32 / 34
番外編・前(ロディ×クロ)
しおりを挟む
「――クロ」
ターコイズブルーの瞳が、真っ直ぐにおれを見つめてくる。
緊張しているのか頬はすっかり紅潮して、何かを言おうとしては口を閉じ、そしてまた開いては閉じを繰り返す。
おれは不思議に思いつつも、正面の椅子に座るロディの言葉をじっと待った。
なお、今日はおれもロディも仕事はオフで、二人そろってお休みの日だ。だから、朝食の後でもこんなにゆっくりしていても問題はない。
あれから――三ヶ月が経過した。
おれがコリン君とセットで誘拐され、ロットワンダ商会におれのことばバレて――そして何より、ロディと恋人同士になってから、三ヶ月が経過した。
おれ達はあの狭い借家を引き払い、ロットワンダ商会が用意してくれた、商会近くにあるこの借家に移り住んだ。この家は前の家と比べるべくもなく広い。なんてったって、二階建てなんだぜ! しかも、キッチンやダイニングだけではなく、おれとロディのそれぞれの個室があるほどだ。
とは言え、おれの個室はあまり使ってないんだけどね。夜、眠る時はロディの部屋で猫ベッドで眠るか、ロディのベッドで一緒に眠るかのどちらかだ。
あれは、ここに引っ越してきた最初の日だった。
自分の部屋のベッドの上で猫の姿で丸まって眠っていたら、ロディが無言でおれの部屋に入ってきて、無言のままおれを抱えあげて、そしてやっぱり無言で自室にある猫ベッドにおれをそっと入れたのである。
さすがのおれも、思わずロディをまじまじと見つめてしまったが、猫ベッドに入ったおれを見てロディが安心したような顔をしているのを見て、最早なにも言えなくなってしまった。
ええ、おれは忠実なペットなので、ご主人様には絶対服従ですとも。
しかし。そんなおれの可愛いご主人様は、なんだか朝から様子がおかしかった。
おれの顔をちらちらと見てくるくせに、しかし、視線が合うとパッと顔を逸してしまう。
それでも、ようやく決意が固まったようで、おれを食卓の椅子に座らせて、正面からおれを見据えた。
「クロ……その。こんなことを言われても、君は困るかもしれないのだが」
「うん?」
「……君さえ良ければ、その……」
もじもじと指を絡ませて、頬を赤らめているロディはすごく可愛い。
おれの中の獣欲がむくむくと湧き上がってきたが、なんとかそれを我慢する。
「……君が許してくれるなら、その……俺は、……」
「ごめん、よく聞こえなかった」
もごもごと呟かれた声は声量が小さく、全てを聞き取ることはできなかった。
ロディにもう一度言ってもらうように促すと、ロディは顔をますます真っ赤にさせた。そして、首までピンク色に染めながら、おれを見つめる。
そして、口を開いたり閉じたりを繰り返すこと数度。それでも存外にしっかりした声で、おれに告げた。
「ク、クロが許してくれるなら……その、君を抱きたいんだ」
「わかった、いいよ」
「いや、その、君に抱かれるのが嫌というわけじゃないんだ。ただ、俺も男だし……俺達は恋人同士なんだから、俺も一度だけでもいいからクロを抱いてみたいと思っ……ん!?」
「別にいいぞ。じゃあ寝室に行こうか」
「えっ!?ちょっ、えっ、い、いいのか?」
なぜか目を白黒させているロディに首を傾げつつ、おれは椅子から立ち上がると、ロディの手を引いて寝室へ向かった。
階段を上がり、二階にあるロディの部屋に向かう。
部屋の中はオーク材の家具でまとめられていて、整然としている。ロディらしい部屋だ。そんな無骨な印象の部屋の片隅に、やわらかそうな猫用のベッドが置いてあるのがなんともミスマッチだった。
おれはベッドの前まで歩くと、来ていたシャツに手をかけた。
ふと視線を感じて顔を上げると、傍らのロディが顔を真っ赤にしつつも、食い入るようにおれを見つめていた。
おれの裸なんて、今までさんざん見てきただろうに。
不思議に思いつつもおれは上着とシャツをまとめて椅子の上に放り投げる。ズボンは……まぁ、こっちはこのままでいいか。
おれはベッドに腰掛けると、そのまま仰向けでごろんと寝転んだ。
そして――、
「にゃんっ!」
そのまま、ふわふわとした黒猫の姿にポンッと変身した。
「…………は?」
なぜか、ロディがぎしりと固まっておれを見下ろす。どうかしたんだろうか?
おれは身体をひねると、下肢にひっかかっていた下着とズボンから逃れた。そして、ベッドの中央までごろりと転がると、もう一度、可愛らしい声音で鳴いてみせる。
「にゃあーん」
さっ、ロディ!
いいぜ、いつでも来いよ。
それにしてもロディったら、おれを抱っこさせて欲しいって言うだけで、あんなに恥ずかしそうにするなんて可愛いな。
しかし、ロディがわざわざ正面きって、おれを抱かせてと頼んでくるなんて……やっぱり商人ギルドの冒険者になったばっかりで、色々ストレスが溜まってるんだろうなぁ。うんうん、分かるよ。おれも元の世界で疲れた時とか、無性に猫が吸いたくなったもんな!
「にゃあん」
とくれば、ストレス社会で疲れ切ったご主人様を癒やすのも、ペットの仕事の内だ。
さぁ、ロディ!
思う存分、このおれを猫っ可愛がりしてくれよな!
「…………」
だが、なぜかロディの反応は芳しくなかった。
ベッドの上に真っ黒もふもふの姿で寝転んだおれを見下ろし、頭を抱えている。
「…………にゃ、にゃん?」
あ、あれ? ロディ?
「……クロ。ちょっと改めて説明するから、とりあえず人間に戻れ」
「にゃ、にゃあ……」
まるで頭痛をこらえるようにこめかみを抑え、おれを見下ろすロディ。
あっ。その呆れたようなジト目の表情、出会った頃のロディを思い出すね……!
別に、もう一度見たいと思ってたわけではないけどね!
ターコイズブルーの瞳が、真っ直ぐにおれを見つめてくる。
緊張しているのか頬はすっかり紅潮して、何かを言おうとしては口を閉じ、そしてまた開いては閉じを繰り返す。
おれは不思議に思いつつも、正面の椅子に座るロディの言葉をじっと待った。
なお、今日はおれもロディも仕事はオフで、二人そろってお休みの日だ。だから、朝食の後でもこんなにゆっくりしていても問題はない。
あれから――三ヶ月が経過した。
おれがコリン君とセットで誘拐され、ロットワンダ商会におれのことばバレて――そして何より、ロディと恋人同士になってから、三ヶ月が経過した。
おれ達はあの狭い借家を引き払い、ロットワンダ商会が用意してくれた、商会近くにあるこの借家に移り住んだ。この家は前の家と比べるべくもなく広い。なんてったって、二階建てなんだぜ! しかも、キッチンやダイニングだけではなく、おれとロディのそれぞれの個室があるほどだ。
とは言え、おれの個室はあまり使ってないんだけどね。夜、眠る時はロディの部屋で猫ベッドで眠るか、ロディのベッドで一緒に眠るかのどちらかだ。
あれは、ここに引っ越してきた最初の日だった。
自分の部屋のベッドの上で猫の姿で丸まって眠っていたら、ロディが無言でおれの部屋に入ってきて、無言のままおれを抱えあげて、そしてやっぱり無言で自室にある猫ベッドにおれをそっと入れたのである。
さすがのおれも、思わずロディをまじまじと見つめてしまったが、猫ベッドに入ったおれを見てロディが安心したような顔をしているのを見て、最早なにも言えなくなってしまった。
ええ、おれは忠実なペットなので、ご主人様には絶対服従ですとも。
しかし。そんなおれの可愛いご主人様は、なんだか朝から様子がおかしかった。
おれの顔をちらちらと見てくるくせに、しかし、視線が合うとパッと顔を逸してしまう。
それでも、ようやく決意が固まったようで、おれを食卓の椅子に座らせて、正面からおれを見据えた。
「クロ……その。こんなことを言われても、君は困るかもしれないのだが」
「うん?」
「……君さえ良ければ、その……」
もじもじと指を絡ませて、頬を赤らめているロディはすごく可愛い。
おれの中の獣欲がむくむくと湧き上がってきたが、なんとかそれを我慢する。
「……君が許してくれるなら、その……俺は、……」
「ごめん、よく聞こえなかった」
もごもごと呟かれた声は声量が小さく、全てを聞き取ることはできなかった。
ロディにもう一度言ってもらうように促すと、ロディは顔をますます真っ赤にさせた。そして、首までピンク色に染めながら、おれを見つめる。
そして、口を開いたり閉じたりを繰り返すこと数度。それでも存外にしっかりした声で、おれに告げた。
「ク、クロが許してくれるなら……その、君を抱きたいんだ」
「わかった、いいよ」
「いや、その、君に抱かれるのが嫌というわけじゃないんだ。ただ、俺も男だし……俺達は恋人同士なんだから、俺も一度だけでもいいからクロを抱いてみたいと思っ……ん!?」
「別にいいぞ。じゃあ寝室に行こうか」
「えっ!?ちょっ、えっ、い、いいのか?」
なぜか目を白黒させているロディに首を傾げつつ、おれは椅子から立ち上がると、ロディの手を引いて寝室へ向かった。
階段を上がり、二階にあるロディの部屋に向かう。
部屋の中はオーク材の家具でまとめられていて、整然としている。ロディらしい部屋だ。そんな無骨な印象の部屋の片隅に、やわらかそうな猫用のベッドが置いてあるのがなんともミスマッチだった。
おれはベッドの前まで歩くと、来ていたシャツに手をかけた。
ふと視線を感じて顔を上げると、傍らのロディが顔を真っ赤にしつつも、食い入るようにおれを見つめていた。
おれの裸なんて、今までさんざん見てきただろうに。
不思議に思いつつもおれは上着とシャツをまとめて椅子の上に放り投げる。ズボンは……まぁ、こっちはこのままでいいか。
おれはベッドに腰掛けると、そのまま仰向けでごろんと寝転んだ。
そして――、
「にゃんっ!」
そのまま、ふわふわとした黒猫の姿にポンッと変身した。
「…………は?」
なぜか、ロディがぎしりと固まっておれを見下ろす。どうかしたんだろうか?
おれは身体をひねると、下肢にひっかかっていた下着とズボンから逃れた。そして、ベッドの中央までごろりと転がると、もう一度、可愛らしい声音で鳴いてみせる。
「にゃあーん」
さっ、ロディ!
いいぜ、いつでも来いよ。
それにしてもロディったら、おれを抱っこさせて欲しいって言うだけで、あんなに恥ずかしそうにするなんて可愛いな。
しかし、ロディがわざわざ正面きって、おれを抱かせてと頼んでくるなんて……やっぱり商人ギルドの冒険者になったばっかりで、色々ストレスが溜まってるんだろうなぁ。うんうん、分かるよ。おれも元の世界で疲れた時とか、無性に猫が吸いたくなったもんな!
「にゃあん」
とくれば、ストレス社会で疲れ切ったご主人様を癒やすのも、ペットの仕事の内だ。
さぁ、ロディ!
思う存分、このおれを猫っ可愛がりしてくれよな!
「…………」
だが、なぜかロディの反応は芳しくなかった。
ベッドの上に真っ黒もふもふの姿で寝転んだおれを見下ろし、頭を抱えている。
「…………にゃ、にゃん?」
あ、あれ? ロディ?
「……クロ。ちょっと改めて説明するから、とりあえず人間に戻れ」
「にゃ、にゃあ……」
まるで頭痛をこらえるようにこめかみを抑え、おれを見下ろすロディ。
あっ。その呆れたようなジト目の表情、出会った頃のロディを思い出すね……!
別に、もう一度見たいと思ってたわけではないけどね!
94
お気に入りに追加
2,619
あなたにおすすめの小説
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
転生貧乏貴族は王子様のお気に入り!実はフリだったってわかったのでもう放してください!
音無野ウサギ
BL
ある日僕は前世を思い出した。下級貴族とはいえ王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目貴族だなんて気づきたくなかった。王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった。品行方正になるぞって思ったのに!
え?王子様なんでそんなに優しくしてくるんですか?ちょっとパーソナルスペース!!
調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
お助けキャラに転生したのに主人公に嫌われているのはなんで!?
菟圃(うさぎはたけ)
BL
事故で死んで気がつけば俺はよく遊んでいた18禁BLゲームのお助けキャラに転生していた!
主人公の幼馴染で主人公に必要なものがあればお助けアイテムをくれたり、テストの範囲を教えてくれたりする何でも屋みたいなお助けキャラだ。
お助けキャラだから最後までストーリーを楽しめると思っていたのに…。
優しい主人公が悪役みたいになっていたり!?
なんでみんなストーリー通りに動いてくれないの!?
残酷な描写や、無理矢理の表現があります。
苦手な方はご注意ください。
偶に寝ぼけて2話同じ時間帯に投稿してる時があります。
その時は寝惚けてるんだと思って生暖かく見守ってください…
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
不憫な推しキャラを救おうとしただけなのに
はぴねこ
BL
美幼児&美幼児(ブロマンス期)からの美青年×美青年(BL期)への成長を辿る長編BLです。
金髪碧眼美幼児のリヒトの前世は、隠れゲイでBL好きのおじさんだった。
享年52歳までプレイしていた乙女ゲーム『星鏡のレイラ』の攻略対象であるリヒトに転生したため、彼は推しだった不憫な攻略対象:カルロを不運な運命から救い、幸せにすることに全振りする。
見た目は美しい王子のリヒトだが、中身は52歳で、両親も乳母も護衛騎士もみんな年下。
気軽に話せるのは年上の帝国の皇帝や魔塔主だけ。
幼い推しへの高まる父性でカルロを溺愛しつつ、頑張る若者たち(両親etc)を温かく見守りながら、リヒトはヒロインとカルロが結ばれるように奮闘する!
リヒト… エトワール王国の第一王子。カルロへの父性が暴走気味。
カルロ… リヒトの従者。リヒトは神様で唯一の居場所。リヒトへの想いが暴走気味。
魔塔主… 一人で国を滅ぼせるほどの魔法が使える自由人。ある意味厄災。リヒトを研究対象としている。
オーロ皇帝… 大帝国の皇帝。エトワールの悍ましい慣習を嫌っていたが、リヒトの利発さに興味を持つ。
ナタリア… 乙女ゲーム『星鏡のレイラ』のヒロイン。オーロ皇帝の孫娘。カルロとは恋のライバル。
前世の記憶を思い出した皇子だけど皇帝なんて興味ねえんで魔法陣学究めます
当意即妙
BL
ハーララ帝国第四皇子であるエルネスティ・トゥーレ・タルヴィッキ・ニコ・ハーララはある日、高熱を出して倒れた。数日間悪夢に魘され、目が覚めた彼が口にした言葉は……
「皇帝なんて興味ねえ!俺は魔法陣究める!」
天使のような容姿に有るまじき口調で、これまでの人生を全否定するものだった。
* * * * * * * * *
母親である第二皇妃の傀儡だった皇子が前世を思い出して、我が道を行くようになるお話。主人公は研究者気質の変人皇子で、お相手は真面目な専属護衛騎士です。
○注意◯
・基本コメディ時折シリアス。
・健全なBL(予定)なので、R-15は保険。
・最初は恋愛要素が少なめ。
・主人公を筆頭に登場人物が変人ばっかり。
・本来の役割を見失ったルビ。
・おおまかな話の構成はしているが、基本的に行き当たりばったり。
エロエロだったり切なかったりとBLには重い話が多いなと思ったので、ライトなBLを自家供給しようと突発的に書いたお話です。行き当たりばったりの展開が作者にもわからないお話ですが、よろしくお願いします。
2020/09/05
内容紹介及びタグを一部修正しました。
エロゲ世界のモブに転生したオレの一生のお願い!
たまむし
BL
大学受験に失敗して引きこもりニートになっていた湯島秋央は、二階の自室から転落して死んだ……はずが、直前までプレイしていたR18ゲームの世界に転移してしまった!
せっかくの異世界なのに、アキオは主人公のイケメン騎士でもヒロインでもなく、ゲーム序盤で退場するモブになっていて、いきなり投獄されてしまう。
失意の中、アキオは自分の身体から大事なもの(ち●ちん)がなくなっていることに気付く。
「オレは大事なものを取り戻して、エロゲの世界で女の子とエッチなことをする!」
アキオは固い決意を胸に、獄中で知り合った男と協力して牢を抜け出し、冒険の旅に出る。
でも、なぜかお色気イベントは全部男相手に発生するし、モブのはずが世界の命運を変えるアイテムを手にしてしまう。
ちん●んと世界、男と女、どっちを選ぶ? どうする、アキオ!?
完結済み番外編、連載中続編があります。「ファタリタ物語」でタグ検索していただければ出てきますので、そちらもどうぞ!
※同一内容をムーンライトノベルズにも投稿しています※
pixivリクエストボックスでイメージイラストを依頼して描いていただきました。
https://www.pixiv.net/artworks/105819552
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる