57 / 141
第2章
2-12 葛飾北斎に睨まれる
しおりを挟む
7月26日金曜日。今日も5時起きで5時半出発。軽井沢の空は晴れている。
今日は有里子さんがiPadを貸してくれて、ナビとマップアプリを併用する。
最初の目的地・飯山市までは、道は曲がりくねっていたけど、国道をつないでいくだけなので、わりと楽。飯山市に入るところでは、また千曲川を渡る。だいぶ下流になっているらしく、川幅もかなり広い。
飯山の市街地に入って、分岐路で迷うことがあったけど、確実に国道と県道を選んでことなきを得た。
撮影場所である「文化交流館」には8時前に到着した。結構でかい建物。8時には職員が来てくれて、内部の撮影を済ませる。基本的にはコンクリートの建物なのに、木材も構造材として豊富に使われているっぽい。
外装も下の方は木材が使われている。屋根は木材と似た色の金属が使われている模様。
建物全体の形は幾何学的で、うーん、なんと表現していいのかわからない。
10時過ぎには撮影を終了だ。
次はひたすら志賀高原を目指す。目的の「高原ロマン美術館」は国道沿いにあって、迷うことなく着いた。所要時間は30分程度。最後は国道がやたらと狭くなってきて、ちょっと焦ったけど。
白っぽいコンクリートで曲面を描いた感じの建物。それとは別に、ガラスをはめ込んだ円錐状の建物もある。コンクリートの建物の表面にいくつも細かく嵌め込まれた三角のデザインは、円錐を投影したものなのかな。
ここは建物内部のほうが、見どころが多いみたいだ。壁が曲面になっていて、ガラスをはめ込んだ天井へと視線が導かれたり、コンクリートの壁に対して板を貼った天井など、なかなか面白い。
11時前から12時ごろまで撮影。
なんと今日の撮影はこれで終了で、このあと行く「北斎館」は有里子さんの趣味みたいなものらしい。近くのカフェでオシャレ系の軽めのランチを食べる。
午後1時を過ぎると雲が増えて、日差しもときどき差し込む程度になる。
撮影が終わったので、北斎館に向かう道程はドライブ気分だ。
道すがら、有里子さんが明日の予定について、俺に相談を持ちかけてきた。
「明日は天気が今ひとつっぽいし、移動日程度に考えているんだけど、実は、この間、八ヶ岳の別荘地で見つからなかった山荘があるでしょ? あれ、もう一度、トライしてみたいんだけど、付き合ってくれないかな?」
「別に俺はいいですよ。だけど、追加の手がかりはありそうなんですか?」
「それが、一昨日から状況は変わってない……」
「……」
「やっぱり、ダメ?」
「探すのはいいですけど、しらみつぶしってわけにもいかないですよね?」
「じゃあ、手がかりを探すところから手伝ってくれない?」
「なんで、そんなにその山荘を見たいんですか?」
「山荘は施主の名前をつけて〝山中山荘〟って呼ばれてる。山中山荘を設計したのは元山道哲さんという建築家なんだけど、その人の最初期の作品なの。いくつかその人の設計した建物を見たけど、どれも好きなのよ。それに設計事務所は横浜にあって、お会いしたこともあるんだけど、山荘は個人の私有物だからって場所は教えてもらえなかった。最近、その建築家の元山さんが買い取ったらしいんだけど、今回もやっぱり場所は教えてくれなかった。まあ理由はわからなくはないんだけど……その山荘の資料をまとめてるから、あとで見せる」
「わかりました。俺がどれくらい役に立つかわかりませんけど、面白そうだし、一緒に探しましょう」
「ありがとう。お願いします」
有里子さんにはなにしろZ250の恩があるからな。そこまで真剣に探しているなら、協力しないわけにはいかない。
30分ほどで小布施町の北斎館に到着。
葛飾北斎といっても、俺には、江戸時代の浮世絵師で、波の絵の人、というくらいの知識しかない。有里子さんに付いて歩く。絵は小さくても、なんか独特のタッチで、俺に迫ってくる。つまり迫力がある。企画展では「北斎から学ぶ! 植物・動物の描き方」というのをやっていた。
そのあと、岩松院というお寺に車で移動する。
ここの天井に大きく描かれた『八方睨み鳳凰図』は、北斎の最晩年の作だそうだ。
北斎の集大成に睨まれた俺は、なんか自分自身を問われているような気がした。お前はいったいどうするつもりなのか、と。何について問われているのかは、わからないけれど。
小布施町の最後は、蒼山さんに薦められたというJAZZ Cafeに寄る。古い建物を利用した店内には、アナログレコードの優しい音とコーヒーの甘い香りが漂う。
昼が軽かったのでふたりともスパゲティーを食べ、さらにコーヒーと栗のケーキのセットを頼んだ。
そこで例の八ヶ岳の山荘の話になった。
有里子さんが車から、建築家・元山道哲と山中山荘の資料をまとめたA4サイズのファイルとMacを持ってきた。
「山中山荘」は、床の上に各部屋が独立して配置してあって、そこに屋根が被せられただけという開放的な別荘で、リビングルームに当たるところには壁とか窓とか一切なくて、完全スルーのテラス状態。緑に囲われた別荘だから成り立つのだろう。
元の施主も夏しか使わない前提で設計を頼んだらしいけど、たしかにこの構造じゃ、冬は寒過ぎる。
こんな構造だと、外から覗かれたら丸見えだし、場所を知られて頻繁に見学でも来られた日には、とてもじゃないけど落ち着いて住んでいられなくなっちゃうもんな。
書籍か雑誌の記事には、横浜にある元山さんの自宅の写真もある。
変わった形の4階建ビルの上半分が住居らしい。そこも、その山荘にちょっと通じる、開かれた構造を感じる。
山荘の居間部分を思わせる住居の中庭には、打ちっ放しコンクリートの壁に、なんとバスケットボールのゴールリングが!
これを見て探す気が一気に高まった俺は、友達とカラオケ中にもバスケのことを考えている美那と同じ病気を患ってしまったらしい……。
有里子さんがこれまで調べたのは、ネットの検索に、ネットの地図の航空写真、建築関係の書籍、雑誌、国土地理院のWebで出せる地図など。
ただ場所の具体的な手がかりになるような情報は、八ヶ岳の山麓にあることと、山荘の平面図と、何枚かの山荘の写真、建った年くらいしかない。八ヶ岳の山麓は別荘だらけで、一体いくつあるかわからない。
「有里子さん、めちゃ大変そうですね。だけど、俺、探して出してみたい」
「ありがとう。ただ、わたしも相当調べたけど、それでもいまだに見つからないから……」
「有里子さん、コートに足を着くまでがシュートのチャンスですから!」
「え、なに、それ?」
俺はついカイリー・アービングのすごさを有里子さんに力説してしまった。
「わ、わかった。とにかく最後まで諦めずにシュートを打つ、ってことね?」
「ま、まあ、そういうことです。美那からも最近じゃ、カイリーとリユを合成して、カイリーユって呼ばれているくらいで……つい熱く語ってしまいました。すみません」
「別に謝らなくてもいいわよ。じゃあ、期待してるから、カイリーユ!」
今日は有里子さんがiPadを貸してくれて、ナビとマップアプリを併用する。
最初の目的地・飯山市までは、道は曲がりくねっていたけど、国道をつないでいくだけなので、わりと楽。飯山市に入るところでは、また千曲川を渡る。だいぶ下流になっているらしく、川幅もかなり広い。
飯山の市街地に入って、分岐路で迷うことがあったけど、確実に国道と県道を選んでことなきを得た。
撮影場所である「文化交流館」には8時前に到着した。結構でかい建物。8時には職員が来てくれて、内部の撮影を済ませる。基本的にはコンクリートの建物なのに、木材も構造材として豊富に使われているっぽい。
外装も下の方は木材が使われている。屋根は木材と似た色の金属が使われている模様。
建物全体の形は幾何学的で、うーん、なんと表現していいのかわからない。
10時過ぎには撮影を終了だ。
次はひたすら志賀高原を目指す。目的の「高原ロマン美術館」は国道沿いにあって、迷うことなく着いた。所要時間は30分程度。最後は国道がやたらと狭くなってきて、ちょっと焦ったけど。
白っぽいコンクリートで曲面を描いた感じの建物。それとは別に、ガラスをはめ込んだ円錐状の建物もある。コンクリートの建物の表面にいくつも細かく嵌め込まれた三角のデザインは、円錐を投影したものなのかな。
ここは建物内部のほうが、見どころが多いみたいだ。壁が曲面になっていて、ガラスをはめ込んだ天井へと視線が導かれたり、コンクリートの壁に対して板を貼った天井など、なかなか面白い。
11時前から12時ごろまで撮影。
なんと今日の撮影はこれで終了で、このあと行く「北斎館」は有里子さんの趣味みたいなものらしい。近くのカフェでオシャレ系の軽めのランチを食べる。
午後1時を過ぎると雲が増えて、日差しもときどき差し込む程度になる。
撮影が終わったので、北斎館に向かう道程はドライブ気分だ。
道すがら、有里子さんが明日の予定について、俺に相談を持ちかけてきた。
「明日は天気が今ひとつっぽいし、移動日程度に考えているんだけど、実は、この間、八ヶ岳の別荘地で見つからなかった山荘があるでしょ? あれ、もう一度、トライしてみたいんだけど、付き合ってくれないかな?」
「別に俺はいいですよ。だけど、追加の手がかりはありそうなんですか?」
「それが、一昨日から状況は変わってない……」
「……」
「やっぱり、ダメ?」
「探すのはいいですけど、しらみつぶしってわけにもいかないですよね?」
「じゃあ、手がかりを探すところから手伝ってくれない?」
「なんで、そんなにその山荘を見たいんですか?」
「山荘は施主の名前をつけて〝山中山荘〟って呼ばれてる。山中山荘を設計したのは元山道哲さんという建築家なんだけど、その人の最初期の作品なの。いくつかその人の設計した建物を見たけど、どれも好きなのよ。それに設計事務所は横浜にあって、お会いしたこともあるんだけど、山荘は個人の私有物だからって場所は教えてもらえなかった。最近、その建築家の元山さんが買い取ったらしいんだけど、今回もやっぱり場所は教えてくれなかった。まあ理由はわからなくはないんだけど……その山荘の資料をまとめてるから、あとで見せる」
「わかりました。俺がどれくらい役に立つかわかりませんけど、面白そうだし、一緒に探しましょう」
「ありがとう。お願いします」
有里子さんにはなにしろZ250の恩があるからな。そこまで真剣に探しているなら、協力しないわけにはいかない。
30分ほどで小布施町の北斎館に到着。
葛飾北斎といっても、俺には、江戸時代の浮世絵師で、波の絵の人、というくらいの知識しかない。有里子さんに付いて歩く。絵は小さくても、なんか独特のタッチで、俺に迫ってくる。つまり迫力がある。企画展では「北斎から学ぶ! 植物・動物の描き方」というのをやっていた。
そのあと、岩松院というお寺に車で移動する。
ここの天井に大きく描かれた『八方睨み鳳凰図』は、北斎の最晩年の作だそうだ。
北斎の集大成に睨まれた俺は、なんか自分自身を問われているような気がした。お前はいったいどうするつもりなのか、と。何について問われているのかは、わからないけれど。
小布施町の最後は、蒼山さんに薦められたというJAZZ Cafeに寄る。古い建物を利用した店内には、アナログレコードの優しい音とコーヒーの甘い香りが漂う。
昼が軽かったのでふたりともスパゲティーを食べ、さらにコーヒーと栗のケーキのセットを頼んだ。
そこで例の八ヶ岳の山荘の話になった。
有里子さんが車から、建築家・元山道哲と山中山荘の資料をまとめたA4サイズのファイルとMacを持ってきた。
「山中山荘」は、床の上に各部屋が独立して配置してあって、そこに屋根が被せられただけという開放的な別荘で、リビングルームに当たるところには壁とか窓とか一切なくて、完全スルーのテラス状態。緑に囲われた別荘だから成り立つのだろう。
元の施主も夏しか使わない前提で設計を頼んだらしいけど、たしかにこの構造じゃ、冬は寒過ぎる。
こんな構造だと、外から覗かれたら丸見えだし、場所を知られて頻繁に見学でも来られた日には、とてもじゃないけど落ち着いて住んでいられなくなっちゃうもんな。
書籍か雑誌の記事には、横浜にある元山さんの自宅の写真もある。
変わった形の4階建ビルの上半分が住居らしい。そこも、その山荘にちょっと通じる、開かれた構造を感じる。
山荘の居間部分を思わせる住居の中庭には、打ちっ放しコンクリートの壁に、なんとバスケットボールのゴールリングが!
これを見て探す気が一気に高まった俺は、友達とカラオケ中にもバスケのことを考えている美那と同じ病気を患ってしまったらしい……。
有里子さんがこれまで調べたのは、ネットの検索に、ネットの地図の航空写真、建築関係の書籍、雑誌、国土地理院のWebで出せる地図など。
ただ場所の具体的な手がかりになるような情報は、八ヶ岳の山麓にあることと、山荘の平面図と、何枚かの山荘の写真、建った年くらいしかない。八ヶ岳の山麓は別荘だらけで、一体いくつあるかわからない。
「有里子さん、めちゃ大変そうですね。だけど、俺、探して出してみたい」
「ありがとう。ただ、わたしも相当調べたけど、それでもいまだに見つからないから……」
「有里子さん、コートに足を着くまでがシュートのチャンスですから!」
「え、なに、それ?」
俺はついカイリー・アービングのすごさを有里子さんに力説してしまった。
「わ、わかった。とにかく最後まで諦めずにシュートを打つ、ってことね?」
「ま、まあ、そういうことです。美那からも最近じゃ、カイリーとリユを合成して、カイリーユって呼ばれているくらいで……つい熱く語ってしまいました。すみません」
「別に謝らなくてもいいわよ。じゃあ、期待してるから、カイリーユ!」
0
あなたにおすすめの小説
光のもとで2
葉野りるは
青春
一年の療養を経て高校へ入学した翠葉は「高校一年」という濃厚な時間を過ごし、
新たな気持ちで新学期を迎える。
好きな人と両思いにはなれたけれど、だからといって順風満帆にいくわけではないみたい。
少し環境が変わっただけで会う機会は減ってしまったし、気持ちがすれ違うことも多々。
それでも、同じ時間を過ごし共に歩めることに感謝を……。
この世界には当たり前のことなどひとつもなく、あるのは光のような奇跡だけだから。
何か問題が起きたとしても、一つひとつ乗り越えて行きたい――
(10万文字を一冊として、文庫本10冊ほどの長さです)
結婚相手は、初恋相手~一途な恋の手ほどき~
馬村 はくあ
ライト文芸
「久しぶりだね、ちとせちゃん」
入社した会社の社長に
息子と結婚するように言われて
「ま、なぶくん……」
指示された家で出迎えてくれたのは
ずっとずっと好きだった初恋相手だった。
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
ちょっぴり照れ屋な新人保険師
鈴野 ちとせ -Chitose Suzuno-
×
俺様なイケメン副社長
遊佐 学 -Manabu Yusa-
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
「これからよろくね、ちとせ」
ずっと人生を諦めてたちとせにとって
これは好きな人と幸せになれる
大大大チャンス到来!
「結婚したい人ができたら、いつでも離婚してあげるから」
この先には幸せな未来しかないと思っていたのに。
「感謝してるよ、ちとせのおかげで俺の将来も安泰だ」
自分の立場しか考えてなくて
いつだってそこに愛はないんだと
覚悟して臨んだ結婚生活
「お前の頭にあいつがいるのが、ムカつく」
「あいつと仲良くするのはやめろ」
「違わねぇんだよ。俺のことだけ見てろよ」
好きじゃないって言うくせに
いつだって、強引で、惑わせてくる。
「かわいい、ちとせ」
溺れる日はすぐそこかもしれない
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
俺様なイケメン副社長と
そんな彼がずっとすきなウブな女の子
愛が本物になる日は……
余命僅かな大富豪を看取って、円満に未亡人になるはずでした
ぜんだ 夕里
恋愛
傾きかけた家を救うため、私が結んだのはあまりにも不謹慎な契約――余命いくばくもない大富豪の辺境伯様と結婚し、彼の最期を穏やかに看取ることで莫大な遺産を相続する、というものだった。
しかし、人の死を利用して富を得るなど不正義!
そう考えた私が立てたのは、前代未聞の計画。
「そうだ、遺産が残らないくらい贅沢の限りを尽くしてもらえば、すべて丸く収まるじゃない!」
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
冷徹社長は幼馴染の私にだけ甘い
森本イチカ
恋愛
妹じゃなくて、女として見て欲しい。
14歳年下の凛子は幼馴染の優にずっと片想いしていた。
やっと社会人になり、社長である優と少しでも近づけたと思っていた矢先、優がお見合いをしている事を知る凛子。
女としてみて欲しくて迫るが拒まれてーー
★短編ですが長編に変更可能です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる