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第三章
魔物の森
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けっきょくあの後、取り付く島もなかった。
なんか……ただ気まずい空気にしただけっていうね。
テオフィルは翌日も、私には能面のような表情を崩さない。完璧に心を閉ざしてしまったのが分かった。
もう少しうまく切り出せば良かった……。
早かったのだ。こんな得体の知れない女に何か言われても、なんら共感などできないだろう。
「俺たちはこれから、魔王がいるかもしれない魔物の巣に向かう」
事務的にそう告げたテオフィル。
「君は、わざわざ危ない目に遭う必要もないだろう? 関係ないんだから」
トゲを含んでいるわけではない。ただ本当に無関心な言葉に、ズキッと胸が痛む。
彼は地図を広げ、ちょうど木々が薄くなった方を指さした。
「少し行けば、小さな城塞都市がある。馬なら一日あれば着くと思うよ。人口は少ないが、そこで仕事でも貰えばいい」
それから何かを紙にしたためる。そこに指をあて、小さく呪文を唱えた。ピカッと紋章が浮かび上がったその紙を、私にくれる。
「これを持って、門番に勇者の紹介だと言えば、入れてくれる。魔物被害の難民を安全な城壁内に送るのも、俺たちの仕事だから。その……娼婦のギルドも受け入れてくれるはずだ」
娼婦じゃないっての!
でも、魔物擁護の発言をしたせいで怒っているはずなのに、ちゃんと身の安全を確保してくれようとするのね。やっぱりテオフィル好き。
「え~、また紅一点になっちゃうぅ」
アレクシアが指をくわえて、寂しそうにこちらを見ている。
「でも、仕方ないわね。私たち、使命があるもの。部外者のお姉さんを危険な目に遭わせたくないもん。私のことは皆が守ってくれるけど、部外者のお姉さんまではみんな、目が届かないと思うの」
いちいち気に障る言い方だな!
ファッビオだけちょっと名残惜しげな顔で、あとは皆そっけない。
テオフィルはもう、目を合わせてくれなかった。せっかく会えたのに……。
アレクシアは、テオフィルとジークの手を取り、行こっ、と言って引っ張っていってしまった。
去り際にこちらを振り返るアレクシア。なんだか勝ち誇ったような笑顔を向けられる。気のせいだろうか。
なんとも言えない妙な気分。そういえば私、セフレだったと気付かされた最後の彼以外は、振ることはあっても、振られたことはなかったな。みんな、こんな気持ちだったのだろうか……。
しかも、告ってもいないし。というか、認識もされていないのだから、こうなるのは必至よね。
「……う~ん」
遠ざかっていく勇者パーティー。
また、彼らと別れるのか。命をかけて共に戦った仲間が離れていく。
妙な感覚だ。鳩尾に穴が開いたような……。
そう、ぽっかり穴が開いたような。
私はしばらく立ち尽くしていたけれど、うなだれ、馬の手綱を引いて歩きだした。
立ち止まってどうなる。魔物と人間の共存という、壮大な目的があるのだ。めげている場合ではない。
しばらく彼らの後をつけるように、トボトボ森の中を歩いていくと、ドンと何かにぶつかった。
ぼんやりしていたから、木にでもぶつかったのかと思った。
「気が済みましたか?」
あ、懐かしい声。顔を上げるとアッサールだ。え、また来たの?
