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第2章
2-9 蒼山さんの能力と神様へのお願い
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一度ホテルに戻って、速攻でシャワーを浴びてから、有里子さんを迎えに行く。
空にはまだ日が残っているけど、盆地の中はすでに夜だ。
長野自動車道は使わずに、国道19号を北上して、途中で山の方に曲がる。たぶん渋滞を避けるためだろう。
「蒼山さん、さっきはありがとうございました。俺ひとりだったら、声なんか掛けて一緒にバスケなんかできなかったです」
「ああ……僕はただ女子高生と触れ合いたかっただけだから」
俺も蒼山さんのちょっとひねくれた言動の癖がだいぶわかってきた。リサちゃんなんか、あの短い時間で把握してたもんな。バスケも含め、対応力高し。
「ところで、蒼山さんのあの能力って、いつからあるんですか?」
「ああ、あれね……」
「笑顔の瞳の奥にその人を見る能力ですよ」
たぶん蒼山さんがはぐらかすと思った俺は、先回りして限定する。
「……はっきりわかんないけど、たぶん小学校2年の時かな」
「なんか、特別なことがあったんですか?」
「どうなんだろうな。たぶんだけど、家にあった古いレコードプレーヤーを分解して、モーターのコードを直接コンセントに差し込んだら、感電して、失神したらしい。その時からかなぁ」
「え、それ、ヤバくないんですか?」
「それが、1日くらいは意識がなかったらしいんだけど、頭も体もなんともなくてさ。でもなんか、起きたら世界が微妙に違って見えたっていうか。小学校の高学年のときに、教師の目の中に、例の何かが見えていることに気がついたんだ。その時に初めて認識した」
「ふぇー、なんか能力を裏付けするようなすごいエピソードですね」
「その時はすごい嫌なものでさ。その教師と対面して話をしていた時、にこやかな顔をしているのに俺のことを〝こいつはアホだな〟とか思ってるわけ。でも、クラスの可愛い女の子と話をしてたら、〝わたし、この人のこと、好きかも〟と思ってたりして、悪くないじゃんって思い直した。まあなるべく見ないようにはしてるんだけどさ」
美那の瞳にはいったい何が映っていたんだろうな。でもそれは蒼山さんに教えてもらうんじゃなくて、俺自身が見つけなきゃいけないものなんだろう。
って、なんで俺が美那の瞳の中になにかを見つけなきゃいけないんだ?
さっきも松本JKsにすっかり面白がられるし。
そういや、綾ちゃんはあの写真を見て、妙な感じだったな。写真が上手いとか言ってたけど、今思うとあれは嘘っぽいな。
まだ日の暮れ切らない7時前には待ち合わせの「まつもと市民芸術館」に着いたけど、有里子さんはまだ撮影中だった。建物はライトアップされておらず、内部の光できれいに浮かび上がるように設計されているらしい。
俺は有里子さんの近くで邪魔にならないように待機。蒼山さんは車の中だ。
「うー、疲れたー」
ようやく今日の撮影を終えた有里子さんが、助手席に乗り込むなり、声を出す。
「撮影はどうだった?」
「うん。お陰でけっこういい画が撮れた。蒼山さん、ありがとう」
またたぶん蒼山さんがマジックを使ったのだろう。
「夕飯どうする?」と、蒼山さんが聞く。
疲れたからカレーが食べたい、という有里子さんのリクエストで、ホテルに戻る途中にあるインドカレー屋さんに行くことになった。
郊外の大型店と住宅地に挟まれた場所にある、地元の人が行く店だ。最近横浜辺りでもよく見かけるインド人の経営する値段も手頃な本格インドカレー。腹減ってるから、大きなナンがうれしい。追加でチーズナンを頼んで、有里子さんとシェアした。華奢に見えるのに俺に負けないくらい食べるなぁと思ったけど、有里子さんはジムに通って鍛えているらしい。たしかに撮影機材はかなり重い。ひとりの時は機材は減らすのだろうけど、体力いるもんな。
食事中は今日のバスケの話題。蒼山さんはバスケコートの件を事前に有里子さんから了解を得ていたそうで、有里子さんは当然のように聞いていた。だけど、その後の展開はさすがに予想外だったようで、「リユくんって、なんか不思議に物事を引きつける力があるんだね」と、微笑んでいた。
車に積んである撮影機材のうち、三脚と脚立を残して、カメラとレンズの関係は全部有里子さんの部屋に運び込む。
自分の部屋に戻って、風呂に湯をためている間に、軽くハンドリングの練習をする。明日は5時起きなので、そのまま入浴。
風呂から出ても、まだ9時半だ。
さて、美那には今日のことをどうやって伝えようか。
7月24日水曜日。
5時にセットしておいたスマホのアラームで目を覚ました。
美那にメッセージをしようと思って、入力途中で寝落ちしてしまったらしい。
5時半に有里子さんの部屋に行って、機材を運び出す。青山さんとロービーで落ち合って、再び松本に向かう。
朝から晴れている。昨日の松本市街地の撮影箇所を、朝の太陽でもう一度撮影する。
6時すぎから8時ごろまで撮影。蒼山さんは車で待ち、俺が機材を運びながら、有里子さんのお供をする。
建築物って、光の浴び方でこんなにも表情が変わるもんなんだな。
ちょっとした驚きだ。
次は諏訪に移動するらしい。市街地を抜けて、松本ICから長野自動車道に乗る。
途中で、美那とかーちゃんに連絡をするのを忘れていたことを思い出した。
「しまった、昨日、かーちゃんに連絡するの忘れてた」
もちろん美那の名前は出さない。
すると有里子さんが、「加奈江さんだったら、わたしが毎日連絡することになっているから大丈夫よ」と、言ってくれた。俺は車で文字を見ていると気分が悪くなるタイプなので、美那へのメッセージは昼飯の時にでもすることにした。いや、別に義務があるわけでもないのだけど……。
岡谷ICで降り、そこから国道20号で東に移動する。
着いたのは、御柱祭で有名な諏訪大社という大きな神社。4箇所に分かれているうちの下社春宮というところらしい。社殿の両側に「御柱」が立てられている。ここは写真を撮るのではなく、お参り。
すごく気持ちのいい場所だ。せっかくなので、奮発して500円のお賽銭を入れる。Z―Fourの勝利、美那の親の離婚問題が美那にとっていい方向に解決すること、それから、せめて高校生の間は美那と一緒にいられること――を祈願した。
ちょっと欲張りすぎたかな?
最初の撮影場所は、諏訪湖畔に建つ、船の底をひっくり返して縦に半分にしたような形の博物館。船底に当たる屋根はメタリックに輝いている。
そのあと、諏訪湖沿いにJR線と並行して国道20号を走り、県道183号に右折、JR線を越えて、立ち並ぶ郊外店の間を進む。長野自動車道の下をくぐり、諏訪市博物館の交差点を左折する。
直進方向には鳥居があり、すぐそこに山が迫っている。
「そこの鳥居の先に、さっきの諏訪大社の、上社本宮というのがあるの」
と、ハンドルを左に切りながら有里子さんが教えてくれる。
曲がったすぐ先に、「諏訪大社上社」の案内板が出ている。そういやさっきの鳥居のところは進入禁止の道路標識が出ていたな。
「茅野市」の看板を過ぎると、すぐに右側の砂利の駐車場に車が入っていく。入り口には「神長官 守矢史料館」と縦の看板が立っている。
「かみちょうかん?」と、俺がつぶやくと、蒼山さんが「じんちょうかん、って読むんだ」と、教えてくれる。
車を降りて、機材を担ぎ、奥に行くと、右手になにやら奇妙な建物がある。新しいのか古いのかわからない。奥の土蔵のようなところから、黒くて長い平屋根が下がりながら手前に伸びていて、さらに長短4本の木の角が正面の入り口のある壁から屋根に突き出ている。横の壁は煤けたような木の縦板が貼ってある。
ガラスの格子になった扉のところで靴を脱いで中に入る。ヒンヤリとしている。壁には鹿の頭がたくさん並んでいる。なんだ、ここは?
蒼山さんと有里子さんが職員に挨拶をして、有里子さんが手持ちカメラで内部をざっと撮影していく。
「おもしろいだろ、ここ」と、蒼山さんが話しかけてくる。
「なんなんですか?」と、俺。
「興味があったら、あとで自分で調べてみ」と、蒼山さんは笑って、教えてくれない。
それから外に出て、資料館の裏手の、住宅と畑が混在した坂道を登っていく。
晴れ上がった空に夏の雲が浮かんでいる。暑いけれど、空気はさらっとしている。
すると左前方に、またまた奇妙なものが。レトロなUFOみたいな、けど屋根もあるし窓もある丸っこい不思議な物体が、両脇のハシゴのような木からぶら下がっている。
さらにその奥には何本かの細い木の上に小さな家のようなものが!
まずはレトロなUFOを撮影。ちゃんと近くにも行けるようになっている。下半分の素材はさっきの資料館の土蔵っぽい部分と共通しているみたいだ。
そこからまたアスファルトに戻って少し登っていくと、さきほどのツリーハウスのようなところにアクセスできる。そして近くには地面に埋め込まれたような低ーい建物が……。
ナゾすぎるけど、蒼山さんは教えてくれそうにない。仕事中なので、スマホで検索もできない……。
有里子さんの撮影が終わったところで、GRでちょっとだけ撮影してもいいかお伺いをたてるとOKの返事。ツリーハウスを3枚撮り、戻る途中でレトロなUFOを2枚撮る。夜にでも、美那に送ってやろう、っと。
空にはまだ日が残っているけど、盆地の中はすでに夜だ。
長野自動車道は使わずに、国道19号を北上して、途中で山の方に曲がる。たぶん渋滞を避けるためだろう。
「蒼山さん、さっきはありがとうございました。俺ひとりだったら、声なんか掛けて一緒にバスケなんかできなかったです」
「ああ……僕はただ女子高生と触れ合いたかっただけだから」
俺も蒼山さんのちょっとひねくれた言動の癖がだいぶわかってきた。リサちゃんなんか、あの短い時間で把握してたもんな。バスケも含め、対応力高し。
「ところで、蒼山さんのあの能力って、いつからあるんですか?」
「ああ、あれね……」
「笑顔の瞳の奥にその人を見る能力ですよ」
たぶん蒼山さんがはぐらかすと思った俺は、先回りして限定する。
「……はっきりわかんないけど、たぶん小学校2年の時かな」
「なんか、特別なことがあったんですか?」
「どうなんだろうな。たぶんだけど、家にあった古いレコードプレーヤーを分解して、モーターのコードを直接コンセントに差し込んだら、感電して、失神したらしい。その時からかなぁ」
「え、それ、ヤバくないんですか?」
「それが、1日くらいは意識がなかったらしいんだけど、頭も体もなんともなくてさ。でもなんか、起きたら世界が微妙に違って見えたっていうか。小学校の高学年のときに、教師の目の中に、例の何かが見えていることに気がついたんだ。その時に初めて認識した」
「ふぇー、なんか能力を裏付けするようなすごいエピソードですね」
「その時はすごい嫌なものでさ。その教師と対面して話をしていた時、にこやかな顔をしているのに俺のことを〝こいつはアホだな〟とか思ってるわけ。でも、クラスの可愛い女の子と話をしてたら、〝わたし、この人のこと、好きかも〟と思ってたりして、悪くないじゃんって思い直した。まあなるべく見ないようにはしてるんだけどさ」
美那の瞳にはいったい何が映っていたんだろうな。でもそれは蒼山さんに教えてもらうんじゃなくて、俺自身が見つけなきゃいけないものなんだろう。
って、なんで俺が美那の瞳の中になにかを見つけなきゃいけないんだ?
さっきも松本JKsにすっかり面白がられるし。
そういや、綾ちゃんはあの写真を見て、妙な感じだったな。写真が上手いとか言ってたけど、今思うとあれは嘘っぽいな。
まだ日の暮れ切らない7時前には待ち合わせの「まつもと市民芸術館」に着いたけど、有里子さんはまだ撮影中だった。建物はライトアップされておらず、内部の光できれいに浮かび上がるように設計されているらしい。
俺は有里子さんの近くで邪魔にならないように待機。蒼山さんは車の中だ。
「うー、疲れたー」
ようやく今日の撮影を終えた有里子さんが、助手席に乗り込むなり、声を出す。
「撮影はどうだった?」
「うん。お陰でけっこういい画が撮れた。蒼山さん、ありがとう」
またたぶん蒼山さんがマジックを使ったのだろう。
「夕飯どうする?」と、蒼山さんが聞く。
疲れたからカレーが食べたい、という有里子さんのリクエストで、ホテルに戻る途中にあるインドカレー屋さんに行くことになった。
郊外の大型店と住宅地に挟まれた場所にある、地元の人が行く店だ。最近横浜辺りでもよく見かけるインド人の経営する値段も手頃な本格インドカレー。腹減ってるから、大きなナンがうれしい。追加でチーズナンを頼んで、有里子さんとシェアした。華奢に見えるのに俺に負けないくらい食べるなぁと思ったけど、有里子さんはジムに通って鍛えているらしい。たしかに撮影機材はかなり重い。ひとりの時は機材は減らすのだろうけど、体力いるもんな。
食事中は今日のバスケの話題。蒼山さんはバスケコートの件を事前に有里子さんから了解を得ていたそうで、有里子さんは当然のように聞いていた。だけど、その後の展開はさすがに予想外だったようで、「リユくんって、なんか不思議に物事を引きつける力があるんだね」と、微笑んでいた。
車に積んである撮影機材のうち、三脚と脚立を残して、カメラとレンズの関係は全部有里子さんの部屋に運び込む。
自分の部屋に戻って、風呂に湯をためている間に、軽くハンドリングの練習をする。明日は5時起きなので、そのまま入浴。
風呂から出ても、まだ9時半だ。
