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森の居館
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彼女は会釈をすると、ステージの奥へと下がっていった。
後ろ姿に名残惜しさを感じると同時に、現実に引き戻される。
放心状態だ…………
「……彼女の名前は?」
「ナティアラですわ」
だから、ナティアラズ・バー。
そうか、ここは彼女の為の店なのか。
え?アマンダがこの店のナンバーワンじゃないのか?
「アマンダ、君は美しく、気品とセクシーを併せ持つ、とても素晴らしい女性だ。
店の名前がアマンダじゃないのが不思議なくらい、君は主役になる素質があると俺は思う!」
余計なお節介、要らぬお世話だと分かっているが、コミュ障が暴走し、すでに口走った後だった。
「フフフ、ありがとうございます。
お世辞でも嬉しいわ。
でも、彼女が歌う時間は、誰もが彼女の世界に引き込まれる。
彼女が歌なら、私は会話術で、私の世界に引き込みますわ」
そう言ってアマンダは舌を出しておどけてみせた。
なんて笑顔だ!なんて可愛さだ!
最高かよ!
「なんか勝手な事言っちゃってすいません」
「いいんですよ。
さ、飲みましょう?」
アマンダは笑ったり拗ねたり色々な表情を見せながら、色んな話を聞かせてくれる。
こんなん男ならすぐ惚れちゃうよ。
話題に乏しいこんな俺をうまく誘導して、話しやすくさせてくれる。
その辺、リリィとはえらい違いだ。
熟練のプロの話術にうまく転がされ、高そうなお酒をどんどん頼む。
アマンダはなんとナティアラの姉だった。
この店を開いたのは、ナティアラに歌を歌わせる為。
健気な子じゃないか。
応援したくなる。
姉妹両方と仲良くなりたいなぁ。
どうすっかなぁ。
【魅了】で簡単にゲットするのも面白くないしなぁ。
男磨きの為にちょっと頑張ってみようかなぁ。
「あら?そろそろ閉店の時間が近づいてきたみたいですわ」
え!もう!?
「テツオ様、今夜はお会いできて嬉しかったです。
また、お会いしたいですわ」
両手で俺の手を包み込み、目を見つめて懇願される。
顔がすごく近くて、照れまくってしまう。
このまま帰りたくない!
勇気を振り絞り、もう一歩踏み込む。
「ま、また、会いに来まふね」
ださっ!
俺、ださっ!
何にも踏み込めてねぇ。
結局、どもってるし。
悶々としながら高い追加料金を払い、店を後にする。
ブレイダンが店の外で待っていてくれた。
他の客は既に帰ったらしく、人影は他には見当たらない。
ポケットの中の白金貨が全部無くなるまで、夢中になっていたようだ。
「お楽しみ頂けたようですね」
格好いい口髭がニヒルにカーブする。
笑い方すらダンディだ。
は!
こんなチョイ悪な紳士、モテそうだし、この店の常連そうだし、もうあの二人とよろしくやってる可能性あるぞ?
むむむ、気になる。
……気になる。
「どうされましたか?
難しい顔をしておいでだ」
「ブレイダンさん、待っていてくれたんですか?」
「ええ。
お誘いしておきながら、テツオ様を置いて先には帰れませんよ」
俺がお持ち帰りしないように見張っていたのか?
いや、いかんいかん!
どんどん考えが悪い方向に堕ちていってる。
「それで、如何でしたか?」
「素晴らしいお店でした。
正直、興奮しました」
「それは良かったです。
私の数少ない癒しの場で御座います。
紹介した甲斐がございました」
「姉妹、と言ってましたが。
正直、二人の事をもっと知りたいです」
ダンディスマイルのまま、紳士は歩き始めた。
「ええ、テツオ様は初めての来店でしたから、姉のアマンダさんが接客したようですね。
ふむ、このままお帰りになりますと、テツオ様が不眠症になるかもしれませんな。
テリーでもう少し話でも?」
「ありがとうございます」
バッファロー・テリーに場所を変え、ブレイダンから、姉妹やあの店について、根掘り葉掘り聞く。
聞きまくる。
数年前、まだ冒険者だったブレイダンの仲間が亡くなった。
その忘れ形見が、あの姉妹らしい。
亡くなった冒険者の子供が、歓楽街で働くようになるのは良くある話。
二人が身体を売らないように、あの店を出す手伝いをしたという訳だ。
独り身のブレイダンが、二人を娘の様に可愛がっているのが、話しぶりからよく分かった。
「敷居を高くして、変な客が来ないようにしてはいるんですが、最近は二人の評判を知った若い貴族達が出入りし、傍若無人な振る舞いに迷惑しているそうなのです」
街にあるものは貴族のもの、という良くない考えをもつ若い貴族が一部いるらしい。
貴族の街で営む限り、貴族の権力は絶対だ。
もちろん法律があり、貴族といえども犯罪行為は罰せられる様だが、グレーな部分で好き勝手出来るのは否めない。
こちらが手を出そうものなら、この街で商売を続けていけない。
腐ってる。
「冒険者時代の私なら、そんな貴族なんて斬りふせたでしょうが……
今は商売をしている身。
ですが、もしあの二人を、店を傷付けたなら、私は決して許さないでしょう」
遠い目をして語る紳士は絵にしかならない。
だが、このフラグは俺が戴いておきたい。
「ブレイダンさん、よかったら私に任せてもらえませんか?」
ああ、思わぬチャンスが到来した。
願わくば阿保貴族には、益々暴れて欲しいものだなぁ。テツオ。
「やはり、出会いに幸運だったのは、私の方ですな。
テツオ様、やり方は問いません。
あの二人を守ってもらえませんか?」
「分かりました」
ブレイダンから直々に依頼を受ける。
成功報酬はもちろん姉妹、といきたいところだが、ここで報酬の話をするのは不粋というものだ。
これは依頼というより、男と男の約束だ。
一般客から用心棒へと格上げしただけでも、今夜は良しとしよう。
「テツオ様、貴族の悪い噂は、私もよく耳にします。
くれぐれもご用心を。
この街について聞きたい事があれば、いつでも工房にお越しください」
そう言い残し、ブレイダンは帰っていった。
会計は支払い済みだったので、そのまま酒場を出る。
今は、深夜二時から三時くらいだろうか。
北の国特有の山から吹き下ろす風なのか、気候は肌寒いくらいだが、酔ってのぼせた頭にちょうど涼しく心地良い。
軽く頭が冴えてくる。
エナとやれず、アマンダ、ナティアラにムラムラし、欲求不満のままでは寝れる気がしない。
——————
【転移】
部屋を全部見渡せるほど、天井に近い空中から館の主を探す。
館の主は、テーブルに両足を乗せ、座っている椅子をゆらゆらさせながら、分厚い本を読んでいた。
「エリン、寝てなかったんだな」
「ん?
あっ!テツオ!
来たんじゃな!
そーかそーか!」
俺を発見すると大はしゃぎし、満面の笑みで空中に浮かび上がり、そのまま俺にダイブしてくる。
「うっ、酒臭い」
「子供には早かったかな?
臭いなら帰ろうか?」
「こ、子供じゃないし!
それに帰すわけなかろう!
ったく!
テツオめっ!」
気持ちいいくらい笑顔のまま文句を言う奴を初めて見た。
ハグしたまま離れやしない。
ムラムラしっ放しだから、会ってすぐではあるが唇を塞ぐ。
今夜は幼女で我慢するか。
「んー?んー!んー!」
両手をじたばたさせながら抵抗してくる。
「うるさいな、なんだよ」
「話したいことがいっぱいあるんじゃ!」
「ヤった後でいいか?」
「い、いいけどっ!
なんかテツオ話し方変わってないか?
なんか乱暴じゃぞ」
そういえばそうだったか?
最初は三百歳を超えた魔女だし、魔法の師匠として接していたが、幼い姿を見てしまうと何か扱いが雑になってしまう。
「子供にしか見えないからなぁ。
お姉さんにスタイルチェンジしてくれたら優しくするかもなぁ」
「や……優しくされたい」
顔を真っ赤にしながら素直に言う事を聞く。
精神年齢が低いからチョロ過ぎる。
身長が140センチから20センチくらいニョキっと伸び、胸がボインと膨らみ、お待ちかねのボンキュボンセクシーお姉さんになったエリン。
これこれー!
エロい身体を隅々まで愛撫して堪能していると、刺激が強過ぎたのかぐったりしている。
それもその筈、魔法で創り出した高速で動く触手が、オートで性感帯を刺激し続けているのだから。
触手はゲル状の液体で構成され、温度、硬度を自在に調整可能。
俺の意のままに動く、えっちぃ【水魔法】なのだ!
エリンにとっては二回目のエッチなのに、いきなりやり過ぎてしまった。
放心しているエリンお姉さんの細長い脚を全開にし、いよいよ俺のターンだ。
「おらっ!」
「あぁん!」
不意打ちの挿入に敏感に反応し、俺にしがみつく。
大人な女性のいい匂いに包まれながら、思う存分ピストンしていると、エリンの背中から黒くふわふわした羽が生えてきて、二人を更にギュッと包み込む。
「はぁ、はぁ、……このまま永遠に離れたくない。
わらわにはテツオだけじゃ」
そんな台詞を、熱い吐息と共に耳元に囁やかれたら、興奮しない男いないぞ。
スーパーピストンからの中出しフィニッシュだー!
「あぁーーっ!」
エリンは大きく身体を震わせ、激しくイッた。
俺に腕枕されて幸せそうなエリンの顔を見ながら、お姉さんスタイルなら今後のローテーションに加えてもいいかも、と考えを改めた。
ん、睡魔か?確かに、ちょっと眠くなってきたな。
俺にもまだ、人間らしい身体の反応があるらしい。
エリンを引き剥がすのも可哀想だし、少し寝てもいいか。
添い寝は締めに選ばれた女の特権だな。
俺は、そのまま眠りに落ちていった。
後ろ姿に名残惜しさを感じると同時に、現実に引き戻される。
放心状態だ…………
「……彼女の名前は?」
「ナティアラですわ」
だから、ナティアラズ・バー。
そうか、ここは彼女の為の店なのか。
え?アマンダがこの店のナンバーワンじゃないのか?
「アマンダ、君は美しく、気品とセクシーを併せ持つ、とても素晴らしい女性だ。
店の名前がアマンダじゃないのが不思議なくらい、君は主役になる素質があると俺は思う!」
余計なお節介、要らぬお世話だと分かっているが、コミュ障が暴走し、すでに口走った後だった。
「フフフ、ありがとうございます。
お世辞でも嬉しいわ。
でも、彼女が歌う時間は、誰もが彼女の世界に引き込まれる。
彼女が歌なら、私は会話術で、私の世界に引き込みますわ」
そう言ってアマンダは舌を出しておどけてみせた。
なんて笑顔だ!なんて可愛さだ!
最高かよ!
「なんか勝手な事言っちゃってすいません」
「いいんですよ。
さ、飲みましょう?」
アマンダは笑ったり拗ねたり色々な表情を見せながら、色んな話を聞かせてくれる。
こんなん男ならすぐ惚れちゃうよ。
話題に乏しいこんな俺をうまく誘導して、話しやすくさせてくれる。
その辺、リリィとはえらい違いだ。
熟練のプロの話術にうまく転がされ、高そうなお酒をどんどん頼む。
アマンダはなんとナティアラの姉だった。
この店を開いたのは、ナティアラに歌を歌わせる為。
健気な子じゃないか。
応援したくなる。
姉妹両方と仲良くなりたいなぁ。
どうすっかなぁ。
【魅了】で簡単にゲットするのも面白くないしなぁ。
男磨きの為にちょっと頑張ってみようかなぁ。
「あら?そろそろ閉店の時間が近づいてきたみたいですわ」
え!もう!?
「テツオ様、今夜はお会いできて嬉しかったです。
また、お会いしたいですわ」
両手で俺の手を包み込み、目を見つめて懇願される。
顔がすごく近くて、照れまくってしまう。
このまま帰りたくない!
勇気を振り絞り、もう一歩踏み込む。
「ま、また、会いに来まふね」
ださっ!
俺、ださっ!
何にも踏み込めてねぇ。
結局、どもってるし。
悶々としながら高い追加料金を払い、店を後にする。
ブレイダンが店の外で待っていてくれた。
他の客は既に帰ったらしく、人影は他には見当たらない。
ポケットの中の白金貨が全部無くなるまで、夢中になっていたようだ。
「お楽しみ頂けたようですね」
格好いい口髭がニヒルにカーブする。
笑い方すらダンディだ。
は!
こんなチョイ悪な紳士、モテそうだし、この店の常連そうだし、もうあの二人とよろしくやってる可能性あるぞ?
むむむ、気になる。
……気になる。
「どうされましたか?
難しい顔をしておいでだ」
「ブレイダンさん、待っていてくれたんですか?」
「ええ。
お誘いしておきながら、テツオ様を置いて先には帰れませんよ」
俺がお持ち帰りしないように見張っていたのか?
いや、いかんいかん!
どんどん考えが悪い方向に堕ちていってる。
「それで、如何でしたか?」
「素晴らしいお店でした。
正直、興奮しました」
「それは良かったです。
私の数少ない癒しの場で御座います。
紹介した甲斐がございました」
「姉妹、と言ってましたが。
正直、二人の事をもっと知りたいです」
ダンディスマイルのまま、紳士は歩き始めた。
「ええ、テツオ様は初めての来店でしたから、姉のアマンダさんが接客したようですね。
ふむ、このままお帰りになりますと、テツオ様が不眠症になるかもしれませんな。
テリーでもう少し話でも?」
「ありがとうございます」
バッファロー・テリーに場所を変え、ブレイダンから、姉妹やあの店について、根掘り葉掘り聞く。
聞きまくる。
数年前、まだ冒険者だったブレイダンの仲間が亡くなった。
その忘れ形見が、あの姉妹らしい。
亡くなった冒険者の子供が、歓楽街で働くようになるのは良くある話。
二人が身体を売らないように、あの店を出す手伝いをしたという訳だ。
独り身のブレイダンが、二人を娘の様に可愛がっているのが、話しぶりからよく分かった。
「敷居を高くして、変な客が来ないようにしてはいるんですが、最近は二人の評判を知った若い貴族達が出入りし、傍若無人な振る舞いに迷惑しているそうなのです」
街にあるものは貴族のもの、という良くない考えをもつ若い貴族が一部いるらしい。
貴族の街で営む限り、貴族の権力は絶対だ。
もちろん法律があり、貴族といえども犯罪行為は罰せられる様だが、グレーな部分で好き勝手出来るのは否めない。
こちらが手を出そうものなら、この街で商売を続けていけない。
腐ってる。
「冒険者時代の私なら、そんな貴族なんて斬りふせたでしょうが……
今は商売をしている身。
ですが、もしあの二人を、店を傷付けたなら、私は決して許さないでしょう」
遠い目をして語る紳士は絵にしかならない。
だが、このフラグは俺が戴いておきたい。
「ブレイダンさん、よかったら私に任せてもらえませんか?」
ああ、思わぬチャンスが到来した。
願わくば阿保貴族には、益々暴れて欲しいものだなぁ。テツオ。
「やはり、出会いに幸運だったのは、私の方ですな。
テツオ様、やり方は問いません。
あの二人を守ってもらえませんか?」
「分かりました」
ブレイダンから直々に依頼を受ける。
成功報酬はもちろん姉妹、といきたいところだが、ここで報酬の話をするのは不粋というものだ。
これは依頼というより、男と男の約束だ。
一般客から用心棒へと格上げしただけでも、今夜は良しとしよう。
「テツオ様、貴族の悪い噂は、私もよく耳にします。
くれぐれもご用心を。
この街について聞きたい事があれば、いつでも工房にお越しください」
そう言い残し、ブレイダンは帰っていった。
会計は支払い済みだったので、そのまま酒場を出る。
今は、深夜二時から三時くらいだろうか。
北の国特有の山から吹き下ろす風なのか、気候は肌寒いくらいだが、酔ってのぼせた頭にちょうど涼しく心地良い。
軽く頭が冴えてくる。
エナとやれず、アマンダ、ナティアラにムラムラし、欲求不満のままでは寝れる気がしない。
——————
【転移】
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館の主は、テーブルに両足を乗せ、座っている椅子をゆらゆらさせながら、分厚い本を読んでいた。
「エリン、寝てなかったんだな」
「ん?
あっ!テツオ!
来たんじゃな!
そーかそーか!」
俺を発見すると大はしゃぎし、満面の笑みで空中に浮かび上がり、そのまま俺にダイブしてくる。
「うっ、酒臭い」
「子供には早かったかな?
臭いなら帰ろうか?」
「こ、子供じゃないし!
それに帰すわけなかろう!
ったく!
テツオめっ!」
気持ちいいくらい笑顔のまま文句を言う奴を初めて見た。
ハグしたまま離れやしない。
ムラムラしっ放しだから、会ってすぐではあるが唇を塞ぐ。
今夜は幼女で我慢するか。
「んー?んー!んー!」
両手をじたばたさせながら抵抗してくる。
「うるさいな、なんだよ」
「話したいことがいっぱいあるんじゃ!」
「ヤった後でいいか?」
「い、いいけどっ!
なんかテツオ話し方変わってないか?
なんか乱暴じゃぞ」
そういえばそうだったか?
最初は三百歳を超えた魔女だし、魔法の師匠として接していたが、幼い姿を見てしまうと何か扱いが雑になってしまう。
「子供にしか見えないからなぁ。
お姉さんにスタイルチェンジしてくれたら優しくするかもなぁ」
「や……優しくされたい」
顔を真っ赤にしながら素直に言う事を聞く。
精神年齢が低いからチョロ過ぎる。
身長が140センチから20センチくらいニョキっと伸び、胸がボインと膨らみ、お待ちかねのボンキュボンセクシーお姉さんになったエリン。
これこれー!
エロい身体を隅々まで愛撫して堪能していると、刺激が強過ぎたのかぐったりしている。
それもその筈、魔法で創り出した高速で動く触手が、オートで性感帯を刺激し続けているのだから。
触手はゲル状の液体で構成され、温度、硬度を自在に調整可能。
俺の意のままに動く、えっちぃ【水魔法】なのだ!
エリンにとっては二回目のエッチなのに、いきなりやり過ぎてしまった。
放心しているエリンお姉さんの細長い脚を全開にし、いよいよ俺のターンだ。
「おらっ!」
「あぁん!」
不意打ちの挿入に敏感に反応し、俺にしがみつく。
大人な女性のいい匂いに包まれながら、思う存分ピストンしていると、エリンの背中から黒くふわふわした羽が生えてきて、二人を更にギュッと包み込む。
「はぁ、はぁ、……このまま永遠に離れたくない。
わらわにはテツオだけじゃ」
そんな台詞を、熱い吐息と共に耳元に囁やかれたら、興奮しない男いないぞ。
スーパーピストンからの中出しフィニッシュだー!
「あぁーーっ!」
エリンは大きく身体を震わせ、激しくイッた。
俺に腕枕されて幸せそうなエリンの顔を見ながら、お姉さんスタイルなら今後のローテーションに加えてもいいかも、と考えを改めた。
ん、睡魔か?確かに、ちょっと眠くなってきたな。
俺にもまだ、人間らしい身体の反応があるらしい。
エリンを引き剥がすのも可哀想だし、少し寝てもいいか。
添い寝は締めに選ばれた女の特権だな。
俺は、そのまま眠りに落ちていった。
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