転生先は猫でした。

秋山龍央

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足枷

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ロディと共に自宅に戻ると、おれは真っ先に寝室に向かった。猫の身体から人間化すると、引き出しから適当な下着と服を選んでそれを着る。今日はなんだか、ボタンを留めることすらもどかしく感じた。

服を着終わって台所の方にいくと、ロディは少し疲れた様子で食卓についていた。ロディの前に水の入ったコップが置いてあるものの、あまり口はつけていないようだ。

「……リアンさんの言ったことが気になってるのか?」
「いや……そういうわけじゃない」

おれが尋ねても、ロディは気難しい顔で机のただ一点を見つめたままだ。
いつになく硬い空気のロディに、おれも何と言えばいいのか分からずに固まる。

……今日、昼食会でのリアンさんの『ロットワンダ商会の冒険者にならないか?』という勧誘に対して、ロディは予想外にも答えを先延ばしにした。

だが、リアンさんはそれほど驚いた様子も、また気を悪くした様子もなく「答えを今すぐ出して欲しいというわけではありません。ただ、良いお返事が頂けるのを期待してはいますがね」と頷いてくれた。
ちょっとだけ、隣に座っていたコリン君の方は残念そうな表情ではあったけれど。しかし、これ以上言葉を重ねても仕方がないと判断したのだろう。二人共、それ以上、引き留めるような言葉を発することはなかった。

……おれが言葉を喋れなかった状態なのは、恐らく幸運なことだったのだろう。口がきける状態だったなら、おれはすぐにでもロディにどうしてなんだと詰め寄ってしまった自信があるからだ。

その後は特に、リアンさんやコリン君から『いつまでに答えを出して欲しい』ということも言われなかった。
ただ、リアンさんからロディに一つ、断りがあった。
今回、ロディが語ったパーティー脱退の経緯についてだ。

『ただ、申し訳ないのですが――こちらとしても、先程聞いたロデリック殿の話の信憑性を確かめる必要があります。要塞都市ドンミルに出しているロットワンダ商会の支店で、ロデリック殿の所属していたパーティーの功績や、現在の状況を調査させ、その話を客観的に判断させて頂きたいと思います。どうかご理解ください』

まぁ、それについてはもっともなことだとも思う。
自らの商会がスポンサーになる冒険者なのだ。ロディの主観的な話だけを信じるわけにはいかないだろう。ロディもそれについてはすぐに「かまいません」と頷いていた。

しかし、リアンさんが言った言葉の裏の意味を読み取るとするなら。
あれは、言外に『調査が終わるまでには答えを出しておいて欲しい』と告げられたのだ。

だから今、ロディが重苦しい顔をしているのは、その素行調査の結果がどうなるかを心配してのことかと思ったのだが……どうやら違うらしい。

というか、勧誘を受けた直後からこんな感じだったもんなぁ。

うーん……。一体何が原因なんだろう?
商人ギルドへの冒険者登録って、そんなに難しいことなのだろうか。

「ロディ、何かあるのか? リアンさん達の話、なかなかいい条件だったじゃないか」
「……そうだな」

ロディは横目でちらりとおれを見たものの、それ以上のことを答えようとしなかった。
おれは台所の流し台に背中を預けて、ロディを見下ろす。狭い家なので、この状態でも手を伸ばせばロディがすぐに触れる位置だ。

「あー……その、おれはけっこう世間知らずだから、よく分からないんだけど。商人ギルドへの登録変えって、難しいことだったりするのかな?」
「いや、登録の変更自体はそんなに難しいことじゃない。ただ……」
「ただ?」
「……昨日も言っただろう? 商人ギルドの冒険者になれば、時には自分の望んだ仕事でなくとも、後ろ盾の商会の意向があれば受けざるを得ない」

はぁ、とロディがため息をつく。

「冒険者ギルドの冒険者は、商館お抱えの冒険者を『首輪つき』といって嫌煙する者もいる」
「フリーランスと会社勤めの違いってことか」
「その例えはよく分からんが……まぁ、分かったならそれでいい」

なるほどねぇ。
まぁ、確かに冒険者ギルドの冒険者から見れば、面白くないかもな。

自分たちは街の平和のために日夜働いていても、いざ怪我なり病気なりが発生しても生活は保証してもらえない。でも、商人ギルドの冒険者たちはちゃんとした雇用契約で、最低限の生活が保証されている。しかも商人ギルドの冒険者の仕事は利益目的が第一ともなれば、軋轢もそりゃ深くなるだろう。

「だからロディは、商人ギルドの冒険者になるのは嫌なのか?」
「いや……そういうわけじゃない」
「えっ? 嫌じゃないの?」
「ああ。商人ギルドの冒険者だって、必要があれば街の安寧のためにモンスター退治へ赴く。それに、日頃のクエストが利益目的の仕事になるのは確かだが、広義的に見れば、それは冒険者ギルドのクエストもそうだろう」

