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10話
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「それでは、質問に答えて行きます……」
『Q.【白夜】のリーダー?』
「はい。一応僕はリーダー……ということになってます。ナツがニュースで言っていたように、【白夜】は、5人のパーティーになります」
『Q. 一応ってどゆこと?』
「自分もよく分かっていません。パーティー申請した時に、勝手にリーダーにされてました……」
『Q.ダンジョン潜ったところ見たことない』
「僕はダンジョンに入ることはありません。4人から禁止されてます」
『Q.実際のところ、強さってどんくらい?』
「僕は一般人側です。その証拠は……この探索者カードは初心者を示す黄色と緑のカードです」
探索者カードとは、探索者であることを示すためのカードで、身分証明書の代わりも務めている。
色によって、階級が分かれており、攻略したダンジョンのレベルによって違いがあり、レベル1を攻略していない初心者は黄色と緑のカードになる。
運転免許を初めて取った人が付けるようなあの若葉マークの色をしてる。
『まじで!?』
『めっちゃ弱っ……』
『俺でもレベル1は攻略してるのに?』
『逆に安心できるかも……』
『分かる、一般人にとって【白夜】ってまじで異質な存在って思ってたから、シオンみたいな一般人がいるってだけで安心したわ』
『Q.普段何してる?』
「基本的にこのアカウントで、動画投稿してます。基本的にダンジョン攻略は4人に任せて、僕は演奏とか料理とかしてます」
『え、ふつう( ˙꒳˙ )』
『マジでダンジョン行かないん?【白夜】の配信の裏方やってるとかでもないん?』
「基本的に【白夜】のアカウントは4人で管理してます。本当に僕はリーダーという肩書きがあるだけです。探索者としてみんなと肩を並べて戦いたい気持ちはありましたが、今はどんどん突き進むみんなに喜んでもらいたくて、料理や音楽に勤しんでます。だから、【白夜】の4人は大切な親友です。世間の評価で僕はすごい人物だと噂されましたが、本当の僕はこんなにもちっぽけで弱い存在です」
呼吸を整える。
「本来ならゆっくりと登録者を増やして、世間に認知されるようになったら改めてリーダーだと知らせようと思いました。今回こんな形になるとは思わなかったけど、先延ばしにするよりか、今伝えておいてスッキリすることが出来ました。その点でタケルにはすごく感謝してます」
「今もたくさんの視聴者さんが見に来ていただいて、最初は驚きましたが、今は初配信にも関わらず、見に来てくださってありがとうございます。どうかこれからも【白夜】をよろしくお願いします」
「長くなりましたが、今から演奏配信、初めて行きたいと思います。勉強や作業のお供に、お昼寝に、聞いていただけると助かります」
演奏を開始した。
ーーーーーーーーーーーーーー
時間は1時間程。
流行りのアニメソングや、4人にやったように、コメント欄から○○っぽい感じのコメントを募集して、演奏した。
重要なことは話し終えたから、きっと視聴者数も減るだろうと思ってた。
でも、そんなことはなくて。
「これで僕の配信を終わります。最終的に1、、10万人……たくさんの視聴者さんに来て頂き、ありがとうございます。動画投稿は今後も行っていくので、どうぞよろしくお願いします」
と、配信を終えた。
『Q.【白夜】のリーダー?』
「はい。一応僕はリーダー……ということになってます。ナツがニュースで言っていたように、【白夜】は、5人のパーティーになります」
『Q. 一応ってどゆこと?』
「自分もよく分かっていません。パーティー申請した時に、勝手にリーダーにされてました……」
『Q.ダンジョン潜ったところ見たことない』
「僕はダンジョンに入ることはありません。4人から禁止されてます」
『Q.実際のところ、強さってどんくらい?』
「僕は一般人側です。その証拠は……この探索者カードは初心者を示す黄色と緑のカードです」
探索者カードとは、探索者であることを示すためのカードで、身分証明書の代わりも務めている。
色によって、階級が分かれており、攻略したダンジョンのレベルによって違いがあり、レベル1を攻略していない初心者は黄色と緑のカードになる。
運転免許を初めて取った人が付けるようなあの若葉マークの色をしてる。
『まじで!?』
『めっちゃ弱っ……』
『俺でもレベル1は攻略してるのに?』
『逆に安心できるかも……』
『分かる、一般人にとって【白夜】ってまじで異質な存在って思ってたから、シオンみたいな一般人がいるってだけで安心したわ』
『Q.普段何してる?』
「基本的にこのアカウントで、動画投稿してます。基本的にダンジョン攻略は4人に任せて、僕は演奏とか料理とかしてます」
『え、ふつう( ˙꒳˙ )』
『マジでダンジョン行かないん?【白夜】の配信の裏方やってるとかでもないん?』
「基本的に【白夜】のアカウントは4人で管理してます。本当に僕はリーダーという肩書きがあるだけです。探索者としてみんなと肩を並べて戦いたい気持ちはありましたが、今はどんどん突き進むみんなに喜んでもらいたくて、料理や音楽に勤しんでます。だから、【白夜】の4人は大切な親友です。世間の評価で僕はすごい人物だと噂されましたが、本当の僕はこんなにもちっぽけで弱い存在です」
呼吸を整える。
「本来ならゆっくりと登録者を増やして、世間に認知されるようになったら改めてリーダーだと知らせようと思いました。今回こんな形になるとは思わなかったけど、先延ばしにするよりか、今伝えておいてスッキリすることが出来ました。その点でタケルにはすごく感謝してます」
「今もたくさんの視聴者さんが見に来ていただいて、最初は驚きましたが、今は初配信にも関わらず、見に来てくださってありがとうございます。どうかこれからも【白夜】をよろしくお願いします」
「長くなりましたが、今から演奏配信、初めて行きたいと思います。勉強や作業のお供に、お昼寝に、聞いていただけると助かります」
演奏を開始した。
ーーーーーーーーーーーーーー
時間は1時間程。
流行りのアニメソングや、4人にやったように、コメント欄から○○っぽい感じのコメントを募集して、演奏した。
重要なことは話し終えたから、きっと視聴者数も減るだろうと思ってた。
でも、そんなことはなくて。
「これで僕の配信を終わります。最終的に1、、10万人……たくさんの視聴者さんに来て頂き、ありがとうございます。動画投稿は今後も行っていくので、どうぞよろしくお願いします」
と、配信を終えた。
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