【R18】ハメられましたわ!~海賊船に逃げ込んだ男装令嬢は、生きて祖国に帰りたい~

世界のボボ誤字王

文字の大きさ
上 下
87 / 90

煽るなっ煽るなっ煽るなあああぁぁぁっ!

しおりを挟む
 挑んできた……だとう? フェルナンドの心拍数が速くなる。限界まで。

 このキャプテンフェルナンドに、もっと攻めろと言うのか。

 心のマストに、ジョリーロジャーがあがった。

「あっ……なにを?」

 ジョセフィーナのふっくらした尻を抱えあげ、彼女の腰を折り曲げる。

 苦しい体勢に目を丸くするも、ジョセフィーナはすぐにその光景に気づいたようだ。

「挿さっているのが、丸見えだろ?」

 赤黒く筋の浮いたカットラスが、勇敢な王太子妃を刺し貫いているのが分かるか?

 立て膝をついて垂直に振り下ろすと、ズプズプと埋まっていく。パンパンに膨らんだ極太の肉剣が吸い込まれていくのを見て、ジョセフィーナは首を振った。

「やっ! 怖いっ! そんな太いモノがっっ……あ゛っぁあぁぁぁ! やあぁぁぁあぁあぁぁぁあァ!! ぁあぁぁぁあぁぁあぁっっっ」

 降参するんだ。沈められてしまうぞ。

 ズンと子宮の入り口を破きそうな勢いで埋め込む。天井を突き破るほどの絶叫。

 その一瞬後の、無防備な素の顔が可愛くて色っぽくて、フェルナンドのマストは倍に膨らんだ気がした。もうこれは、剣でもマストでもない。錬鉄製の艦載砲だ。

「なんてエロい顔をしてやがる、王太子妃だろう?」

 クスクス笑いながら、一度引き抜こうとした。しかしジョセフィーナの膣は、逃してたまるかとでもいうように、絞り込んでくる。

「ばっ……やめ……」
「やぁぁぁぁ抜かないで! こわいっ、どうかなっちゃう──あっあぁぁぁ」

 無理やり腰を引くと、擦れて気持ちよかったのか、さらに淫乱そのものの顔になった。上品で可愛らしいはずの顔が淫らに蕩け、唇から涎を垂らしている。これがアヘ顔というやつか。

「もっと乱れろ」 

 ズドンッ──極めつけに再び深々と埋め込んでいた。

 ジョセフィーナの瞳が焦点を失い、全身が弛緩する。足の先が丸まってビクビク痙攣した。昇天したな。フェルナンドも堪らず達していた

 しばらく自分の荒い息遣いだけが聞こえた。。ジョセフィーナの体内に、遠慮なくフェルナンド汁を注いでしまった。

 今、たくさんの俺がジョセフィーナの体内に居るんだ。

 ジョセフィーナ、愛してる。愛してる。

 ジョセフィーナの体はまだ小刻みに震えていた。

 大砲で貫かれて体内に散弾を撒き散らされ、今まさに死を迎えようとしているように見える。

「ジョセフィーナ? ……おい……?」

 仕留めておいて、フェルナンドはショックを受けていた。気絶している。

 初夜と聞いてわくわくが止まらず、早く果てないように自分で抜いてきたフェルナンドだ。

 初夜とは、もう終わりなのか?

 白濁とともに引き抜かれた、力なく萎れていく海賊王は、いまやパウダーモンキーになってしまっている。

 そうだ、もう終わりだ。

 気絶するほど気持ちよかったのだろう。ジョセフィーナは満足してくれたんだ。

 それなのに、なぜ物足りなく感じている?

 意識が戻らないジョセフィーナを不安な気持ちで見つめた。

 ……そもそも、初夜とはこういうものではなくないか? 気絶するまでなんて、やり過ぎである。

 初夜は儀式であるからして、フェルナンドはジョセフィーナの初めての体を労りながら、貫通式を速やかに終えるべきだったのだ。

「ジョセフィーナ……悪かった。ジョセフィ──」

 ヒクヒクしている膣から大量の精液を滴らせているところを見ると、フェルナンドの背筋をゾクッと征服欲が這い上る。

 ムラムラと股間が反応してしまう。

 今出したばっかりだぞ!

 そんな股間事情より、ジョセフィーナの体の方が心配だ。気持ち良すぎて死ぬこともあると聞く。まさか腹上死!? ──恐怖に駆られてジョセフィーナの頬をペチペチ叩く。

 まつ毛が動き、ぼんやり瞼が開いた。フェルナンドはほっとした。

「すまなかった。あれほど自分に言い聞かせたのに、けっきょく乱暴にしてしまった……辛くなかった?」

 彼女の汗びっしょりの前髪を掻きあげ、傷ついていないか確認する。

 ジョセフィーナはしばらくぼんやりしていたが、すぐに我に返った。そしてフェルナンドの心配そうな顔を見て、ふわりと微笑む。

「い、いいえ。びっくりして……こんな、気を失うほど気持ちいいことが、世の中にあったなんて……」

 ジョセフィーナはまとわりつく破れたナイトドレスを引き上げ、もじもじと体を隠す。白い頬が薔薇色に染まっている。

「はしたない声を、たくさんあげてしまいました。でも、嫌にならないで、また愛してくださいますか?」

 フェルナンドは俯いた。

「?? フェルナンド?」

 ジョセフィーナは何を考えたのか、身を寄せて顔を覗き込んできた。

「フェルナンドは、いまいちでしたか? わたくし初めてだし、もしかしてフェルナンドには物足りなかったのかと──」

 顔を上げた彼の顔は、晴れ晴れとして輝いていた。

「ジョセフィーナ、ごめん。早く終わりすぎたかもしれねえ。もっと厳かに、王族らしく、ねっとりがっつり絡み合おう」

 大事な儀式なのだから、あっさり終わらせてはなあない。国の一大イベントだぞ。

 ソル帝国の戴冠式くらい長くないと、国力を疑われる。なんだったら、四十九日初夜にすべきじゃね?

 フェルナンドの声色に何かを感じたのだろう。

 自分が言った言葉の効果を後悔したように、ジョセフィーナはくるりと背を向け、四つん這いでこそこそフェルナンドから離れようとする。

 はは、降参して逃げているのか。

 白い尻はベトベトに濡れ、内腿をフェルナンドの汁が滴り落ちていく。

 全ての行動が、彼を煽った。

 いや、たとえジョセフィーナがクシャミひとつしようと、フェルナンドを燃え上がらせていただろう。

 ジョセフィーナの存在自体が、焼き玉なのだから。彼女はフェルナンドを火船にする起爆剤なのである。

 パウダーモンキーだったフェルナンドの股間がムクムクと復活し、あっという間に海軍提督になった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

稀代の悪女として処刑されたはずの私は、なぜか幼女になって公爵様に溺愛されています

水谷繭
ファンタジー
グレースは皆に悪女と罵られながら処刑された。しかし、確かに死んだはずが目を覚ますと森の中だった。その上、なぜか元の姿とは似ても似つかない幼女の姿になっている。 森を彷徨っていたグレースは、公爵様に見つかりお屋敷に引き取られることに。初めは戸惑っていたグレースだが、都合がいいので、かわい子ぶって公爵家の力を利用することに決める。 公爵様にシャーリーと名付けられ、溺愛されながら過ごすグレース。そんなある日、前世で自分を陥れたシスターと出くわす。公爵様に好意を持っているそのシスターは、シャーリーを世話するという口実で公爵に近づこうとする。シスターの目的を察したグレースは、彼女に復讐することを思いつき……。 ◇画像はGirly Drop様からお借りしました ◆エール送ってくれた方ありがとうございます!

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

家出令嬢が海賊王の嫁!?〜新大陸でパン屋さんになるはずが巻き込まれました〜

香月みまり
恋愛
20も離れたおっさん侯爵との結婚が嫌で家出したリリ〜シャ・ルーセンスは、新たな希望を胸に新世界を目指す。 新世界でパン屋さんを開く!! それなのに乗り込んだ船が海賊の襲撃にあって、ピンチです。 このままじゃぁ船が港に戻ってしまう! そうだ!麦の袋に隠れよう。 そうして麦にまみれて知ってしまった海賊の頭の衝撃的な真実。 さよなら私の新大陸、パン屋さんライフ〜

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

RIGHT MEMORIZE 〜僕らを轢いてくソラ

neonevi
ファンタジー
運命に連れられるのはいつも望まない場所で、僕たちに解るのは引力みたいな君との今だけ。 ※この作品は小説家になろうにも掲載されています

処理中です...