14 / 64
14話
しおりを挟む
『来た!』
『すごく待ってた!』
『始まるか!?』
『タケル笑笑』
『まだやってたのか笑笑』
『【白夜】全員集合やん!!』
『すげーー!!!』
『ほんとにリーダーだったのか!』
『疑ってたわ!マジすまん!』
事前に告知はしていたものの、やはりというか、10万人を超える視聴者数に、僕は【白夜】の影響力に驚く。
「えーっと、挨拶はどうしよう?」
「そこはリーダーがやらないと」
「そうですよシオンさん!」
「あんたがリーダーなんだからしっかりしなさい!」
「とりあえずこの拷問やめねぇ?」
「……やらせて頂きます」
みんなに言われて、僕は改めてカメラに向き直る。
もちろん、僕の顔はモザイクがかけられているため、顔は分からない。
「前の僕の配信に来てくれた方は初配信ありがとうございました。そして、初めて見ている方は初めまして。僕らは探索者パーティーの【白夜】です。今日は5人集まったということで、雑談配信をやることになりました。ダンジョン配信ばかりやっている4人の別の一面が現れるかもしれませんね」
「「「「長い!!」」」」
4人の総ツッコミが入る。
「挨拶しろって言ったのはみんなじゃん!」
「長すぎるわ!せめて2文くらいにまとめろ!」
「……レオナ。石1つ追加で」
「おい、ちょっ、俺が悪かっ…ぎゃああああ」
『シオン容赦ないwww』
『長いって、普段の挨拶が短すぎるのが悪いだろ!』
『タケルやナツは「うぃーっす」しか言わないやん』
「なるほど、普段の4人が短いんですね。でも、レオナやユイはちゃんと挨拶すると思うんですけど?」
『ユイちゃんほぼ喋らんぞ』
『レオナは配信なのに魔法ぶっぱなすから、挨拶なんてしないぞ?』
『ユイちゃんニコニコしてることが多いよな。でもそこがいい』
『タケルもレオナに負けずと魔物の群れに突っ込んでいく』
『なんなら挨拶するだけ男はマシだぞ』
「ちゃんと挨拶しなきゃだめでしょ!」
「だってレオナが!」
「だってタケルが!」
「最初は挨拶してたんだけど、最近はめんどくさくなってね……」
「すみません、喋るのは苦手で……」
「なんでこの人たちこんなんで登録者数500万人突破してるんでしょうね…」
『まあ、モンスターを蹂躙してるからな』
『喋らないでも魅せる化け物じみた強さ』
『レオナちゃんの魔法凄いし』
『ユイちゃんの魔法も凄いぞ!』
「やはり視聴者さんから見ても4人は凄いんですか?」
『やばい』
『ダンジョン入ったことないけど、やばいのは分かる』
『俺探索者やってるけど、異常だわ』
「レベル6ダンジョンを攻略したことはこの前のニュースで見ましたよ。流石だなと思いました」
「「「「いや、それほどでも」」」」
「照れすぎじゃない?」
「だって教えてなかったから、僕らの実力を実感してないだろう?」
「まあそうだね。レベル6ダンジョンがどれだけ危ないことすら分からないし」
「それじゃあ軽くダンジョンについて私とユイで説明するわ」
レオナとユイによる、ダンジョン講座が始まった。
あとがき
短くてすみません!
ですが、続きは明日10時頃出したいと思います!
『すごく待ってた!』
『始まるか!?』
『タケル笑笑』
『まだやってたのか笑笑』
『【白夜】全員集合やん!!』
『すげーー!!!』
『ほんとにリーダーだったのか!』
『疑ってたわ!マジすまん!』
事前に告知はしていたものの、やはりというか、10万人を超える視聴者数に、僕は【白夜】の影響力に驚く。
「えーっと、挨拶はどうしよう?」
「そこはリーダーがやらないと」
「そうですよシオンさん!」
「あんたがリーダーなんだからしっかりしなさい!」
「とりあえずこの拷問やめねぇ?」
「……やらせて頂きます」
みんなに言われて、僕は改めてカメラに向き直る。
もちろん、僕の顔はモザイクがかけられているため、顔は分からない。
「前の僕の配信に来てくれた方は初配信ありがとうございました。そして、初めて見ている方は初めまして。僕らは探索者パーティーの【白夜】です。今日は5人集まったということで、雑談配信をやることになりました。ダンジョン配信ばかりやっている4人の別の一面が現れるかもしれませんね」
「「「「長い!!」」」」
4人の総ツッコミが入る。
「挨拶しろって言ったのはみんなじゃん!」
「長すぎるわ!せめて2文くらいにまとめろ!」
「……レオナ。石1つ追加で」
「おい、ちょっ、俺が悪かっ…ぎゃああああ」
『シオン容赦ないwww』
『長いって、普段の挨拶が短すぎるのが悪いだろ!』
『タケルやナツは「うぃーっす」しか言わないやん』
「なるほど、普段の4人が短いんですね。でも、レオナやユイはちゃんと挨拶すると思うんですけど?」
『ユイちゃんほぼ喋らんぞ』
『レオナは配信なのに魔法ぶっぱなすから、挨拶なんてしないぞ?』
『ユイちゃんニコニコしてることが多いよな。でもそこがいい』
『タケルもレオナに負けずと魔物の群れに突っ込んでいく』
『なんなら挨拶するだけ男はマシだぞ』
「ちゃんと挨拶しなきゃだめでしょ!」
「だってレオナが!」
「だってタケルが!」
「最初は挨拶してたんだけど、最近はめんどくさくなってね……」
「すみません、喋るのは苦手で……」
「なんでこの人たちこんなんで登録者数500万人突破してるんでしょうね…」
『まあ、モンスターを蹂躙してるからな』
『喋らないでも魅せる化け物じみた強さ』
『レオナちゃんの魔法凄いし』
『ユイちゃんの魔法も凄いぞ!』
「やはり視聴者さんから見ても4人は凄いんですか?」
『やばい』
『ダンジョン入ったことないけど、やばいのは分かる』
『俺探索者やってるけど、異常だわ』
「レベル6ダンジョンを攻略したことはこの前のニュースで見ましたよ。流石だなと思いました」
「「「「いや、それほどでも」」」」
「照れすぎじゃない?」
「だって教えてなかったから、僕らの実力を実感してないだろう?」
「まあそうだね。レベル6ダンジョンがどれだけ危ないことすら分からないし」
「それじゃあ軽くダンジョンについて私とユイで説明するわ」
レオナとユイによる、ダンジョン講座が始まった。
あとがき
短くてすみません!
ですが、続きは明日10時頃出したいと思います!
5
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説

俺だけ2つスキルを持っていたので異端認定されました
七鳳
ファンタジー
いいね&お気に入り登録&感想頂けると励みになります。
世界には生まれた瞬間に 「1人1つのオリジナルスキル」 が与えられる。
それが、この世界の 絶対のルール だった。
そんな中で主人公だけがスキルを2つ持ってしまっていた。
異端認定された主人公は様々な苦難を乗り越えながら、世界に復讐を決意する。
※1話毎の文字数少なめで、不定期で更新の予定です。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

強奪系触手おじさん
兎屋亀吉
ファンタジー
【肉棒術】という卑猥なスキルを授かってしまったゆえに皆の笑い者として40年間生きてきたおじさんは、ある日ダンジョンで気持ち悪い触手を拾う。後に【神の触腕】という寄生型の神器だと判明するそれは、その気持ち悪い見た目に反してとんでもない力を秘めていた。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる