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第1ステージ 乙女ゲームにさよなら
乙女ゲームにさよなら②
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異変に気づいたのはカイヤだった。
「ギャラリーのほうがなんだか騒がしくない?」
耳をそば立てると、確かにスチルを収めたギャラリーから、エキストラたちの動揺した声が聞こえる。
レンカたちがあわてて現場に向かい陰からのぞいてみると、そこには信じられない景色が広がっていた。
「な……スチルが!」
なんと、プレイヤーが全ルートをまわって獲得した思い出の静止画が、何かに食い荒らされたようにあちこち穴だらけになって消えている。
レンカはその場に凍りついた。
「どうしてこんなことに!」
「そんなことは後だ、みんな早く、もう一度スチルを作るぞ!」
アンバーに促され、レンカたちは急いでスチルの背景場所へ飛ぶ。抜けたシーンを、もう一度再現するのだ。
「SEとサウンドをディレクトリから持って来るんだ」
「静止画だからBGMだけでいいんじゃ」
「いや『シーン再生』がある」
そう、スチルによっては動画でふり返るものもある。
「もうぼくらだけでは手が足りないよ」
「エキストラたちにも頼もう。衣装は楽屋に予備があっただろう」
ふだんはキザでナルシストなアンバーだが、一番の年長者だからか、こういうときには意外と頼りになる。
初めての作業に戸惑う登場人物たちだったが、彼の指示で少しずつ復元は進んだ。
しかし、なかなか完全にそろわない。
「このままじゃ、プレイヤーがメーカーにクレームを入れるぞ」
「まずいわ急いで! あとは?」
「ええと、スピネルが死ぬシーンだよ」台本を見るカイヤ。
「スピネルはどこに行ったの?」
レンカが頭をかかえたとき、ちょうどスピネルが現場に来るのが見えた。
「あれ、お前たち……?」
ただならぬ雰囲気に後退りするが、アンバーにすばやく首を確保される。
「な!?」
レンカはカイヤに確認した。
「どの死に方?」
「刺されてからの溺死」
「エンドリスト№12、すぐに用意して!」
「やめろ、おれはもうやらんぞ!」
何度も演って懲りたのだろう、全力で抗うがアンバーの腕はほどけない。一番高身長で肉体美を自慢するだけあり力も強いのだ。
「放せ! ちょっと待──わあっ!」
スピネルは有無を言わさずエキストラたちに泉に放り込まれ、ブクブクと沈みゆくさまを撮られた。できた画像を速攻でレンカがギャラリーに貼りつける。
なんとか間にあったようだ。
「……ふう、ちょっとしたバグってことですんだかな」
「でもレビューは星がへったかもね」
談笑するアンバーとカイヤの後ろから、レンカは逸る口調で告げた。
「それより、どうしてこんな事故が起きたのか調べなきゃ」
「調べるって、どうやってさ?」
「わたし、このプラットホームにいるキャラクターたちに聞き込みに行こうと思うの。同じトラブルがまた起きたら、このゲーム消されちゃうわ!」
「うむ、さすがは主人公──だが、なんか殺気立ってるな、お前」
「コンプして性格変わった?」
呆れ気味のアンバーやカイヤに、レンカはこぶしをにぎって力説した。
「わたしたちはずっと、作られたシナリオに沿って存在してきたわ。でもゲームは終わった。これからは予定調和な毎日じゃなくて、現実を生きたいの」
「現実とは?」
「このゲームの外の世界よ。みんなだってプラットホームに出てみたいでしょ?」
「そりゃまあ、外にはいろんなゲームがあるしなあ?」
なぜか顔を綻ばせうなずくアンバー。
だが、カイヤは他人事のようにあくびをする。
「ぼくはやだよ、めんどうくさい。せっかくフルコンプしたんだ、これからはのんびり行きたいね」
「そこは同感だな。通常不具合の発見等デバッグは運営の仕事だ──はっくしょい!」
スピネルも水を滴らせ、不機嫌そうに泉から上がって来た。
「いいわよいいわよ、アンバーが協力してくれるから」
「わたしが?」
いちおう困った顔を見せるが、「しょうがないな」とレンカと裏方へ向かう。
頭をかきながらも後ろ姿に背負っているのは、キラキラとした光のエフェクト。
「あいつやる気満々だな」
「ウザいなあ」
アンバーの頭上に表示された好感度アップのアイキャッチを、スピネルとカイヤは半目で見送った。
裏方は空港に似た作りで、ロビーから搭乗口のようにのびた通路がそれぞれのゲームの入り口につながっている。
プラットホームにあるゲームはもちろん、『憂国のシンデレラ』だけではない。
剣と魔法のファンタジーRPG『エピックオブドラグーン』、砂漠の怪物を狩猟する『デザート無双2』、動物の仲間たちと村おこしに励む『オアシス村物語』などなど。
『憂国のシンデレラ』はここでは一番ダウンロードが新しく、レンカたちは新参者だ。
立体映像で空中に映し出された各ゲームのメインビジュアルを見上げながら、レンカは改めてゲームの多さを知った。
「ギャルゲーまであるのね」
「うむ、我々のプレイヤーはなんでも楽しむ雑食タイプのようだな」
ロビーは学生服の美少女や勇者たち、いろんなキャラクターでごった返している。
初めて自分のゲームの外に出たレンカは、改めてわくわくと期待にみちた目でロビーを見回した。
ふたりはまず、総合案内へ向かった。
「いらっしゃいませ」
カウンターには、黒いスーツ姿に白い仮面の男性が立っている。
記号で作られた顔文字がデジタルで仮面に表示される仕様になっており、今はノーマルの無表情となっている。
彼がここの管理AIらしい。アンバーは早速スチルが消えた件を話したが、相手からは的はずれな定例句が返って来た。
「それはご愁傷さまですな」
「いや、だから原因をだな」
ふいに、白い手袋をはめた手がさっと受付の注意書きを指す。
『各ソフト内での事故・トラブルにつきましては、一切責任を負いかねますのでご了承ください』
「……というと?」
「申しわけありませんが、このような決まりになっておりまして」
さほど悪いとも思ってなさそうな、単調な口調である。レンカはずいとカウンターへ乗り出した。
「うちのゲームのせいとは限らないわ。そっちの問題かもしれないじゃない」
「そのような報告はございません」
「ちゃんと調べてよ」
「わたしどものハードに不良はないと心得ております」
取りつくしまがない。レンカはイライラと足を鳴らした。
「これだからお役所仕事って……」
「おっと定時だ」
シュンと音がして顔文字が消え、管理AIは静止した。
「ちょっと、まだ終業には早いわよ! そっちのハードに不良はないんじゃなかったの?」
シャットダウンしたAIにつかみかかるレンカを、アンバーが止める。
「行こう、レンカ」
「どうしてよ、あれ見て、納得できないわ」
何食わぬ顔で復活している管理人を不服げに後ろをふり返るが、引っ張られてゆく。
アンバーはロビーのすみのソファに腰かけ、レンカをなだめるように声をひそめた。
「まあ落ちつけ、今は分が悪い」
「じゃあ、どうするの?」
「なぜこのようなバグが起きたのか、調査するのだ」
「だからここに来たんじゃない」
「ああ、そうだったな……うむ」
自分が落ちつけと言ったにもかかわらず、アンバーはそわそわと心ここにあらずだ。
レンカが不審な視線を投げると、いきなり彼は立ち上がった。
「そう、聞き込みだ、いろんなキャラクターに聞き込みをかけるのだ!」
「それもわたしが言ったけど」
「そ、そうであったな。ではわたしは行く。お前もいずれかのゲームでいろいろ調べて来い。じゃっ」
言うやいなや、マントを翻し、これまでに見たこともない俊足で駆けてゆく。
行き先は、まっすぐに美少女ゲーム『ラブコンチェルト』のエントランス。
