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第2部 闘技場騒乱
第十八話
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ハルトの質問に、おれは思わず息が止まりそうになった。
ウルガ族の女の子――忘れもしない。おれがシキに憑依した初日に、出会った二人の姉妹のことだ。
でも……おれは結局、あの二人を助けてあげることはできなかった。
二人に安全だと思える道を示したものの、彼女たちが向かった方角には運悪くローズがいたのだ。二人はローズに出会い……結果、姉は殺され、妹はローズによって連れ去られたのだ。
その後、妹がどうなったのかは分からないが……ローズの“剝製作り”の餌食になったのであれば、まず生きてはいないだろう。
「……ウルガ族の少女二人のことは覚えてはいるが、助けてはいない。姉は殺されて、妹の方はローズに連れ去られたからな。結局、おれは二人を助けることはできなかっ――」
「ま、待てって! それ、誰から聞いたんだ!? その姉はまだ生きてるぜ!」
「えっ?」
おれは目を見開いた。
あの女の子が――生きてる?
でも確かに、あの時ローズは「殺した」と言っていた。
しかも、妹の目の前で殺したと自慢げに語っていたのだ。
「重傷を負ってたけれど、ちゃんと生きてるよ。怪我を負った時に気を失ったから、死んだと勘違いされたんじゃねーかな。目を覚ましてなんとかウルガ族の集落から逃げ出したところで、革命軍が彼女を見つけて助けることができたんだ」
その後、ハルトが語ったウルガ族の少女の身体的特徴は、おれが知るあの時の女の子とまったく同じものだった。
どうやら嘘をついているわけでも、勘違いをしているわけでもないらしい。
しかも、聞けば彼女は今、同胞の無念を晴らすために革命軍に入団したのだという。
あの時の女の子は――本当に、生きているのだ。
「そうか、彼女は生きていたのか……よかった」
どうしよう、すごく嬉しい。
ハルトが目の前にいるというのに、涙が出てきそうだ。
「彼女、ナミカっていう名前なんだけどさ、シキに申し訳ないって言ってたぜ。ウルガ族の集落から逃げ出す途中で妹が転んで、その物音でローズと兵士たちに見つかって……その時に、慌ててつい『自分たちはシキ様に見逃してもらった』って言っちまったって。それで、シキになにか迷惑がかかったんじゃないかって心配してたよ」
「そんなことは全然かまわない、本当のことだしな」
おれがそう言うと、ハルトは嬉しそうに破顔した。
「へへっ、やっぱりシキはいい奴だな!」
「なんだそれは」
「ナミカは、革命軍でもおれと一緒の考えでさ。今回の誘拐事件も『犯人はシキ様ではなく、別の人間だと思います。万が一、あの人が犯人であっても何か考えがあるんじゃないでしょうか』って言ってたんだ」
「……そうか」
そんな風に言ってくれてたんだ。どうしよう、ますます泣きそうだ。
っていうかおれ、あの時は憑依したばかりで混乱してたこともあって、本当に大したことはできなかったのに……それでも、そこまで信じてくれるなんて。
「彼女が無事で良かった。でも、おれのことはもう気にしないでくれ、と伝えてほしい」
「え、なんでだよ?」
「おれは大したことはしていないし……それに結局、妹さんの方はローズに連れていかれてしまった。彼女がどうなったかは聞いていないが、恐らくは、その……」
その先が言えず、うつむいて口ごもっていると、不意に、ハルトが再びおれの手をぎゅっと握りしめてきた。
驚いて顔を上げると、ハルトは白い歯を見せてニカッと微笑んだ。
「大丈夫だって! シキは、妹のラミカちゃんが殺されたところを見たわけじゃないんだろ?」
「それはそうだが……しかし、彼女がローズに連れていかれたのは確実で」
「でも殺されたはずのナミカだって、今はピンピンして革命軍で活躍してるんだ。ラミカちゃんが死んだって決めつけるのはまだ早いぜ」
頼もしい笑顔を浮かべるハルト。
彼はただの励ましではなく、本当に――ラミカという少女の生存を信じているようだった。
「ナミカだって妹の無事を信じてる。実はオレ、今回の潜入調査で誘拐事件のことだけじゃなくて、ナミカにも約束してきたんだ。オレがローズに近づいてラミカちゃんのことを探ってみるって。だからどの道、ローズに近づいてみるつもりだったんだ」
「ハルト……」
「ナミカちゃんはオレが必ず助け出すからさ! だからシキは安心して待っててくれよ、な?」
「……ああ」
おれは思わずハルトの手を握り返し、こくりと頷いた。
ハルト……いやホント、こいつめちゃくちゃカッコいいな!?
少年漫画の主人公か? 少年漫画の主人公だったわ!
これは革命軍のヒロインたちがみんなハルトに惚れるのも納得だよ~!
願わくば、ハルトがおれの推しのフェルシーちゃんの思いに気づいて二人が付き合ってくれれば万々歳なんだけどなー! 二人、すっごくお似合いだと思う!
「ハルト。そのローズだが彼女の居住区は皇城の東館の三階にある。それと、ローズの神造兵器の能力は知っているか? もしあいつから甘い香りがしたら――」
その時だった。
おれが言い終わらないうちに、部屋の扉の外がにわかに騒がしくなり始めたのだ。何事かを言い争うような声が聞こえてくる。
「……誰か来たようだな」
「マジか。どうする、シキ?」
「ひとまず出てみよう。追手の場合、この部屋だと逃げ場がないからな」
おれはハルトから手を離すと、彼を後ろに伴って扉へ近づいた。だが、おれが扉を開ける前に、外側から勢いよく扉が開かれたる。
そこに立っていたのは、おれのよく知る人物だった。
「――ああ、シキ様。本当にこちらにいらっしゃったのですね」
「あれ、そのメイド誰だよ? なんでシキ様と一緒にいんの?」
――やばい。
ヴィクターとゼノンの二人である。
どうやら仕事を終えて皇城に戻ってきたらしい。先ほどまでは、早く二人が帰ってこないかと願っていたけれど……今は帰ってきてほしくなかった~!
「ふ、二人とも、よくここが分かったな」
「執務室に戻ったらシキ様と護衛の兵士二人がいなくなっているので、残っていたメイド二人にどこに行かれたのか尋ねました。そうしたら資料室へ行ったと」
すらすらと答えるヴィクターとは対照的に、ゼノンは押し黙ったままだ。
眉間にしわを寄せて、いぶかしげな表情でおれの後ろでそわそわしているメイドことハルトの顔をじーっと見つめている。
「その女の顔、どっかで見たことがあるな。確か、そんなに前じゃないはず……」
その言葉に、ハッと思い出した。
そうだ! ゼノンは以前、廃村でハルトと戦っているじゃないか!
ハルトがそわそわしているのも、ゼノンが以前、廃村で戦った相手だと気が付いたからだろう。
今は化粧をしているおかげで気づかれていないみたいだが……このままじゃハルトの正体がすぐにバレる!
「お前、ご苦労だったな。もう持ち場に戻っていいぞ」
「わ、分かりました」
おれは慌ててハルトに声をかけた。
ハルトはおれの言葉に従い、慌てた様子で一礼をすると、そのまま俯きがちにそそくさと駆け出して行った。廊下の向こうにあっという間に小さくなる彼の姿に、おれはほっと胸を撫でおろす。
しかし、そこでゼノンが「あっ!」と声を上げた。
「思い出した! あいつ、以前オレと廃村で戦った――!」
「ゼノン、追わなくていい」
すぐさまハルトを追いかけようとするゼノンの腕をつかみ、彼を引き留める。
ゼノンは目を丸くして驚いた表情を浮かべた。
「な、なんで止めるんだよシキ様!? あいつのこと、シキ様だって覚えてるだろ!?」
「ああ。覚えているから、追わなくていいと言ってるんだ」
「はぁ!? なんだよそれ!」
「……どういうことですか、二人とも? 私は状況が掴めていないのですが」
慌てた様子のゼノンに対し、怪訝そうな表情のヴィクター。
だが、今は二人に説明はできなかった。なにせ、扉の外にいる兵士四人が、こわごわとした様子でこちらの会話に耳を澄ませているのだ。
おれは咳ばらいをすると、ゆっくりとゼノンの腕を離した。
「ともかく、あのメイドは放っておいていい。部屋に戻ってから理由を説明する」
「……分かったぜ。納得いくように説明してくれるんだろうな?」
「ふむ。察するに、なかなか込み入った話のようですね」
ゼノンはしぶしぶ、ハルトの後を追うのはやめてくれた。
だが、この様子ではきちんと筋道だった説明をしないと、双子は納得してくれなさそうだ。
少なくとも、あのメイドが『バルムンクの使い手のそっくりさん』『赤の他人の空似』という説明じゃあ絶対に無理だろう。
ちなみにおれはハルトを逃がすために『部屋に戻ってから説明する』なんて言ったが、今のところは無策である。
部屋に戻るまでの間に、どうにか上手い説明を考えないと……!
ウルガ族の女の子――忘れもしない。おれがシキに憑依した初日に、出会った二人の姉妹のことだ。
でも……おれは結局、あの二人を助けてあげることはできなかった。
二人に安全だと思える道を示したものの、彼女たちが向かった方角には運悪くローズがいたのだ。二人はローズに出会い……結果、姉は殺され、妹はローズによって連れ去られたのだ。
その後、妹がどうなったのかは分からないが……ローズの“剝製作り”の餌食になったのであれば、まず生きてはいないだろう。
「……ウルガ族の少女二人のことは覚えてはいるが、助けてはいない。姉は殺されて、妹の方はローズに連れ去られたからな。結局、おれは二人を助けることはできなかっ――」
「ま、待てって! それ、誰から聞いたんだ!? その姉はまだ生きてるぜ!」
「えっ?」
おれは目を見開いた。
あの女の子が――生きてる?
でも確かに、あの時ローズは「殺した」と言っていた。
しかも、妹の目の前で殺したと自慢げに語っていたのだ。
「重傷を負ってたけれど、ちゃんと生きてるよ。怪我を負った時に気を失ったから、死んだと勘違いされたんじゃねーかな。目を覚ましてなんとかウルガ族の集落から逃げ出したところで、革命軍が彼女を見つけて助けることができたんだ」
その後、ハルトが語ったウルガ族の少女の身体的特徴は、おれが知るあの時の女の子とまったく同じものだった。
どうやら嘘をついているわけでも、勘違いをしているわけでもないらしい。
しかも、聞けば彼女は今、同胞の無念を晴らすために革命軍に入団したのだという。
あの時の女の子は――本当に、生きているのだ。
「そうか、彼女は生きていたのか……よかった」
どうしよう、すごく嬉しい。
ハルトが目の前にいるというのに、涙が出てきそうだ。
「彼女、ナミカっていう名前なんだけどさ、シキに申し訳ないって言ってたぜ。ウルガ族の集落から逃げ出す途中で妹が転んで、その物音でローズと兵士たちに見つかって……その時に、慌ててつい『自分たちはシキ様に見逃してもらった』って言っちまったって。それで、シキになにか迷惑がかかったんじゃないかって心配してたよ」
「そんなことは全然かまわない、本当のことだしな」
おれがそう言うと、ハルトは嬉しそうに破顔した。
「へへっ、やっぱりシキはいい奴だな!」
「なんだそれは」
「ナミカは、革命軍でもおれと一緒の考えでさ。今回の誘拐事件も『犯人はシキ様ではなく、別の人間だと思います。万が一、あの人が犯人であっても何か考えがあるんじゃないでしょうか』って言ってたんだ」
「……そうか」
そんな風に言ってくれてたんだ。どうしよう、ますます泣きそうだ。
っていうかおれ、あの時は憑依したばかりで混乱してたこともあって、本当に大したことはできなかったのに……それでも、そこまで信じてくれるなんて。
「彼女が無事で良かった。でも、おれのことはもう気にしないでくれ、と伝えてほしい」
「え、なんでだよ?」
「おれは大したことはしていないし……それに結局、妹さんの方はローズに連れていかれてしまった。彼女がどうなったかは聞いていないが、恐らくは、その……」
その先が言えず、うつむいて口ごもっていると、不意に、ハルトが再びおれの手をぎゅっと握りしめてきた。
驚いて顔を上げると、ハルトは白い歯を見せてニカッと微笑んだ。
「大丈夫だって! シキは、妹のラミカちゃんが殺されたところを見たわけじゃないんだろ?」
「それはそうだが……しかし、彼女がローズに連れていかれたのは確実で」
「でも殺されたはずのナミカだって、今はピンピンして革命軍で活躍してるんだ。ラミカちゃんが死んだって決めつけるのはまだ早いぜ」
頼もしい笑顔を浮かべるハルト。
彼はただの励ましではなく、本当に――ラミカという少女の生存を信じているようだった。
「ナミカだって妹の無事を信じてる。実はオレ、今回の潜入調査で誘拐事件のことだけじゃなくて、ナミカにも約束してきたんだ。オレがローズに近づいてラミカちゃんのことを探ってみるって。だからどの道、ローズに近づいてみるつもりだったんだ」
「ハルト……」
「ナミカちゃんはオレが必ず助け出すからさ! だからシキは安心して待っててくれよ、な?」
「……ああ」
おれは思わずハルトの手を握り返し、こくりと頷いた。
ハルト……いやホント、こいつめちゃくちゃカッコいいな!?
少年漫画の主人公か? 少年漫画の主人公だったわ!
これは革命軍のヒロインたちがみんなハルトに惚れるのも納得だよ~!
願わくば、ハルトがおれの推しのフェルシーちゃんの思いに気づいて二人が付き合ってくれれば万々歳なんだけどなー! 二人、すっごくお似合いだと思う!
「ハルト。そのローズだが彼女の居住区は皇城の東館の三階にある。それと、ローズの神造兵器の能力は知っているか? もしあいつから甘い香りがしたら――」
その時だった。
おれが言い終わらないうちに、部屋の扉の外がにわかに騒がしくなり始めたのだ。何事かを言い争うような声が聞こえてくる。
「……誰か来たようだな」
「マジか。どうする、シキ?」
「ひとまず出てみよう。追手の場合、この部屋だと逃げ場がないからな」
おれはハルトから手を離すと、彼を後ろに伴って扉へ近づいた。だが、おれが扉を開ける前に、外側から勢いよく扉が開かれたる。
そこに立っていたのは、おれのよく知る人物だった。
「――ああ、シキ様。本当にこちらにいらっしゃったのですね」
「あれ、そのメイド誰だよ? なんでシキ様と一緒にいんの?」
――やばい。
ヴィクターとゼノンの二人である。
どうやら仕事を終えて皇城に戻ってきたらしい。先ほどまでは、早く二人が帰ってこないかと願っていたけれど……今は帰ってきてほしくなかった~!
「ふ、二人とも、よくここが分かったな」
「執務室に戻ったらシキ様と護衛の兵士二人がいなくなっているので、残っていたメイド二人にどこに行かれたのか尋ねました。そうしたら資料室へ行ったと」
すらすらと答えるヴィクターとは対照的に、ゼノンは押し黙ったままだ。
眉間にしわを寄せて、いぶかしげな表情でおれの後ろでそわそわしているメイドことハルトの顔をじーっと見つめている。
「その女の顔、どっかで見たことがあるな。確か、そんなに前じゃないはず……」
その言葉に、ハッと思い出した。
そうだ! ゼノンは以前、廃村でハルトと戦っているじゃないか!
ハルトがそわそわしているのも、ゼノンが以前、廃村で戦った相手だと気が付いたからだろう。
今は化粧をしているおかげで気づかれていないみたいだが……このままじゃハルトの正体がすぐにバレる!
「お前、ご苦労だったな。もう持ち場に戻っていいぞ」
「わ、分かりました」
おれは慌ててハルトに声をかけた。
ハルトはおれの言葉に従い、慌てた様子で一礼をすると、そのまま俯きがちにそそくさと駆け出して行った。廊下の向こうにあっという間に小さくなる彼の姿に、おれはほっと胸を撫でおろす。
しかし、そこでゼノンが「あっ!」と声を上げた。
「思い出した! あいつ、以前オレと廃村で戦った――!」
「ゼノン、追わなくていい」
すぐさまハルトを追いかけようとするゼノンの腕をつかみ、彼を引き留める。
ゼノンは目を丸くして驚いた表情を浮かべた。
「な、なんで止めるんだよシキ様!? あいつのこと、シキ様だって覚えてるだろ!?」
「ああ。覚えているから、追わなくていいと言ってるんだ」
「はぁ!? なんだよそれ!」
「……どういうことですか、二人とも? 私は状況が掴めていないのですが」
慌てた様子のゼノンに対し、怪訝そうな表情のヴィクター。
だが、今は二人に説明はできなかった。なにせ、扉の外にいる兵士四人が、こわごわとした様子でこちらの会話に耳を澄ませているのだ。
おれは咳ばらいをすると、ゆっくりとゼノンの腕を離した。
「ともかく、あのメイドは放っておいていい。部屋に戻ってから理由を説明する」
「……分かったぜ。納得いくように説明してくれるんだろうな?」
「ふむ。察するに、なかなか込み入った話のようですね」
ゼノンはしぶしぶ、ハルトの後を追うのはやめてくれた。
だが、この様子ではきちんと筋道だった説明をしないと、双子は納得してくれなさそうだ。
少なくとも、あのメイドが『バルムンクの使い手のそっくりさん』『赤の他人の空似』という説明じゃあ絶対に無理だろう。
ちなみにおれはハルトを逃がすために『部屋に戻ってから説明する』なんて言ったが、今のところは無策である。
部屋に戻るまでの間に、どうにか上手い説明を考えないと……!
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