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55話
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シオン達がユイの家に行ったその日の夜。
『歌姫ミオ』の過激ファン、通称ユニコーンを震え上がらせる動画が【白夜】より投稿された。
『レオナの魔法披露』
という、高校生最強の枠を超え、日本最強となった探索者パーティ【白夜】の魔法使いの動画ということで、瞬く間に世界中に拡散された。
拡散された理由は他にもあり、これが初めての動画投稿になることもある。
生配信を生業としている【白夜】の初めての動画投稿。
しかもそれが、大注目の魔法使いの動画。
探索者でなくても、見ないわけが無いだろう。
「こんにちわ~。【白夜】のレオナです。初めての動画投稿で緊張してるけど、良かったら見てね」
場所は外なのか、暗いが洞窟であることが分かる。
「魔法披露ってタイトルだから、危険性もあるからダンジョンに来ているわ。今日は試している魔法があるから、その練習も兼ねて動画を撮ろうと思ったの」
丁寧な説明で、期待が高まる。
「この前の配信で言ってたけど、魔法っていうのは、想像《イメージ》の具現化。探索者が持ってる能力や魔力次第で色々なことが出来るのよ。例えばこれね」
ボォッ!っと、レオナの手から火の玉が生成される。
「これが一般的にファイアーボールって呼ばれてるものね。本には丁寧に詠唱とか呪文とか色々書いてるけど、想像さえ出来て、魔力があれば誰でも呪文なんて唱えないで作り出せるわ」
ポイッと野球ボールを投げる感覚で腕を振ると、ゆっくりと火の玉が飛んで行った。
直後。
ドカーンと轟音が響く。
「……」
「ま、まぁ、魔力を込めすぎると、こんなことになるから、注意が必要ね」
一瞬の沈黙の後、訂正するようにレオナが言った。
「まあ、こういう話は置いといて、頑張って使いこなせるようにしてる魔法を創っているわ。それがこれよ」
レオナの手には、糸のようなものが握られていた。
「実はこのダンジョンはレベル3なんだけど、ここにいる魔力蜘蛛っていうモンスターがいて、この蜘蛛の糸は魔力を通すと電気の代わりになるのよ!」
嬉々として話すレオナ。
「これを素材として、ダンジョンでは通信手段や、魔物探知に加工しているわ。ダンジョンの構造上、電波が届かない所もあるから、そういう時に便利なのよ。現在はレベル5ダンジョンまでこの魔力糸を使った機器の設置が進められているのよ」
1呼吸置いて、さらに続ける。
「これを利用すれば、逆に相手の位置を追求することも可能なのよ。魔力を通す必要があるから、発信源を探せば、場所が分からなくても便利よね」
ニコッと笑ったレオナ。
「今日は暇そうにしていたタケルを引っ張って、実験に連れてきたわ。今タケルの魔力が、この機器に反映されてるわ」
ブォンッと、空中に3Dのマップが現れた。
「探索者で知ってる人がいるなら、ここはレベル2ダンジョンよ。そして、レベル2ダンジョンは、3階構造になっているわ。私がいる地点がここ。入口ね。そしてタケルの魔力を探知したのが……ボス部屋ね。全く…すぐ攻略しようとするんだから」
少しレオナが静かになったかと思うと、足元に魔法陣が現れた
次の瞬間景色が変わり、目の前にはタケルがいた。
「おっす」
「おっすじゃないわよ!まだ10分も経ってないじゃない!なのにもうボスを攻略してるの!?」
「仕方ないだろ。弱かったし」
「ちょっと進むだけでよかったのよ!?」
「まあまあ、落ち着けや」
「そうね。シオンに言いつけるわ」
「酷くね!?」
「っと、こういう風に、探知して場所が分かれば加勢にも来れるわ。けど、魔力を探知するっていうことが必要だから、みんなも練習が必要になるわね」
「なんだお前、撮影してのか?」
「するって言ったじゃない」
「寝てる俺をいつの間にか連れてくるから悪ぃんだろ!寝かせてくれよ」
「うっ、それは私が悪かったわよ。とにかく今は撮影中よ。っと、実はこれを応用すれば自宅でも逆探知もできるようになるわ」
「ほぉ、例えばどんな風にだ?」
「逆探知なら、電波も感じるようになるかもしれないわ。ちょっと地上に出ましょうか」
レオナがパチンッと腕を鳴らすと、景色が変わってダンジョンの外に出ていた。
「今度はユイにLINEしてみましょう。タケル」
「ん?」
「いや、ん?じゃなくてLINEしなさいよ」
「ったく、しゃぁねえな…すみません睨むのはやめろや」
ブツブツ言いながらも、タケルがユイにLINEを送る。
「すぐに来たわね。今LINEが来たけど、メッセージのやり取りとかも電波を使っているわ。魔力探知の応用で、電波を探れば……ここね。タケル、行くわよ」
「へいへーい」
少し集中したレオナが、タケルに声をかけ、また指を鳴らすと、景色が変わって今度は室内にいた。
「あれ?レオナとタケルだ。何やってるの?」
そこはシオンの自宅のリビングだった。
「なんだよユイ、シオンのとこにいたのか」
「ふふ、ナツが行くって言ってたので私もお邪魔してました」
「なるほどなぁ」
「やっほータケル、レオナも。撮影中なんだねぇ。珍しいな」
「いい匂いがするわねぇ」
「お昼時だから、ご飯を作ってたんだ。もちろんレオナとタケルの分も一応作っておいたよ」
「流石シオンだな!」
「ありがとうシオン。頂くわ。でもその前に最後の挨拶をするわ」
「そうじゃん。僕ら邪魔じゃない?」
「いいえ?丁度いいわ。最近、少しずつ【白夜】のアカウントに、誰宛にとは言わないけど酷い言葉を使ったメッセージが届いてるわ。あんまり酷いと、私も本気を出すかもしれないわね…」
プツンとそこで動画が終わる。
電波を探知できるというレオナに、レオナの魔法の応用に感心する者、すごいと賞賛する者もいるなか、1部の人は震え上がっていた。
電波を探知できるということは……自分が誹謗中傷を送ったことで、探知されるのでは……っと。
………………………
…………………………………
………………………………………
「またレオナも酷いことするよなぁ」
動画投稿を終えた日の夜。
例のごとくシオンの家に集まった【白夜】のメンバーと、ミオ。
シオン特性野菜チップスを食べながら、タケルは言った。
「お前、探知とか苦手じゃんか。というか、探知とか無理って言ってたよな」
「確かに。僕にも言ってたよね」
「どういう…こと?」
3人の問いに、笑いながらレオナは語る。
「確かに電波の探知なんて私にはできないわ。魔力探知なら、ユイの方が出来るし。でも、世間的には私が出来るように好評することで、シオンやミオにプラスの効果が現れるのよ」
「なるほど!」
ユイはすぐに分かったようで、感心したようにレオナを見る。
「世間からすると、レオナちゃんは『何でもできる魔法使い』なので、この動画だけ見ると、本当に探知ができると思い込ませることが出来ますね」
「そう!これで今後誹謗中傷が来ることを少しでも減らせるわ。現在までの誹謗中傷については、ガクホウさんが紹介してくれた弁護士さんが動いてるし、少しは安心できるわよ!」
「ありがとうレオナ!」
「レオナ…ありがとう」
「どういたしまして。誹謗中傷してるのは本当に過激派の人たちだから、賞賛してる人が多いってことは理解しておくのよ。その人たちのためにもこれからより一層、2人は頑張らないと行けないわよ!」
「「うん」」
「よし!遊ぶわよ!」
「「「「「うえーい」」」」」
『歌姫ミオ』の過激ファン、通称ユニコーンを震え上がらせる動画が【白夜】より投稿された。
『レオナの魔法披露』
という、高校生最強の枠を超え、日本最強となった探索者パーティ【白夜】の魔法使いの動画ということで、瞬く間に世界中に拡散された。
拡散された理由は他にもあり、これが初めての動画投稿になることもある。
生配信を生業としている【白夜】の初めての動画投稿。
しかもそれが、大注目の魔法使いの動画。
探索者でなくても、見ないわけが無いだろう。
「こんにちわ~。【白夜】のレオナです。初めての動画投稿で緊張してるけど、良かったら見てね」
場所は外なのか、暗いが洞窟であることが分かる。
「魔法披露ってタイトルだから、危険性もあるからダンジョンに来ているわ。今日は試している魔法があるから、その練習も兼ねて動画を撮ろうと思ったの」
丁寧な説明で、期待が高まる。
「この前の配信で言ってたけど、魔法っていうのは、想像《イメージ》の具現化。探索者が持ってる能力や魔力次第で色々なことが出来るのよ。例えばこれね」
ボォッ!っと、レオナの手から火の玉が生成される。
「これが一般的にファイアーボールって呼ばれてるものね。本には丁寧に詠唱とか呪文とか色々書いてるけど、想像さえ出来て、魔力があれば誰でも呪文なんて唱えないで作り出せるわ」
ポイッと野球ボールを投げる感覚で腕を振ると、ゆっくりと火の玉が飛んで行った。
直後。
ドカーンと轟音が響く。
「……」
「ま、まぁ、魔力を込めすぎると、こんなことになるから、注意が必要ね」
一瞬の沈黙の後、訂正するようにレオナが言った。
「まあ、こういう話は置いといて、頑張って使いこなせるようにしてる魔法を創っているわ。それがこれよ」
レオナの手には、糸のようなものが握られていた。
「実はこのダンジョンはレベル3なんだけど、ここにいる魔力蜘蛛っていうモンスターがいて、この蜘蛛の糸は魔力を通すと電気の代わりになるのよ!」
嬉々として話すレオナ。
「これを素材として、ダンジョンでは通信手段や、魔物探知に加工しているわ。ダンジョンの構造上、電波が届かない所もあるから、そういう時に便利なのよ。現在はレベル5ダンジョンまでこの魔力糸を使った機器の設置が進められているのよ」
1呼吸置いて、さらに続ける。
「これを利用すれば、逆に相手の位置を追求することも可能なのよ。魔力を通す必要があるから、発信源を探せば、場所が分からなくても便利よね」
