転生したので堅物な護衛騎士を調教します。

秋山龍央

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覆水

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セバスチャンにお湯の入った盥ときれいな布を3枚ほどもらい、ウェルの部屋に戻る。セバスチャンは「よろしければ私もお手伝いいたしましょうか?」と言ってくれたが、それは遠慮させてもらった。ウェルは今の自分の姿を誰にも見せたくないだろう。

……それに、これは俺の責任なのだから、俺がきちんとウェルの面倒を見るべきだ。

「ウェル、服をぬがすぞ」
「っ……すみません、おれ、自分で脱ぎますから……」
「いいから。大丈夫だから、全部俺に任せろ。なんなら寝ていてもいいんだぞ?」
「そんなこと……」

ウェルの力ない声。昨日、徹夜に近い状態だったのだから当然だ。
俺はベッドサイドのチェストの上に盥を置くと、もらった布を一枚だけ手に取り、お湯につけてかるく絞った。布がしっとりとしたところで、ウェルの露わになった上半身を拭いてやる。
ちなみに、先ほどまで身に着けていたシャツとブラジャーは外してやり、今はベッドの隅に畳んで置いてある状態だ。だが、汗や色んな液体でぐっしょりと濡れていたので、あれはもはや捨てた方が早いだろう。

「ひぅっ……!」
「あ、すまん! 痛かったか?」
「す、すみません、今、そこがすごく敏感になってて……」

布で胸をふいてやった時に、ウェルが悲鳴をあげた。悲鳴というか、嬌声に近い声だ。
そうか、昨日ずっと乳首に快楽が発生し通しだったんだもんな。魔眼の効力を切ったとはいえ、昨夜ずっと快楽を感じ続けていた乳首は、今、とてつもなく敏感になってるんだろう。

見れば、ウェルの乳首は男のものとは思えないほど真っ赤な色に染まり、昨日よりも大きさも一回りか二回りほど大きくなったようだ。ぷっくりと膨れた乳首は、女性の指先ほどの大きさもあるかもしれない。

「ロ、ロスト様……あんまり、見ないでください……」
「あ、ああ、悪い。じゃあ、今度は下半身を拭くからズボンを脱いでほしい。自分で脱げるか?」

ウェルが恥ずかしそうに声をかけてきたことで、俺は自分がウェルの乳首に見惚とれてしまっていたことに気がついた。
慌ててウェルに答えると、ウェルは戸惑ったような顔を俺に向けてきた。

「か、下半身はいりません! そこは、自分で拭けますから……」
「でもウェル、今だって腕すら上がらないほど消耗しきってるんだろう?」
「そ、それはそうですが……」
「大丈夫だ、ウェル。痛いことなんかしない、ちょっと布でふいて綺麗にするだけだから」
「いえ、痛いのが嫌なのではなく……あっ、ロスト様っ!」

ウェルの一瞬の隙をついて、ズボンに手をかけ、下着ごと一気に脱がす。途端に、むわりと雄臭い匂いが鼻をついた。
ウェルの下肢は、なんというか、ぐっちょぐっちょの状態だった。下着を脱がした瞬間、かすかに、ぬちゃりと水音がしたくらいだ。下着がぐっしょりと濡れそぼるぐらい、ウェルの下肢は放たれた精液により、白濁したもので汚れていた。

「っ、ロスト様、すみません、こんな……」
「謝るな。ほら、拭いてやるから大人しく寝ていろ。な?」

ウェルは昨夜、乳首への強制快楽発動により、勃起が止まらなかったのだろう。普通であれば大人しくしていれば勃起もその内収まるが、強制的に乳首で発情させられた身体に陰茎も勃ちっぱなしだったに違いない。

高ぶる身体に、勃ち続ける陰茎。ウェルに限らず、常人に自慰をせずに耐え続けることは無理だっただろう。言うなれば、媚薬をずっと投与され続けて放っておかれているようなものだ。
そしてそんな状態に置かれたウェルも、昨夜はずっと、止まらない快楽に自慰をし続け、その快楽でさらに身体の熱が高ぶり、だがどんなに自慰を続けても勃起や乳首の発情がおさまることはなく、それでまたさらに自慰をし続け……という無限ループだったのだろう。

そんなひどい状態になったウェルの下肢を、俺はなるべく注視しないように心掛けつつ、ゆっくりと汚れをぬぐうようにして拭いていく。

「…………」

ウェルの下肢をふく布を新しい布に変えつつ、俺はこっそりとうなだれた。
ウェル……本当に申し訳ない……。
違うんだ、俺はお前を徹夜させてまでそんな快楽を与え続けたかったわけじゃないんだ。ちょっとだけ、お前を辱めたかっただけなんだ……。

しかし、どうしてなんだ? 今までの俺の魔眼の能力は確かに「視界内にはいった生き物の感覚を操る」というものだった。戦闘時の時もモンスター相手に能力を発動させていた時、そのモンスターが俺の視界から外れた時は、確かに能力の効果が切れていたのだ。
それなのに、昨夜はどうして魔眼の効力が続いたんだ?
相手がモンスターじゃなくて人間だったからか?
それとも、他の何か……

そこまで考えて、俺ははたと気がついた。

そうだ。思い出せ、確か先日、俺の頭の中でファンファーレのごとく響いた宣告。
あれは、確かこう言っていたはずだ。

『――おめでとうございます。
貴殿のレベルが50、モンスター討伐数が3000体を達成致しましたため、「魔眼」のカテゴリーが解放されました。解放されたのは「快楽」のカテゴリーです。また、持続効果がランクアップしております。ご使用時には心の中で発生箇所、発生能力をご選択ください。次回はレベル90、モンスター討伐数7000体、Aランクモンスター討伐数30体で解放となります。またのご利用をお待ちしております。』


――『また、持続効果がランクアップしております。』


……これかぁっ!!!!

あ、あんまりあっさりと言われていたから、スルーしていたぞ! そうか、レベルアップだ。あの自動アナウンスらし声が言っていた「持続効果のランクアップ」。これが原因だ!
すると、もしかして今の俺の魔眼の効力は、

・発動させるのは視界内にはいった生き物だけ。
・だが、持続効果は視界内に入っていなくてもずっと続く。
・効果を切りたければ俺がそれを命じる必要がある。

という状態なんじゃないか?

だからウェルに対する魔眼の効力が、部屋を出て俺の視界から外れていても続いていたと考えられる。
いや、今さら考えたってあとの祭りなんだけどね……。使用者本人が自分の能力を把握してないってどういうこと? お願いだから説明はちゃんとしてほしい。投げっぱなしよくない。

あまりにも使い勝手の悪い自分の能力に、はぁ、と思わずため息をつく。瞬間、ウェルがびくりと肩をゆらしたのが視界に入った。

「……ロスト様」
「なんだ、ウェル?」
「……申し訳ありません、護衛騎士を辞めさせてもらえませんか」
「!!?!?」

ちょっ、えっ……え!?

「先日からロスト様にご迷惑をおかけっ放しで……しかも、おれなんかにこんな使用人のような真似までさせて。この状態では護衛騎士の任務なぞとても果たせません」
「お、おい、ウェル」
「……俺は、これ以上、あなたに幻滅されたくないんです。身勝手な申し出で誠に申し訳ございません」

……ま、待て、とりあえず冷静になるのだ俺!
よし、冷静になるために、とりあえずここまでの状況を整理しよう。

まず、俺は自分の魔眼の能力を悪用して護衛騎士を調教することに決めた。
うん、ここまではいいな。

次に俺は、さらに魔眼の能力と立場を悪用して、護衛騎士に乳首責めを行いつつブラジャーを常時着用させることに成功した。
うん、これもいいな。

で、今日。その騎士に「騎士を辞めさせてもらえないか」と打診された。

……うん。冷静に考えたら、普通に当然の流れだったわ。

い、いや、でも待てよ? ウェルはさっき「幻滅されたくない」って言ってたよな?俺に幻滅されたくないってどういう意味だ?
ウェルは俺のことを嫌いなはずだし、嫌いな相手からの評価なんざどうでもいいはずだよな。俺がウェルにさらにメロメロになるような事態はあっても、俺がウェルを幻滅するような事は決して起きないだろうが、それは置いておこう。
俺に幻滅されると、ウェルに何か困ることでもあるのか? いや、伯爵家の血筋の人間から不評を買ったりしたら、今後の立身出世に響くことはあるだろう。俺は周知のとおり妾腹の上に次男坊なので、権力なんざまったく持ってないし、それはウェルも暗黙の了解でわかってるはずだよな……? というかそもそも、ウェルは俺がこの魔眼の能力を持ってるって知らないわけで……? ああ、また混乱してきた!

「ウェル、どういうことだ? お前、俺の騎士を辞めたいっていうのか」
「……っ、辞めたいとは思っていません」
「じゃあ、どういうことなんだ」

もう本人に聞く方が早い気がするので、ウェルの寝ているベッドに向かう俺。身体を起こそうとしていたウェルの肩を掴んでベッドに引き戻し、ウェルの身体の上に馬乗りになった。シーツ越しに触れるウェルの身体は、快楽の余韻か、発熱しているようで、布越しでもあたたかい体温を感じる。

「ロ、ロスト様……おりてください」
「ウェルがちゃんと教えてくれるまで降りる気はない」
「っ……」

ウェルの顔の横に両手をつき、上からウェルの顔をのぞきこむ。その途端、ウェルはいきなり顔を真っ赤にさせて、慌てたように俺から目をそらした。そして、頼りない声で「ち、近いです、ロスト様……」とか言ってくるが……ダメだからな! いつもの俺ならウェルに嫌われたくないので近寄るなって言われたら近寄らないようにしてやるが、今日はそういうわけにはいかない。

「ロ、ロスト様は……そもそも、騎士なんて必要とされないぐらいお強いではないですか」
「なに?」
「俺を騎士として拝命されたのも、ご自分の意志ではなく、ロスト様のお父上の命であったと聞いています。ロスト様ご自身は、へたな護衛なぞ足手まといになるだから、持つ気はなかったと……」

俺に引くつもりがないと分かったのか、観念したように口を開いたウェル。

「確かにロスト様は……このリッツハイム魔導王国一番の剣の使い手、『剣星』の異名も噂にたがわない強さを持ってらっしゃいます。いえ、昨日の戦いぶりで噂以上のお強さでした。確かにそんなあなたに護衛なぞ、無用の長物でしょう」
「……ウェル……」
「そんなあなたのお傍にいられるように、おれは今日まで意地を通してきましたが……でも、この調子ではもうそれはかないません」
「…………」
「あなたの足手まといになって、あなたに疎ましく思われるくらいなら……。それぐらいなら、今のうちにあなたの傍を離れたいのです」

………………えっと。
……つまり、どういうこと?

いや、言ってる言葉の意味はわかるんだ。だが、頭では理解ができるのに、心がそれを拒んでる。
だってさ、ウェルが、その……俺のそばにいられるようにとか、なんかそんなことを言ったように聞こえたんだけど!? で、だからこそ俺の騎士を辞めたいとかなんか、そんなことを言ってるように聞こえたんだけど!?
そ、そんなことってある? だってあのウェルだよ? この2年間、ずっと不愛想で冷静で何の隙もみせなかったウェルがだよ? でも、そんなウェルは今、俺の下で赤くなった顔と涙目になった顔を隠すように俺から背けて。若草色の瞳の眦にたまった透明な涙がとてもきれいで、けっこうウェルってよく泣くよなぁとか思ったり……ああ、ダメだ。思考をまとめようとウェルに質問したのに、さらに混乱してる。大体、ウェルの言うことは俺には難しいんだよ。もっと単純でいいじゃないか。
だって、俺は別に、

「べつに、強さとかそんなのは求めてない。俺はただ、ウェルが一緒にいて、俺に笑いかけてくれれば、それだけでいいのにな……」

そうだよ。ウェルは別に何もしなくても……俺はなにもいらないんだ。
むしろ、俺はウェルが笑いかけてくれさえすれば、もう他には何もいらないぐらいなのに。

ああ、でもウェルは俺に笑顔一つ向けてくれたことはなくて、だからこそ俺は魔眼の能力でウェルをこっそり調教してやろうと決めて、それでウェルは俺の騎士を辞めたいとか言い出しちゃって……! ああ、もう! どうしたらいいんだ!?
そこまで考えたところで、ふと、なんだか下からまじまじとした視線を感じた。見れば、ウェルがぽかんとした顔をして俺を見つめている。

……あれ? 俺、今、もしかして

「……あの、ウェル。俺、もしかして今、口に出してたか?」
「……は、はい」

………!!!!!!!!!

やべぇ死にたい! というか死ねる! 混乱のあまり、ついうっかり思ったことを口に出してた……! 失敗した、自室では誰もいない時によく一人言を呟いてるけど、そのノリでやらかした!

「あっ、ロスト様!?」

俺はウェルに馬乗りになっていた体勢から飛び起きるようにベッドから下り、脱兎の勢いでウェルから距離をとった。

「ロスト様、あの、今のお言葉は……」
「きょ、今日はもう何もしなくていいからなウェル! 一日安静にして、ベッドで寝ていろ! あとでまたセバスチャンに様子を見にいかせるからな!」
「すみませんロスト様っ! あの、先ほどの言葉は、」
「あ、あと、そのアレだ! 今日ギルドに行こうっていってたやつは明日に延期するから、気にするなよ! じゃあ、俺は部屋に戻るからっ!」

ウェルが何かを言いかけていたのをぶった切りまくり、俺は逃げるようにして、というかほとんど敵前逃亡の状態で部屋のドアをあけると、隣室の俺の部屋に飛び込んだ。
後ろで「ロスト様―!? お、お待ちください!」とかウェルの声が聞こえたけど振り向かない。振り向けない。

バッターン!、と大きな音を立てて閉めたドアを、俺は後ろ手で施錠し、その後ドアを背にしたままずるずると床に崩れるようにして座り込んだ。

「……やらかした……」

頭を抱え込んで、一人呟く。

そんな俺の脳裏にふいに、「覆水盆に返らず」という前世の諺がよみがえったが、あらゆる意味でまったくその通りなのであった。

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