特殊個体の猫獣人に
なっちゃって!?
規格外すぎて親に捨てられ早2年経ちました。
……路上生活、そろそろやめたいと思います。
異世界転生わくわくしてたけど
ちょっとだけ神様恨みそう。
脱路上生活!がしたかっただけなのに
なんで無双してるんだ私???
転生王子の異世界無双
海凪
ファンタジー
幼い頃から病弱だった俺、柊 悠馬は、ある日神様のミスで死んでしまう。
特別に転生させてもらえることになったんだけど、神様に全部お任せしたら……
魔族とエルフのハーフっていう超ハイスペック王子、エミルとして生まれていた!
それに神様の祝福が凄すぎて俺、強すぎじゃない?どうやら世界に危機が訪れるらしいけど、チートを駆使して俺が救ってみせる!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
聖女も聖職者も神様の声が聞こえないって本当ですか?
ねここ
ファンタジー
この世界では3歳になると教会で職業とスキルの「鑑定の儀」を受ける義務がある。
「鑑定の儀」を受けるとスキルが開放され、スキルに関連する能力を使うことができるようになり、その瞬間からスキルや身体能力、魔力のレベルアップが可能となる。
1年前に父親を亡くしたアリアは、小さな薬店を営む母メリーアンと2人暮らし。
3歳を迎えたその日、教会で「鑑定の儀」を受けたのだが、神父からは「アリア・・・あなたの職業は・・・私には分かりません。」と言われてしまう。
けれど、アリアには神様の声がしっかりと聞こえていた。
職業とスキルを伝えられた後、神様から、
『偉大な職業と多くのスキルを与えられたが、汝に使命はない。使命を担った賢者と聖女は他の地で生まれておる。汝のステータスを全て知ることができる者はこの世には存在しない。汝は汝の思うがままに生きよ。汝の人生に幸あれ。』
と言われる。
この世界に初めて顕現する職業を与えられた3歳児。
大好きなお母さん(20歳の未亡人)を狙う悪徳領主の次男から逃れるために、お父さんの親友の手を借りて、隣国に無事逃亡。
悪徳領主の次男に軽~くざまぁしたつもりが、逃げ出した国を揺るがす大事になってしまう・・・が、結果良ければすべて良し!
逃亡先の帝国で、アリアは無自覚に魔法チートを披露して、とんでも3歳児ぶりを発揮していく。
ねここの小説を読んでくださり、ありがとうございます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる