時間を戻して異世界最凶ハーレムライフ

葛葉レイ

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アリス

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 以前、魔女エリンから聞いた事がある。
 天使は魔族に対して、魔族は龍族に対して有利を取れる。
 そして、龍族は天使に対して有利を取れる。
 何故、三すくみのような構図になっているのかは分からない。
 ただ、そういう風に伝えられているのだと。
 無論、相性が有利だからといって、絶対的な格差や力量差は覆らない。

「な、なんで立ち上がれるのよぉっ!」

 男は、大天使が放つ重力を苦にもせず、すんなりと立ち上がった。
 神の力は絶対だと信じて疑わない聖女アリスは、何が何だか分からず狼狽している。

「ああっ、私には分かります。龍神様の御加護をお持ちなのですね」

「その通りだ、エナ」

 龍神の加護は、契約者の生命力や身体能力を大幅に引き上げる。
 それに加え、心臓部に契約の証を刻印した者のみ、その龍神の神格の一部を引き出す事が出来る。
 それ即ち龍神との魂の接続。
 この男が宿したラズヴェンラズースの神通力は、単純に聖女アリスが行使できる天使の力を超えたのだ。
 神格で上回った者を、制圧する事は決して出来ない。

「調伏できないなら、直接、降魔するのみ!
 大天使権現!」

 聖女が高らかに宣言すると、礼拝所全体が柔らかな光に包まれた。
 その光を浴びた男は、記憶の片隅に残る母親に抱かれた赤子のような感覚に陥る。
 その絶対的な安心感と幸福感は、人間が抗えるものではない。
 男は幸せそうに笑みを浮かべながら礼拝所の天井付近を見上げている。
 光明が収束し大天使を象っていく。
 大天使の慈愛の表情は一瞬で憤怒の相へと切り替わり、手には光り輝く剣が握られていた。
 光明は音も無く流星の如く男へと降り注ぎ、無抵抗の男の胸に破邪の刃が突き刺さる。
 大天使の姿は消え、礼拝所は元の明るさを取り戻した。
 僅か数秒の出来事だった。

「ぐはっ!」

「テ、テツオさまぁっ!」

「はぁ、はぁ、僅かな時間だけの降臨だったけど、降魔は完了したようね」

 男の胸から大量の血が吹き出し、礼拝所の長椅子や床を真っ赤に染めていく。
 聖女エナは男へ【回復魔法】を何度も施す。
 聖女アリスは大天使を呼び出した反動からか酷く疲弊し、膝から崩れ落ちる。
 しかし、アリスの顔には満足そうな笑みが浮かんでいた。
 ところが、何故だろうか血塗れの男は、平然と佇んでいるではないか。

「は、ははっ、大丈夫だ、エナ。死ぬほど痛かったが、傷はもう塞がったし、もう何ともない」

「ああっ、ご無事で何よりでございます」

 男は自分の胸に手を添える。

 派手に胸を貫かれたが、痛みが殆ど無い。
 たちまちのうちに傷を塞いでしまったのだろう。
 龍神の無尽蔵なる生命力を確信し、絶対的な安心感すらあった。
 これが最強の生命体、龍神の加護。

「な、なんで、なんで倒せないのよぉ?」

 疲労困憊の聖女は男を見上げながら、顔を歪め呻く。
 大天使の聖剣は、悪魔を一撃で屠る力を備えた奇跡の御業。
 何故、この悪魔は祓えないのか。

 男がゆっくりと近付いてくると、手を伸ばす。
 聖女は恐怖の余り目を閉じてしまう。
 しかし、何事も起こる気配が無く、恐る恐る目を開けてみると、何故か周囲が真っ暗になっている。

「えっ?なんでっ?あ、灯りを!」

【光魔法】で周りを照らすと、ティムという若者とは全く違う男の顔が突然目の前に出現。見た目は三十代、眉目秀麗なティムとは程遠い下品な顔でいやらしい笑みを浮かべている。
 更には、全裸の男と密着している事にも気付き、堪らず聖女は絶叫した。

「い、いやぁーーッ!」

 突然の事態に驚き、慌てて離れようとするが、四方が壁に阻まれ身動きが取れない。
 こともあろうか、暗く狭い箱に全裸男と二人っきりで閉じ込められているではないか。
 聖女は顔を背け、手で押しながら、少しでも密着しないよう耐えている。

「近くで見ると、やはり美人だな。
 聖女には容姿審査でもあるのか?
 年は15、スリーサイズは79、54、78か」

「あ、悪魔の術で覗くのはやめてっ!」

「ふん、これは単なる解析に過ぎん。
 お前だって俺を覗いたんだろ?何を見て俺を悪魔呼ばわりする?」

「大天使様の【真実の瞳】は、ジョンテ領主である貴方、テツオ侯爵マーキスが魔王から奪った魔玉を使って、いっぱい悪い事をしているのをちゃんと見抜いてるわ。
 若い冒険者の振りをして、この街にいる事もね」

「ほう、【真実の瞳】ねぇ。どこまで真実が見えてるのか怪しいもんだ。
 色々問い詰めたいが、こいつがもう辛抱たまらんらしくてな」

 硬くなったイチモツが聖女の下腹部でビチビチと跳ねる。暗くてよく分からないが、感触があまりにも暖かくて生々しい。

「大人ちんぽを見るのは初めてかね?」

「ひっ、何て卑猥なっ!早く離れなさいっ!」

「卑猥?自分の格好を見てみろよ?」

「えっ?」

 聖女はこの時初めてローブを纏っていない事に気付く。それどころか肌がやたらとすーすーしている。
 恐る恐る自分の身体を見下ろすと、穴の空いた下着を付けただけの、ほぼ全裸に近い姿があった。
 紐のような下着は何も隠せていない。

「きゃあーっ!」

「金髪碧眼童顔未成熟ロリ美少女に過激オープンランジェリーのギャップ、まさに興奮不可避」

 男はランジェリーから覗く乳房を眺めながら、アリスの頭を撫でる。
 聖女は視線に耐えきれず光魔法を解除し、周囲を暗くしたが、その瞬間、男は聖女に抱き付いた。

「暗くしたって事はオーケーって事だな?」

「や、やめっ、うぷっ」

 強引に聖女の口内へ強引に舌を捩じ込んだ。
 男はもう止まらない。
 剥き出しの乳首を摘み、割れ目に指を這わす。
 たまらず聖女は攻撃魔法を試みようとしたが、魔力は霧散し何の反応も無かった。
 箱の内部に埋め込まれた二つの魔玉へ、魔力が吸収されていく仕組みらしい。
 魔玉はまるで嘲笑うかのように不気味な光をたたえている。

「このロッカー型石棺【鋼鉄の処女アイアンメイデン】は俺の支配領域にあり、お前の行動は著しく制限されている。諦めろ」

 聖女は少しでも抵抗しようと手を伸ばすが、箱がみるみるうちに縮んでいき、男と密着してしまう。
 背板と男に挟まれ身動きの取れなくなり、徐々に足が浮いていく。
 荒い鼻息と熱い吐息、そして唾液が身体中を汚す。
鋼鉄の処女アイアンメイデン】内部の紫色発光が、少女の肢体を怪しく照らし続ける。

「お腹あったかくて柔らけぇ。おっぱいもふわふわもちもちしててうめぇなぁ」

「わ、分かったわ、私の負けよっ!もう離れてっ!」

「ふひひっ、何を言ってるんだい?この悪魔のロッカーは処女か死か、どちらかを捧げないと出れないんだよ?」

「な、何をっ」

 男に自由を奪われたアリスの身体は反転し、顔に硬い棒状の物体が接触する。
 少女は初めて見るそれが何なのかを察し、ぞっとした。
 男はアリスの割れ目に舌を這わしながら、その不潔な股間を、アリスの口に突っ込もうと腰をもぞもぞと動かす。
 少女は唇をきゅっと閉じ、口内への侵入を必死に耐えた。

「んっ、むぐっ、んんっ」

「無駄な抵抗すんなよ。ちっ、もういいや、さっさと挿れるか」

 アリスの身体はまたも反転し、再び男の顔が目の前に来る。
 下卑た笑みはそのままだ。
 男は臭い吐息を少女の顔に浴びせながら、両足を無理矢理広げ、はち切れんばかりの肉棒を毛も生えてない膨らみに押し当てた。

「ぷにまんにちんぽがちゅっとキスしたよぉ」

「あ、ああっ!何考えてるのっ!それ以上の事をしたら、私が聖女ではなくなるのですよっ!」

「人の心臓貫いといて、自分が貫かれないなんて虫が良すぎるだろ。いい加減諦めろ」

「貴方は領主でしょっ!国に仕える身でありながら、聖女の重要性を分かってないのですかっ?」

 無論、知っていた。
 大天使を召喚できる域に達した聖女は、ボルストン国の地上全域に悪魔の力を弱体化させる結界を維持する役目をもつ。
 まさに神の奇蹟。
 その結界の影響力は、聖女の人数分だけ強くなるという。
 より高位の悪魔を狙い弱体化させる特性がある為、魔王を含む高位魔族は、魔障に満ちた領域に身を潜ませ、地上に現れる際には人間に化け、正体を隠す。
 大戦後、魔王達がこの国を制圧出来ないのは、この結界の力が大きく働いているからだ。
 聖女になれる者はほんの一握り。
 聖女は国宝級の存在なのだ。
 だが。

「そんなの知らねぇ」

 男は腰を強く押し込む。
 聖女の細い身体はロッカーに押し潰され、肉棒は彼女の子宮まで一気に到達する。
 アリスは全身を震わせ、衝撃に耐えようと男の肩に強く爪を立てた。

「あううっ!」

「ふぅああ、気持ちええ~、大事に守られてきた国の宝に無慈悲即ズボォッ!
 どうだ?女になった気分は?」

「い、いやぁああーっ!」

「静かにせいっ!」

 男は、聖女の口に舌を突っ込み黙らせると、膣内をじっくり味わうようにピストンを開始。

「うっ、うぐっ、うむっ、うっ、うぷっ、んっ、いやあ、んんっ、ぅんっ」

「ふひひ、次第と喘ぎ声へと変わっていくの可愛いねぇ」

「あっ、あんっ、ああっ、あっ…………」

「馴染んできたな。どうだ?アリス、気持ちいいだろ?」

「き、気持ち、いぃっ!あっ、わたし、な、なんて事をっ、ああっ、あんっ」

 テツオは肉棒を引き抜いた。

「あっ…………」

「いいんだよ、素直になれ」

「…………素直になってもいいの?」

「ああ、お前はどうしたいんだ?」

「わたしっ、普通の女の子みたいに恋がしたいっ!」

 こんな禍々しい石棺に閉じ込められ、魔玉とはいえ魔王二体の魔障を浴びながら、見知らぬ男に陵辱されているにも関わらず、恋がしたい、とな?
 現実逃避、あるいはとうとう【鋼鉄の処女アイアンメイデン】の魔障に精神を侵されたか。

「いいだろう、俺がお前の願いを叶えてやる!今日からお前は俺の女だ!俺に恋をしろッ!」

 テツオは再び肉棒を挿入し、荒々しいピストンに切り換えた。

「あああああああーッ!なんか、くるっ、変になる、怖いっ」

「怖がるなっ!それが恋だっ!全部受け入れろっ!素直にイけっ!」

「ああーッ!イくっ!」

 アリスは絶頂に達し、身体を痙攣させている。
 その様子を男は嗤いながら観察している。

「はぁはぁ…………」

「次は俺の番だ」

「ぇ?…………うぐっ」

 男は全体重を預けるように腰を打ち込むと、彼女は身体ごと背板に押し潰された。
 頭を強くぶつけ、ゴツッと鈍い音を立てる。挟まれ歪む顔は痛い筈だが、快感がそれを上回るのか、アリスは恍惚の表情を浮かべ喘ぐ。
 箱に充満しているドス黒い闇の霧が、穴という穴から侵入し、少女の全身を駆け巡った。
 ピストンする度、彼女の何かが書き換えられていく。
 快感の耐久値は限界を迎え、聖女は気を失った。

「おやおや、可愛い寝顔だこと。フフフ、勝手に中出しされても知らないよー?イグッ!」

 ドポッドポッドビュルルーッ!ビュビュッ!ドブンッ!

 国宝級美少女昏睡大量中出しフィニッシュ!
 いや、フィニッシュはまだだ!
 あと二回は中出しして、ラスト顔射で締めるとしよう。
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