時間を戻して異世界最凶ハーレムライフ

葛葉レイ

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大食洞窟②

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 六階層へ至る階段へと向かう為、通称ボス部屋に繋がる扉を開けた。
 ナナリーが悲鳴を上げ、俺が耳を抑える。
 体長2メートル、体重150キロを超える【小鬼種】ゴブリンロードが、あろうことか全裸で待ち構えていたからだ。
 こいつは、昨日の段階では居なかった。
 一日周期で再発生リポップするのは間違いないらしい。
 俺がいれば、転移装置を使い六階層へ簡単に【転移】できるが、彼女達に自信を付けさせる為にも、ボスはきっちり倒させた方がいいと判断した。

 ゴブリンロードが、女を見てニヤニヤと厭らしい下卑た笑いを浮かべ、下半身をむくむくと膨らませた。
 なんて巨大なナニをしてやがる。
 ナナリーが二回目の悲鳴を上げた。

 ゴブリンロードはたちまち上機嫌になり、嗤いながら手を上げると、広場内にある計八本の柱裏に潜んでいた配下のゴブリン達が、一斉に飛び出し襲いかかってきた。
 戦闘開始だ。
 ちなみにゴブリンは体長130センチくらいだが、八体が八体とも軽鎧や衣服を纏っていた。
 下半身を隠す理由からでは無く、単純に弱点を守る為だと思うが、こちらとしては助かる。

 レベル20帯の雑魚ゴブリン共では、彼女達の相手にすらならなかった。
『ルンルン』の盾での弾き返しだけで、一匹が戦闘不能になり、二匹が負傷する。
『キョロキョロ』の斧による振り回しで、三体まとめて首が飛ぶ。
 前もって詠唱していた『オドオド』の氷系攻撃魔法で、残り五体の身体が凍り付いた。

「ティムさんの付与魔法があれば、楽勝っすよー」

「いや、俺は何もしてない。お前達の実力ならこんなもんだろ」

「えっ?もしかしてあたし達って強いの?」

「それは、アレを倒してから言え」

 ゴブリンロードが怒りの形相で、巨大な棍棒を抱え、こちらへ向かって走ってきた。
 デカい図体をしているくせに、かなりのスピードだなぁ。ナニがブルンブルンと暴れている。

「そんなぁ、無理ですぅ」

「魔法を放てナナリー!」

「ううう~、はいぃ」

 ナナリーが渋々詠唱を開始した。
 そう、魔法には詠唱時間が存在する。強い魔法だと、詠唱時間は長くなるのだ。
 基礎知識らしい。

「えーっと、じゃあ発動までの時間を稼いでくれ」

「わっかりましたー!」

 棍棒による強烈で重い一撃が、ステラの盾に直撃する。
 技術不足か、当たる角度がズレたのか、ステラは回転するように弾き飛ばされてしまう。
 だが、大振り後の隙は大きく、接近していたロローネの斧が、敵の太腿に直撃した。

「グッジョブ!脚を落とせば勝ち確だろ!」

 俺は調子に乗って、ついティムっぽくない台詞で叫んだ。
 しかし、斧は三センチ程食い込み、そこで止まった。

「あれ~?硬いっすね~」

 返す流れで、逆に大きな隙を作ったロローネへ、棍棒が迫り来る。
 ステラは飛ばされ、ナナリーは未だ詠唱中。

「仕方ないな」

 直撃を覚悟し、目を閉じていたロローネは、攻撃が来なかった事を不思議に思ったが、急ぎ飛び跳ね、距離を取った。
 何故か、ゴブリンロードの動きが止まっている。
 敵腹部に金属の反射する光が見えた。
 ナイフが三本刺さっているのだ。

「シンプソン・ナイフだ。敵の動きを遅くする」

「ティムさん、流石っすー!」

「準備出来ました!【氷槍アイススピア】!」

「いっちゃえナナリー!」

 魔法陣から、キラキラと輝く氷の槍計十本が勢いよく飛び出し、身動きの取れない巨体に、次々と飲み込まれていく。

「ヌグオオオオッ!」

 ボスは断末魔と共に呆気なく絶命した。
 魔法は、戦況を一気に変える威力を持つのだ。

「やったぁ!」
「ナイスっすー」
「ああ、ナナリー良くやった」

「はぁはぁ、あ、ありがとうございますぅ」

 ステラとロローネが、ナナリーの元に駆け寄り、無事を喜び抱き合った。
 ここだけ見れば、若い女子達がはしゃいでいるだけだが、地面に散らばる多数の屍が、厳しい死線を潜り抜けた事実を示している。
 ゴブリンロードに刺さったシンプソンナイフを回収しようとして近付くと、死体からチリチリと煙が上がり消えていく。
 地面には、ゴブリンロードの角と棍棒、そしてナイフだけが残った。
 ギルドの情報では、宝箱が発生ポップしているらしいが…………

「ティムさん、宝箱っす!」
「やったぁ!」
「早く中身が見たいですぅ!」

 …………本当だった。
 部屋奥に不自然に湧いていた宝箱の中身は、大量の金貨や鉱石だった。
 彼女達の目が輝いている。現金なもんだ。
 収納鞄の存在を明かし、ひとまず俺が預かる事にした。

「あー、それにしても緊張したー」
「うん、疲れたっすー」
「ティムさん、ありがとうございましたぁ」

「ちょっと待て。まだ銀等級シルバー昇格条件を満たしていないぞ」

 何故か帰り支度をし始めたので、釘を刺すと、不満の声が漏れだした。

「えー、正直もう疲れましたぁ」
「右に同じくっすー」
「疲労が溜まると、集中力を欠き、大変危険ですぅ」

 ちょっと待て。まだウォーミングアップみたいなもんだぞ?
 むしろ、六階層からようやく冒険が始まると言っても過言ではない。

「まだ数時間しか経ってない。銀等級シルバーになりたくないのか?
 条件を満たすまで、帰る気は無いぞ」

「数時間?」

 おっと、しまった。時間という単位は、まだこの世界に存在しないんだった。
 四分割時計に照らし合わせれば、三時間で一刻と表記する。

「まだ一刻しか経ってない。昇格条件を満たすまで帰る気は無いぞ」

「わー!ティムさんって厳しい人だったぁ」
「えっと、そうなると、もしかして、もしかしてですよ?このまま、ダンジョン内で泊まるなんて、選択肢もあるっすか?」
「…………あ」

 彼女達は、何かに気付いたように顔を見合わせ、ボソボソと何か話している。
 ラッキーとかチャンスとかのワードが聞こえてくるが、何を考えているのか全く分からない。

「もちろん、休息の準備はしてある」

「あはっ、分かりました!頑張りまっす!」
「きっちり面倒見て下さいっす!」
「あの、末長くよろしくお願いしますぅ」

 良く分からないが、引き続き冒険を継続するようなので、俺達はボス部屋の扉を開け、長く暗い階段を降り、六階層へと向かう事になる。
 その道中、彼女達はやたら『ルンルン』していた。
 困ったものだ。

 ————————

 ————六階層。

 六階層、【始まりの間】。
 初めて【転移装置】が導入される階層だ。
 銀等級シルバー冒険者の出入りが特に激しく、ダンジョン内で人口密度が最も高い階層として有名だ。
 五階層までは、石壁と石畳といった人工的な遺跡のような構造をしていたが、六階層からは、土と岩で構成された天然の洞窟となっている。
 隆起が激しく、分岐点も多いので、非常に迷いやすい。
 ゴツゴツとした岩場は足を取られやすいので、戦闘時は、よりレベルの高い技術が必要となる。
 今までの虫系エネミーに加え、大コウモリなどの鳥系エネミーや、熊に似たアウルベアという危険な獣系エネミーが出没するらしい。

 結局、三人は【転移】で一旦ニースの街へ戻り、昼休憩を取った後、探索を再開する流れとなった。
 思わぬタイムロスに正直イラッときたが、あまり厳しくしてはいけない。心にゆとりを。

 六階層は、素材集めを目的とした冒険者が多く、【転移装置】を利用して離脱しやすいこともあって、洞窟の至るところで戦闘の場面に出くわす。
 こちらからちょっかいをかけなければ、無意味な戦闘は避けれるのだ。
 道すがら、彼女達はピクニック気分なのか、やたらと話しかけてくる。

「思ったんすけどー、上のボス、私の斧で斬れなかったのに、ティムさんのナイフはあっさり刺さってましたねー」

「あ、それ、あたしも思った」

「ティムさんは銀等級シルバーなんですから、あれくらい当然ですぅ」

「あんたが、ティムさんの何を知ってんのよー。ちょっと胸が大きいと思ってー」

「ちょっと、やだぁ」

 ステラは、ナナリーの背後から、両手で胸を鷲掴みにして揉みまくった。
 ローブの薄い生地が張り付いて、胸の形がはっきりと分かり、目が釘付けになる。
 ふと視線を感じて隣を見ると、微笑むロローネと目が合う。ドキリとした。

「えっちぃ目してたっすー。ティムさんも男の子っすねー」

「な、何言ってんだ。緊張感の無さに呆れてたんだよ!…………ったく、ほら、行くぞ」

 なんとか回避成功。
 ティムは好青年でなくてはならない。

「あー、やっぱり、ティムさんはアリスさんの事好きなんすか?」

「どうしてそうなる?」

「いや、ティムさんがアリスさんを目指してるってのは有名な話だし、やっぱ好きなんかなぁって女子達みんな噂してます」

「俺の噂なんてあるのか?」

「知らないんですか?ティムさんって、女子にめっちゃ人気あるんですよ」

「アリスさんとの関係も噂になってますぅ」

「それは同郷のよしみってヤツだよ。
 俺に昔の記憶が無いのは、みんな知ってるだろ?
 言っておくが、俺は、あくまで冒険者の高みとして、アリスさんを尊敬しているんだ。そこに男女は関係無い」

「じゃあ、ティムさんはフリーって事でいいんですね?」

「そもそも冒険者は自由なもんだろ?」

「そっすよねー!自由っすよねー!良かったなー、ナナリー」

 ナナリーは耳まで真っ赤にして俯いた。
 上目使いで俺をチラチラ見ている。

「……そっか、みんなにチャンスあるのか」

「ロローネもフリーっすよー」

 ステラは拳を握りしめた。
 ロローネはやたらとボディタッチをしてくる。
 間違いない。確信した。こいつらティムにぞっこんだ。
 とはいえ、俺は最終目標の為に、慎重に事を運ばねばならない。

「今は探索中なんだぞ。必要の無い私語は禁止だ」

「はーい」

 分かっているのか、いないのか。
 厳しくして、やる気を無くされても困る。うまくやらなければ。

 ————————

 ボス部屋で出現した宝箱には、金貨と鉱石だけでなく、一番奥底に不気味に光る小さな黒玉があった。
 その宝玉を覗き込むと、まるで星空を閉じ込めたかのようにキラキラと光り、吸い込まれるような感覚に陥る。
【解析】の結果、【成長の宝珠】という名称だと分かったが、どのような効果があるのかまでは分からなかったので、一旦懐にしまっておいたが、探索を続けているうちに、一つの仮説が浮かび上がった。
 彼女達か短期間で格段にレベルアップしている。
 これは、彼女達をこまめに【解析】していたからこそ気付けた事だが、探索前はレベル35前後だったのに、現在は45まで上がっているのだ。この成長スピードは異常だと言わざるを得ない。

「…………え?もうボス部屋っすか?」

 順調過ぎる程スムーズに、十階層のボス部屋前へと到着した。

「偉大なる先人達が多くの犠牲を払い、何十年以上の歳月をかけ、正確な地図を残してくれたお陰だ。そして、お前達も薄々感じているかもしれないが、お前達が徐々に強くなってる事で、探索速度が飛躍的に上がっている」

「え?やっぱりそう……なのかな?」
「そうだよー。途中から全然、苦戦しないしー」
「ティムさんのお陰だと思ってましたが、私達強くなってるんですね」

「よし!ボス部屋へ行くぞ」

「「おおー!」」

 三人がガッツポーズで可愛く伸びをする。
 いよいよ十階層のボス部屋へ。
 空間自体は広いが、巨大な岩が乱雑に点在している。
 岩の影から現れたのは、大きな角を持つ牛頭に身の丈三メートルはある人間の身体をした、半人半牛の怪物だった。
 巨大な斧を軽々と振り回している。

「筋肉モリモリっすね」

「あの斧、あたしよりデカくね?」

【解析】
 ミノタウロス
 LV:50
 HP:1900
 MP:140

 気の抜けない相手だ。
 ミノタウロスはこちらに気付くと、雄叫びを上げ、よだれを垂らして突進してきた。
 まさに、狂えし獣だ。
 今の強烈な咆哮を食らえば、怯んでもおかしくなかった。だが、彼女達の闘争心は、それを上回ったのだ。

「いくよ!ロローネ!」

「ほいっすー!」

 ミノタウロスは一番最初に目に映った者を襲う習性がある。
 その対象となったステラ目掛けて、斧を振り下ろす。
 その凄まじい一撃は、ゴブリンロードの比では無い。
 しかし、彼女は冷静に盾を構え、正確に斧の衝撃を受け流した。見事なパリィだ。
 ミノタウロスは体勢を崩し、無様に転けた。

「こいつ、ゴブリンロードより遅い!」

 いや、そんな訳はない。ゴブリンロードより、倍近く早い。
 レベルが急激に上がったせいで、差異が分かっていないらしい。

「こんなデカい隙、見逃さないっすよ!」

【大切断】

 ミノタウロスの斧より強烈な斬撃だった。斧スキルを放った本人も、何が起こったか理解していない。
 ミノタウロスの胴体から、両断された牛頭がゴトリと鈍い音を立てて落下。ほんの数秒の出来事に目を奪われる。
 ハッとした俺は、素早く周囲へ【魔法障壁】を展開し、敵の首元から大量に吹き出る血から彼女達を庇った。
 そこで初めてロローネは、自分がボスを一撃で倒した事を実感する。

「私が倒した…………っすか?」

「ああ、見事な連携だったぞ」

「二人とも凄いですぅ」

 勝利を祝い、俺達四人は抱き合って喜んだ。
 教え子の成長を喜ぶコーチのような気分だった。どさくさに紛れ、彼女達の胸や尻に手を伸ばし、身体の成長も確認しておく。

「あっ、あのっ」

 触り過ぎたせいでナナリーが何か訴えようとしたが、大声を出して揉み消す。

「よぉしっ、戦利品の角を回収し、宝箱を開けるぞ!」

「「はい」」

 塵となって消えた後には、ミノタウロスの角と斧だけが残っていた。
 ちなみにミノタウロス撃破は、銀等級シルバーへ一発昇格となる。
 宝箱には、前回より多くの金貨と鉱石があり、更に、所謂レア物と言われるドロップ品としてペンダントが入っていた。

【速魔のタリスマン】
 効果:魔法詠唱速度短縮

 ふむ、これは魔法使いにとって役立つ物だ。
 俺達四人は、いっぱいになった袋を抱え、十一階層へ向かう。
 暗い階段を降りていくと、突如扉が現れた。
 扉を開けると、六階層セーフティーエリアと全く同じ光景が広がっていた。
 だだっ広い空間中央にお馴染みの【転移装置】がある。
 ただ六階層と比べ、ここに滞在している冒険者達は纏う雰囲気も顔付きも違う。
 金等級ゴールド冒険者の一人が、こちらの存在に気付いたようだ。

「この先、銅等級ブロンズ程度じゃ無駄死にするだけだ。命が大事だと思うなら引き返せ」

 その野太い声には威圧感がある。
 忠告を残した後、彼と彼のパーティは十一階層へ向かっていった。

「今の人、確か、うちのクランのジェラードさんっすよ」

「そんな強い方がいる階層まで、私達は来てしまったのですね」

「ほんとあたしら、場違いな感じ」

「そんな事は無いぞ。お前達はかなり強くなった。さっさと銀等級シルバーになってすぐに戻ってくるぞ」

「「はい!」」

「いい返事だ」

 彼女達は強くなった事で、少しずつ自信が芽生えてきている。ここでやる気を無くされちゃ元も子もない。
 このパーティなら、ラスボスは無理でも、いいとこまで行けるかもしれないからな。


 ————さて、一旦街へ戻るか。
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