「あの男・はっ……」
ひたいにぴしりと青すじが走る。スチルにはない苦虫を噛みつぶしたような表情で、レンカは歯噛みした。
「ギャラリーのほうがなんだか騒がしくない?」
耳をそば立てると、確かにスチルを収めたギャラリーから、エキストラたちの動揺した声が聞こえる。
レンカたちがあわてて現場に向かい陰からのぞいてみると、そこには信じられない景色が広がっていた。
「な……スチルが!」
なんと、プレイヤーが全ルートをまわって獲得した思い出の静止画が、何かに食い荒らされたようにあちこち穴だらけになって消えている。
レンカはその場に凍りついた。
「どうしてこんなことに!」
「そんなことは後だ、みんな早く、もう一度スチルを作るぞ!」
アンバーに促され、レンカたちは急いでスチルの背景場所へ飛ぶ。抜けたシーンを、もう一度再現するのだ。
「SEとサウンドをディレクトリから持って来るんだ」
「静止画だからBGMだけでいいんじゃ」
「いや『シーン再生』がある」
そう、スチルによっては動画でふり返るものもある。
「もうぼくらだけでは手が足りないよ」
「エキストラたちにも頼もう。衣装は楽屋に予備があっただろう」
ふだんはキザでナルシストなアンバーだが、一番の年長者だからか、こういうときには意外と頼りになる。
初めての作業に戸惑う登場人物たちだったが、彼の指示で少しずつ復元は進んだ。
しかし、なかなか完全にそろわない。
「このままじゃ、プレイヤーがメーカーにクレームを入れるぞ」
「まずいわ急いで! あとは?」
「ええと、スピネルが死ぬシーンだよ」台本を見るカイヤ。
「スピネルはどこに行ったの?」
レンカが頭をかかえたとき、ちょうどスピネルが現場に来るのが見えた。
「あれ、お前たち……?」
ただならぬ雰囲気に後退りするが、アンバーにすばやく首を確保される。
「な!?」
レンカはカイヤに確認した。
「どの死に方?」
「刺されてからの溺死」
「エンドリスト№12、すぐに用意して!」
「やめろ、おれはもうやらんぞ!」
何度も演って懲りたのだろう、全力で抗うがアンバーの腕はほどけない。一番高身長で肉体美を自慢するだけあり力も強いのだ。
「放せ! ちょっと待──わあっ!」
スピネルは有無を言わさずエキストラたちに泉に放り込まれ、ブクブクと沈みゆくさまを撮られた。できた画像を速攻でレンカがギャラリーに貼りつける。
なんとか間にあったようだ。
「……ふう、ちょっとしたバグってことですんだかな」
「でもレビューは星がへったかもね」
談笑するアンバーとカイヤの後ろから、レンカは逸る口調で告げた。
「それより、どうしてこんな事故が起きたのか調べなきゃ」
「調べるって、どうやってさ?」
「わたし、このプラットホームにいるキャラクターたちに聞き込みに行こうと思うの。同じトラブルがまた起きたら、このゲーム消されちゃうわ!」
「うむ、さすがは主人公──だが、なんか殺気立ってるな、お前」
「コンプして性格変わった?」
呆れ気味のアンバーやカイヤに、レンカはこぶしをにぎって力説した。
「わたしたちはずっと、作られたシナリオに沿って存在してきたわ。でもゲームは終わった。これからは予定調和な毎日じゃなくて、現実を生きたいの」
「現実とは?」
「このゲームの外の世界よ。みんなだってプラットホームに出てみたいでしょ?」
「そりゃまあ、外にはいろんなゲームがあるしなあ?」
なぜか顔を綻ばせうなずくアンバー。
だが、カイヤは他人事のようにあくびをする。
「ぼくはやだよ、めんどうくさい。せっかくフルコンプしたんだ、これからはのんびり行きたいね」
「そこは同感だな。通常不具合の発見等デバッグは運営の仕事だ──はっくしょい!」
スピネルも水を滴らせ、不機嫌そうに泉から上がって来た。
「いいわよいいわよ、アンバーが協力してくれるから」
「わたしが?」
