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第十四話
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控室から退室したおれは、大ホールへと向かった。
大ホールの入口には衛兵はいなかった。控室の前に衛兵がいたのは、おそらくは新聞社の記者が生徒たちへ取材を申込みに突撃に行くのを防止するためなのだろう。
この国では、おれのような平民でも学院に通うことができるし、金のない者でも教会が週に一回行っている慈善学校で学ぶことができるため、識字率は高いほうだ。そのため、木材を原料とした紙も流通しているし、活版印刷を利用した新聞社も存在している。
ただ、前世のような日刊紙はまだ存在しておらず、どこの新聞社もだいたい週に二、三回の発行をすればいい方だ。
大ホールへと入ると、席はすでに七割ほどが埋まっていた。右手の前列には学院関係者が、左手の前列には代表生徒の家族や婚約者が、そして中央前列には国費や来賓の方々が座っている。
新聞社の記者たちは席は用意されていないようで、彼らは壁際に立っていた。それでもみんな、熱心な顔つきで何かを書き取ったり、会場内のスケッチをしている。
そんな様子を見ながら、おれは左手の前列に向かい、指定席へと着席した。幸い、おれの席は壁際のいちばん端っこの席で、誰かをまたいで向かう必要はなかった。
席について、それとなく周囲を見渡す。来賓客はほとんどが大人で、学生の姿は見当たらない。いや、一人だけ……一番後方の通路席におれと同じ年齢の女の子が座っている。
そこで、はたと気がついた。後方の通路席に座る来賓客は、よくよく見ると、あのミレイ嬢だったのだ。
ウェーブがかった金髪と、ぱっちりとしたアーモンド形の瞳の端正な顔立ちは見間違えようもない。
ただ、なぜか彼女は、白百合学院の制服姿ではなく、自身の私服とおぼしきドレスワンピースを着ている。彼女はきょろきょろと周囲を見渡し、何かを探しているようだった。
以前のルーカスと彼女の会話を聞く限り、向こうはおれの顔を知らないようだった。これ以上見ていたら、向こうが気づくかもしれない。
おれは彼女から、さりげなく視線を逸らすと、ポケットから懐中時計を取り出して時間を確認した。
その時だった。開催を知らせるブザーが鳴り響き、進行役の男性が登壇した。みんな、彼の入場を拍手をして出迎えたので、おれも周囲にならって拍手をした。
「――皆様、本日はお忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。今回は、第十二回目の五校合同の学院交流会となります。この国の持続的発展を実現していくのに何より必要なのは、魔術、技術、文化力による新しい価値の創出といえましょう。そんな変革を牽引していくすばらしい若者たちの入場です。どうぞ皆様、拍手でお出迎え下さい」
朗々とした声の男性の挨拶と共に、舞台脇から、代表生徒たちが登壇した。大ホールには、万雷の喝采が響き渡る。
五人の生徒たちは、みんな、堂々とした立ち振る舞いだった。
自信気な笑みを浮かべる者、気負った様子もなく普段通りの者、艶やかに微笑する者、無表情ながらも一人頷いてみせる者、輝くような笑みを向けて周りを見渡す者……
おれがあの場に立っていたのなら、とてもじゃないが緊張でまともに立っていることもできなかっただろう。素直にすごいと思った。
司会役が五人の生徒たちの名前と簡単な紹介をすると、今度は彼らは壇から下りて、大ホールの最前列の席へと座った。
その後は、予定通りに国王陛下、それに市長や議員のお歴々のご挨拶、各学院の学長の挨拶が続いた。眠くなってしまったらどうしようかと思ったが、意外にも、国王陛下と学長たちの挨拶は面白く聞いていられた。特に、学長たちの話はそれぞれの学院の特色が出ており、過去にあった学院交流会での出来事やトラブルなどを、ユーモアを交えて話してくれたので、なかなか楽しめた。
彼らの挨拶が終わると、いよいよ生徒たちによるプレゼンテーションとなった。
発表の一番手は〈白百合学院エルパーサ〉の代表であるルーカスからだった。
この発表の順番は当日決定する。来賓たちにも知らされていなかったし、おれも今初めて知った。そのためか、客席は少しざわつき始めた。皆くちぐちに「白百合学院の〈古代魔術研究科〉の生徒だそうだ」「聞いたことのない家名だが、平民出か?」と囁いている。
つまり、ルーカス自身も発表の一番手になるということは、今日ここに来て初めて知ったわけだ。そのせいか、彼はいささか緊張した面持ちだった。
どうりで先程、控室で直前まで熱心に資料を読み込んでいたわけである。
これだけ大勢の人の前で、しかも国王陛下の御前で一番最初に発表しなければいけないのだから、そのプレッシャーは半端なものではないだろう。
自然と、おれも手の内側にじっとりと汗をかいてしまう。
今後、婚約破棄をする予定とはいえ、ルーカスとは14歳の時から顔を合わせている婚約相手だ。それに、ルーカスがミレイ嬢を好きになった気持ちだって、まあ理解できるのだ。誰だって、親に勝手に決められた可愛げのない婚約者より、絶世の美少女の同級生を好きになるだろう。
だから、おれは控室で、純粋な気持ちでルーカスに励ましの言葉をかけた。彼に思うところがないわけではないけれど……今も、彼のプレゼンテーションが成功するようにと祈る気持ちは本物だ。
ルーカスは壇上へ立ち、衆目へとにこやかな笑みを向けた。そして、薄紅色の唇を開く。
「本日はこのような貴重な機会をいただき、本当にありがとうございます。白百合学院エルパーサの生徒代表、三年のルーカス・ブラウンといいます。今回、僕の研究成果として皆様に発表をさせていただくのは……世界初のオメガ用の発情抑制薬となります!」
一呼吸おいてから、告げられたその内容に――おれの頭は一瞬で真っ白になった。
しかし、ルーカスはおれとは真逆に、喋り始めたことで一気にエンジンのかかった状態になったようだ。彼は唇を開き、悦に入った口調で語り始めた。
「今まではこの国には、いえ、世界には、オメガ用の発情抑制薬が存在していません。そのため、オメガの皆さんは、ヒートが起こる度に身体のどうしようもない不調に悩まされています。不意に怒るヒートにより、アルファやベータを巻き込んだトラブルとなった事例は後を絶ちません。僕はそんな状況を憂い、自分ができることとして、オメガ用の発情抑制薬の作成を思いつきました」
席に着く人々は、ルーカスの立ち振る舞いと口上に、感嘆しきった様子だった。
見れば、中央の来賓席に座るミレイ嬢も、うっとりとした顔つきでルーカスを見上げている。
「オメガ用の発情抑制薬か……それが可能だとしたら、素晴らしいことだ」
「さすが白百合学院の生徒だ。アルファでありながら、そこまでオメガなんかのことを考えられるなんて大した若者じゃないか」
中には、ルーカスの言葉に首をかしげている者たちもいた。その者たちは怪訝そうな顔をしながら、隣同士で声をひそめて囁きあう。
「あのルーカス・ブラウンって生徒、古代魔術研究科の生徒なんだろう? 発情抑制薬って……学科違いの研究じゃないのか?」
「そうよね、古代魔術研究科とは何も関係ないわよね? 発情抑制薬を研究したいなら、魔法薬学科とか医療魔術科じゃないのかしら?」
おれは、そのどちらでもなかった。
ただただ、ルーカスが何を言っているのか、理解できなかった。
理性ではその意味が理解できているのに、感情が理解を拒んでいた。
大ホールの入口には衛兵はいなかった。控室の前に衛兵がいたのは、おそらくは新聞社の記者が生徒たちへ取材を申込みに突撃に行くのを防止するためなのだろう。
この国では、おれのような平民でも学院に通うことができるし、金のない者でも教会が週に一回行っている慈善学校で学ぶことができるため、識字率は高いほうだ。そのため、木材を原料とした紙も流通しているし、活版印刷を利用した新聞社も存在している。
ただ、前世のような日刊紙はまだ存在しておらず、どこの新聞社もだいたい週に二、三回の発行をすればいい方だ。
大ホールへと入ると、席はすでに七割ほどが埋まっていた。右手の前列には学院関係者が、左手の前列には代表生徒の家族や婚約者が、そして中央前列には国費や来賓の方々が座っている。
新聞社の記者たちは席は用意されていないようで、彼らは壁際に立っていた。それでもみんな、熱心な顔つきで何かを書き取ったり、会場内のスケッチをしている。
そんな様子を見ながら、おれは左手の前列に向かい、指定席へと着席した。幸い、おれの席は壁際のいちばん端っこの席で、誰かをまたいで向かう必要はなかった。
席について、それとなく周囲を見渡す。来賓客はほとんどが大人で、学生の姿は見当たらない。いや、一人だけ……一番後方の通路席におれと同じ年齢の女の子が座っている。
そこで、はたと気がついた。後方の通路席に座る来賓客は、よくよく見ると、あのミレイ嬢だったのだ。
ウェーブがかった金髪と、ぱっちりとしたアーモンド形の瞳の端正な顔立ちは見間違えようもない。
ただ、なぜか彼女は、白百合学院の制服姿ではなく、自身の私服とおぼしきドレスワンピースを着ている。彼女はきょろきょろと周囲を見渡し、何かを探しているようだった。
以前のルーカスと彼女の会話を聞く限り、向こうはおれの顔を知らないようだった。これ以上見ていたら、向こうが気づくかもしれない。
おれは彼女から、さりげなく視線を逸らすと、ポケットから懐中時計を取り出して時間を確認した。
その時だった。開催を知らせるブザーが鳴り響き、進行役の男性が登壇した。みんな、彼の入場を拍手をして出迎えたので、おれも周囲にならって拍手をした。
「――皆様、本日はお忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。今回は、第十二回目の五校合同の学院交流会となります。この国の持続的発展を実現していくのに何より必要なのは、魔術、技術、文化力による新しい価値の創出といえましょう。そんな変革を牽引していくすばらしい若者たちの入場です。どうぞ皆様、拍手でお出迎え下さい」
朗々とした声の男性の挨拶と共に、舞台脇から、代表生徒たちが登壇した。大ホールには、万雷の喝采が響き渡る。
五人の生徒たちは、みんな、堂々とした立ち振る舞いだった。
自信気な笑みを浮かべる者、気負った様子もなく普段通りの者、艶やかに微笑する者、無表情ながらも一人頷いてみせる者、輝くような笑みを向けて周りを見渡す者……
おれがあの場に立っていたのなら、とてもじゃないが緊張でまともに立っていることもできなかっただろう。素直にすごいと思った。
司会役が五人の生徒たちの名前と簡単な紹介をすると、今度は彼らは壇から下りて、大ホールの最前列の席へと座った。
その後は、予定通りに国王陛下、それに市長や議員のお歴々のご挨拶、各学院の学長の挨拶が続いた。眠くなってしまったらどうしようかと思ったが、意外にも、国王陛下と学長たちの挨拶は面白く聞いていられた。特に、学長たちの話はそれぞれの学院の特色が出ており、過去にあった学院交流会での出来事やトラブルなどを、ユーモアを交えて話してくれたので、なかなか楽しめた。
彼らの挨拶が終わると、いよいよ生徒たちによるプレゼンテーションとなった。
発表の一番手は〈白百合学院エルパーサ〉の代表であるルーカスからだった。
この発表の順番は当日決定する。来賓たちにも知らされていなかったし、おれも今初めて知った。そのためか、客席は少しざわつき始めた。皆くちぐちに「白百合学院の〈古代魔術研究科〉の生徒だそうだ」「聞いたことのない家名だが、平民出か?」と囁いている。
つまり、ルーカス自身も発表の一番手になるということは、今日ここに来て初めて知ったわけだ。そのせいか、彼はいささか緊張した面持ちだった。
どうりで先程、控室で直前まで熱心に資料を読み込んでいたわけである。
これだけ大勢の人の前で、しかも国王陛下の御前で一番最初に発表しなければいけないのだから、そのプレッシャーは半端なものではないだろう。
自然と、おれも手の内側にじっとりと汗をかいてしまう。
今後、婚約破棄をする予定とはいえ、ルーカスとは14歳の時から顔を合わせている婚約相手だ。それに、ルーカスがミレイ嬢を好きになった気持ちだって、まあ理解できるのだ。誰だって、親に勝手に決められた可愛げのない婚約者より、絶世の美少女の同級生を好きになるだろう。
だから、おれは控室で、純粋な気持ちでルーカスに励ましの言葉をかけた。彼に思うところがないわけではないけれど……今も、彼のプレゼンテーションが成功するようにと祈る気持ちは本物だ。
ルーカスは壇上へ立ち、衆目へとにこやかな笑みを向けた。そして、薄紅色の唇を開く。
「本日はこのような貴重な機会をいただき、本当にありがとうございます。白百合学院エルパーサの生徒代表、三年のルーカス・ブラウンといいます。今回、僕の研究成果として皆様に発表をさせていただくのは……世界初のオメガ用の発情抑制薬となります!」
一呼吸おいてから、告げられたその内容に――おれの頭は一瞬で真っ白になった。
しかし、ルーカスはおれとは真逆に、喋り始めたことで一気にエンジンのかかった状態になったようだ。彼は唇を開き、悦に入った口調で語り始めた。
「今まではこの国には、いえ、世界には、オメガ用の発情抑制薬が存在していません。そのため、オメガの皆さんは、ヒートが起こる度に身体のどうしようもない不調に悩まされています。不意に怒るヒートにより、アルファやベータを巻き込んだトラブルとなった事例は後を絶ちません。僕はそんな状況を憂い、自分ができることとして、オメガ用の発情抑制薬の作成を思いつきました」
席に着く人々は、ルーカスの立ち振る舞いと口上に、感嘆しきった様子だった。
見れば、中央の来賓席に座るミレイ嬢も、うっとりとした顔つきでルーカスを見上げている。
「オメガ用の発情抑制薬か……それが可能だとしたら、素晴らしいことだ」
「さすが白百合学院の生徒だ。アルファでありながら、そこまでオメガなんかのことを考えられるなんて大した若者じゃないか」
中には、ルーカスの言葉に首をかしげている者たちもいた。その者たちは怪訝そうな顔をしながら、隣同士で声をひそめて囁きあう。
「あのルーカス・ブラウンって生徒、古代魔術研究科の生徒なんだろう? 発情抑制薬って……学科違いの研究じゃないのか?」
「そうよね、古代魔術研究科とは何も関係ないわよね? 発情抑制薬を研究したいなら、魔法薬学科とか医療魔術科じゃないのかしら?」
おれは、そのどちらでもなかった。
ただただ、ルーカスが何を言っているのか、理解できなかった。
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