んんん? またよく分からなくなってきたぞ。
じゃあ、なんでロディは勧誘に乗り気じゃないんだろ。

「なら、ロディは何が引っかかってるんだ?」
「……それは……」

おれの質問に対して、ロディはずっと机の一点を見つめていた顔をようやく上げた。
そして、どこか気まずそうに、おれを見る。その視線がどこか気遣わしげなので、理由は分からずとも居心地の悪さを覚えた。

「商館お抱えの冒険者になれば……この家を出ていかなければいけないだろう」

ロディは迷うように沈黙していたたものの、しばらくしてから、ぽつりと口を開いた。

「商会を後ろ盾に持つ冒険者なら、基本は商会の用意した寮や離れに住むからな。それに、独り身であれば護衛の仕事も任されるだろう。そうなると仕事内容によっては、街から長期間離れざるを得なくなる」

そう言ってから、ロディは再び沈むこむように口を閉ざした。
……だが、そう言われても、おれはまださっぱり分からなかった。

えっと? ロディは商人ギルドの冒険者になること自体はそんなに嫌ではない……んだよな?

でも、ロットワンダ商会の冒険者になったら、護衛や長期の仕事で家を離れなきゃいけなくなる。
それが嫌だってことか?

「ロディってこの家にそんなに愛着があるのか?」

この家って、確かこの街に来てから契約した借家だったよね?
そんなに思い入れが深かったとは意外だ。

だが、おれの言葉にロディは呆れたような視線を向けてきた。
なんだか、出会ったばかりの頃を思い出す表情だ。また見たいとは思っていなかったけど。

「家じゃない、君のことだ」
「え、おれ?」

そう言うと、ロディは椅子に座っていた身体を横向きにし、おれへと向き直った。

「今までは、クロにはこの家の中でなら人間になることを許してきただろう?」
「う、うん」
「けれど、商館お抱えの冒険者になって暮らしが変わればそうはいかなくなる。もしも寮に入ることが必須なら、寮には冒険者仲間だけではなく、商会の従業員だっているはずだ。そんなにたくさんの人間に君の姿を見られるわけにはいかないだろう」

ロディの言葉に、おれは一気に、ガツンと頭を殴られたような気分になった。

「長期の仕事や、護衛の仕事が入ってもそうだ。仕事の中には従魔を連れて行くことができないこともあるだろう」
「で、でも……おれは別に、」
「君だって、一ヶ月や二ヶ月もずっと獣の姿でいるのは嫌だろう? けれど、多くの人に君の存在を打ち明けるわけにはいかない。そうなれば、君のことを利用しようとする奴もいるだろうし……最悪、騎士団で取り調べを受ける可能性もあるだろうしな。モンスターとして言うなら、君はランクEではあるがとびきりの希少種だ」

ロディは浮かない顔のまま話を続ける。

……だから、ロディはずっと、悩んでいたのか。
ロディに仕事の話が来て浮かれていただけの軽い自分が、本当に申し訳ないし恥ずかしい。
謝らなきゃいけないと思うのに、ロディの言葉がずっと頭の中がぐるぐるしていて、何を言えばいいのか、まったく言葉が見つからない。

「ロディ……でも、おれのことなら」
「だから、コリン殿やリアン殿には申し訳ないが、今回の話は辞退させてもらうことも考えている」

その言葉に、おれの頭は真っ白になった。

ロディが――せっかく舞い込んできた仕事の話を辞退する?
おれのことが原因で?

何か言おうと思ったものの、いつの間にか、喉がカラカラに乾いていた。
ロディはおれの様子には気づかないようで、顎に手を当てて、俯きがちに何事かを考え込んでいる。
唾を飲み込むと、流し台によりかかる身体にどうにか力を込めて、言葉を発した。

「おれが……ロディの足枷になってるってことかな?」
「え……」

ロディが顔を上げて、ようやくおれの顔を真正面から見た。
おれは今、自分がどんな表情をしているかまったく分からなかったが、顔を上げたロディが瞬時に愕然と目を見開いたところを見れば、あまりいい顔はしていなかったのだろう。

「い――いや、違う!」

がたりと音を立てて、跳ねるようにロディが立ち上がった。振動で、食卓の椅子と机が揺れる。

「違う、そうじゃないんだ。クロのせいってことじゃない。ただ、その……この仕事を受けると暮らしが変わるから、今まで通りの生活ができないってことだ」
「でも、ロディはおれのことがなければ、この仕事をすぐに承諾したんじゃないのか?」
「違うんだ。ああ、くそっ。なんて言えばいいのか……。でも、違うんだ。君のせいとか、そういうわけじゃない」
「でも……ロディがおれのせいで、仕事を断ろうって考えてるなら、おれは……」
「そうじゃないって言ってるだろう!」

