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お呼び出し?
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「マスター、俺はこれからどうしたらいいんですかね。」
途方に暮れた俺は、マスターを頼ることにした。仕方ないだろう。だって右も左もわからないんだから。
「ワタリビトに関して、私の知っていることは、皇帝陛下に謁見しなければいけないということだけです。」
「皇帝陛下?」
この異世界は幾つかの国に分かれていて、ここはエスペランサ帝国という皇帝陛下が治めている国らしい。
ワタリビトは、その国に新しいもの…例えば技術、芸術、食文化、その他諸々…を運んで来る存在として、大切に保護されることになっているんだそうだ。
それで、生活全般的にサポートするために
謁見をして、そのワタリビトがどんな人物か、確認することになっているので、ワタリビトを発見したら速やかに報告する義務があると、マスターが教えてくれた。
なるほど。国にとって、利益になるのなら囲い込んだ方が良いって訳だろう。
それじゃ、とにかく皇帝陛下に会いに行けばいいのか。
「これから一緒に行ってみましょう。」
「いいんですか!マスターは直射日光は大丈夫なんですか?」
「ふふ、大丈夫ですよ。バンパイアと違って私はダンピーラですから。」
どう違うのかさっぱりわからないが、大丈夫ならお願いしよう。
「では、城に連絡をします。」
マスターは、内ポケットから何かを取り出した。
え、それ、スマホ?
異世界にスマホあんの?
「あぁ、これですか。これは魔道具ですよ。離れた場所へ声を届けることが出来るんです。あと、手紙も送れるんですよ。便利でしょう?」
「あ。うん、便利ですね。」
おいおい、どうなってんだ。
途方に暮れた俺は、マスターを頼ることにした。仕方ないだろう。だって右も左もわからないんだから。
「ワタリビトに関して、私の知っていることは、皇帝陛下に謁見しなければいけないということだけです。」
「皇帝陛下?」
この異世界は幾つかの国に分かれていて、ここはエスペランサ帝国という皇帝陛下が治めている国らしい。
ワタリビトは、その国に新しいもの…例えば技術、芸術、食文化、その他諸々…を運んで来る存在として、大切に保護されることになっているんだそうだ。
それで、生活全般的にサポートするために
謁見をして、そのワタリビトがどんな人物か、確認することになっているので、ワタリビトを発見したら速やかに報告する義務があると、マスターが教えてくれた。
なるほど。国にとって、利益になるのなら囲い込んだ方が良いって訳だろう。
それじゃ、とにかく皇帝陛下に会いに行けばいいのか。
「これから一緒に行ってみましょう。」
「いいんですか!マスターは直射日光は大丈夫なんですか?」
「ふふ、大丈夫ですよ。バンパイアと違って私はダンピーラですから。」
どう違うのかさっぱりわからないが、大丈夫ならお願いしよう。
「では、城に連絡をします。」
マスターは、内ポケットから何かを取り出した。
え、それ、スマホ?
異世界にスマホあんの?
「あぁ、これですか。これは魔道具ですよ。離れた場所へ声を届けることが出来るんです。あと、手紙も送れるんですよ。便利でしょう?」
「あ。うん、便利ですね。」
おいおい、どうなってんだ。
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