ウムイウタが聞こえる
十朱は、優雅に高校生活を送りたい女子高生。
ある日祭祀会社の九曜という男から、祖母の遺産相続の話を持ちかけられる。
会ったこともない祖母の存在に戸惑う十朱だったが、彼に言いくるめられ、祖母の住んでいたという島に渡ることに。
だがそこは、厭魅が跋扈する精霊信仰の不思議な島だった。
十朱は島のユタだった久仁の孫で、来たるヨーカビーという厭魅退治の行事のため呼ばれたのだという。
王朝の末裔グスクの妃三子、その息子壱也から、巫覡である九曜、海七、矢束とともに島を救ってほしいと十朱は頼まれ…
恋と友情のひと夏の和風幻想譚!
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