ニコッと笑ったレオナ。
「今日は暇そうにしていたタケルを引っ張って、実験に連れてきたわ。今タケルの魔力が、この機器に反映されてるわ」
ブォンッと、空中に3Dのマップが現れた。
「探索者で知ってる人がいるなら、ここはレベル2ダンジョンよ。そして、レベル2ダンジョンは、3階構造になっているわ。私がいる地点がここ。入口ね。そしてタケルの魔力を探知したのが……ボス部屋ね。全く…すぐ攻略しようとするんだから」
少しレオナが静かになったかと思うと、足元に魔法陣が現れた
次の瞬間景色が変わり、目の前にはタケルがいた。
「おっす」
「おっすじゃないわよ!まだ10分も経ってないじゃない!なのにもうボスを攻略してるの!?」
「仕方ないだろ。弱かったし」
「ちょっと進むだけでよかったのよ!?」
「まあまあ、落ち着けや」
「そうね。シオンに言いつけるわ」
「酷くね!?」
「っと、こういう風に、探知して場所が分かれば加勢にも来れるわ。けど、魔力を探知するっていうことが必要だから、みんなも練習が必要になるわね」
「なんだお前、撮影してのか?」
「するって言ったじゃない」
「寝てる俺をいつの間にか連れてくるから悪ぃんだろ!寝かせてくれよ」
「うっ、それは私が悪かったわよ。とにかく今は撮影中よ。っと、実はこれを応用すれば自宅でも逆探知もできるようになるわ」
「ほぉ、例えばどんな風にだ?」
「逆探知なら、電波も感じるようになるかもしれないわ。ちょっと地上に出ましょうか」
レオナがパチンッと腕を鳴らすと、景色が変わってダンジョンの外に出ていた。
「今度はユイにLINEしてみましょう。タケル」
「ん?」
「いや、ん?じゃなくてLINEしなさいよ」
「ったく、しゃぁねえな…すみません睨むのはやめろや」
ブツブツ言いながらも、タケルがユイにLINEを送る。
「すぐに来たわね。今LINEが来たけど、メッセージのやり取りとかも電波を使っているわ。魔力探知の応用で、電波を探れば……ここね。タケル、行くわよ」
「へいへーい」
少し集中したレオナが、タケルに声をかけ、また指を鳴らすと、景色が変わって今度は室内にいた。
「あれ?レオナとタケルだ。何やってるの?」
そこはシオンの自宅のリビングだった。
「なんだよユイ、シオンのとこにいたのか」
「ふふ、ナツが行くって言ってたので私もお邪魔してました」
「なるほどなぁ」
「やっほータケル、レオナも。撮影中なんだねぇ。珍しいな」
「いい匂いがするわねぇ」
「お昼時だから、ご飯を作ってたんだ。もちろんレオナとタケルの分も一応作っておいたよ」
「流石シオンだな!」
「ありがとうシオン。頂くわ。でもその前に最後の挨拶をするわ」
「そうじゃん。僕ら邪魔じゃない?」
「いいえ?丁度いいわ。最近、少しずつ【白夜】のアカウントに、誰宛にとは言わないけど酷い言葉を使ったメッセージが届いてるわ。あんまり酷いと、私も本気を出すかもしれないわね…」
プツンとそこで動画が終わる。
電波を探知できるというレオナに、レオナの魔法の応用に感心する者、すごいと賞賛する者もいるなか、1部の人は震え上がっていた。
電波を探知できるということは……自分が誹謗中傷を送ったことで、探知されるのでは……っと。
………………………
…………………………………
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「またレオナも酷いことするよなぁ」
動画投稿を終えた日の夜。
例のごとくシオンの家に集まった【白夜】のメンバーと、ミオ。
シオン特性野菜チップスを食べながら、タケルは言った。
「お前、探知とか苦手じゃんか。というか、探知とか無理って言ってたよな」
「確かに。僕にも言ってたよね」
「どういう…こと?」
3人の問いに、笑いながらレオナは語る。
「確かに電波の探知なんて私にはできないわ。魔力探知なら、ユイの方が出来るし。でも、世間的には私が出来るように好評することで、シオンやミオにプラスの効果が現れるのよ」
「なるほど!」
ユイはすぐに分かったようで、感心したようにレオナを見る。
「世間からすると、レオナちゃんは『何でもできる魔法使い』なので、この動画だけ見ると、本当に探知ができると思い込ませることが出来ますね」
「そう!これで今後誹謗中傷が来ることを少しでも減らせるわ。現在までの誹謗中傷については、ガクホウさんが紹介してくれた弁護士さんが動いてるし、少しは安心できるわよ!」
「ありがとうレオナ!」
「レオナ…ありがとう」
「どういたしまして。誹謗中傷してるのは本当に過激派の人たちだから、賞賛してる人が多いってことは理解しておくのよ。その人たちのためにもこれからより一層、2人は頑張らないと行けないわよ!」
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