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初夏
第2話
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春の陽気に胸が弾む季節、莉緒は二年生に進級すると意外な人物とクラスが一緒になった。幼馴染の日村一果と、噂の中性―――雛形恋だ。
同じ高校を選んだ甲斐があった。相変わらずの片思いではあるが、こうして一果とクラスメイトになれたのだから。それに加えて、興味はあったものの去年はまったく接点がなかった恋もいる。
新しい級友たちと談笑しながら、ちらりと二人の様子を窺う。中学時代と変わらず、一果は誰ともつるむ気がないようだ。恋も窓際の席で退屈そうに外を眺めている。一果はともかくとして、恋の方もどうやら社交的な性格ではなさそうだった。
重めの前髪と眼鏡に隠れがちだが、大きな瞳はぱっちりとしたつり目で、頬杖をついた横顔には拗ねた子猫のような愛嬌がある。白い肌には鼻の頭から頬にかけてそばかすが浮かんでおり、思春期の少女らしい雰囲気を纏わせていたが―――その性別は未分化なままだ。
窓の外を眺める恋の愁いを帯びた瞳に、いつしか莉緒は目を奪われていた。今まではクラスが別々だったせいでまったく気がつかなかったが―――こんなに魅力的な生徒がこの学校にいたなんて。そのことを意識した途端、莉緒はある決意を固めていた。
じっと眺めていたのを気づかれてしまったのか、不意に恋と目が合った。目を丸くしてこちらを見ている恋に対して、試しに軽く手を振って応えて見せるが―――すぐにそっぽを向かれてしまった。
振られちゃったか。
しかし、ここでめげるつもりはない。必ず仲良くなってみせる―――莉緒は胸の内でそう意気込むと、大人しく機会を待つことにした。
*
放課後になると早速、莉緒は頭の中に描いていた計画を実行に移した。帰り支度をしていた恋に大股で近づいていくと、彼/彼女の目の前に立ってその視界を塞ぐようにする。呆気に取られた様子の恋を前にして、しめしめと内心で舌なめずりをしながら莉緒は机に勢いよく両手をついて言った。
「雛形さん、お話があるの!」
虚をつかれた恋が思わず眉を顰めると、「なに」と控えめな声量で聞き返した。
「演劇に興味はないかしら?」
思い立ったが吉日―――恋が窓際の席に佇む姿を目にしてから、莉緒は彼/彼女を演劇部に勧誘しようと心に決めていた。
「・・・・・・ありません」
恋が申し訳なさそうにそんな言葉を口にするのを聞いても、莉緒は動揺した様子を相手に少しも見せなかった―――その答えも織り込み済みだ。
莉緒が「それじゃ」と言いながら自分の鞄に手を突っ込むと、中から化粧品を詰めたポーチを取り出した。それを机の上に乗せると、「これは?」と頭の上に疑問符を浮かべた恋に意気揚々と答えてみせる。
「一枚だけ写真を撮らせてほしいの。綺麗にしてあげる」
*
翌日の放課後。莉緒は恋と二人で演劇部の部室にいた。緊張した面持ちでパイプ椅子に腰かけた恋の前に化粧品を一つずつ並べながら、莉緒は期待に胸を躍らせていた。
「ごめんね。無理言って付き合わせちゃって」
「いえ、ボクは、別に」
俯きがちにそう答える恋の緊張をなんとかほぐしてやりたかったが、それに適当な言葉も見つからない。昨日、何度も拝み倒してようやくここまで漕ぎつけたのだ。演劇部への勧誘だって諦めたわけじゃない。その足掛かりにするためにも、この「魔法」が必要だった。
「髪触るけど・・・・・・嫌じゃない?」
「大丈夫」
恋の了解を得てから、莉緒がヘアネットを手に取る。前髪をネットの中に収め、横髪を耳に掛けてやると恋がくすぐったそうにした。毛先が僅かに丸まった柔らかな猫毛をヘアネットの中に収め終わると、恋の端正な目鼻立ちが露わになる。
思った通りだ。
眼鏡を外した恋のほっそりとした顔立ちは、美少年とも、美少女とも見て取れるような造りをしている。誰の目にも明らかな、一級品の素材だ。それを野暮ったい髪型と黒縁の眼鏡で本人は隠したがっていたようだが。
「可愛いね」
「えっ」
素直にそう口にすると、恋がきょとんとしたような顔になった。
「ごめん、こういうのダメだった?」
一果に「可愛い」と言うとすぐに拗ねるのを思い出した。恋は中性なのだから、女性である自分とは異なる価値観を持っていても不思議ではない。男子にとっての「可愛い」が必ずしも褒め言葉でないように。
「・・・・・・別に、いいけど」
恋の言葉に胸を撫で下ろした莉緒が、メイクの下地作りに取り掛かる。コットンにしみ込ませた化粧水で肌に潤いを与えてから、スポンジに乗せた化粧下地を恋の顔全体を覆うように丁寧に伸ばしていく。続けてパウダー状のファンデーションを塗ると、頬のそばかすもすっかり目立たなくなった。
「お化粧は初めて?」
「うん」
ベースメイクを終えると、莉緒が手を休めながら恋に聞いた。自分の顔に施すのと違って、誰かの顔に化粧をするのはそれなりに気を遣う。それこそずっと無口でいると息が詰まってしまうくらいに。
「勿体ないね。綺麗な肌してるのに」
「・・・・・・ボクは女の子じゃないから」
「興味ないんだ?」
答えに詰まった恋が小さく呻くのを聞きながら、莉緒がアイメイクの準備を始める。モデルは『ロミオとジュリエット』のヒロインだ。
「目、閉じててね」
無言で首肯する恋に、莉緒が化粧を施していく。目の印象は、全体の印象の強さに大きく影響する。決して手を抜けない部位だ。目尻に加えた陰影を自然な形になじませると、アイラインを書き足してくっきりとした輪郭を作る。
「もう大丈夫だよ」
開いた恋の目には、恋する乙女の魅力が十二分に備わっているように見えた。その仕上がりに満足しながら、次に莉緒はチーク用のブラシを手に取った。頬にグラデーションを作り、顔全体に立体感を持たせる。
「うん、いい感じ」
眉の形を整え、仕上げに口紅を塗る。持参したウィッグを被せると、まるで別人のようだ。その姿を恋に鏡で見せてやると、驚きに目を丸くした。予め袖を通していた舞台用の衣装も相まって、それはまるで魔法にかけられたシンデレラを彷彿とさせる姿だった。
「一果呼ぶね」
しげしげと鏡の中の自分を眺めている恋を横目にしながら、写真部の部室に待機していた一果にスマホでメッセージを送信する。恋の『変身』に、一果がどんなリアクションで応えてくれるのか今から楽しみだ。
*
「入って、どうぞ」
「どうも」
一果が演劇部の部室のドアがノックすると、莉緒が彼を室内に招き入れた。すると、一果がパイプ椅子に腰かけた恋の姿を目にした途端に言葉を失った。その反応に満足した莉緒が、自慢げな笑みを浮かべて恋の両肩に自分の手を乗せる。
「この子、誰だかわかる?」
「・・・・・・いや」
莉緒の言葉に一果がかぶりを振って応える。恋とは付き合いも浅い上に、昔からまともに人の顔を覚える気がない一果のことだ。当然の結果ではあったが、そもそも恋のすっぴんの顔を認識しているかも怪しい。
「演劇部の人?」
そんな一果の問いに、莉緒が「おや?」と思う。彼が他人に興味を持つなんて珍しい。それになんとなく引っ掛かるものを感じながら、莉緒が「まあね」と答える。すると、恋がじろりと目だけをこちらに向けて不服を訴えかけてきた。
「どう? ジュリエットのイメージにぴったりでしょ」
恋には笑顔を作って誤魔化しながら、莉緒は次の言葉を一果に投げかける。彼がやる気になってくれれば、きっといい写真が撮れるに違いない。我が校でたった一人の写真部の腕前は、幼馴染である自分もよく知っている。
一果が半ば上の空で莉緒の言葉に「そうだな」と答えてから、はっと我に返ったように自分の手元を見つめる。そこに握られているのは、両手に収まるような小型のデジタルカメラが一つ。
「どうしたの?」
「あ、いや、なんでもない」
いつもの不遜な一果とは少し様子が違う。そのことに莉緒は内心で首を傾げながらも、恋の肩からそっと手を離すとドアの方に向かった。
「じゃ、後のことはよろしくね。みんなの練習みてくるから」
その場を後にしようとした莉緒の背中に、急に心細くなった恋が寂しそうな目を向ける。それに「すぐ戻るから」と苦笑しながら応えると、莉緒が一果の方に振り返って釘を刺した。
「二人きりだからって、変なことしないでよ」
「しねーよ」
眉間に皺を寄せた一果がむきになって言い返す。もとよりそんな心配はしていない。彼の目の前にいる恋は女の子ではないのだから―――後ろ手に部室のドアを閉めてから、そこに寄りかかると莉緒は思案した。
女は男に恋をする。自分が一果を好きになったように。
逆もまた然り。でないと恋愛や結婚は成り立たない。
だけど、中性の恋は―――誰かを好きになったことがあるのだろうか?
同じ高校を選んだ甲斐があった。相変わらずの片思いではあるが、こうして一果とクラスメイトになれたのだから。それに加えて、興味はあったものの去年はまったく接点がなかった恋もいる。
新しい級友たちと談笑しながら、ちらりと二人の様子を窺う。中学時代と変わらず、一果は誰ともつるむ気がないようだ。恋も窓際の席で退屈そうに外を眺めている。一果はともかくとして、恋の方もどうやら社交的な性格ではなさそうだった。
重めの前髪と眼鏡に隠れがちだが、大きな瞳はぱっちりとしたつり目で、頬杖をついた横顔には拗ねた子猫のような愛嬌がある。白い肌には鼻の頭から頬にかけてそばかすが浮かんでおり、思春期の少女らしい雰囲気を纏わせていたが―――その性別は未分化なままだ。
窓の外を眺める恋の愁いを帯びた瞳に、いつしか莉緒は目を奪われていた。今まではクラスが別々だったせいでまったく気がつかなかったが―――こんなに魅力的な生徒がこの学校にいたなんて。そのことを意識した途端、莉緒はある決意を固めていた。
じっと眺めていたのを気づかれてしまったのか、不意に恋と目が合った。目を丸くしてこちらを見ている恋に対して、試しに軽く手を振って応えて見せるが―――すぐにそっぽを向かれてしまった。
振られちゃったか。
しかし、ここでめげるつもりはない。必ず仲良くなってみせる―――莉緒は胸の内でそう意気込むと、大人しく機会を待つことにした。
*
放課後になると早速、莉緒は頭の中に描いていた計画を実行に移した。帰り支度をしていた恋に大股で近づいていくと、彼/彼女の目の前に立ってその視界を塞ぐようにする。呆気に取られた様子の恋を前にして、しめしめと内心で舌なめずりをしながら莉緒は机に勢いよく両手をついて言った。
「雛形さん、お話があるの!」
虚をつかれた恋が思わず眉を顰めると、「なに」と控えめな声量で聞き返した。
「演劇に興味はないかしら?」
思い立ったが吉日―――恋が窓際の席に佇む姿を目にしてから、莉緒は彼/彼女を演劇部に勧誘しようと心に決めていた。
「・・・・・・ありません」
恋が申し訳なさそうにそんな言葉を口にするのを聞いても、莉緒は動揺した様子を相手に少しも見せなかった―――その答えも織り込み済みだ。
莉緒が「それじゃ」と言いながら自分の鞄に手を突っ込むと、中から化粧品を詰めたポーチを取り出した。それを机の上に乗せると、「これは?」と頭の上に疑問符を浮かべた恋に意気揚々と答えてみせる。
「一枚だけ写真を撮らせてほしいの。綺麗にしてあげる」
*
翌日の放課後。莉緒は恋と二人で演劇部の部室にいた。緊張した面持ちでパイプ椅子に腰かけた恋の前に化粧品を一つずつ並べながら、莉緒は期待に胸を躍らせていた。
「ごめんね。無理言って付き合わせちゃって」
「いえ、ボクは、別に」
俯きがちにそう答える恋の緊張をなんとかほぐしてやりたかったが、それに適当な言葉も見つからない。昨日、何度も拝み倒してようやくここまで漕ぎつけたのだ。演劇部への勧誘だって諦めたわけじゃない。その足掛かりにするためにも、この「魔法」が必要だった。
「髪触るけど・・・・・・嫌じゃない?」
「大丈夫」
恋の了解を得てから、莉緒がヘアネットを手に取る。前髪をネットの中に収め、横髪を耳に掛けてやると恋がくすぐったそうにした。毛先が僅かに丸まった柔らかな猫毛をヘアネットの中に収め終わると、恋の端正な目鼻立ちが露わになる。
思った通りだ。
眼鏡を外した恋のほっそりとした顔立ちは、美少年とも、美少女とも見て取れるような造りをしている。誰の目にも明らかな、一級品の素材だ。それを野暮ったい髪型と黒縁の眼鏡で本人は隠したがっていたようだが。
「可愛いね」
「えっ」
素直にそう口にすると、恋がきょとんとしたような顔になった。
「ごめん、こういうのダメだった?」
一果に「可愛い」と言うとすぐに拗ねるのを思い出した。恋は中性なのだから、女性である自分とは異なる価値観を持っていても不思議ではない。男子にとっての「可愛い」が必ずしも褒め言葉でないように。
「・・・・・・別に、いいけど」
恋の言葉に胸を撫で下ろした莉緒が、メイクの下地作りに取り掛かる。コットンにしみ込ませた化粧水で肌に潤いを与えてから、スポンジに乗せた化粧下地を恋の顔全体を覆うように丁寧に伸ばしていく。続けてパウダー状のファンデーションを塗ると、頬のそばかすもすっかり目立たなくなった。
「お化粧は初めて?」
「うん」
ベースメイクを終えると、莉緒が手を休めながら恋に聞いた。自分の顔に施すのと違って、誰かの顔に化粧をするのはそれなりに気を遣う。それこそずっと無口でいると息が詰まってしまうくらいに。
「勿体ないね。綺麗な肌してるのに」
「・・・・・・ボクは女の子じゃないから」
「興味ないんだ?」
答えに詰まった恋が小さく呻くのを聞きながら、莉緒がアイメイクの準備を始める。モデルは『ロミオとジュリエット』のヒロインだ。
「目、閉じててね」
無言で首肯する恋に、莉緒が化粧を施していく。目の印象は、全体の印象の強さに大きく影響する。決して手を抜けない部位だ。目尻に加えた陰影を自然な形になじませると、アイラインを書き足してくっきりとした輪郭を作る。
「もう大丈夫だよ」
開いた恋の目には、恋する乙女の魅力が十二分に備わっているように見えた。その仕上がりに満足しながら、次に莉緒はチーク用のブラシを手に取った。頬にグラデーションを作り、顔全体に立体感を持たせる。
「うん、いい感じ」
眉の形を整え、仕上げに口紅を塗る。持参したウィッグを被せると、まるで別人のようだ。その姿を恋に鏡で見せてやると、驚きに目を丸くした。予め袖を通していた舞台用の衣装も相まって、それはまるで魔法にかけられたシンデレラを彷彿とさせる姿だった。
「一果呼ぶね」
しげしげと鏡の中の自分を眺めている恋を横目にしながら、写真部の部室に待機していた一果にスマホでメッセージを送信する。恋の『変身』に、一果がどんなリアクションで応えてくれるのか今から楽しみだ。
*
「入って、どうぞ」
「どうも」
一果が演劇部の部室のドアがノックすると、莉緒が彼を室内に招き入れた。すると、一果がパイプ椅子に腰かけた恋の姿を目にした途端に言葉を失った。その反応に満足した莉緒が、自慢げな笑みを浮かべて恋の両肩に自分の手を乗せる。
「この子、誰だかわかる?」
「・・・・・・いや」
莉緒の言葉に一果がかぶりを振って応える。恋とは付き合いも浅い上に、昔からまともに人の顔を覚える気がない一果のことだ。当然の結果ではあったが、そもそも恋のすっぴんの顔を認識しているかも怪しい。
「演劇部の人?」
そんな一果の問いに、莉緒が「おや?」と思う。彼が他人に興味を持つなんて珍しい。それになんとなく引っ掛かるものを感じながら、莉緒が「まあね」と答える。すると、恋がじろりと目だけをこちらに向けて不服を訴えかけてきた。
「どう? ジュリエットのイメージにぴったりでしょ」
恋には笑顔を作って誤魔化しながら、莉緒は次の言葉を一果に投げかける。彼がやる気になってくれれば、きっといい写真が撮れるに違いない。我が校でたった一人の写真部の腕前は、幼馴染である自分もよく知っている。
一果が半ば上の空で莉緒の言葉に「そうだな」と答えてから、はっと我に返ったように自分の手元を見つめる。そこに握られているのは、両手に収まるような小型のデジタルカメラが一つ。
「どうしたの?」
「あ、いや、なんでもない」
いつもの不遜な一果とは少し様子が違う。そのことに莉緒は内心で首を傾げながらも、恋の肩からそっと手を離すとドアの方に向かった。
「じゃ、後のことはよろしくね。みんなの練習みてくるから」
その場を後にしようとした莉緒の背中に、急に心細くなった恋が寂しそうな目を向ける。それに「すぐ戻るから」と苦笑しながら応えると、莉緒が一果の方に振り返って釘を刺した。
「二人きりだからって、変なことしないでよ」
「しねーよ」
眉間に皺を寄せた一果がむきになって言い返す。もとよりそんな心配はしていない。彼の目の前にいる恋は女の子ではないのだから―――後ろ手に部室のドアを閉めてから、そこに寄りかかると莉緒は思案した。
女は男に恋をする。自分が一果を好きになったように。
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