「では戻りまし──」
彼の言葉が途切れる。涙に気づかれないように顔を背ける私。でもばっちり見られた。
「……殺してきましょうか?」
すっとアッサールの声の温度が下がる。
「な、なによそれ。返り討ちにされるわよ」
「そうでしょうか」
勇者ご一行舐めんなよ! 皆マジ強いんだからな。
「それに、別に平気だし。何かされたわけじゃないし」
「二度も泣かされたのに?」
「泣いてない! 花粉症なの! それより、また命令を無視したの? なんで来たの?」
アッサールは険しい顔で私を見ていたけど、たぶん私の涙の理由に触れるのは、得策ではないと気づいたのだろう。
「貴女が勇者一行から離れるのを、トンボールの千里眼球で確認したんです。ですからお迎えにあがりました」
命令違反ではないと強調してくる。そうか、一応彼には聖女だったと言ってある。もちろん完全に信じたわけじゃないようだけど、私が人間側に寝返らないか心配なのだろう。
「それと、できればこの先に、貴女は行ってほしくない」
「え?」
「勇者たちが向かった魔物の森は、貴女に仕えるべきだった魔族がいます」
私は首をかしげる。何個か中ボス戦があったのは覚えているが、こんなに早かったとは思えない。
アッサールはちょっと躊躇ってから言う。
「先代の魔王にも仕えたことがある魔物が二人、離反したことは以前に申し上げたと思いますが」
「えーと、なんだっけ、フローラとオーマイリルガー?」
「……ロとガしか合ってません」
ごめん、カタカナめっちゃ弱いのよ。
「本来私と共に、貴女をお守りするはずの二人。そのうちの一人が、どうやらこの奥の森を拠点にしているようなのです」
私は考え込んだ。前回のお話──聖女だった時も、森の魔物とは戦った。でも、雑魚敵ばかりだったはず。
話を聞く限りじゃその二人は、アッサールと同じくらい魔力が強そう。そうなるとやっぱり中ボスクラスよね。
中ボス戦は、魔王城とその入り口、闇の神殿があるあの島でのみであったはず。討伐軍の船で渡ったけど、島に着くなり半数を沈められたっけ。中ボスと言えど、それくらい強い。
えーと、確か名前は……。
恋愛小説の敵キャラなんていちいち名前覚えてないよ。だって恋愛ものよ? バトルシーンなんてめっちゃあっさり描写だったし。
でもたしか、いかにも悪魔的な、派手な女だったよな……。ふと、記憶がよみがえる。
『おのれ~この魔王軍第三の矢、ローザ・ストラビンスキーの全ての力を受けてみよ!』
ローザだった! え、苗字あったの? ストラビンスキーだったの!?
「正解です。我々は自分で好きな名前を付けますので。姓は自分でつけたのでしょう。ちなみに貴女の名は先代が亡くなる前に遺言として遺しました」
いや、まあ正しくはこの小説の作者なんだろうけど、とにかくネーミングセンス悪ぅ。
「この森のどこかに、ローザがいるの?」
アッサールは首を振る。
「リュディガーかも。どちらかは結界に阻まれ不明です。でも力を感じるのです」
前回のWeb小説の内容とは違う。
やはりやり直しになっているのを、私は実感した。
なんか……ただ気まずい空気にしただけっていうね。
テオフィルは翌日も、私には能面のような表情を崩さない。完璧に心を閉ざしてしまったのが分かった。
もう少しうまく切り出せば良かった……。
早かったのだ。こんな得体の知れない女に何か言われても、なんら共感などできないだろう。
「俺たちはこれから、魔王がいるかもしれない魔物の巣に向かう」
事務的にそう告げたテオフィル。
「君は、わざわざ危ない目に遭う必要もないだろう? 関係ないんだから」
トゲを含んでいるわけではない。ただ本当に無関心な言葉に、ズキッと胸が痛む。
彼は地図を広げ、ちょうど木々が薄くなった方を指さした。
「少し行けば、小さな城塞都市がある。馬なら一日あれば着くと思うよ。人口は少ないが、そこで仕事でも貰えばいい」
それから何かを紙にしたためる。そこに指をあて、小さく呪文を唱えた。ピカッと紋章が浮かび上がったその紙を、私にくれる。
「これを持って、門番に勇者の紹介だと言えば、入れてくれる。魔物被害の難民を安全な城壁内に送るのも、俺たちの仕事だから。その……娼婦のギルドも受け入れてくれるはずだ」
娼婦じゃないっての!
でも、魔物擁護の発言をしたせいで怒っているはずなのに、ちゃんと身の安全を確保してくれようとするのね。やっぱりテオフィル好き。
「え~、また紅一点になっちゃうぅ」
アレクシアが指をくわえて、寂しそうにこちらを見ている。
「でも、仕方ないわね。私たち、使命があるもの。部外者のお姉さんを危険な目に遭わせたくないもん。私のことは皆が守ってくれるけど、部外者のお姉さんまではみんな、目が届かないと思うの」
いちいち気に障る言い方だな!
ファッビオだけちょっと名残惜しげな顔で、あとは皆そっけない。
テオフィルはもう、目を合わせてくれなかった。せっかく会えたのに……。
アレクシアは、テオフィルとジークの手を取り、行こっ、と言って引っ張っていってしまった。
去り際にこちらを振り返るアレクシア。なんだか勝ち誇ったような笑顔を向けられる。気のせいだろうか。
なんとも言えない妙な気分。そういえば私、セフレだったと気付かされた最後の彼以外は、振ることはあっても、振られたことはなかったな。みんな、こんな気持ちだったのだろうか……。
しかも、告ってもいないし。というか、認識もされていないのだから、こうなるのは必至よね。
「……う~ん」
遠ざかっていく勇者パーティー。
また、彼らと別れるのか。命をかけて共に戦った仲間が離れていく。
妙な感覚だ。鳩尾に穴が開いたような……。
そう、ぽっかり穴が開いたような。
私はしばらく立ち尽くしていたけれど、うなだれ、馬の手綱を引いて歩きだした。
立ち止まってどうなる。魔物と人間の共存という、壮大な目的があるのだ。めげている場合ではない。
しばらく彼らの後をつけるように、トボトボ森の中を歩いていくと、ドンと何かにぶつかった。
ぼんやりしていたから、木にでもぶつかったのかと思った。
「気が済みましたか?」
あ、懐かしい声。顔を上げるとアッサールだ。え、また来たの?
「では戻りまし──」
彼の言葉が途切れる。涙に気づかれないように顔を背ける私。でもばっちり見られた。
「……殺してきましょうか?」
すっとアッサールの声の温度が下がる。
「な、なによそれ。返り討ちにされるわよ」
「そうでしょうか」
勇者ご一行舐めんなよ! 皆マジ強いんだからな。
「それに、別に平気だし。何かされたわけじゃないし」
「二度も泣かされたのに?」
「泣いてない! 花粉症なの! それより、また命令を無視したの? なんで来たの?」
アッサールは険しい顔で私を見ていたけど、たぶん私の涙の理由に触れるのは、得策ではないと気づいたのだろう。
「貴女が勇者一行から離れるのを、トンボールの千里眼球で確認したんです。ですからお迎えにあがりました」
命令違反ではないと強調してくる。そうか、一応彼には聖女だったと言ってある。もちろん完全に信じたわけじゃないようだけど、私が人間側に寝返らないか心配なのだろう。
「それと、できればこの先に、貴女は行ってほしくない」
「え?」
「勇者たちが向かった魔物の森は、貴女に仕えるべきだった魔族がいます」
私は首をかしげる。何個か中ボス戦があったのは覚えているが、こんなに早かったとは思えない。
アッサールはちょっと躊躇ってから言う。
「先代の魔王にも仕えたことがある魔物が二人、離反したことは以前に申し上げたと思いますが」
「えーと、なんだっけ、フローラとオーマイリルガー?」
「……ロとガしか合ってません」
ごめん、カタカナめっちゃ弱いのよ。
「本来私と共に、貴女をお守りするはずの二人。そのうちの一人が、どうやらこの奥の森を拠点にしているようなのです」
私は考え込んだ。前回のお話──聖女だった時も、森の魔物とは戦った。でも、雑魚敵ばかりだったはず。
話を聞く限りじゃその二人は、アッサールと同じくらい魔力が強そう。そうなるとやっぱり中ボスクラスよね。
中ボス戦は、魔王城とその入り口、闇の神殿があるあの島でのみであったはず。討伐軍の船で渡ったけど、島に着くなり半数を沈められたっけ。中ボスと言えど、それくらい強い。
えーと、確か名前は……。
恋愛小説の敵キャラなんていちいち名前覚えてないよ。だって恋愛ものよ? バトルシーンなんてめっちゃあっさり描写だったし。
でもたしか、いかにも悪魔的な、派手な女だったよな……。ふと、記憶がよみがえる。
『おのれ~この魔王軍第三の矢、ローザ・ストラビンスキーの全ての力を受けてみよ!』
ローザだった! え、苗字あったの? ストラビンスキーだったの!?
「正解です。我々は自分で好きな名前を付けますので。姓は自分でつけたのでしょう。ちなみに貴女の名は先代が亡くなる前に遺言として遺しました」
いや、まあ正しくはこの小説の作者なんだろうけど、とにかくネーミングセンス悪ぅ。
「この森のどこかに、ローザがいるの?」
アッサールは首を振る。
「リュディガーかも。どちらかは結界に阻まれ不明です。でも力を感じるのです」
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