いちおう困った顔を見せるが、「しょうがないな」とレンカと裏方へ向かう。
頭をかきながらも後ろ姿に背負っているのは、キラキラとした光のエフェクト。
「あいつやる気満々だな」
「ウザいなあ」
アンバーの頭上に表示された好感度アップのアイキャッチを、スピネルとカイヤは半目で見送った。
裏方は空港に似た作りで、ロビーから搭乗口のようにのびた通路がそれぞれのゲームの入り口につながっている。
プラットホームにあるゲームはもちろん、『憂国のシンデレラ』だけではない。
剣と魔法のファンタジーRPG『エピックオブドラグーン』、砂漠の怪物を狩猟する『デザート無双2』、動物の仲間たちと村おこしに励む『オアシス村物語』などなど。
『憂国のシンデレラ』はここでは一番ダウンロードが新しく、レンカたちは新参者だ。
立体映像で空中に映し出された各ゲームのメインビジュアルを見上げながら、レンカは改めてゲームの多さを知った。
「ギャルゲーまであるのね」
「うむ、我々のプレイヤーはなんでも楽しむ雑食タイプのようだな」
ロビーは学生服の美少女や勇者たち、いろんなキャラクターでごった返している。
初めて自分のゲームの外に出たレンカは、改めてわくわくと期待にみちた目でロビーを見回した。
ふたりはまず、総合案内へ向かった。
「いらっしゃいませ」
カウンターには、黒いスーツ姿に白い仮面の男性が立っている。
記号で作られた顔文字がデジタルで仮面に表示される仕様になっており、今はノーマルの無表情となっている。
彼がここの管理AIらしい。アンバーは早速スチルが消えた件を話したが、相手からは的はずれな定例句が返って来た。
「それはご愁傷さまですな」
「いや、だから原因をだな」
ふいに、白い手袋をはめた手がさっと受付の注意書きを指す。
『各ソフト内での事故・トラブルにつきましては、一切責任を負いかねますのでご了承ください』
「……というと?」
「申しわけありませんが、このような決まりになっておりまして」
さほど悪いとも思ってなさそうな、単調な口調である。レンカはずいとカウンターへ乗り出した。
「うちのゲームのせいとは限らないわ。そっちの問題かもしれないじゃない」
「そのような報告はございません」
「ちゃんと調べてよ」
「わたしどものハードに不良はないと心得ております」
取りつくしまがない。レンカはイライラと足を鳴らした。
「これだからお役所仕事って……」
「おっと定時だ」
シュンと音がして顔文字が消え、管理AIは静止した。
「ちょっと、まだ終業には早いわよ! そっちのハードに不良はないんじゃなかったの?」
シャットダウンしたAIにつかみかかるレンカを、アンバーが止める。
「行こう、レンカ」
「どうしてよ、あれ見て、納得できないわ」
何食わぬ顔で復活している管理人を不服げに後ろをふり返るが、引っ張られてゆく。
アンバーはロビーのすみのソファに腰かけ、レンカをなだめるように声をひそめた。
「まあ落ちつけ、今は分が悪い」
「じゃあ、どうするの?」
「なぜこのようなバグが起きたのか、調査するのだ」
「だからここに来たんじゃない」
「ああ、そうだったな……うむ」
自分が落ちつけと言ったにもかかわらず、アンバーはそわそわと心ここにあらずだ。
レンカが不審な視線を投げると、いきなり彼は立ち上がった。
「そう、聞き込みだ、いろんなキャラクターに聞き込みをかけるのだ!」
「それもわたしが言ったけど」
「そ、そうであったな。ではわたしは行く。お前もいずれかのゲームでいろいろ調べて来い。じゃっ」
言うやいなや、マントを翻し、これまでに見たこともない俊足で駆けてゆく。
行き先は、まっすぐに美少女ゲーム『ラブコンチェルト』のエントランス。
「あの男・はっ……」
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