時間を戻して異世界最凶ハーレムライフ

葛葉レイ

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戦乙女

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「酷いなぁ、あいつらを見捨てるのかよ。
 そして!
 逃げきれるとでも思ったかぁ?こりゃ、お仕置きが必要だなぁ」

「い、いや…………」

 身体をじっくり舐め回すように見る男の目に耐え切れず、ナタリーは思わず目を逸らす。
 男は左手で彼女の手首を掴み、右手のナイフをドレスの胸元に添える。

「動くと怪我するぞ」

「ひっ、ひぃっ!」

「お待ちくださいっ!」

 そこに、叫びにも似た大きな声が響き渡った。
 ナタリーはその声の主を知っている。
 彼女が知るその人物は、いつも面倒くさそうで、冷ややかで、私に無関心で、それなのに、こんなに焦った声を出すなんて。

「何だぁテメェ?」

「わたくしは、ヴェスレイの大臣ハンスと申します。そちらにおられるスナイデル公爵令嬢のお目付け役をしております。
 お嬢様をお迎えにあがりました」

 ハンスと名乗った人物は、ハァハァと息を切らしながら必死に言葉を発した。

「わざわざ領主の名前を出しやがって。俺がビビるとでも思ったのか?」

「いえ、滅相もございません」

「こいつはなぁ、人ん家を壊して侵入しようとし、あげく兵隊をけしかけて襲わせた。
 それ相応の償いをしなきゃいかんよなぁ」

「多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。お詫びに新しい家も相応の金貨も用意致しますので、ここは何卒穏便に済ませて頂くわけにいきませんか?」

「俺と取り引きしようってのか?」

「お嬢様の安全さえ保障していただけるなら、出来る限りの事は致します」

「まぁ、いいだろう。だが、家と金だけじゃ足りないなぁ」

「何がお望みでしょう?」

戦乙女ヴァルキューレを頂こうか」

「かしこまりました。戦乙女ヴァルキューレは任務中に失踪したと報告しましょう」

「ちょっと、何言ってるのよ!むぐっ」

 たまらずナタリーが口を挟むが、男に止められてしまう。

「即答か!話の分かる奴だ。
 …………ほら、行け!お前なんかに用はない」

 男は口の端を釣り上げ、ナタリーの首を掴むと、まるで空き缶をゴミ箱へ投げ捨てるかのようにハンスの方へ放り投げた。
 勢いよく宙を飛ぶ令嬢を、ハンスは身を挺して抱き止めたが、あまりの恐怖に彼女は気絶してしまったようだ。

「ほう、怪我一つ無く受け止める、か。
 力尽くで俺を制圧しようとはしないのか?」

「私の仕事は、お嬢様のお目付け役ですので」

「まぁいい。交渉成立だ。
 俺の気が変わらぬうちにさっさと消えろ」

 ハンスは一つ会釈をすると、ナタリーを抱き抱えたまま、闇夜へと消えていった。


 ————————


「お前達は見捨てられた」

 全裸の男は、ベッドに横たわる五人の裸女へ向け、白い液体を浴びせながら、非情な宣告をする。
 数時間に渡り、身体の芯まで男を叩き込まれ、戦乙女ヴァルキューレの純潔と力を失ってしまった彼女達には、もう抵抗する気力は残っていない。

「それを慈悲深い俺が拾ってやった。ありがたく思え。これからは俺がお前達の所有者だ。今一度、問う。
 俺はお前達の何だ?答えろ」

「ご…………ご主人様です」

 五人は口を揃えてそう答え、男は満足そうににやつき、未だ濡れててらてらと光る肉棒がビクンビクンと跳ね上がる。
 この男、下半身の方がよく喋るらしい。

「そうだ。俺の命令は絶対だ」

「はぃ…………」

 五人合わせても、返事は小さかった。
 軍兵として厳しい訓練を潜り抜けたエリートだけあって泣いたりはしないようだが、意気消沈し、目には生気が感じられない。

「やれやれ、任務から解放され喜ぶかとも思ったが、天使の力に魅入られ虜囚となっていたか。
 ふむ…………、お前達、急いで準備をしろ。出掛けるぞ」

 瞬時に服を纏った男はそう告げると、元戦乙女ヴァルキューレはものの数秒で鎧を装備し終わり、急ぎ男の後を追って家から出る。すると、何故かそこには馬車があった。
 これは、ナタリー嬢と一緒に乗ってきたキャビン付きの馬車だった。
 目的地も分からないまま、馬車は出発する。


 ————————


 ヴェスニア宮殿・別名:純潔宮

 元はヴェスレイ領を支配する貴族の住居であったが、ニースが危険地帯デッドゾーンになったあとは放棄され、その後、国がニースにおける国軍の駐屯地に認定した。
 荘厳な庭園を有する豪奢な宮殿に、今では似つかわしく無い武装した兵士達が常駐している。

 至る場所に配備された兵士達を横目に、ヴェスレイ家の紋章をつけた馬車はヴェスニア宮殿の入口へと吸い込まれていく。

(もしかすると、この男の狙いは聖女なのかもしれない)

 嫌な予感がネグナの頭をよぎった。
 現在滞在している聖女は国の要人であり、一冒険者が簡単に謁見できる存在ではない。
 だが、戦乙女ヴァルキューレを乗せたこの馬車なら、簡単に突破出来てしまう。
 宮殿内部に入ってしまえば、外と違い警備は手薄。
 このままでは、聖女の身を危険が及ぶ。

 ネグナは他の四人を見渡した。
 全員が覚悟を決めた目をしている。
 命に換えても聖女だけは、護らなければならない。
 彼女達は僅かに残った最後の気力を振り絞る。
 ちょっとした騒ぎを起こすだけでいい。そうすれば大勢の兵士達がすぐさま駆けつけるだろう。
 そうなれば、いくらこの男でも…………

「お前達を戦乙女ヴァルキューレに戻してやる」

 その言葉を聞いた瞬間、全員の殺気が掻き消えた。呆気にとられたとも言っていい。

「何を…………」

「聖女は奇跡の体現者だ。戦乙女ヴァルキューレの力を再び授ける事も不可能では無い。
 安心しろ。
 俺の女は、俺がしっかりと面倒を見る」

 今日会ったばかりの男の言葉なんか信じれる訳がない筈なのに、俺の女という言葉が彼女達の心を鷲掴みにしてしまい、五人全員がたちまちのうちに大人しくなってしまった。
 手遅れだったのだ。
 頭では抵抗していても、身体の奥で従順になってしまっている。

「さぁ、着いたぞ」

 宮殿の入り口にいた兵士は、馬車から降りた戦乙女ヴァルキューレに気付くと一礼し、何の疑問も持たず、あっさりと扉を開けた。
 すると、このティムという金等級ゴールド冒険者は、さも当然のように先頭を歩き、宮殿内へと侵入していく。
 煌びやかな装飾が施された広い回廊を颯爽と歩くこの男の姿があまりにも絵になり、五人は思わず見惚れてしまう。

 この宮殿は城塞ではなく、あくまで貴族の邸宅として作られたもの。
 別段、複雑な構造はしておらず、幾つかの広間を経由するが、ただ道なりに歩いていけば、いずれ聖女のおわす寝所へと到着する。
 そして、寝所手前に位置する礼拝所の扉を開けると、一人の若い女性がこちらを真っ直ぐに見据えていた。
 神々しい後光が礼拝所全体を照らし、今が夜だということを忘れさせる程に眩しい。

 まごう事なき、聖女様である。

 戦乙女ヴァルキューレは聖女に気が付くと、一斉に平伏し、反射的に頭を垂れていた。
 だが、男は歩みを止める事なく聖女へ近づいていく。

「お待ちしておりました」

 その声は、戦乙女ヴァルキューレには聞こえない。
 聖女の持つ聖域と呼ばれる結界内では、聖女の行動が視認出来なくなり、まるで人形のように動かない聖女が見えるだけである。
 しかし、ティムは聖女により結界内での行動を許可されていた。

「聖女になれたんだな」

 いくら許可されているとはいえ、高位天使を宿す聖女の聖域内で動ける人間は数少ない。
 銀等級シルバー以下であれば立っている事すら困難だろう。
 ティムに変装していた仮面を外し、本来の姿に戻った男は、聖女の顔を隠すヴェールを捲った。
 深く澄んだ緑色の目が潤んでいる。

「エナ、会いたかったぞ」

「私もです、テツオ様」

 男は聖女を引き寄せ力強く抱きしめると、後頭部を抑え荒々しくキスをした。
 聖衣のローブ越しに尻を掴み、胸を揉む。
 久しぶりの抱擁に目を潤ませ、幸せそうに男の全てを受け入れている。
 ところが男の手は止まり、エナの身体は引き離されてしまう。

「ふぅ、用件を忘れてしまうとこだった。あそこに捨て猫が五匹いるだろう。
 力を戻してやってくれないか?」

「ん、ハァハァ…………戦乙女ヴァルキューレですね。畏まりました」

 エナの身体から強烈な光が迸り、男は思わず目を閉じてしまう。
 光が収縮し落ち着いていくと、聖女の背中に大きな翼が顕れていた。
 戦乙女ヴァルキューレの頭上に、幻影のように騎士の姿をした有翼の天使が五体浮かんでいる。
 聖女の翼が一度羽ばたくと、五つの幻影は光球に形を変え、少女達の身体へと吸い込まれていった。

「なるほど。そういうからくりか」

 ティムは得心がいき、ニヤリと笑った。

「力を分け与えるではなく、低位天使を召喚し降臨させていたのか」

「…………あの、今日はお時間があるのでしょうか?」

 女は赤らめた頬を男の胸板に当て、緊張で震えたか細い声を絞り出す。
 最高峰の神職である聖女が、自ら男を誘っている。
 頭では卑俗ではしたないと重々承知しているのに、理性が抑えきれない。
 本人は気付いていないが、エナの本質である【不変の愛】がそうさせているのだ。

「もちろん。その為にお前に会いに来たんだからな」

「ああ、嬉しいです…………」

 エナは男を見上げ、涙を流して喜んだ。

「おっと、また泣かせちゃったな」

「エヘヘ、勝手に出ちゃうみたいです」

「離れなさいッ!」

 穏やかで幸せな時間を奪うように、礼拝所に金切り声が響く。
 いつの間にか現れたのか、十字架を握りしめる聖衣を纏った少女が立っている。
 ヴェールで覆われ、表情はわからない。

「聖女ともあろう者がなんたる事です!穢らわしいッ!」

「なんだあいつは?」

「あの方はアリス様です。私と同様に聖女をなさっておられます」

「聖女って何人もいるのか?」

「私を含めて三名と聞き及んでおります」

「早く離れなさぁいッ!」

 無視して話をしていたのが気に障ったのか、アリスという聖女が声を張り上げる。
 それでも所詮は少女、可愛らしい声が響くだけだった。
 ところが、突然、男は床に突っ伏してしまう。
 激しく叩き付けられた衝撃で床板は割れてしまった。
 怒涛の滝にでも打たれ続けるかのように、上から迫る正体不明の力に抑えつけられ、身動きが取れない。
 隣に立つエナには何の影響も無かったようで、アリスと話し始めた。

「分からないの?この禍々しい魔力が!こいつは悪魔デモンよ!」

「それは違います!」

「違うもんですか!現に私の聖域に拒絶されてるじゃない!」

「それは、貴女自身が拒絶しているからでしょう。彼の奥底に眠る神性が分からないのですか?」

「こんな不潔な奴に神性なんてあるわけ無いじゃない!」

 言い争いは続いている。
 エナが怒っているところは初めて見たし、ちょっとだけ嬉しく感じるが、いい加減解放してほしい。
 だが、アリスとやらの天使の力は、思った以上に強力で、これに対抗する魔力を放出するとなると、側にいるエナにまで影響を与えてしまうだろう。
 やはり、束縛系女子は苦手だな。


(情け無い。何を無様に這いつくばっておるのだ。それでも、我の婿となる男か?)

 男の脳内に龍神ラズヴェンラズースの声が聞こえてきた。
 その声色からは、心配より侮蔑の方に比重が傾いている。
 龍神は契約により、どれだけ離れていようが主人の動向をある程度把握出来る。
 女心の勉強と称し、冒険者に扮し歓楽街で豪遊していた龍女は、マスターの体たらくにイライラしていた。
 他の女とどれだけ生殖活動しようともそれが人間という種の本能と思えばまだ許せるが、主人が弱いのだけは許せない。
 龍神は強い者を好む。

(好きでこんな格好してる訳じゃない。天使の力、知らないのか?)

(はっ、天使など所詮、神の雑用。龍神の足元にも及ばぬわ!)

 グラスを持つ手に力が入るが、息を一つ吐き心を落ち着ける。
 龍女は、力と精神のコントロールも絶賛勉強中だ。

(じゃあ、何とかしてくれよう)

 不意に発せられた主人の猫撫で声。

 キュン!ズキュキューン!

 女体に変身した事により母性本能が備わったのか、龍女は生まれて初めて頼られ、あまりの嬉しさに激しく胸キュンした。
 胸が締め付けられる。それを、愛情だとは気付いていない。
 息が自然と荒くなる。それを、発情だとは気付いていない。
 それでも、全身全霊でこの小さな人間の力になりたいと心の底から思った。

(っ、ったくっ!仕方ない婿殿だのーう!我に助けを求めるとはーっ!)

 ラズヴェンラズースはグラスの酒を一気に飲み干すと、真っ赤な顔でその場をゴロゴロと転がり始めた。
 テーブルが壊れ、高級な酒瓶が割れ、女達が悲鳴を上げる。
 暫く暴れた後、屈強な冒険者複数人に店から摘み出された。

【一般の方々にご迷惑をおかけしてはいけない】

 それは、主人からの託された人間界での日常生活を送る為のルールのひとつだ。

(ねぇ、早くしてくんない?)
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