さて、美那には今日のことをどうやって伝えようか。
7月24日水曜日。
5時にセットしておいたスマホのアラームで目を覚ました。
美那にメッセージをしようと思って、入力途中で寝落ちしてしまったらしい。
5時半に有里子さんの部屋に行って、機材を運び出す。青山さんとロービーで落ち合って、再び松本に向かう。
朝から晴れている。昨日の松本市街地の撮影箇所を、朝の太陽でもう一度撮影する。
6時すぎから8時ごろまで撮影。蒼山さんは車で待ち、俺が機材を運びながら、有里子さんのお供をする。
建築物って、光の浴び方でこんなにも表情が変わるもんなんだな。
ちょっとした驚きだ。
次は諏訪に移動するらしい。市街地を抜けて、松本ICから長野自動車道に乗る。
途中で、美那とかーちゃんに連絡をするのを忘れていたことを思い出した。
「しまった、昨日、かーちゃんに連絡するの忘れてた」
もちろん美那の名前は出さない。
すると有里子さんが、「加奈江さんだったら、わたしが毎日連絡することになっているから大丈夫よ」と、言ってくれた。俺は車で文字を見ていると気分が悪くなるタイプなので、美那へのメッセージは昼飯の時にでもすることにした。いや、別に義務があるわけでもないのだけど……。
岡谷ICで降り、そこから国道20号で東に移動する。
着いたのは、御柱祭で有名な諏訪大社という大きな神社。4箇所に分かれているうちの下社春宮というところらしい。社殿の両側に「御柱」が立てられている。ここは写真を撮るのではなく、お参り。
すごく気持ちのいい場所だ。せっかくなので、奮発して500円のお賽銭を入れる。Z―Fourの勝利、美那の親の離婚問題が美那にとっていい方向に解決すること、それから、せめて高校生の間は美那と一緒にいられること――を祈願した。
ちょっと欲張りすぎたかな?
最初の撮影場所は、諏訪湖畔に建つ、船の底をひっくり返して縦に半分にしたような形の博物館。船底に当たる屋根はメタリックに輝いている。
そのあと、諏訪湖沿いにJR線と並行して国道20号を走り、県道183号に右折、JR線を越えて、立ち並ぶ郊外店の間を進む。長野自動車道の下をくぐり、諏訪市博物館の交差点を左折する。
直進方向には鳥居があり、すぐそこに山が迫っている。
「そこの鳥居の先に、さっきの諏訪大社の、上社本宮というのがあるの」
と、ハンドルを左に切りながら有里子さんが教えてくれる。
曲がったすぐ先に、「諏訪大社上社」の案内板が出ている。そういやさっきの鳥居のところは進入禁止の道路標識が出ていたな。
「茅野市」の看板を過ぎると、すぐに右側の砂利の駐車場に車が入っていく。入り口には「神長官 守矢史料館」と縦の看板が立っている。
「かみちょうかん?」と、俺がつぶやくと、蒼山さんが「じんちょうかん、って読むんだ」と、教えてくれる。
車を降りて、機材を担ぎ、奥に行くと、右手になにやら奇妙な建物がある。新しいのか古いのかわからない。奥の土蔵のようなところから、黒くて長い平屋根が下がりながら手前に伸びていて、さらに長短4本の木の角が正面の入り口のある壁から屋根に突き出ている。横の壁は煤けたような木の縦板が貼ってある。
ガラスの格子になった扉のところで靴を脱いで中に入る。ヒンヤリとしている。壁には鹿の頭がたくさん並んでいる。なんだ、ここは?
蒼山さんと有里子さんが職員に挨拶をして、有里子さんが手持ちカメラで内部をざっと撮影していく。
「おもしろいだろ、ここ」と、蒼山さんが話しかけてくる。
「なんなんですか?」と、俺。
「興味があったら、あとで自分で調べてみ」と、蒼山さんは笑って、教えてくれない。
それから外に出て、資料館の裏手の、住宅と畑が混在した坂道を登っていく。
晴れ上がった空に夏の雲が浮かんでいる。暑いけれど、空気はさらっとしている。
すると左前方に、またまた奇妙なものが。レトロなUFOみたいな、けど屋根もあるし窓もある丸っこい不思議な物体が、両脇のハシゴのような木からぶら下がっている。
さらにその奥には何本かの細い木の上に小さな家のようなものが!
まずはレトロなUFOを撮影。ちゃんと近くにも行けるようになっている。下半分の素材はさっきの資料館の土蔵っぽい部分と共通しているみたいだ。
そこからまたアスファルトに戻って少し登っていくと、さきほどのツリーハウスのようなところにアクセスできる。そして近くには地面に埋め込まれたような低ーい建物が……。
ナゾすぎるけど、蒼山さんは教えてくれそうにない。仕事中なので、スマホで検索もできない……。
有里子さんの撮影が終わったところで、GRでちょっとだけ撮影してもいいかお伺いをたてるとOKの返事。ツリーハウスを3枚撮り、戻る途中でレトロなUFOを2枚撮る。夜にでも、美那に送ってやろう、っと。
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