正面に立ったロディが両手でおれの肩を掴み、なかば怒鳴るようにして言った。
あまりにも強く肩を掴まれたこと。そして、ロディがそんな風に声を荒げたのは初めてのことだったので、おれはびっくりして硬直してしまう。

硬直状態が溶けたのは、ロディの後ろでがたりと何かが倒れる音がしたからだ。
ハッとしてそちらを見ると、先程ロディが飲んでいたコップが机の上で倒れていた。彼がおれに詰め寄った際に食卓にぶつかったのかもしれない。コップから零れた水が、机の上に広がってシミを作っている。

しかし、硬直状態が解けたものの、どうしていいか分からないのは変わらない。

ロディは激情に顔を赤くして、おれをほとんど睨みつけるように見つめてくる。
掴まれた両肩も痛いぐらいだ。というか、かなり痛い。

「ロディ……肩、痛い。そっちがランクBで、こっちは最底辺ってこと忘れてないか?」
「っ……すまない」

とりあえず、ロディをなだめるようにして、軽く身体をぽんぽんと叩いてみる。
ロディは謝ってくれたものの、掴んだ両肩を離してはくれなかった。まるで、離したら最後、おれがどこかに行ってしまうと思ってるかのようだ。

おれは困惑しながら、ロディを見つめる。
激情にかられている時でも、ロディのターコイズブルーの瞳はきれいだった。しばらく黙ってロディと視線を合わせていると、不意に、その瞳にじわりと涙が滲んできた。

「……俺は、いつもこうだ」
「……ロディ?」
「どうしていつも、皆、分かってくれないんだ……」

あ――。

し、しまった……そうか。おれ、ロディの最大級の地雷を踏み抜いたんだ。
やらかした。話のショックが大きすぎて、そこまで考えが及ばなかった。

「ロディ。おれが悪かったよ、少し結論を急ぎすぎたな」

慌ててロディに優しい声で語りかける。
ああ、もう、何をやってるんだ。こんな風に、泣かせるつもりじゃなかったのに。

「幸いさ、向こうさんもまだ返事を待っていてくれるっていうし。その間に、上手い解決策を考えてみようぜ、な?」

手を伸ばして、おれの両肩を掴むロディの腕をゆっくりさする。
すると、ようやく手から力を抜いてくれた。でも、まだそこはじんじんと軽い痛みを発しているし、ロディはまだ手自体はおれの肩から離そうとはしない。
おれは手を回してロディの身体を抱き寄せると、彼の背中をなでる。そこでようやく掴んだ肩から手を離してくれた。

「……よかった。分かってくれたんだな」

広い背中を撫で続けること数分。涙声混じりではあるが、どうにかロディは落ち着いてくれたようだった。
ほとんど抱き合う形になったようなおれの肩口に、ロディが顔を埋める。着ているシャツが、あたたかい涙にじわりと濡れるのが肌で分かった。

「クロのせいで仕事を諦めるわけじゃないんだ。そもそも今回の件だって、クロがいなかったらコリン殿に知り合わなかっただろうし……だから、元から俺には縁のない話だったんだ」
「うん、うん」

もう辞退が確定したような感じで話を進めるロディに対し、反論したい気持ちが芽生えたものの、ぐっと感情を抑えつける。
今、この状況で言うのはまずい。いずれ話し合わなきゃいけないことではあるが、少なくとも今この時じゃない。

おれは背中をさする手をとめ、彼から少し距離をとるように身体を離す……いや、離そうとしたものの、ロディの方がおれの身体に回した腕をほどいてくれなかった。正面から腕を背中や腰に回されているだけでなく、指先でおれのシャツをぎゅっと掴んだまま、離そうとしないのだ。
……普段ならかなり嬉しい状況だけれど、今はちょっと手放しでは喜べないな。

「君だけは……クロだけは分かってくれるよな、俺のこと」

何かを言おうと思ったものの、それよりも先にロディが口を開いた。
体勢のせいで、今にも触れ合いそうな距離だった。再び今にも泣き出しそうな表情で、涙を滲ませたターコイズブルーの瞳がおれを見つめてくる。

「頼むから、君まで俺を突き放さないでくれ」
「うん……もちろんだよ、ロディ」

それ以外に、何を言えば良かっただろう。
それ以外に、どう言えば良かっただろう。

この答えが正解ではない気もしたけれど、でも、もうそれ以外に言える言葉はなかった。
ただ、おれの答えを聞いたロディは、ようやくほっとしたように微笑んでくれた。

「よかった。それならいいんだ……」

どう考えてもよくはなかった。
けれど、引きつる顔でなんとか微笑み返すしか、今のおれには出来なかった。
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