時間を戻して異世界最凶ハーレムライフ

葛葉レイ

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大食洞窟③

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 ちゃんと笑顔が作れていただろうか。

 ギルド職員フレデリカは、浮かない顔で溜息ばかりついていた。
 ずっとソロ活動をしていたティムが、今朝、女性三人を引き連れてギルドへやってきたからだ。
 同じクランメンバーだという事は、エンブレムからすぐに分かった。
 仕事だからと割り切って、パーティ登録と依頼申請を受諾する。
 パーティを組む事は、ティムにとってプラスになるのは間違いない。
 だからといって、パーティメンバー全員を女性にする必要はあったのか?

(せっかく、専属担当になってティム君を独占できると思ったのに!)

 彼女達三人が三人とも、ティムに少なからず好意があるのは一目瞭然だった。
 その事実に、あの鈍感なティムが気付いているのかいないのか。
 結局、ティム君は二階の個室にも寄らず、そのままギルドから立ち去った。
 嫉妬と不安で胸が締め付けられる。

 彼女がこの日、全く仕事に集中できなかった事は想像に難くない。

 そんなフレデリカを見て、彼女のファンである男性冒険者達は、心配そうな眼差しで見守っていた。
 もちろん、見守る事しか出来ない訳だが。
 笑顔の素敵な彼女に、こんな表情をさせた張本人は、最近、専属担当になったティムとかいう青二才に違いない。
 彼らの中で、クランを超えた奇妙な結束が生まれていた。
 少し痛い目に合わせようか。
 一部の野蛮な冒険者達から、不穏な悪意が漂う。

 ————————


 時が進み、その日の夕方。
 フレデリカは驚愕の場面を目の当たりにした。
 ギルド内はざわつき、野次馬冒険者で溢れている。
 銀等級シルバー冒険者パーティが、【大食洞窟グーラケイブ】のボス二体を討伐したというのだ。
 しかも、そのパーティは三人が銅等級ブロンズだという。
 通常、各層のボス討伐には、金等級ゴールドを含めた討伐パーティが任務にあたると相場が決まっている。
 それくらい、ボス戦の難易度は桁違いなのだ。
 信じられない偉業だが、受付カウンターに置かれた討伐証明部位の数々が、結果を示していた。

「おい、銀等級シルバーがボス二体ってあり得るか?」

「しかも、メンバーは銅等級ブロンズ三人だろ?実質、ソロ討伐じゃねぇか」

「待てよ、証明部位が偽物って可能性もある」

「そ、そうだな。しかし、あんな精巧に偽物が作れるか?」

 野次馬達が注目する中、フレデリカは、ティムが持ち込んだ討伐証明部位を慎重に鑑定した。
 しかし、鑑定の必要が無いくらいに、それは本物でしか無かった。

「五階層ゴブリンロードの角、十階層ミノタウロスの角、鑑定の結果、両方ともに本物です!」

「ウオオオーッ!!」
「おおー!やりやがった!」
「すげぇっ!」
「危ねぇ、手ぇ出さないで良かったぁ」

 ギルド内に大歓声が響き渡る!
 衝撃のジャイアントキリング!
 低級者の大物討伐は、いつの世も冒険者達の羨望の的となるのだ。

 ギルドが盛り上がる中、二人の人物がゆっくりと階段から降りてきているのを、ステラが気付いた。

「あ、クランマスターとギルドマスターだ」

凍てつく永劫アイシクルアイオーン】クランマスターであるランパード。
 もう一人がこのギルドのマスター、名をダービッツ。
 日焼けしたような真っ黒な肌に、元金等級ゴールド戦士の大きな身体と傷だらけのスキンヘッドが特徴的な四十代の男だ。

「騒がしいと思って降りてきたら、なるほど、アイアン・ヴィルの弟子がついに手柄をあげたか」

「そんなまさか…………これを彼らだけでやったって言うのかい?」

「はい。間違いございません」

 角を眺めながら問うランパードへ、フレデリカが粛々と応える。

「ガハハ!やはり、あの村の出はモノが違うな、ランパードよ」

「ダービッツさん、ティムは記憶がまだ」

「おっと、すまんすまん。
 えっと、フレデリカ。規定通り、彼は金等級ゴールドに、彼女達は銀等級シルバーに昇格だ」

「畏まりました」

「ウオオオーッ!」
「すげぇっ!」
「マジか!」
「手ぇ出したら、殺されるところだった」

 昨日銀等級シルバーになったばかりの冒険者が、ボス討伐二体連続撃破からの、金等級ゴールドスピード昇格に、ギルド内は更に沸いた。

「え?あたし達が銀等級シルバー?」

「規定通りと聞いただろう?
 お前達は既に昇格条件を満たしてるんだ。胸を張っていい」

「やったなステラ!」

「やっぱりティムさんは大当たりでした!」

 きゃっきゃとはしゃぎながら喜んでいる彼女達を眺めているティムに、クランマスターのランパードが話しかけてきた。

「このスピード昇格は、恐らく新聞の記事にも取り上げられる。この事を知れば、ヴィルやアリスも大いに喜ぶだろう。
 おめでとうティム。見事としか言いようがない」

「いえいえ、彼女達が頑張ってくれたおかげです」

 ランパードは、一瞬怪訝な顔をしたが、すぐいつもの笑顔に戻ると、

「殊勝な心構えだね」

 と言い残し、ギルドを去っていった。
 入れ替わるように、話が長い事で有名なギルドマスターのダービッツが話し掛けてくる。
 早くダンジョンに戻りたいんだが。

「坊主。うちの職員と専属結んで、早速結果を出すなんざぁ、大したもんだ。
 だが、命は大事にするんだぞ。
 そもそも…………」

「ありがとうございます。では、失礼します。
 フレデリカさん、後よろしくね」

「はい、お任せ下さい!」

 ティムは話す隙を与えず、ギルドの出口へ歩き始める。
 ステラ達はこんなに早く帰ると思わなかったのか、急いで彼を追いかけていった。
 フレデリカは一言掛けてもらえただけで、胸が弾み、幸せな気持ちになったようだ。

「なんだよ、慌ただしいヤツだな。
 金等級ゴールドとしての心構えってのを、じっくりと教えてやろうと思ったのによぉ…………なぁ、フレデリカ」

 ダービッツは話を振ったが、彼女は何も耳に入らない様子で、ティムの背中を見て微笑んでいた。

「…………ったく、若いっていいわなぁ」


 ————————

 ————

「えぇー、またダンジョン行くんすか?」

 ロローネは、驚きと呆れが絶妙にブレンドされた声を絞り出した。

「当たり前だ。さっき言ってただろう。銀等級シルバーになったらすぐに戻るって」

「だからって、今日って意味だと思ってませんてー」

「もうすぐ夜っすよ?明日にしましょうよ」

 ステラも難色を示しだしたので、ロローネの拒絶に力が入る。
 今まで俺の周りにはイエスマンしか居なかったが、現状ティムである以上、いつもいつでもうまくいくなんて保証はどこにも無い。
 しかし、時間が勿体ない。ここは強気で行かせてもらう。

「リーダーの言う事は絶対だろ?」

「えー、そりゃないっすよー」

「ナナリーも何か言えって」

「え?あ、えっと、私はそんなに疲れてないので、ティムさんの決定に従います」

 ナナリーは、サラサラの金髪を耳に掛け、上目使いで微笑んだ。
 彼女のこの癖は、男を勘違いさせることもしばしば。

「よく言った、ナナリー!
 俺一人でも行くつもりだったが、お前がいれば心強い。着いてきてくれるか?」

「はい、どこまでも着いていきますぅ」

 ナナリーはここぞとばかりに、ティムの腕に絡み付き、自慢の大きい胸を押し付けまくる。
 彼女は、ティムに見えないようにステラとロローネの方を向き、ペロッと舌を出してほくそ笑んだ。

(こ、こいつッ…………!)

(ちょっ、二人で行かせていいんかよ?)

(駄目に決まってんだろッ!)

 以下、棒読み。

「仕方ないなぁ。ナナリーが行くなら、あたし達も行かなきゃだね」

「そーそー、大事な友達を放っておけないっすもんねー」

「ありがとう、ステラ、ロローネ」

「「ナナリー!」」

 そして、ステラとロローネも、ナナリーに抱き付く体で、ティムに抱きついた。
 ステラはティムの胸板に顔をぐいぐい押し付け、ロローネはティムの耳裏の匂いを嗅ぎ、悦に入っている。

「お前達、一旦落ち着け!」

「「あ、はい、すいません」」

 かくしてパーティの団結が深まったところで、四人は再びダンジョンへと向かっていった。


 ————————


大食洞窟グーラケイブ
 十一階層【始まりの間】

 転移装置にて、再び十一階層へと戻ってきた。
 いつも誰かいる【始まりの間】には、誰もいない。
 単なるタイミング的な事だろうが、それだけで不安な気持ちになるから不思議だ。

「行くぞ」

 扉を開け、周囲を確認する。
 そこは、見渡す限り岩で構成された鍾乳洞のようなダンジョンだった。
 巨岩が乱雑に配置され、道らしき道は無い。
 有志が設置する魔光虫などの、新参者を助ける道標はここには無い。
 だが、ダンジョン内の至るところに点在する青白く発光した鉱石が、僅かな光源となり完全な暗闇を辛うじて回避してくれている。

「それにしても暗いなー」
 
「この状態で襲われたら厳しいっす」

「私、暗いの苦手ですぅ」

 ロローネが『キョロキョロ』と警戒し、ナナリーが『オドオド』と怯えている。
 レベルが上がって強くなったとて、性格まで逞しくなるわけでは無いようだ。
 俺にしたって暗いのは怖いし、一人は嫌だから、彼女達の気持ちはとても良く理解る。

「仕方ない、【発光ライト】」

【光魔法】でたちまち周囲が明るく照らされた。
 敵に居場所を教えるようなもんだが、彼女達の精神状態が少しでも安定し、戦闘に集中できるのであれば、むしろメリットの方が大きいといえる。
 視界が広がった事で、高低差の激しい岩場を、乗り越えたり飛び降りたりしながら、難なく進んでいく。
 彼女達の身体能力は、常に【強化バフ】しているので、疲労は少ない筈だ。

 次は、出現する敵の種類。
 巨大蝙蝠、毒蜥蜴は、レベル自体は40前後といった程度なので、麻痺や毒といった状態異常にさえ気を付ければ何とかなるだろう。
 この階層で最も注意すべき敵は、平均レベル50、何十本もの長い触手を持つ軟体魔法生物、ローパーだ。

 十一階層を探索中、多数の冒険者パーティと遭遇したが、その殆どが、採掘に精を出していた。
 この階層の岩場からは、稀に貴重な鉱石が採れ、一攫千金を狙う冒険者が殺到するようだ。
 その為、敵は湧く度に大勢の冒険者達にすぐ討伐されるので、比較的平和な階層ではあるが、それに比例して、鉱石は掘り尽くされ、レア鉱石の出現率は大幅に減ってきている。
 その為、レア鉱石を求め、より危険な下層へと挑む冒険者は後を絶たない。

 一階層降りる毎に、ダンジョンの面積は倍になるらしい。
 岩場の凹凸も含めると、探索に掛かる時間は倍以上掛かるだろう。
 広範囲に張り巡らせた俺の【探知】により、戦闘を極力避けつつ、我々は遂に十五階層へ到達。

 一刻も早くボス部屋を目指したいところだが、仲間達の活動時間に限界が迫っている。
 冒険者の一番の敵、睡魔だ。
 見晴らしのいい岩場を選び、テントを設営した。

「あたしもう限界ー」
「疲れたっす~」
「やっと眠れますぅ」

 彼女達は我先にと、テント内へもぞもぞ入っていき、あっという間に眠りについてしまった。
 自動的に見張り役は、俺の役目となる。

 いや別にいいんだけど、ちょっと寂しくないか?
 お願いします、とか、おやすみなさい、とか、お先に失礼します、とか、何か一声あったっていいんじゃあないか?
 ロローネとはポーションを分け合った。
 ステラの足首に包帯を巻いてやった。
 気絶したナナリーをおんぶして歩いた。
 倒した敵を即席で調理し、みんなに振る舞った。
 仲が深まったと思っていたのは、俺だけか?
 もちろん、ダンジョンに無理矢理連れてきたのは、悪かったと思っている。
 それでも、ただ、一声が欲しかっただけなんだ。

 真っ暗なダンジョンにて、深遠なる静寂に包まれると、感覚が研ぎ澄まされていく。
 ゆっくり目を閉じ、聴覚に集中する。


 ————ピチョン。

 遥か遠く、水が落ちる音。

 ————ギギッ。

 更に遠く、蝙蝠の鳴き声。


 近くに敵が居ない事で、次第と恐怖が遠ざかっていく。
 テントごと隠匿し、一人で探索を進めてもいいな。
 再び目を開けると、眼前に奇妙な生物がいつの間にか現れていた。

「うおっ!」

無音サイレント】のお陰で、声は漏れていない。
 にも関わらず、多量の触手をうにょうにょさせながら、一つしかない大きな眼球でこちらをジッと見ている。
 まさか、【隠密ステルス 】で気配遮断している俺を認知しているのか?
 それに、俺の【探知】に一切引っ掛からず、ここまで接近するとは、なんて恐ろしい奴なんだ。

 これが、ローパーか。
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